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取得日:2023年12月23日[更新]

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校長ブログを更新しました | 東京都立調布北高等学校 | 東京都立学校

ニュース

2023/12/22 校長ブログ

校長ブログを更新しました

12月22日(金)連日6徒達は将来の夢を膨らませる機会を得ています

今日の午後は探究の時間を利用して体育館で講演会を実施します。講師は今朝もNHK朝のニュースで天気予報を担当している近藤奈央さんです。気象予報士として大活躍の近藤さんが7徒にエールを送ってくれます。今、テレビで日本海側に大雪が予想されると話し、広く真冬の寒さになることに注意を促してくれている近藤さんが、今日の午後には調布北高校に来校して講師を務めてくれることに感謝しかありません。昨日は国際理解教育の一環でJICAからお招きした講師の先8に講演をして頂きました。アフリカのガボンや南米のアルゼンチンの話などに9徒は興味津々でした。連日10徒達は将来の夢を膨らませる機会を得ています。有難いことです。

12月21日(木)苦労や挫折が豊かさに昇華することを知ってほしいと思います

今日は作家松本清張先生の誕生日です。誰もが一度は本か映画かで出会う巨星です。彼はあらゆる規範をこえた作家であったと思います。素人ながら日本の文学史上初めて出現した多様にして明確な個性を有する作家という評価もあると思います。何故なら芥川賞を受賞した「或る『小倉日記』伝」が本来は直木賞の候補作だったという経緯も1つの証になると思います。彼は作家としては異例の42歳からのスタートでした。しかし『点と線』『眼の壁』などが空前のベストセラーとなりました。1992年8月4日82歳で没するまで文学への矜持を維持した人でした。生徒の皆さん、人生は長く40歳からでも花開くことを清張先生は教えています。苦労や挫折が豊かさに昇華することを知ってほしいと思います。

12月20日(水)創造することは楽しいことですね

今日はデパートの日です。1904(明治37)年の今日、東京日本橋に三越呉服店が創業し、日本初となるデパート形式での営業が開始されました。デパートとは多種多様な商品を1店舗で販売する形式をとる店と定義されています。当時は1店舗で1種目の販売が主流とされていましたので多種多様な商品が1店舗で買うことができる利便性や、多くの商品を同一店舗で扱うことは大きな話題を呼び、連日大盛況となったと記録が残っています。しかし栄枯盛衰は世の常のようです。一世を風靡したデパートはオワコンとまで言われる時代になりました。確かに既にデパートがない山形県と徳島県に続き、2024年1月でなくなる島根県、そして岐阜県からもデパートが消滅します。生徒達はこのような社会情勢を踏まえてどのようなビジネスが豊かな社会に必要かを考えていくことになります。創造することは楽しいことですね。

12月19日(火)当たり前に安住しないことが肝要です

日本郵便の郵便事業についてのニュースが流れています。2024年10月から84円の封書を110円に、63円のはがきを85円に値上げをするようです。郵便物は263億通あった2001年度をピークに毎年3%程度の減少が続いているとのことです。2022年度は144億通とピークに比べてほぼ半減しています。インターネットやSNSの普及に伴って企業が販売促進のダイレクトメールを減らしたり、各種手続きのウェブ化が進んだりしたことが郵便物減少の背景にあることは容易に想像できます。しかし大切な人への想いを手紙にしたためたり、それを受け取る喜び、また贈り物を送る楽しさは時代が変わっても色あせないと思います。世界に誇る日本の郵便制度が残っていくことを祈るばかりです。日本の当たり前は世界から見ると驚異的に映るものがたくさんあります。当たり前に安住しないことが肝要ですね。

12月18日(月)生徒達は地方の豊かさが日本の発展の生命線になること理解しています

1997年(平成9年)の今日、東京湾アクアラインが開業しました。東京湾の中央部を横断する全長15.1kmの自動車専用の有料道路で木更津と対岸の川崎を15分で結びます。ご承知のとおり木更津から4.4kmが橋梁、川崎から約9.5kmがトンネルとなり、橋梁とトンネルの接続部には人工島である海ほたるがあります。東京湾アクアラインの開通によって千葉県の半島性が解消され、木更津〜川崎間が約100kmから3分の1の30km、所要時間も約90分から約30分に短縮されました。まさに交通革命でした。生徒達の地域創生の探究発表を見ると交通の発達で地方が活性化するよりも過疎になることを案じていました。生徒達は地方の豊かさが日本の発展の生命線になること理解しています。

