取れるだけ…。
共通問題は都内全体平均が60点±3点以内ぐらいに収まる年が多いので、志望校の合格予測がしやすいのですが、自校作成問題はどの高校も年度によって難度にばらつきがあります。
それに、たとえば3教科の中では比較的
英語の苦手な人が1問目の長文の内容があまり知らない分野についての文だったりすると、やる気を失ってしまって作文もろくに書けなかったり、他の教科も動揺して失点したりすることもあり得ます。
理社は確実に得点を伸ばせる教科ですので、満点を目指すくらいで臨むべきです。
「全国入試問題正解」はうちの子も買いましたが、これは塾からの指示で、膨大な問題の中から指示された問題をしていたようです。
載っている問題が多すぎるし、字が小さくてびっしり載っているので見にくい。
指導してくれる人がいない場合はあまり手を出さない方がいいと思います。
立高の
過去問題集の2021年度版(2020年度入試までの問題が載っているもの)を買って、7年分に取り組むべきです。
解けなかったものは時間をおいてまた挑戦し、すらすらと解けるまで繰り返すのです。
立高だけでも多様な問題が出ていますし、立高が終われば他の自校作校の問題に挑戦できます。
(問題は各校のHPからダウンロード&印刷できます)
(内申点確保のために)
過去問演習は12月からがいいのですが、
数学の記述問題だけは解く時間がかかるし基礎を振り返りながら理解しなければならないので、中間テスト後から1〜2日に1〜2題ぐらいずつ取り組んで慣れていくといいでしょう。
学校のワークの発展問題、
模試の記述問題、公私立の記述の
過去問の掲載された市販の問題集の順で自力で完答できるように練習するといいでしょう。
進学指導に熱心な都内の公立中学では、12月からの5教科の授業は
過去問演習だけのようです。
自校作や難関私立志望者を別クラスにしてするところもあります。
そうでない場合は、基礎を確かめる機会と思って、完答を目標に取り組むと言いでしょう。
解答や解説をする時間が取れずに配るだけということもあるので、解説で理解できないところは必ず先生に質問に行くなど、もれのないように。
できなかったものは復習を徹底することで飛躍的に点数が伸びます。
どのような問題でも、解いて〇の数を数えるのではなく、×の原因をなくすことが大事です。