セラミック化学科

  目指せ!セラミックスと化学のスペシャリスト

 

 

陶磁器から新素材・化学分析まで幅広く学ぶ学科

  

 

学習内容

化学の知識をベースに陶磁器から新素材の分野まで、ものづくりをとおして幅広く学びます。

環境保全を意識した化学分析も学びます。

地場産業の陶磁器からファインセラミックス(機能性材料など)、化学製品・有機材料の知識や製造技術を学びます。

実習では、陶磁器・新素材・化学製品の製造と評価、各種機器や器具による分析技術を体験的に学びます。

  

 カリキュラム

 ◇専門科目

(1年) 工業技術基礎、工業情報数理、工業化学、セラミック工業

(2年) 実習、工業化学、セラミック工業

(3年) 課題研究、実習、工業化学、セラミック工業、セラミック化学(選択A)、化学工学(選択B)

 

◇選択科目

(1年) 芸術 ・・・音楽?/美術?から選択

(3年) 地歴 ・・・地理A /日本史Aから選択

選択A・・・国語表現/政治・経済/数学B/科学と人間生活/セラミック化学 から1科目選択

選択B・・・国語表現/科学と人間生活/音楽?/美術?/英語表現?/化学工学 から1科目選択

 

 

 

 主な実習内容

  

 
ガラスの製造 リサイクル石けんの製造 化学分析

 

 
電子顕微鏡観察 陶磁器の製作  

 

 

 

課題研究

課題研究とは、3年間の専門的な知識・技術の学習の集大成として、各自(チーム)が決めた課題(研究、設計及び製作等)

に取り組み、その成果をまとめ発表するものです。

  

令和元年度のテーマ(リンク先:pdf)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

資格取得

・危険物取扱者(一般財団法人消防試験研究センターへリンク)

・毒物劇物取扱責任者

・全国統一陶磁器能力検定

・ろくろ技能検定

・セラミック能力検定

・陶磁器能力検定(社団法人 全国工業高等学校長協会へリンク)

・計算技術検定(社団法人 全国工業高等学校長協会へリンク)

・パソコン利用技術検定(社団法人 全国工業高等学校長協会へリンク)

・品質管理検定(一般財団法人日本規格協会)

・その他

  

 

主な就職先・進学先

 

【就 職】

?シグマ会津工場、西田精機?会津工場、ニプロファーマ?鏡石工場

会津オリンパス?、?保志、?太郎庵、ヒメジ理化?会津工場、会津よつば農業協同組合

昭和電工?東長原事業所、?小野屋漆器店、?不二コントロールズ、オン・セミコンダクター会津?

(社福)千桜会宮川荘、?小松製作所生産本部郡山工場、会津コスモス電機?、信越化学工業?

日鉄環境?君津支店、?オハラ、?はとバス、?ブルボン新発田工場、ニチハマテックス?衣浦工場

アイリスオーヤマ?、AGC?鹿島工場、KHネオケム?千葉工場

 

【大学・短大等】

聖学院大学心理福祉学部

 

【専門学校等】

福島医療専門学校柔整科、竹田看護専門学校、仁愛看護福祉専門学校看護科

テクノアカデミー会津自動車整備科

 

【公務員】

陸上自衛官一般曹候補生

  

  全体の進路情報(リンク先:進路情報)

 

 

 

在学生の声

私が、セラミック化学科に入学を希望することになったきっかけは、中学生の遠足で本郷流紋焼の製造工場を訪問し、陶磁器を作る工程を見学したことでした。その時に釉薬(うわぐすり)が焼成することによって、想像もつかない鮮やかな色に美しく変化したのがとても印象に残ったからです。また、会津工業高校の体験入学に参加したときに、ろくろ成形など焼き物の製造工程の説明を聞き、モノづくりの面白さを痛感しました

入学してからは、普通教科と、化学の知識をベースとする専門科目の勉強に分かれます。専門科目は、「物体がどう変化するか」を追求する内容で、私にとって興味のあるものでした。先生方もとても個性的で、面白いので、わかりやすいです。実習では、アルミナナイフ・磁石・陶磁器の製造など、物を製作し評価するセラミック系実験化学分析や各種合成粉石けんの製造など化学的技能技術を習得する化学系実験の2つの分野を幅広くカバーしているので、将来の進路選択につながります。また、課題研究では、自分たちが興味を持ったテーマを1年間通して研究することができます。私のグループでは、超電導体を製造して、リニアモーターカーを作るための研究をしています。とてもやりがいがあり面白いです。学年を重ねるにつれて興味の幅が広がってきます。

中学校で苦手な科目があっても、高校から始める科目が多いので、努力するうちに不思議と克服できます。私も、部活動と生徒会で活動していますが、勉強と資格取得など両立しています。資格・検定は、就職には有利になるので計画的に取得することをお薦めします。

 

「モノづくり」に興味のある方陶磁器や化学に興味のある方は、

  ぜひセラミック化学科を希望してみてはどうでしょうか。

 

  

 

 

 

 

(2021年新設学科

(2021年募集1停止)

(2021年募集2停止)

セラミック化学 トピックス

【セラミック化学科】第28回 全国統一陶芸技能検定

12月27日及び28日に第28回 全国統一陶芸技能検定が行われました。

今回は初級8名、中級1名の全9名が受験し寒さにも負けず特訓して試験に臨みました。

この検定は制限時間内に既定の寸法と個数を制作する試験です。陶芸の技能を「初級」「中級」「上級」の難易度で検定を行います。中級は8個以上の湯飲みの成形と仕上げ、初級は茶碗を8個以上成形を寸法にあわせ成形できるか試験します。

 

試験では練習の成果が表れており、満足そうな顔でした。今後も検定や資格の取得に向け精進してください!