12月15日(金)年賀状は平安時代から始まったとされています

今日から年賀状の受付が始まるようです。歴史を振り返ると年賀状は平安時代から始まったとされています。平安時代の貴族藤原明衡がまとめた手紙の文例集の中に年始の挨拶の文例があり、これが残っている最も古いものです。現在のようなはがきスタイルになったのは1873年(明治6年)に登場した官製はがきがきっかけでした。明治20年前後には年賀状を出すことが年始の恒例行事となっていたようです。多くの人が「1月1日」の消印を押してもらうために、年末頃に年賀状を投函し郵便局の仕事量は普段の何十倍にも跳ね上がったそうです。そのため対策として「年賀郵便」の特別取扱が始まりました。たかが年賀状されど年賀状というのが日本人のDNAの中にあるようです。

12月14日(木)憎悪が寛解するまでに長い年月が必要なことを生徒達は学んでいます

今日は四十七士討ち入りのあった日です。1702(元禄15)年のこの日、赤穂浪士47人が本所の吉良邸に討ち入りし主君の仇討ちを成し遂げたことは歌舞伎『仮名手本忠臣蔵』等100種にも登る作品によって皆が知っています。発端は1701年3月に江戸城松之廊下で播磨赤穂藩主浅野内匠頭長矩が、幕府の礼式を司る高家筆頭の吉良上野介義央に小刀で切りかかるという事件でした。浅野には即日切腹・領地没収という厳しい処置がとられました。一方、吉良には一切のお咎めがなくこれが仇討ちの理由になりました。この日を偲んで東京都港区高輪の泉岳寺や兵庫県明石市の大石神社・花岳寺などで義士供養の「義士祭」(ぎしさい)が行われます。憎悪が寛解するまでに長い年月が必要なことを生徒達は学んでいます。仲良くすることが大事です。

12月13日(水)1年生の探究成果発表会が実施されます

今日の午後には1年生の探究成果発表会が実施されます。12教室を使って各会場には2年生が司会進行、そして質問係を務めて1年生の探究成果発表を支えます。学年相互の絆を深めて調布北の探究学習を推進することが目標の1つになっています。今年も1年生はグループで内閣府のビックデータを駆使して地域創生の戦略を探究しました。夏には実際にその地を訪ねる巡検も初めて試行しています。その意気込みも加わって発表内容が楽しみです。因みに、2年生は3月に体育館で各自が個人探究した内容をパネル発表することになっています。ここには1年間電気通信大学や日本大学文理学部で学んだ生徒たちの発表も加わります。生徒の学びも益々主体的になってきました。有難いことです。

12月12日(火)生徒の皆さんにも1度カナダを訪ねてほしいものです

カナダから6名の高校生が今週本校で学んでいます。6名はカナダのビクトリア市から来日してくれました。ビクトリア市はカナダ・ブリティッシュコロンビア州の州都です。バンクーバーがある州ですが、州都はここにあります。地図を見るとバンクーバー島の南端部にあります。バンクーバーとはジョージア海峡を横断するフェリーや水上機で連絡しているようです。アフタヌーンティの習慣があったり街を走る2階建てバスなどカナダで最も英国の雰囲気が漂う街とのことです。世界第2位の面積を持つカナダの中で、今回の仲間がカナダの魅力ある都市を紹介してくれました。生徒の皆さんにも1度カナダを訪ねてほしいものです。

12月11日(月)校長だより第75号を配布します

今日は校長だよりを配布します。今回の紙面では様々な言葉の力を借りて生徒を激励することを目指して作成してみました。私は手帳の余白に備忘録のようにその日その日に感銘した言葉を残す癖があります。前向きに自分を鼓舞する言葉がたくさん残っています。その一端を記載してみました。「他人に花を持たせても 自分に花の香が残る」。この言葉は保護者や先生方が生徒にかける愛情や情熱を説明する背景にもなるのではないかと記しました。たくさんの言葉の中から生徒が好きな言葉を見出してくれれば望外の幸せです。今日から東京体験スクールでカナダの高校生6名が登校してくれます。校内が活性化します。有難いことです。

