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取得日:2024年03月21日
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発行日
【1年生】 分野を決定し、自分の探究していく方向性を見つける 探究ジャーナル (2 学期総括号) 令和 2 年 12 月 24 日
発行者
【9 月 SDGsを切り口に探究サイクルを体験する】 分野決定 「自分」と対話し続ける
進路
1
・探究部
探究担当 直井
プラスチックを題材に、8 つの分野からアプローチ
問いについて調べながらまとめていく活動を通して探究のサ
イクルを体験しました。 ●● 自分がどのように学んでいるかを意識してみる (直井)
例)<社会学分野> 今回のタイトルは、「自分と対話し続ける」と付けました。皆さんに限らず人間ならだれでも、頭の中で少し前の
プラスチックは観光業や経済にどのような影響を与えるか? 自分を「ああでもないこうでもない…」と考えてしまうことはよくあると思います。
<国際分野>
この探究の時間に限ったことではありませんが、僕は「自分のことを少し離れて見る」ということは自分を知る上で
レジ袋の有料化は本当に正しいのか?
とても大切だと考えています。
世界を例に日本の行く末を考える
振り返り 探究の時間では、自分で問いを立てて、調べてまとめて、相手に発表して振り返る このプロセスを繰り返してい
るのですが、これは全て自分自身と向き合わなければ進まないことです。
問いについてたくさん調べて知識を増やすまでなかなかうまくい
この自分自身と向き合うことを、 「自分」と対話する と名付けました。皆さんはしっかりと自分と対話できています
かないことを学んだので、少しでも疑問に思ったことは調べ
か?どんな場面で自分と対話するチャンスがあるのか、今回はそれを下の図で紹介したいと思います。
てみることにしようと思いました。
1つの問いだけで考えるのではなく、新しい問いも見つけて更に
深くその問いについて考えることが大切だと思ったから、今後 ■自分と対話する4つの段階
に活かしていきたい。
【10 月 8 分野講演会で、自分の興味のある分野を聴く】 自分のやっていくことを考える・リストアップする
準備する 心の声「こういう風にしてみようかな…」
昨年に引き続き、各分野専門の外部講師を招いて、分野の魅
力を講演していただきました。
自分の現在持っている材料を把握する
今年度は分野決定前に実施したため 2 種類の講義を聞きまし まとめる 心の声「まとめてみると、ここが足りてないな…どう組立てよう…」
た。
自分の考えを、自分の中でわかりやすく組み立てる
振り返り
相手に伝える 心の声「こうすると、自分のしてきたことが伝わりやすいかな…」
探究は大変なものだけど、問いをどんどん見つけられたりしたら 「そういう見方もあるなぁ…」
楽しいものになるのではないかなと思いました。
視野を広げるだけで変わるから自分も頑張りたいなと思い これまでの自分をもう一度スキャンしてみる
ました。 振り返る 心の声「ここでこうすると、次に繋がるかなぁ…」
【11,12 月 テーマを考える+テーマ報告会】
【ラーニング・パターンカードを使って、自分の学び方を意識する授業をしました】
自分の所属する分野を今までの興味関心から決定 ラーニング・パターンカードとは? → 学びのヒントが書かれた 40 枚のカード
し、自分自身の探究テーマを発表しました。 深めていく
問い 方向性が このカードを使って、どんな学びが大切かを考える授業をしました。
その後、全体ガイダンスで「大きな問い」を「小さな <授業後の振り返り>
定まる! グループで考えた理想の学び「過去を見つめ、未来をつくること」が大切!
