校長1挨拶
現代社会の課題解決のために協働・行動できる人財の育成
 
茨城県立竹園高等学校長2 川村 始子
 

竹園高等学校ホームページにアクセスいただき、ありがとうございます。

 

本校は、国際的な研究学園都市つくば市の中央部に位置し、昭和54年の開校から今年で44年目を迎えます。平成6年度からは、普通科に加えて本県唯一の国際科を併設し、平成20年度からは、普通科・国際科を一括募集し、2年次から2つの学科4つのコース(スタンダード文系・アカデミック文系、スタンダード理系・アカデミック理系)の中から自分に適した学びを選択するシステムになりました。

 

 本校の目指す生徒とは、現代社会の課題解決のために協働・行動できる人財の育成であります。その一例が「SDGsカルタ」であり、NHKTBS・文化放送・朝日新聞等で報道され好評を博しました。今年度は「SDGs委員会」が、持続可能な開発目標「11住み続けられる街づくりを」掘り下げていきます。また、探Q活動で研究した成果を特許として申請しようという生徒もいます。

今後は、更に生徒支援のため探Q活動の質を高め、企業・公共機関・大学等との連携を深め、複数の言語で議論できる能力を磨くため今日的な英語教育の在り方について探っていきたいと考えています。

 

 今春の大学入試の結果ですが、共通テストが過去最低の平均点になってしまった中、生徒達は粘り強く、自己の可能性に挑戦してくれました。特に難関10大学(北海道・東北・東京・名古屋・京都・大阪・九州・一橋・東京工業・神戸)合格実績は前年度比2倍以上で38名、筑波大学合格者は今年も全国トップで38名なので、難関10大学と筑波大学を合わせた76名は、県内トップであり、国公立大学合格者も同様です。さらに医学部医学科合格も増加し、筑波大学医学部合格が5名(うち4名が推薦地域枠での合格者)となりました。

 今後も、このノウハウを生かし数多くの進路面談や課外等、生徒の習熟度や志望に合わせた支援をしながら、能力開発に努めます。

                                                                        

本校は今後も、3つの教育目標「国際社会をリードする人材の育成」、「確かな学力の育成と進路希望の実現」、「豊かでたくましい人間性の育成」のもと、生徒の高い次元での自己実現を目指した教育活動を実践していきます。それは10年後、20年後の社会貢献であり、教育の持つ醍醐味であると自負しております。

ますます多様化する国際社会に、生徒が力強く第一歩を踏み出すことができるよう、教職員一同、全力で生徒と向かい合い、生徒の可能性を最大限に引き出すべく最善を尽くしてまいりますので、ご支援を頂きますようお願い致します。

 

令和4年4月