12月8日(金)良く学び戒めを得たいと思います

今日は真珠湾攻撃があった日です。1941年(昭和16年)12月8日未明(ハワイ時間12月7日)日本海軍がアメリカ合衆国のハワイ準州オアフ島真珠湾にあったアメリカ海軍の太平洋艦隊と基地に対して奇襲攻撃をしました。生徒の間違え易いところは日本が既にこの時、日中戦争(支那事変)を戦っていた事実です。日本は真珠湾攻撃で泥沼の戦争拡大をしたと言えます。また海軍が攻撃待機していた所が現在の北方領土の択捉島沖であったことも知らないようです。大型空母6隻を中心とした日本海軍の大艦隊は、航海中に発見されないよう気象条件の悪い北方の航路を進み無線の使用も禁止して、12日後ハワイの北方426キロほどの地点に到達し、そこから攻撃隊が真珠湾に向けて飛び立ちました。戦争の歴史を学ぶ意義は戦争を繰り返さないためにあります。良く学び戒めを得たいと思います。

12月7日(木)生徒は寒さにも負けず今日も元気に登校しています

今日は二十四節気の第21番目である大雪(たいせつ)となりました。いよいよ本格的に冬が到来する時期となりました。山々は雪に覆われ平野にも雪が降り積もります。今朝の一番の積雪があるのは青森県酸ケ湯の62cmです。2番は道北の幌加内51cmのようです。新しい年の準備をはじめる「正月事始め」もこの時期から始まるとされます。厳しい寒さは「冬将軍」という異名も持っています。モスクワに遠征したナポレオンが冬の寒さと雪が原因で敗れたところからこの語が生まれました。正式には「シベリア寒気団」といいシベリア方面から到来し、日本海側には降雪を太平洋側には乾燥した冷たい空っ風を連れてきます。学校は2学期期末考査の最終日を迎えましたが、生徒は寒さにも負けず今日も元気に登校しています。

12月6日(水)諸国漫遊には夢があります

今日は黄門忌です。生徒の皆さんは馴染みがないと思いますが、老人世代は時代劇ドラマ「水戸黄門」のモデル徳川光圀といえば知らない人はいない有名人です。今日はその彼の忌日です。彼は当時を知る貴重な史料となっている歴史書『大日本史』の編纂など多くの重要な文化事業を残しています。通常のイメージでは諸国を旅していた印象がありますが史料を見る限り個人でも政務でも箱根から西には行っていないようです。水戸藩主である徳川光圀は、国史編纂の為に史局員の儒学者らを日本各地へ派遣して史料蒐集を行っていたことは事実ですが、光圀自身は鎌倉遊歴と江戸と国元の往復や領内巡検をしている程度だったようです。しかし諸国漫遊には夢があります。生徒の皆さんにはその足で世界を巡ってほしいと思います。そのためにも平和が一番です。

12月5日(火)来週は6名のカナダ人の高校生が登校します

生徒は2学期期末考査を迎えています。適度な緊張を維持して精進してくれています。来週になれば東京体験スクールでカナダの高校生6名が本校に来校します。6家庭がホームステイ先として生徒を歓待してくれるとのことで、この東京都の企画に応募出来ました。留学生は7日間のプログラムで東京を体験します。中日には都内遠足もあり学校で毎日活動する訳ではありませんが、校内に6名のカナダ人の高校生がいてくれることは大きな刺激になります。異年齢交流や海外交流が学校の日常のことになれば生徒の健全育成や興味関心の向上が確実に達成されそうです。生徒には今週の考査を頑張って来週の交流を楽しみにしてほしいと思います。

12月4日(月)映画『E.T.』を見てほしいと思います

今日は「E.T.の日」です。 1982(昭和57)年12月4日にスティーヴン・スピルバーグ監督のアメリカ映画『E.T.』が日本で公開されました。アメリカ国内では当時最大の興行収入を達成し、全世界の映画配給収入歴代1位を記録しました。E.T.の語源は「Extra-Terrestrial(地球外生命体)」です。地球外生命体と少年エリオットを描くストーリーの中でE.T.の指と少年エリオットの指が触れるシーンは今でも鮮やかに蘇ります。ノコギリの歯でケガして血を流すエリオットの人差し指にE.T.が光る指を近づけて治すという内容でしたが、地球外生命体が仲間であることを印象付けました。戦争ばかりする人類の愚かさに生徒達の感性は疲弊しています。今日から期末考査ですが、考査が終ったら映画『E.T.』を見てほしいと思います。

