浦高は浪人してでも難関の第一志望を貫くのが当たり前というのが正しい
浪人して第一志望合格達成率も知りたいね。ランク落としての第一志望はなしです。
キミの両親が赤ちゃんの頃から、「浦高は4年制。4年生は別校舎」と言われたと入学式後の保護者説明会に出たウチの親が目を丸くして帰ってきた。当時3年生450名中駿台200名、代ゼミ100名、河合塾50名が4年生に進学したのを記憶している。
公立校は大抵そんなもんだろうね。
それにしても最近の安直な現役志向は行き過ぎだね。
少子化でも自分たちだけが生き残ろうとする私大や予備校型高校の口車に乗っても仕方ないだろうに。
大学では推薦で入ったものの、学力が足りず留年している学生で溢れている。
受験のストレスをしょい込みたくない、身勝手で意気地のない親が増えたのも原因だろう。
「大学では推薦で入ったものの、学力が足りず留年している学生で溢れている」
というのは本当ですか?
卒業生さんは大学関係者ですか?
私立高校は特進コースの生徒には一般受験させて、その下のクラスに指定校推薦の枠を使わせるのが一般的。その場合、本来ならば一般受験では到底入学できないレベルの学力の生徒が入学することになる。
そうした学生が学力が足りず、語学(第二外
国語を含む)などの単位を落として進級できない、卒業できずに留年する学生が増えている。
偏差値60の高校から指定校推薦で慶応早稲田に入っても学力が足りないのは驚きではない。
男子校の高校時代にできる「友」は中学時代の「仲間」や大学の「ともだち」とは質が異なる。高校時代に受験勉強に追われて「友」がいない人生をその後送るかどうかという点で、本校は「友」を作りたいヤツが多いという事かと。結果浪人もやむなし。
ちょっと続き
そんな高校生活を満喫して3年の秋になった。志望校を決めなくてはならない。目の前には
模試の成績がある。しかし、これは果たして自分の実力だろうか?そこで2択。アト1年は別校舎で一生懸命勉強して、自分の実力を見極める。もう一つは、まぁこんなもんだと思って現役で受かるところに行く。前者を取る人間が多いという事ではないだろうか?少なくとも私は前者だった。
拙宅も3年生の秋頃まで受験勉強をやているようには見えず、現役の時は国立前後期のみ受験して当然の如く玉砕しました。
上の方が言われるように、勉強していなかったのだから、本気で1年間勉強して極限まで実力を上げて、第1志望に再挑戦するというのが浦高生の定石でしょうね。
愚息も4年次は別校舎に朝から閉館まで籠って、今は旧帝大に進学しております。人生80年としたら1年なんて僅かな誤差であり、皆さんそれなりの地頭を持っているので、不完全な現役時の準備のままで受かった大学には行かず、本気に勉強した浪人後の結果を納得して受け入れるのだと思います。
親バカではありますが、高校の3年間は滅茶苦茶充実していたように見えました。拙宅に居た時間と、浦高に居た時間を比較したら、浦高に居た時間の方が断然長かったと思います。
「大学では推薦で入ったものの、学力が足りず留年している学生で溢れている」
本当です。
この高校から40人程度の合格者を出し、一桁しか入学しない大学の大学教員です。
大学では超進学校から来た学生でも、単位が取れなければ留年させます。
たとえ附属校上がりや指定校推薦であっても「入学させた責任」は大学に無く、全て「努力しない学生の自己責任」として片づけています。
彼らのいくばくは、楽に生きる方法を学校と親が教えてしまったために、要領よく近道をすることに血道を上げていて、学問に取り組む気持ちが微塵もない。
しかし大学もそこまで甘くはないので、落単、留年で死者累々です。
それに比べれば、浪人して高校までの勉強をブラッシュアップしながら、やりたい学問と将来について一年ぐらい考えてみるのも良いと思いますよ。
親は、たまったもんじゃないけどね!