【セラミック化学科】課題研究発表会

12月21日(火)セラミック化学科3年生の課題研究発表会が開催されました。各班とも3年間の集大成となる発表となりました。

聴講していた2年生も興味関心を持って真剣に発表を聞いていて良い発表会となりました。

 

各班の発表テーマ

 

Re:ゼロから始まるタイル生活

日常に可愛さをプラスできるインテリアとして使用できるタイルに光触媒効果で殺菌作用も付加したタイル制作を目標に研究開発に挑戦した。

炎色反応を用いたランプシェード制作 学んできた化学及びセラミックの知識と技術を応用した作品として、炎色反応とパート・ド・ベールを研究しランプシェード制作に挑戦した。
スノードームの制作 学んできた化学知識を生かしたインテリアとして、化学知識についてより理解を深めるため塩化アンモニウム結晶を用いたスノードーム制作に挑戦した。
トイレブラシ&トイレの案内板 セラミック化学科で学んだ基礎や知識を活かし、焼き物とFRPを使用し整理整頓が行えるようにブラシスタンドと案内板の制作に挑戦した。
結晶釉の作成 日常的に使用している食器で発色が良く無害な釉を作成したいと考えて、オリジナルの調合で新規釉の開発と結晶の出やすい条件を研究することに挑戦した。
ガラスペンの製造

授業で学んだことを活かしガラスの製造時にかかる資源やエネルギーをガラスをリサイクルしてSDGs貢献できるガラスペンの製造に挑戦した。

 

【セラミック化学科】最優秀賞受賞と陶芸技能検定

2021年オンラインで開催された、年会高等学校生徒セラミック作品展にて今年の春に卒業した菊池柊人さんが福島県立会津工業高校を含め8校の中から来場者の投票にて最多の票を頂いて、最優秀賞に輝きました。

高校入学から情熱を持って取り組んできた集大成が形を成しました。

おめでとうございます!

「油滴の銀河」

 

 8月3日(火) 第27回 全国統一陶芸技能検定

この検定は制限時間内に既定の寸法と個数を制作する試験です。陶芸の技能を「初級」「中級」「上級」の難易度で検定を行います。

今回は上級2名、中級3名、初級4名の合計9名が合格に向け練習し臨みました。

上級は高さ250mm、直径140mmの筒及び最大直径200mm口径90mm首20mmの壺を制作できること

中級は8個以上の湯飲みの成形と仕上げ、初級は茶碗を8個以上成形を寸法にあわせ成形できるか試験します。

練習の成果が実を結び8名の合格となりました。

おめでとうございます!

 

セラミック化学科ならではの技能検定ですので是非チャレンジしてみてください。

 

【セラミック化学科】進路体験発表会

1月22日(金)、セラミック化学科で進路体験発表会を開催し、3年生の代表生徒から1・2年生へ就職試験の体験談を話してもらいました。3年生は筆記試験や面接試験の様子に加えて、普段の学校生活を大切にするように後輩達へアドバイスしていました。

【セラミック化学科】課題研究発表会

1月19日(火)、セラミック化学科3年生の課題研究発表会が開催されました。各班とも興味深い内容で、3年間の学習の成果が表れた発表でした。

 

各班の発表テーマ

超電導の製造とメビウスの輪 ファインセラミックスの応用として超伝導体を製作し、ネオジム磁石を並べた裏表のないメビウス型のレール上を浮上移動させる実験に挑戦した。
自作石鹸と透明石鹸の製作  プラント実習で洗濯用せっけんを学習し知識を活用し、新型コロナ感染予防の手洗い用固形石鹸と透明石けんの製作に挑戦した。
炭で釉薬作り  廃棄物である割りばしや松ぼっくりなど身近なものを原料とした灰釉薬の製造と、七輪と炭を使った陶器の焼成に挑戦した。
アロマキャンドルとステンドグラスの製造  3年間学習したセラミックと有機化学の知識を応用して、香料の抽出や色ガラスを製作して、アロマキャンドルとステンドグラス作りを試みた。
キトサンを使った生分解性プラスチックの試作と評価  マイクロプラスチックの海洋汚染対策として、カニ殻からキトサンを抽出して、生分解プラスチックの製作と評価に挑戦した。
消しゴムの制作  私たちが使ってきたプラスチック消しゴムに興味を持ち、高分子材料や可塑剤などを調合し変形可能な消しゴムづくりに挑戦した。

 

   

【セラミック化学科】陶芸技能検定

12月25日(金)、本校で実施された陶芸技能検定にセラミック化学科の生徒8名が挑戦しました。

制限時間内に茶わんや壺をろくろで成形し、土こね・成形・仕上げの技能について審査されます。

生徒たちは真剣な表情で取り組み、日頃の練習の成果を見事に発揮していました。

【セラミック化学科】陶芸技能検定に向けて

12月25日(金)・28日(月)に本校で行われる陶芸技能検定にセラミック化学科の生徒8名(上級2名、中級2名、初級4名)が挑戦します。冬季休業中、会津本郷焼の窯元から外部講師をお招きし、ご指導いただいています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

セラミック化学科

 

目指せ!セラミック化学のスペシャリスト。陶磁器から新素材まで幅広く学ぶ学科

  • 化学の知識をベースに伝統工芸から新素材の分野まで幅広く学ぶことができます。           
  • 地場産業のやきものの伝統技を受け継ぎながら、新しいセラミックス(絶縁体、半導体、超伝導体、磁性体など)や化学製品全般の知識や技術を学ぶことができます。           
  • 茶碗、色ガラス、電子部品、リサイクル石けんなどを実際に作り、分析・評価する体験的な学習をします。

 

 

 

 
リサイクル石けん製造実習

ガラス溶融実習