12月2日(土)そのスイッチを保持することも大事ですね

今日は明治5年(1872)の大晦日でした。明治政府は明治5年11月9日にこれまでの太陰暦を廃し太陽暦(グレゴリオ暦)を採用することの詔書を発しました。これにより明治5年の12月2日が大晦日となり、翌日は明治6年1月1日として新しい歴に変わりました。明治政府は欧米の風習に合わせて近代化を図ろうとする考えと、財政難に陥っていたため役人の給料を1ヶ月払わなくてすむということから太陽暦を採用したと言われています。「28日早く新年がきた」ということは衝撃的なことだったと思いますが、明治維新直後の動乱の中ではこれは混乱の1つとして流れていったようです。歴史を振り返ると日本人の従順さが垣間見えます。私たちはどうやらクリティカルシンキングが苦手な国民性のようです。そのスイッチを保持することも大事ですね。

12月1日(金)何事も楽しみに変換する工夫をしましょう

今日から12月「師走」です。この名称の由来は僧侶のような普段落ちついている人でも、この月は多忙で走り回るようになるという意味から名付けられたという「師馳(しは)せ月」説があります。僧侶は年末に仏名会(ぶつみょうえ)という法要があることは有名でした。また、四時の果てる月だから「しはつ(四極)月」といったのが「しはす」となったという説もあります。何れにしても皆が忙しくなってくる季節です。私は意図的に心を亡くす「忙しい」という言葉は発しないようにしています。「立て込んできました」という言い換えをしています。生徒の皆さんは適度なストレスをワクワクドキドキに変換する力を発揮する12月です。何事も楽しみに変換する工夫をしましょう。

11月30日(木)今日はゲゲゲ忌です

今日はゲゲゲ忌です。調布市にゆかりのある水木しげるさんが亡くなった日です。漫画『ゲゲゲの鬼太郎』の作者として有名な水木しげるさんは 鳥取県境港市で生まれましたが、1959年に調布に移り住んでから2015年の今日亡くなるまでの50年以上を調布で暮らしました。彼は調布市の名誉市民にもなっています。若き日戦地ラバウルにて重いマラリアを患い寝込んでいる所で空襲に巻き込まれ左腕を負傷しました。大量の出血の中で軍医は麻酔なしでナイフによる手術を執り行い一命を取り留めたと言われています。戦争を何より嫌っていた水木先生にこれからも平和を希求する日本を見守ってほしいと思います。

11月29日(水)大学で学ぶ意義が人間的成長であることは今も昔も変わりません

今日は新島襄が同志社大学の前身を創立した日です。新島は幕末の1864(元治元)年に激動する日本の将来を憂い、国禁を犯して脱国し約10年間にわたってアメリカ・ヨーロッパで学び、キリスト教の洗礼を受けて帰国1しました。 そして国内外の多くの人々の協力を得て1875(明治8)の今日、京都の地に同志社大学の前身となる同志社英学校を設立したのでした。新島が学生たちに「世の中のため」に生きることの大切さや「社会事業は神の委託事業である」と口癖のように言っていたことは有名です。大学で学ぶ意義が人間的成長であることは今も昔も変わらい不易なことだと思います。

11月28日(火)鹿鳴館は今日落成されました

今日は鹿鳴館が1883年に約1200名を招待して落成の祝宴が行われた日です。この館は1883年(明治16年)に日本の外務卿井上馨による欧化政策の一環として建設された西洋館でした。「鹿鳴」は『詩経』小雅にある「鹿鳴の詩」に由来し、来客をもてなすことを表す語でした。この祝宴当日は井上馨の誕生日だったようです。鹿鳴館を中心にした外交政策を「鹿鳴館外交」、欧化主義が広まった明治10年代後半を「鹿鳴館時代」と呼びます。この目的は欧米諸国との間の不平等条約を改正する狙いがありました。しかし1887年の条約改正の失敗で井上が辞職したことで鹿鳴館時代も終わりを告げました。日本の夜明けは薄明りの不安なものだったことが伺えます。今の日本が成熟した外交大国であれば幸いですが、果たして・・・。生徒の皆さんが社会で貢献している時代は日本は世界の輪の中心にいるように思います。

11月27日(月)ノーベルの平穏な日々が約束されることが肝要です

今日は「ノーベル賞制定記念日」です。 ダイナマイトを発明した化学者アルフレッド・ノーベル氏が、1895(明治28)年の11月27日付の遺言書でノーベル賞制定の意思を示していたことからこの日を記念日として制定しました。実際の授賞式はノーベルの命日の 12月10日に行われます。物理学、化学、生理学・医学、文学、経済学の 5 部門は毎年スウェーデンの首都ストックホルムで、平和賞はノルウェーの首都オスロで行われます。ノーベルはダイナマイトを戦争に使う度に心を痛めていると思います。ノーベルの平穏な日々が約束されることが肝要です。

