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                                     議 事 録
 
 会 議 名     第2回学校運営協議会
 
 
 実施日時     令和4年10月15日(土)13:3015:30
 
 会    場     会議室1
 出 席 者     □会 長       岩手県立大学ソフトウェア情報学部准教授   市 川    尚
              ■ 副会長     盛岡商工会議所事務局長                   水 野    匠
              □委 員       イオンモール盛岡南ゼネラルマネージャー   加 藤    敦
              ■委 員       盛岡市肴町商店街振興組合事務局長         大 澤 克 弘
              ■委 員       向中野南町町内会会長                     佐々木   功
              ■委 員       大宮さんさ踊り保存会踊りの副部長         宮 野 知 美
              □委 員       盛岡市立大宮中学校長                     鈴 木 美 成
              □委 員       盛岡市立本宮小学校長                     藤 原 安 生
              ■委 員       PTA会長                               小 綿 英 樹
              □委 員       校長                                      橋 克 壽
              □委 員       副校長                                   澤 頭 勝 典
              □委 員       副校長                                   多 田 拓 章
              □委 員       事務長                                   藤 田 幸 一
                                                                                   ※■欠席者
 
 説明者等     □ 総務主任      中 村 記 子           □ 教務主任     中 島 誠 
              □ 生徒指導主事 椛 沢 正太郎           □ 進路指導主事 高 橋 広 幸
              □ 保健主事      花 坂 由 紀           □ 教育相談主任 工 藤 里 花
              □ 図書主任      勝 又 さつき          □ 商業科主任   川 口    進
              □ 総務部        清 水 大 輔
 
 
            1 開会のことば
            2 校長挨拶
            3 会長挨拶
            4 各分掌中間反省の説明
          5 質疑・提言
 内    容 6 閉会のことば
 
 
 
 
 決定事項    特になし
 
 
 
 次回日程    令和5年2月1日(水)14:00から
                                     < 議 事 録 >
 
 2 校長挨拶
    学校運営委員の方々、本日はお忙しい中ありがとうございます。
    学校の近況について、今年度もコロナ禍ではあるが、新しい生活様式に則りながら感染対策に留意し
  て、応援歌練習や体育大会など多くの行事を実施することができた。8月には盛岡さんさ踊りも3年ぶ
  りに開催され、盛商さんさ実行委員会に有志のメンバーを加え、総勢100名を超える生徒が参加した。特
  に3年生については、最初で最後のさんさ踊りになったが、さわやかな笑顔と素晴らしい演技を披露し
  てくれた。
    夏季休業中、情報処理研究部や商業研究部、ワープロ部が全国大会に出場し、情報処理競技会では団
  体第7位、個人では3年の菅君が優良賞の第8位に輝くなど素晴らしい成績を収めてくれた。また全国
  高総文祭東京大会には、新聞委員の生徒が参加している。
    3年生の進路関係では、就職は9月の統一選考日以降、多くの生徒が内定をいただき順調に推移して
  いる。進学は、総合型選抜、学校推薦型選抜に多くの生徒がチャレンジしている。全員の進路目標達成
  に向けて指導していきたい。
    本日から盛商祭が行われている。見学していただいてどのようなご感想を持たれたでしょうか。
    全国高校サッカー選手権は、3回戦から登場している。頑張って最後まで進んでほしい。
    本日は、各分掌からの中間反省の報告もある。忌憚のない意見をいただければと思う。どうぞよろし
  くお願いします。
 
 
 3 会長挨拶
    岩手県立大学ソフトウェア情報学部の市川です。御校とはソフトウェア関係で連携することも多く、
  このような形で参加させていただいております。こういう場では、意見が出づらいが、忌憚のない意見
  交換ができたらと思います。本日はよろしくお願いします。
 
 
 4 各分掌中間反省の説明
  (1) 総務部
      中村 記子 総務主任から中間反省等について資料説明
  (2) 教務部
      中島 誠郎 教務主任から中間反省等について資料説明
  (3) 生徒指導部
      椛沢 正太郎 生徒指導主事から中間反省等について資料説明
  (4) 進路指導部
      高橋 広幸 進路指導主事から中間反省等について資料説明
  (5) 保健部
      花坂 由紀 保健主事から中間反省等について資料説明
  (6) 教育相談部
      工藤 里花 教育相談主任から中間反省等について資料説明
  (8) 図書部
      勝又 さつき 図書主任から中間反省等について資料説明
  (9) 事務部
      藤田 幸一 事務長から中間反省等について資料説明
 (10) 商業科
      川口 進 教科主任から中間反省等について資料説明
 5 質疑・提言
  ●市川委員
    1点確認したい。この自己評価のABCはどのようにつけているのか?
  ⇒(多田副校長)
    評価については、計画通り進んでいるかを基準としている。
    主観的なところはあるが、Aは「計画通り」、Bは「おおむね良好」、Cは「計画通りにいっていな
  い」としている。しかし、どのくらいをもっておおむねなのか?という具体的基準については、今後基
  準を明確にしていきたい。
 
