道教委から 「学校閉庁日」の取組に
のお知らせ
御理解と御協力をお願いします
北海道教育委員会では、効果的で質の高い教育活動を持続的に行えるよう、教員が心身ともに
健康を保ち、誇りとやりがいをもって働くことができる環境の整備(働き方改革)に力を入れてい
ます。
長期休業期間中における「学校閉庁日」の取組は、北海道教育委員会の主導により全道の公立
学校で進めています。
皆様の御理解と御協力をよろしくお願いいたします。
■「学校閉庁日」とは
○ 教職員が生き生きと児童・生徒1と向き合うことができるよう、心身の健康を保持す
るため、休養を取りやすい環境を整備するものです。
○ 原則として児童・生徒2は登校せず、部活動も休養日とします。 緊急連絡が必要な
場合は、各学校が指
○ 基本的に職員が不在となるため、電話対応ができません。
定する方法により連
絡してください。
■「学校閉庁日」の設定期間
【夏期休業期間】
8月15日前後の3日間を基本に学校が設定
【冬期休業期間】
12月29日から翌年1月3日までの6日間
その他、学校が設定する日
お困りの事がありましたら、相談窓口をご利用ください
少年相談110番【道警】(※平日8:4517:30以外は留守番電話)
0120-677-110 少年の非行や犯罪被害、いじめ、児童虐待等
24時間子供SOSダイヤル【文部科学省】
0120-0-78310 いじめや不安、悩み等、子どものSOS
いじめ、不登校、学業・進路、教師との関係、友人関
子ども相談支援センター【道教委】 係、生活全般、家族のこと、育児、LGBT、性被害、ヤ
0120-3882-56 ングケアラーなど
学校における働き方改革 教育の質の向上のために
なぜ、学校の働き方改革が必要なのか?
多くの先生方は、教師という職の崇高な使命感から、「子どものためなら、長時
間勤務もいとわない。」という想いで一生懸命働いています。
しかし、その中で先生方が疲弊していくのであれば、それは結果として「子ども
のため」にはつながりません。
先生一人一人が、日々の生活の質や教職人生を豊かにし、人間性や創造性を高
めることは、より効果的な教育活動につながります。更に、教師という職の魅力が
向上し、教師を志す者の広がりによって、教育全体の質の底上げや持続につな
がって行きます。
働き方改革は、北海道の教育の質の向上のために取り組んでいます。
ー 学校で進めている取組の具体例 ー
■部活動の活動時間の見直しや休養日の設定 ■PTA会費等の振込、引き落としによる徴収
1日の活動時間を長くても平日では2時間、休業日は3時間程度 学校徴収金の収納事務の効率化や保護者の利便性の向上のた
に設定し、週当たり2日以上の休養日を設定しています。 め、振込や引き落としによる徴収等を行っています。
■留守番電話による時間外対応 ■登下校指導等における地域との連携
勤務時間外の時間帯における電話は、留守番電話や応答メッ 地域ボランティアの協力による、登下校時の児童・生徒3の見守り
セージによる対応としています。 を行っています。
■メールやアプリを活用した家庭との連絡 ■家庭訪問の保護者面談等への変更
家庭との効率的且つ即時性のある連絡体制を構築するため、 新型コロナウイルス感染症対策や、保護者との面談時間の確保の
一斉メールや専用アプリを活用しています。 ため、家庭訪問を保護者面談へ変更しています。
■学校行事の精選・見直し ■ICTを活用した教育活動の推進
地域行事との合同開催や地域人材の協力による運営など、学校 成績処理等を効率的に行う校務支援システムの導入やクラウド
行事の効率的な実施や精選に努めています。 サービスやデジタル教材を活用した授業の実施等を進めています。
■日課表の工夫や通知表の内容見直し ■コミュニティ・スクールなど、地域との協働体制の構築
会議開催日等における短縮日課の実施や通知表の所見欄の代 地域住民が学校の教育活動を支援する「地域学校協働活動」や
替として個人面談を実施するなどの工夫を行っています。 地域住民が学校運営に参画する「コミュニティ・スクール」の導入を
進めています。
※上記は学校における取組の例であり、実際の取組内容は、各学校の状況に応じて異なります。
北海道の教育を取りまく状況 時間外勤務を月45時間以上 教員採用選考検査受検者数1の推移
○ 半数2以上の教員が、規則で定め 行っている教員の割合
6,000
る時間外勤務の上限(月45時 約22%の減
5,500
間)を超過しています。 5,559
5,000
○ 教員志願者の減少傾向が続いて 5,199
4,500 4,805
います。 ※R1年度小学校教員の 56.9% 4,481 4,357
受検倍率 1.5倍 4,000
3,500
(人) H29 H30 R1 R2 R3
※ 令和元年度(2019年度)教育
職員の時間外勤務等に係る実態 倍率 4.2 3.5 2.5 2.7 3.2
調査の結果(道教委発表)
北海道教育庁教職員局教職員課働き方改革係 http://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/ksi/
011-231-4111(内線35-231) hatarakikatakaikaku.htm