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取得日:2023年03月22日[更新]

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                            令和元年度 第2回 学校関係者評価委員会記録
 
 
 日時 令和2年2月20日(木)15:3016:30
 場所 本校会議室
 1 開会のことば(副校長)
 2 校長挨拶
      本年度も残り 40 日となり、3月1日に卒業式、6日に高校入試、そして、海外派遣事業「白堊の翼」の派
    遣が予定されている。新型コロナウィルスに関する報道が連日なされているが、このまま感染が拡大しない
    で各行事を迎えたい。部活1動では、登山部女子のインターハイ3位、陸上部 1,500mで国体8位入賞、新人
    大会でも登山部が男女で優勝、将棋女子も優勝、英語部がディベート大会で優勝と好成績を残している。最
    終年度となる SGH 事業は、実践を意識した探究活動に取り組み、ポスト SGH も見据えた事業を展開、11 月に
    は台湾へ代表生徒を派遣した。盛岡市と台湾の花蓮市が友好都市を締結したこともあり、事業終了後も継続
    して生徒を派遣していきたい。現在、反省会議を行い次年度への準備を進めている。今後の学校運営に活か
    すため、忌憚のないご意見をお願いしたい。
 3 報告並びに意見交換
 (1)学習指導について
  【教務主任】今年度は自らの達成を実感できるように、提出期限を設けない課題も出している。このような課
    題の出し方もしているため、量が多いと感じている生徒がいる。
  【評議員A】自主性に任せるのは賛成。自由な期間でというのは基本的に賛成だが、期限は決めるべき。最終
    ゴールを示した方が自分自身で管理しやすいものと思う。
  【評議員B】基礎力確認調査については目標が高く設定されていると思う。本県は、首都圏に比べ塾に通う生
  徒の割合も低く、先生方にカバーしてもらっている面もあり、一生懸命頑張っていると評価できる。
 (2)生徒指導について
  【生徒指導主事】SNS、スマホなどの情報端末の使い方について、情報管理課による講習を実施している。い
  じめ対策は、年4回アンケートをとって状況を確認しながら早期に対応をしている。
  【評議員C】別室登校している生徒の状況は。
  【副校長】別室登校している生徒はいる。理由は様々で、いじめが理由ではなく、心理的に様々な要因が絡ん
  でいる。
  【評議員D】情報端末の使い方は、高校生だからということで安心していたが、高校生でもトラブルに発展し
  てしまうケースもあるのだなと感じた。
  【評議員C】自己肯定感に関わる評価は非常に良い結果になっている。何か相関するものがあるのか。
  【SGH 課主任】毎年 SGH での活動についてアンケートでは、自主的に社会貢献や自己研鑽に取り組んでいる生
  徒の割合は年を追うごとに増加している。社会での実践的なプログラムに取り組み、社会的に評価されている
  ことも自己肯定感が高いことにつながっていると考えている。
  【評議員B】長期休業中にボランティア活動を行って、人の役に立つことで感謝される機会があると自己肯定
  感につながるのではないか。
 (3)進路指導について
  【評議員E】全国 PTA 会長会で、生徒側が先生や親に相談しているという意識と、親側が子どもとの話し合い
  ができているという意識の間でのギャップが大きいということが示された。
                                                                    「親と連絡が密に取れていること」
  についての生徒の肯定的な回答は 79%だが、親の側に同じアンケートをとるともう少し高い結果が得られるの
  ではないか。
  【評議員F】設定された目標値が高いのでは、と思ってみていた。本当はすごくできているのに、生徒は謙遜
 
                                                  1
   しているという話を聞いている。その点から見ると自己肯定感が上がっているのはいいことだと思う。
 (4)健康安全指導について
   【保健主事】環境美化の取組について生徒の評価が昨年度より 5 ポイント低下したが、昨年度問題となってい
   たゴミの分別は改善が見られる。
   【校長】今、新型コロナウィルスが話題になっているが、今年度、本校ではインフルエンザの感染が少なく、
   複数の生徒が同時に感染したという事例がない。感染予防対策をしっかり行っている。受験生も体調を整えて
   受験に臨んでいる。
   【評議員E】健康安全の面についてはソフトとハードの面がある。この評価は生徒の清掃への意識というソフ
   ト面の評価と捉えてよいか。
   【総務主任】ソフト面の評価である。
 (5)各学年の状況
   【1学年主任】1学年の生徒は元気があり、よく頑張っている。ボランティア活動への取り組みも SGH 課題研
   究の一環として、中学生への学習支援活動を自主的に行っているグループもある。一方、悩みを抱える生徒も
   いるのでサポートしていきたい。
   【2学年主任】生徒への学習課題の提示は、自走できるように工夫したモデルプランを示すなどして自分で考
   えて取り組むことを指導している。勉学に関わる学問的な話が自発的に行われている様子も見られる。
   【3学年主任】明日が3年生は最後の授業で、来週、前期試験を迎える。昼休みに空き教室で自習している生
   徒の様子を見たところ、すでに合格が決まった生徒が自分の得意科目を、一般入試に挑戦する生徒に黒板を使
   って解説する等、お互いに支え合っている姿が見られた。今回のセンター試験は難化し、平均点が下がったが、
   多くの生徒が第1志望に出願した。
 (6)その他(SGH 等)について
   【SGH 課主任】5年連続で探究学習を好む生徒の割合の増加が見られた。毎年のプログラムの改善が、生徒の
   興味を引くことにつながっていると評価している。海外で研修した生徒も「白堊の翼」と SGH の事業で併せて
   22 名いる。さらに、県主催の海外事業も校内選考しなければならないほど多くの応募者が出ている。5年間で
   築き上げた自治体や地域との連携は継続し、海外研修も同窓会の支援を受けて継続できる方向にある。
   【評議員A】生徒には海外研修参加のチャンスを活かし、海外で享受してきたものを還元してほしい。
   【校長】ポスト SGH の取組として、県の事業で探究プログラム推進校の指定を受ける。ICT に関する校内のイ
   ンフラ整備も、情報の無線環境整備やプロジェクターの教室設置など導入予定である。学校も ICT 化が進み、
   探究活動もこれまでの取組をさらに深化させたい。SGH の成果は出ており、これまで築き上げた人的教育資源
   や校外団体とのつながり活かしてさらに発展させていきたい。SGH 課題研究の発表で、
                                                                               「岩手県の学力調査で中
   学の数値が低い」という状況に対して、
                                     「教育格差があり、何とかするべきだ」という問題意識を持ち、自発的
   に中学校に出かけて中学生に学習指導を行ったという発表があった。また、小学校に行って、
                                                                                     「自らの夢を小学
   生に話してきた」というグループもあった。このような地域に積極的に関わろうという活動が成果である。
 4 その他     特になし
 5 閉会のことば(副校長)
 
 
 
 
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