 
  ●藤原委員
    総務部について教えていただきたい。開かれた学校づくりでAとなっている。中学生は1日体験入学
  には夢や目標をもって来られると思うが、中学生の感想や意見にはどのようなものがあったか。また、
  体験入学での盛商の生徒の関わりはどのようなものがあったのか。
  ⇒(清水)
    アンケートによると、部活動体験をしたいとか見たいという記述意見が多数見られた。部活動に対す
  る関心を持った中学生が多くいる印象だった。コロナの状況にもよるが、だんだんと直接見られる機会
  を作っていきたい。
  ⇒(中村)
    生徒の方は、学科ごとに分かれて授業を開き、それぞれの学科の生徒がお世話している。
  ●藤原委員
      体験入学で興味関心を強く持つ中学生も多いので、引き続き工夫した体験入学を継続していただけ
    ればと思う。
  ●市川委員
    関連してお聞きしたい。盛商の生徒は、どういうところに魅力を感じて入ってきているのか。そうい
  う調査はあるのか。大学でも入学した生徒に「どうしてうちの大学に入ったの?」とか聞くことがあ
  る。どういう魅力を感じて受験したのか、教えていただきたい。
  ⇒(多田副校長)
    入学してまもなく聞くことは実施していないが、資格取得や部活動に意欲をもって入ってくる生徒が
  多い印象である。12月頃に行う学校評価アンケートでも同様の傾向が見られる。
  ●市川委員
    進路希望は、就職と進学は半々くらいなのか。
  ⇒(橋)
      進学、就職50%ずつである。就職については3年生の7月には決断しなければならない。2年と3
    か月で決めなければならないことから、就職に不安をもっている生徒が、より専門性を高めるのため
    に進学を選択する傾向にある。
  ●加藤委員
    コロナ禍でのイベントの実施状況はどうか。やりたかったのに中止となったイベントはあるのか。
  ⇒(椛沢)
    年度初めの応援歌練習は、延期して6月に実施した。体育祭は、応援などの観客を制限することで予
  定通り実施した。
    7月には野球の全校応援が復活した。3年生は初めての参加となった。拍手のみの応援だったが、学
  校行事として実施できてよかった。
    8月の盛岡さんさ踊りも参加規模は縮小したが、有志の参加もあった。中には、涙を流す生徒もいる
  など充実していた。
    文化祭も、コロナ禍のため開催形態の判断が遅くなり、ぎりぎりまで準備できなかったが、何とか同
 居家族限定公開で実施できた。
   修学旅行1は、実施の可否についてアンケートを実施し、9割が賛成となっている。実施の方向で進め
 ている。
   一方で、今年度の全校集会は2回だけである。放送やリモートで行っている。
 
