「手厚い」の定義にもよるかな。
3年間のカリキュラムもしっかりしているし長期休みの講座も充実しているようです。
下位層の対応についてですが、まず秋高はザックリ言って
?@東大・京大・医学科志望
?A東工・一橋・旧帝志望
?Bその他大勢(!)
の3つに分けて受験指導するようです。
もちろん生徒には?@?Aに収まるよう早くから働きかけるのでしょう。
ただグループ?Bとなった在校生や保護者、卒業生達の話を聞くと口を揃えて
「扱いはかなり雑にされる。学校が欲しいのはあくまで一流大学の進学実績だけだから」
とこぼしてました。
あと、その充実したカリキュラムの実際の運用について。
数学の進め方が最たる例ですが、とにかく(理解するしないは別にして)異常に早い!
数学の進度の早さは全国有数と言われています。
※余談ですが、授業の質は分かりませんが進度だけ見ると実は、聖霊高のアドバンスト(中高一貫の難関大志望)コースがそれをも上回る早さです。
話を秋高に戻すと、授業は「付いて来られない者は努力しないからだ」(?)のスタンスで一貫しています。
それ故1〜2年の時点で?Bグループ予備軍(or確定軍)が生じます。
この傾向は私が在校生であったウン十年前から今に至るまで変わってません。
数学が得意でない同期生の多くはヒイヒイ言ってました。
確かに先生方ご自身は素晴らしい資質をお持ちで、
数学について極めておられますが『教える』スキルは塾・予備校講師、都市部の私立進学校教諭等、競争社会でのそれと比べてかなりアレですね、失礼を承知で断言しますが。
それから季節講座や通年課題のボリュームですが、他校と比べて薄いです。
但し中身は「探求の化学」とか言って超ハイレベルな問題を解答無しで与えて提出させるとか、エゲツない(笑)ものだったりします。
まあ結局、自主性に任せると言う所に話が落ち着きますね。
その点、南高は与える課題は多いそうです。ここの関係者が仰るには「秋高生と違って与えないと自主的にやらないから」との事でした。
それでも東北大ほか、それなりの大学の合格者を輩出されてますし、内容はしっかり作り込まれてるのではないでしょうか。
かつ、3年生になったら1、2年の時より課題等の拘束度が弱まるそうなので、個人個人の都合(≒個人毎の志望校対策)も考慮されていると思います。
私の主観も入りますが最近の市内の高校の、通年課題・補習による拘束の厳しさをランク付けすると
1位:北高、2位:聖霊の特進、3位:南高、、、かなり下位:秋高
と言う感じですかね。
1位の所は(長期休みだけでなく)通年で出す課題の「量」がハンパでなく、生徒達の忙しさは南高生の比じゃないようです。ってまた話が逸れました。
【結論】
秋高なら⇒自主性に委ねられるだけに、自身が気を抜いたら助けて貰えない。上位集団に食いつければメリット大。
南高なら⇒下位層も含めて尻を叩いてくれる。提供内容の「質」の面では秋高に及ばない部分があるかも。
こんな所でしょうかね。
超長文、失礼しました。
秋田県主要進学校
2013年3月卒業生の国公立大合格者数と主な合格先
卒業生数 国公立大数
271横 手:183 東大2 京大2 一橋1 東工大1 東北大36医2
311秋 田:149 東大3 京大2 一橋1 東工大1 東北大33
309秋田南:149 東北大20
274鳳 鳴:136 京大1 東北大5
224湯 沢:-98 東北大3
238本 荘:-87 東北大3
231能 代:-81 東北大4
232大 曲:-76 東北2
上位層は横手高校と競るが中位以下で
は差を広げられてるな。国公立大に
受からない
偏差値50未満が多すぎる。
↑
国公立の人数で比較するのはダメだろ。そもそも国公立至上主義こそ田舎の偏った考え方に他ならない。
偏差値の高い学校だからってそれだけ国公立の合格者が多いというわけではないし、むしろ国公立の人数ばかり多いのはそれだけ数を稼ごうとする「自称進学校」にありがちなことだよ。(横手がそうだとは言うわけではないけど)あの灘高校だって2013年卒業生224人のうち「国公立」として人数を数えたら132人で、率で言えば横手高校の方が高い。じゃあ、灘高校の残りの92人はきみの言う「国公立大に受からない
偏差値50未満」なのかというと、決してそうでは無く、むしろ
偏差値は高い。東大や医学科を受けて落ちた人でも、もし秋大を受けていたなら、合格する可能性は低くはないはずである事を考えても、国公立の人数で比較するのは間違っている。
偏差値の高い学校ほど浪人生もまた多くなるのはこういう理由だよね。
そこをふまえた上で、ではきみが挙げたデータから「国公立大数」を削除した上で旧帝大合格者数と医学科合格者数を比較検討してみるといい。きみが述べた事ははたして真実なのかな。