朋優学院高等学校 - 東京都 私立

3年生の保護者です。進路指導についてですが、1年生の時から進学フェアのような大会場でのイベントに正課の時間内で参加するので、進路選びが身近なものになります。

校内で行われる生徒向け・保護者向けの進路ガイダンスでは、どのようなランクの大学に進学するためには一般的に何時間くらいの勉強時間が必要であり、それを1年次から入試までの期間に割り振ると、それぞれの期間にどれくらいの勉強時間を確保するとよいのかが提示されるので、目安になりますし、将来への見通しをもって学習時間を積み重ねていくモチベーションにもなると思います。

私はPTAの委員等をやらなかったので学校に行く回数は限られていましたが、行くといつも生徒が先生に質問していたり、相談にのってもらっている姿を複数見ました。おそらく、それは朋優ではごく当たり前の光景であり、聞きやすい、相談しやすい雰囲気、校風があるのだと思います。職員室の真横に明るく開放的なラウンジ的なスペースがあり、よく活用されています。

また、3年次の進路指導ですが、保護者向け進路ガイダンスでは、生徒が目標とする進路先の大枠に焦点を絞ったお話を聞くことができると思います。

受験校・学部選びについての話では、受験生が陥りやすい心理状態や選択についての解説があり、本人が最後に「よかった」と思えるために選択肢をどのように広げるかなどのお話も伺うことができ非常に参考になりました。

学習科目についてはまんべんなくできる生徒さんも多いと思いますが、ある科目で突出している生徒さんも少なくなく、そういった同級生の存在に刺激を受け、お互いに切磋琢磨していける環境に3年間身をおけることも大きいと思います。

3年間を通じて、少しずつ進路選択への意識と知識をおのおのが高めていき、生徒自身が進路選択を自身の大きなライフイベントであると理解し、自ら目標に向けた努力の1歩目を開始する姿勢になることを目指す学習指導、また、努力の積み重ねを開始してからも、次々と立ちはだかる学習面、心理面での困難や課題に仲間や先生方の助けを借り、非常に良好な人間関係の中で励ましあうことができること、それらすべてが朋優の進路指導として結実しつつあるのだと思います。

進路選択というライフイベントに真剣に向き合ってくださる先生方は、まるでお産に際しての助産師さんか、フルマラソンの時のペースメーカーのように心強い存在であると、一保護者として感じています。