 
 ●市川委員
   コロナ対応の主導は、高校なのか。県なのか。今言ったような行事の実施の決定はどこでしているの
 か。
 ⇒(多田副校長)
   県から指針が出ている。感染状況をみて慎重に検討し、最終的には校長判断で行っている。部活動に
 ついても、当初は活動時間2時間までとなっていたが、現在は可能な限り短縮となっている。各種大会
 についても、観客の制限はあるが、感染対策をして実施されている。
 ⇒(校長)
   実施方法の見直しにより、働き方改革にもなるいい面もあると感じる。
 ●藤原委員
   盛商祭では、生徒がイキイキしていて素晴らしい。保護者の喜ぶ姿も見られたのがよかった。高校は
 学区が広いが、PTA活動の連携で苦労されていることはないか。コロナ禍という状況での成果と課題を教
 えていただきたい。
 ⇒(中村)
   これまで活動を制限してきている。例年であれば、盛商祭を盛り上げる活動も実施していたが、今年
 度は見送った。
 ●藤原委員
   生徒と保護者が体験や感動を共有することがいい思い出になるので、コロナの状況をよくみながら次
 年度は計画を立ててもらいたい。その他のPTA活動はどうなのか。会議などの集まりはできているのか。
 ⇒(中村)
   研修会は中止になっている。
 ●藤原委員
   登校時の挨拶運動はどうなのか。
 ⇒(中村)
   今年度は参加人数的に厳しい状況である。
 ●藤原委員
   盛商生が本宮小学校前で挨拶してくれるのがうれしい。定期的に立っていただいて運動ができれば、
 自転車事故についても防止につながるのではと思うので、検討してほしい。
 ●市川委員
   オンライン接続の方式を確立してしてほしいとはどのようなことなのか。
 ⇒(中村)
   今年度の集会はオンラインで実施する予定だったが、接続がうまくいっていない。統一したマニュア
 ルがあれば共有できるのかと考えてる。
 ●市川委員
   誰が担当しているのか。
 ⇒(多田副校長)
   情報管理室が担当している。GIGAスクール構想で設置したWi-Fi環境が安定していない。例えば、18か
 所の教室に映像を送ろうとしても、送れない教室があったりするが、その原因がはっきりしていない。
 ●市川委員
   やりたいのにできない状況があるようだが、どこに相談すればいいのか?
 ⇒(多田副校長)
    県ではGIGAスクール運営支援センターも設置している。しかし、来ていただいたときに同じ状況が
   起きるとは限らないので、対応が難しい面もある。
 ●市川委員
   結構トラブルは起きているのか。
 ⇒(多田副校長)
   先月、生徒会役員選挙でオンライン配信を試みたが、うまくいかなかった。
   しかし、今月からは体育館で通常の全校集会している。オンラインも継続して使わないと定着してい
 かないため、もどかしさもある。
 ●市川委員
   見ているといろいろと苦労されてやっているが、逆に手を抜く場所はあるのか。
 ⇒(多田副校長)
    ICTが導入されたこで、黒板を使ったチョーク&トークの授業スタイルは減っている。成績処理や出
   欠処理も管理されているが劇的に業務量が減ったとはいえない。
    新しく導入された機器操作などを習得するための時間がプラスされるため、すぐに削減されるもの
   ではない。
 ●市川委員
   高校は新学習指導要領で大変のようだがいかがか。
 ⇒(中島)
   そこに向けての準備はしたうえで今年度をむかえている。学習評価も旧と新で違うが、各教科担当で
 観点別の評価の理解を進めている。
 ●藤原委員
   評価について、わかる授業から力の付く授業へという視点はいいと感じる。留意している点。工夫し
 ている点は何かあるか。
 ⇒(中島)
   力がつく授業を目指し、一方的にならない授業、そして社会に出て役立つ力になって欲しいというと
 ころに気を付けていきたいと考えている。
   またスクールポリシーを作成し、本校で身に付けさせたい3つの能力という視点を留意してもらいた
 い。中学生にも発信しているので、今後更に周知していきたい。
   互見授業は、教科を越えたかたちで運用していく。ただし、現在実施が進んでいない状況もあり、そ
 こは課題である。
 ●市川委員
   少し視点を変えて、盛商さんの方から我々に聞いてみたいこと、または盛商全体として課題と思って
 いることは何かあるか。
 ⇒(校長)
   中・高の校長会が2年ぶりにあった。各高校から新入生の様子について意見交換がなされた。その中
 で、最近、心が折れやすい生徒が多いという意見が多く出た。コロナの影響もあるのかとも思う。養護
 教諭からはマスクで相手の表情がわからない、読み取れないという意見もあった。生徒同士でも同様で
 ある。
   また、感情のコントロールが苦手な生徒が増えているという印象を受けた。生徒は対人関係での悩み
 が多く、保健室利用も13年生まで多い。
   小学校ではこういった様子はあるのかお聞きしたい。
 ●藤原委員
 メンタル、心の弱さは小学校でも気にしている。友人関係を気にしたり、輪に入れない子供が増えてき
 ているように感じる。小学校では友達づくりも大切だが、地域や大人とのふれあいで、いろんな価値観
 を持てるのではないかとも考えている。
 感受性の高い時期にいろいろ経験させたいと思っているが、コロナで地域との連携が少なくなってい
 る。マスクの件についても、表情が読み取りづらいと感じる。低学年・中学年は体で表現することも多
 いためまだ理解しやすいが、高学年は思春期で読みづらい。心配することも多いが、先生・家庭と連携
 とりながら進めていきたい。
 ●市川委員
   大学でも増えている。教員がコーディネーターとつないでもらっている。学生も高校の時からSCや養
 護教諭の支援をうけてきていると思うので、そのような専門機関のありがたみは感じている。高校の支
 援の現場はどうなのか伺いたい。
 ⇒(工藤)
   教育相談と保健室の連携は早いが、担任・部顧問との連携は遅れがちである。校内体制はできている
 と感じている。
   心の弱さについて、最近意識しておかなければならないと感じることは、修学旅行2や大会などの行事
 に参加できなかったり中止となった学年の把握が大切だということである。今の大学1年生、高校3年
 生も中学校の時に行事が中止になり、高校に入って初めてやったという声を聞いている。
   長く教員をやっていると、みんな大変だという意識を持ってしまうが、実際は違う面もある。そうい
 う生徒に配慮していく必要性を感じている。
 ●市川委員
   大学でも、発達障害におけるグレーゾーンの学生がドロップアウトする傾向がある。行事に参加でき
 なかった影響があるのかもしれない。大学としても、その部分は追いかけていなかったところである。
   これまでの協議から、各分掌の工夫がわかった。商業高校は、現場を知っている強みがある。技術は
 知っているが、社会を知らない子供が多い中で、商業高校の社会的な意義を確認できた。