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学校長あいさつ |
“高い志と切り拓く力” 本校は、明治26年(1893年)に開校した青森県尋常中学校八戸分校を前身とし、昭和23年の学制改革により青森県立八戸高等学校となりました。開校以来の卒業1生は2万7千名を超え、来年には、学校創立130周年という節目の年度を迎える歴史と伝統を持つ高校です。これまで政財界、司法、教育、医・科学技術、芸術などにおいて、県内はもとより国の内外で活躍する第一線の人財※を輩出してきました。 また、10万平方メートルを超える「八高の森」に加えて、校舎を中心とした8万平方メートルに及ぶ広大な大杉平キャンパスは全国屈指の面積を誇り、春には桜並木が目を楽しませてくれるほか正門からの欅並木も季節ごとに彩りを変え、生徒は緑豊かな素晴らしい環境の中で充実した学校生活を送っています。 本校は、「文武両道」・「質実剛健」の伝統と「自主自立」の精神を重んじた自由な校風を特色としています。授業を大切にする学習活動が展開されているだけでなく、教科以外の活動も活発です。伝統と実績のある多種多様な部活動は勿論のこと、最大の学校行事である「八高祭」など、八高はあらゆる場面で生徒同士のみならず、生徒と教職員が切磋琢磨しながら、自らを鍛え成長できる学校です。 このような八高生の精神的支柱は次の綱領にあります。 一 須ク自重スへシ 一 唯本分ニ向カツテ猛進セヨ 一 師ヲ敬シ友ヲ愛セヨ、 綱領は、戦前の八中生から戦後の八高生へ脈々と受け継がれ、学校生活の行動指針としてだけでなく、人生の道標ともなっています。 近年、少子高齢化や生産年齢人口の減少などの社会課題への対応、AIやIoTなどによる新たな価値の創造、さらには地球環境の変化など、急速に進展している激動の時代で、本校に課せられた使命と責任は、知・徳・体のバランスのとれた力を蓄え、未来の発展に寄与できる逞しい人財を育成することであると考えています。 そのため、本校では「新スタイルを確立し逞しく道を切り拓く八高」をスローガンに掲げ、生徒自らが学力を高めていける仕組みづくりを確立するとともに、国際的な視野で物事を考えられるグローバルな人財を育成し、「探究心」を育み発揮する場を積極的に提供することで未来に向けて高い志を持った生徒を育てていきたいと考えています。具体的には、語学研修等の充実、教科等横断型学習や「主体的・対話的で深い学び」を踏まえたビブリオバトルやディベート、探究活動、進路研究などの取組を核として、本気で学ぶ八高生をサポートしていきます。 創立130周年を目指して一層の飛躍を目指す本校において、生徒が「高い志」と「切り拓く力」を身に付けて正々堂々と自分の道を歩んでいけるよう教職員一同「チーム八高」で取り組んでいきますので、今後とも本校の教育活動にご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。 ※人財:青森県では「人は財(たから)である」という基本的な考え方から「人材」などを「人財」と表しています。 第41代 校長 谷地村 克久
(2022年4月掲載) |
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