学校法人東奥学園 理事長
東奥学園高等学校 校長
?橋 秀親

教育とは､社会における営為の一つとして我々の生活に深く溶け込んでいます。その中でも特に学校教育は、対象である生徒と実社会との接続を意識し実践されなければなりません。重要なことは、「どのような経験を連続的に積んでもらうのか」ということと、その経験によって構築された自身の内面により築かれた状況¹の中で、「どのようにして、さらなる経験と自身の相互作用を生み出すか」ということだと考えております。なぜなら、経験の積み重ねこそが、個々人の成長の材料に他ならないのですから。

本校は創立以来建学の精神に基づき、知・情・意の調和のとれた人間育成を目標に、特定の能力に秀でた者のみを優待することなく、全ての生徒一人ひとりの意志・志望を尊重しながら、活気ある学校生活を送らせ、それぞれの目標を実現させるために最大限の努力を払い、特色ある教育をしている高等学校です。
教育環境面では、青森市の文化エリアの中心部である勝田地区に、創立70周年を期して、県下一の近代的な設備を備えた6階建ての都市型総合校舎と体育館・黎明館（武道館）を完成させ、快適な教育環境を実現しました。
教育内容面では、生徒の進路²目標に対応すべく5学科3コースが設けられております。
普通科の場合、特進コースでは国公立大学合格のため徹底指導を行い、それぞれの進路³実現を目指します。普通コースでは、幅広い知識と教養を身に付けるとともに、4年制大学・短大・専門学校などへの進学、公務員や企業への就職を目指しています。また、スポーツコースではスポーツを通じての大学進学や社会人アスリートを目指します。
調理科の場合、一流ホテルの料理長として経験を積んだ専任教員の指導により、基礎から専門知識・技術までをマスターした本格派の調理師を育成し、調理師免許を取得しています。
福祉科の場合、高齢化社会におけるお年寄りや、障害者に優しい福祉の基礎から専門知識・技術までを学びます。1年次で認知症サポーター養成講座修了、2年次で介護職員初任者研修修了認定、3年次で介護福祉士国家試験受験資格を取得し、これまで85%〜93%の合格率を誇っております。
情報科学科は、ハードウェアの技術と活用能力の修得、ソフトウェアの操作技術と活用能力の修得の他、情報管理操作能力を育成しITパスポート試験等の国家資格取得を目指しています。
また、令和2年4月からは、定員40名の看護科・看護専攻科の5年一貫教育がスタートし、正看護師養成に取り組んでおります。
部活動では、運動部・文化部それぞれが活発な活動と相互の友情を深めつつ、県大会・東北大会・全国大会に出場し、優勝する等の成果を収めております。
このように、一人ひとりの素質・能力を見つけ・引き出し・伸ばすことに、本校教育の特色があります。
一度限りの人生と青春、皆さんの夢・目標を東奥学園高等学校で実現しませんか。
皆さんの本校への受験・入学を、心から歓迎いたします。