平成16年度から、本校のインターンシップ(職場体験・就業体験)事業はスタートしました。
「進学校のインターンシップ」のあり方を模索しながら、毎年2年生の希望者を対象に夏休みに実施されています。
初年度は、9事業所、参加生徒17名から始まり、現在では17事業所にご協力をいただき、参加者ものべ50名を超える規模になり、本校の進路指導の一つの柱として定着してきました。
本校の進路指導は、1年生で自己を見つめ、自分の将来や生き方を探索し、目標とする職業の方向性を見つけることを主眼に起いています。
そして、2年生ではそのためにどのような進路選択をすればよいのかを考えさせています。
その中で、インターンシップは生徒たちが進路選択を考えていくうえで、大変有意義で貴重な機会となっています。
自分の適性や希望を考えながら、実際に職業を疑似体験することにより、将来の職業についてより明確な目標を持つことができます。
また、実際に働いている方々と接することで、仕事の大変さ、やり甲斐など体験したものにしか分からない大きな「お土産」を抱えて帰ってくるようです。
学校の中では中々学ぶことができない貴重な体験は、職業選択において参加した生徒たちの大きな財産になっていることと思います。
インターンシップを実施した事業所は次のとおりです。
病院(医師・看護師) 弁護士事務所(弁護行社(旅行業務) 新聞社(報道) 教育系出版社(出版)
小学校(教員) 保育所(保育士) 気象大学校(研究職) 建築事務所(建築士) 老人ホーム(介護・福祉) コンピュータ会社(情報)
証券取引所(金融) 博物館(学芸員) 研究所(研究職)
本校のインターンシップ事業は、中学生対象に行う学校説明会1でも報告がなされますので、中学生の中には「東葛高校でインターンシップに参加してみたい」と思って入学してくる生徒もいるようです。
1年生に対して、秋にインターンシップ報告会が行われます。
インターンシップに参加した2年生がその貴重な体験を1年生に直接報告をします。
そして参加生徒の感想文は報告書としてご協力いただいた事業所にお礼とともに送付されます。
(新型コロナの感染状況からR2年度より見合わせになっています。現在再開方法を模索中です。)