設立116年を迎え、2万7千人を超える卒業生は、道内はもとより全国、世界の第一線で活躍しています。

各学年8クラス、950人を超える生徒が、己の欲望に打ち勝ち、自ら進んで努力することを意味する校訓「克己自彊（こっきじきょう）」の精神に基づき、広い視野、深い英知、創造的な思考力を身に付け、豊かな心や心身の逞しさを育むことのできるよう、主体的・対話的で深い学びの実現を目指した授業や、自ら課題を設定し、物事の本質を考え、課題解決に向けてアプローチする探究活動、「東高祭」などの学校行事や部活動、生徒会活動などに真剣に取り組んでいます。

自分のよさや可能性を認識するとともに、あらゆる他者を価値のある存在として尊重し、多様な人々と協働しながら様々な社会的変化を乗り越え、豊かな人生を切り拓き、持続可能な社会の創り手となるためには、知識を活用する力、論理的に考える力、本質を探究する力、協働する力が必要であり、こうした資質・能力（「東高コンピテンシー」）を身につけるとともに、「次代を担うリーダーとしての素養を身に付け、社会をイノベイトする有為な人材の育成」というスクールミッション（学校の使命）を果たし、我が国の発展に貢献できる人材の育成に、引き続き、しっかりと取り組んでいきます。

【定時制課程】

設立55年を迎え、この間、多くの方々から手厚いご支援をいただきながら、1,700名を超える有為な人材を社会に輩出しています。

各学年1クラス、60人を超える生徒が、己の欲望に打ち勝ち、自ら進んで努力することを意味する校訓「克己自彊（こっきじきょう）」の精神に基づき、基礎的・基本的な学習内容の定着はもとより、大学や関係機関等と連携した探究・体験活動の実施や、生徒会活動への積極的な参加、勤労などを通じて、多くの人と関わり、さまざまな経験を積む中で、学びの幅を広げるとともに、人間力の育成に努めています。

人工知能やビッグデータ、IoT、ロボティクス等の先端技術が高度化してあらゆる産業や社会生活に取り入れられた Society5.0時代が到来しつつあり、社会の在り方そのものが劇的に変わる状況の中で、「キャリア教育を通じ、自らの在り方生き方を考え、主体的に進路¹を選択できる生徒」「望ましい勤労観・職業観を身につけ、自己実現のために努力する生徒」「良質な学習環境を提供し、学び直しや生涯学習に応える学校」といったスクールミッション（学校の使命）を果たし、有為な人材を社会に送り出すため、引き続き、しっかりと取組を進めていきます。

予測困難(Volatile)で不確実(Uncertain)、複雑(Complex)で曖昧(Ambiguous)なVUCA時代となることが予測される中で、単に変化に対応する受け身の姿勢ではなく、主体性を持って未来に向かい、Well-beingを実現するために、学び続ける生徒の育成に向けて、魅力ある学校づくりに努めてまいりますので、皆様のご理解、ご支援をお願い申し上げます。

北海道札幌東高等学校長 藤 井 一 志