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本校は、今年で創立114年目を迎えた伝統ある学校です。

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校舎があるこの地は、歴史的にも古く、かつては徳川家康が鷹狩りのために造成させた宿泊所「東金御殿」があった場所で、隣接した八鶴湖は御殿池としての当時の風情を残し、300本あまりの桜の樹を有する桜の名所として有名で、湖畔には桜以外にも、ツツジ、ハナショウブ、アジサイ、モミジなどがあり四季折々の趣のある雰囲気を作り、今ではその水面に本校の姿を映しています。

明治41年4月に県下で2番目の県立高等女学校として創設されて以来、全日制・定時制を併せてこれまでに3万人を超える有為な人材を社会に送り出してきました。JR東金駅から徒歩8分の立地にも恵まれ、東金市内はもとより近隣の市町村から夢と希望に満ちた高校生活を求めて、多くの生徒が通学しています。

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全日制は、普通科と国際教養科を有し、学習の基礎・基本の確実な定着を図り、めまぐるしく変化するこれからの時代を生きるために必要な力(つまづいた時に自分で課題を発見し克服できる力)の育成に取り組んでいます。新型コロナウィルス感染症により中止を余儀なくされていますが、例年、オーストラリアの姉妹校との相互派遣や留学生の積極的な受け入れ、ニュージーランドへの海外研修(国際教養科に限る)など、国際理解教育の推進にも力を入れています。卒業後の進路は、大学や専門学校に進学する生徒が多い状況です。部活動は、全国大会出場の新体操部、全国高等学校総合文化祭1に参加する箏曲部や美術部をはじめとして、多くの部活動があり、運動系・文科系どの部活動でも、生徒は勉学との両立を目指し熱心に励んでいます。

定時制・普通科には、働きながら学校に通う生徒だけではなく、学び直しの機会を求める人など、多様な就学目的を持った生徒が集まっています。特徴ある授業として、1年次に「ソーシャル・スキル・トレーニング」を取り入れ、コミュニケーション能力の醸成を目指しており、生徒自身の積極的な取り組みもあって、様々な面で効果を上げています。また、生徒が有意義な学校生活を送り、達成感や効力感を味わえるよう、卒業後を見据えながら一人一人に応じた丁寧な指導に努めています。部活動の数は限られますが、春・秋の定通体育大会に向けて、時間を見つけては一所懸命に取り組んでいます。

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中学生の皆さん、自然に恵まれた静かな環境にある本校で、夢と希望にあふれた高校生活を過ごしてはみませんか?ぜひ一度足を運んでいただき、生徒の明るさと活気に満ち溢れた活動の様子を見ていただければと思います。

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今後も、歴史と伝統を守りつつ、信頼される学校作りをめざして更なる教育の充実を図ってまいりたいと思います。保護者の皆様や地域の方々の御支援・御協力を賜りますようお願い申し上げます。

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令和3年4月

千葉県立東金高等学校 校長 小倉 雅人