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取得日:2024年03月20日[更新]

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学校長あいさつ|茨城高等学校・中学校

学校案内学校長あいさつ

建学の精神 報恩感謝
教育目標 社会報恩の念に厚い真のリーダーの育成

茨城高等学校・中学校は、水戸藩校弘道館の歴史を継承し、1927年、政治家、実業家として茨城の近代化に大きな足跡を残した飯村丈三郎によって創設されました。茨城県最初の私立旧制中学校として誕生した本校は、戦後の学制改革により茨城高等学校・併設茨城中学校となり、長く男子校の歴史を刻んできましたが、1995年、中高一貫制の導入と同時に男女共学校となりました。

建学の精神は「報恩感謝」。飯村丈三郎が生涯の信条とした、たった四文字のこの言葉を、私たちは100年近く大切に受け継いできました。四恩と呼ばれる四種類の恩の中で、飯村が最も重視したのは「衆生の恩」でした。私たちの日常は、目に見えない多くの人たちとの関係性、「恩」に支えられてなりたっている、そのことに感謝し、自分自身も他者や社会のために役立つ生き方をしよう、というのがその考え方です。
世界情勢が覇権主義的傾向を強め、紛争リスク、政治リスクが高まる中、世界は、SDGsが提唱する「誰ひとり置き去りにしない持続可能な社会」の実現を求めています。そのためには多様性を尊重し、異なる価値観を認め合う他者理解が欠かせません。「報恩」も「感謝」もそのベクトルは他者に向かい、人と人を結びつける働きを持ちます。他者に支えられて生きる自分を発見するとき、私たちは他者を支えうる自分であろうとします。「報恩感謝」の理念は今なお新しく、未来を照らし続けているのです。

茨城高等学校・中学校は長い歴史と伝統を有する一方、常に先進的、革新的な教育を追求してきました。そこには、予想不能な未来を自立して生き、社会の幸福のために汗を流すことをいとわない人物を育てたい、という本校教育の原点ともいうべき思いがあります。
パラダイムシフトとも呼ばれる大いなる変化の時代、子どもたちは誰も経験したことのない未来を生き、誰も解いたことのない問いを前にしなければなりません。問いがあって答えが無いという、いわば宙づりの状態にあって、それに耐えうるしなやかで強靱な知の力の育成が、今求められています。それは、失敗や挫折を乗り越え、学び続け、自らを更新し続けるレジリエントな知性です。
社会の求める知性の定義が変化する中、教育や学校にも変革が求められるのは当然です。旧態依然とした偏差値ヒエラルキーに依拠した学力観では、子どもたちの生きる力を育てることはできません。
本校は、2020年、カリフォルニア大学デービス校国際教育センターと連携協力関係を結びました。週1時間、UC Davisの教員が国際教養コースの授業を担当するなど、充実したグローバル教育が実現しています。2019年には水戸医療センターと、2022年には国際医療福祉大学と連携協力を締結しました。医学コースの生徒はもちろん、それ以外の生徒にも新たな学びの場が広がることが期待できます。

中学、高校時代は、長い人生の中で見ればほんのわずかな期間に過ぎません。しかし、それは人生の基礎を築くかけがえのない時間です。茨城高等学校・中学校には、生徒を信頼し、その成長に寄り添う風土があります。生徒たちが互いに支え合い、高めあう環境があります。生徒たち一人一人にとって、本校で過ごす月日が、未来に夢を馳せ豊かな成長をとげる時間となることを願ってやみません。

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茨城高等学校・中学校
校長 梶 克治