問い」に分解することの重要性を学びました。
過去を振り返ることでどのくらい自分が変われたか、足りないものは何かがわかる。
そうしたらこれからの自分に何が必要かわかってくる。
【12 月3 月 基礎研究を行い、周辺知識を得る】 自分にとって良い学びとは何か。今日はカードの力を借りて自分の考えを深め
られた。
【11/11 実施】 1.2 年生合同中間報告会の様子 【2年生】 自分を客観的に見ながら、探究成果を論文にまとめ上げる
目的 【いよいよ、自分の探究をまとめる段階に!】
【1 年生】
2年生の探究の進捗報告を聞くことを通して、探究のプロセ 2 年生は、中間報告会も終えて、いよいよ論文作成に入っているところです。
スを改めて自分事として捉える機会にする。 特に、期末考査後の皆さんの様子は、「今後ずっと役に立つ、学びのヒントをつかんでいる!」と感心しました。
【2 年生】 アウトラインから なぜ論文を書くのか?
自分の現時点での成果を他者に伝えることを通して、現時点 書き始めています
での整理や、今後の論文作成に必要な事項を自覚する機会に なぜ論文なんて書かなくてはいけないのかと思っている人は少なく
する。 ないと思います。自分自身を振り返ってもそんな疑問を持っていたの
をよく覚えています。
報告会の様子 しかし、今は「論文を書くこと」は自分の学びを整理して表すには最
各分野に所属する 1.2 年生が集まって、2 年生の現時点で 適な方法だと思っています。とても苦しい作業ではありますが、沢山頭
の探究の成果を報告しました。 の中で考えるので、確実に皆さんの成長につながると確信しています。
報告会では 2 年生の分野リーダーが司会を務め、リーダー
の運営で会がスムーズに進行しました。
2 年生にとっては自分の今までを振り返る良い機会となり、
1 年生にとっても目指す道が見えてきたように思います。
【1 年生の振り返り】
項目1 2 年生の発表を聞いて自分の探究に活かしたいと思ったところは?
・その問いにだけに対して調べていくのではなくて、関係することもたくさん調べたいと思いました。
【分野リーダー体制の始動】
・私が今思う問いは 2 年生の皆さんからのアドバイスをいただいて、大きすぎると気付いたので、さらに
ポイントを決めて、問いを調べていこうと思った。
分野リーダー
<これまで>
項目2 自分の興味のあるテーマや方向性は見つかったか? ・中間報告会のプログラムを作成しました
・何回も問いを変えてもいいことを知った。今までには一つに絞ってそれをずっと調べなきゃいけないと気が少 ・中間報告会の振り返り項目を考え、実施しました
し重かったけど、問いから問いを生んだり、新たなテーマなどを自分で見つけてもいいことがわかり、少し探究 <これから>
について前向きな気持ちになった。 分野リーダーの力を借りながら、具体的にどうすれば本
所の探究をより良くしていけるかを考えていきます。
【2 年生の振り返り】
さらに有志で手伝ってくれた生徒も!
項目1 今回の中間報告会までの自分の探究については、10 点満点中何点? 何人かの生徒が、夜までプログラム印刷や会場設営を手
伝ってくれました!本当にありがとう!
7.5 点 最初は政治について本当に興味がなくて、ただ韓国のアイドルが好きだからという理由で調べてた
けど、実際調べてみると、自分が知らなかったことばかりでだんだんと政治について分かってきて面白くなり、最
終的にはしっかりと要点をまとめられたから。
【中間報告会をご覧いただいた先生から】
項目2 みんなの発表を聞いてこれから自分はどのような探究活動をしていきたいか? 話をしていた2年生が「このテーマに対する答えって、ちゃんとした答えがないのでそれだけ考えるのがすっ
・比較対象がない差別は色々な視点から見ないとうまくまとめられないと思った。今だと肌の色が変わる原因と ごい難しいんですけど、でも資料とかたくさん読み比べて自分が一番納得できる答えが出せればいいなって思い
過去の歴史とどうつながっているか。ほかの視点についても深堀したい。 ます」と1年生に向かって言っていて、探究の真理をズバリついている!と驚きました。
・本をたくさん読んでいる人もいたから、何冊も読んで問いを深めたいと思った。