11月25日(土)感謝しかありません

今日は土曜授業で生徒は登校する日ですが、私は田舎での法要のためにお休みを頂いています。今日は午後には校内予備校などもあり、そして明日開催される入選会場の準備も行われる日です。先生方に全て権限委譲してお任せしています。本校が次年度9月に創立50周年記念式典を予定していまが、その準備も委員会で進めてくれています。今日も同窓会とPTAと学校の三者の間でメールのやり取りしながら予算枠を組んでくれています。式典での記念講演講師も同窓会で推挙いただき内定しています。学校は様々な職務を私不在でも同時展開で進めてくれています。感謝しかありません。

11月24日(金)変化できることの強みは確かなことだと思います

今日はイギリスの地質学者で生物学者であったチャールズ・ダーウィンが1859年に『種の起原』を発表した日です。このタイトルを『種の起源』と表記する場合もあります。この本は非専門家向けに読みやすく書かれており幅広い人々の関心を集めました。内容は当時の生物学の根本をなす宗教的信念を否定したために、科学的だけでなく宗教的・哲学的論争も引き起こしました。私たちはダーウィンの言葉として「最も強い者が?き残るのではなく最も賢い者が?き延びるのでもない。 唯??き残ることが出来るのは変化できる者である。」という言葉を知っていますが、これは経営学者メギンソンが内容を解釈をして流布させたもののようです。変化できることの強みは確かなことだと思います。

11月22日(水)寒くなっても学校は活性化しています

水曜日の朝を迎えました。防寒対策をしないと外には出られない感じの寒さです。手先も冷たく手袋も必要になってきました。しかし学校は熱気があります。今日の午後のホームルームの時間には3年生は進路部主任の講話を受けて受験に向けての準備を最終確認します。また避難訓練も実施されます。生徒会の生徒が教員をキャストとする不審者対応の動画を撮っており、それを生徒全員で視聴してその後避難訓練をするというプログラムを用意してくれています。私も動画に出て皆を笑いに誘うことに参加しています。また先生方は放課後にケース会議を開いて、生徒の受験大学と課題を整理します。寒くなっても学校が活性化していることに感謝しかありません。

11月21日(火)国際情勢を俯瞰する時間を朝の通勤通学時間に持てると良いですね

今日も朝はラジオを視聴しながら出勤しました。一部車内で聞き取りにくい箇所もありましたがアルゼンチンの方が出演して昨今の状況を話している番組を聞いていました。どうやらアルゼンチンでは19日に大統領選の決選投票が行われたようです。その結果、野党で右派のハビエル・ミレイ下院議員が勝利したようです。『アルゼンチンのトランプ』とも揶揄されている方のようです。アルゼンチンは年率140%を上回る高インフレの経済苦境にあるとのことです。ミレイ氏は経済のドル化や中央銀行の廃止といった過激な抜本改革を訴えて当選したとのことです。自国のことばかりのニュースの中にいると他国のことに目が向きません。国際情勢を俯瞰する時間を朝の通勤通学時間に持てると良いですね。世界の平和は簡単でないことだけが分かることが辛いところですが・・・。

11月20日(月)子どもの命は護ってほしいと念じるばかりです

今日11月20日は「世界子どもの日」です。これは1954年世界の子どもたちの相互理解と福祉の向上を目的として国連によって制定されたものです。毎年この日は子どもの権利の認識向上と子どもの福祉の向上を目的として世界中で子どもたちが主体となって参加する催しが行われています。因みに1959年11月20日には国連総会で「子どもの権利宣言」が採択され、その30年後の1989年の11月20日すべての子どもに人権を保障する初めての国際条約「子どもの権利条約」が国連総会で採択さています。しかし今ガザでは1000人単位で子どもが亡くなっているという悲惨極まるニュースが流れています。国連の機能が麻痺している現状であっても大国相互に子どもの命は護る姿勢を貫いてほしいと念じるばかりです。

11月18日(土)いつまでもあると思うな親と金

今日は午前中に授業公開、午後は学校説明会のある日です。私事ですが昨夜から学校のインターネット接続に不具合があり朝から端末の仕事が出来ませんでした。幸い2階は接続できるので図書館の司書さんのランケーブルを使って入力しています。インターネット社会になってトラブルが発生する度に大変なことだとは思いっていましたが、いざ自分のこととなると本当に困惑します。今や電気のあること、水があること、インターネットがあることなどが当たり前になっています。このような慣れに危機感を感じることが出来ただけでも今日は収穫でした。古い話ですが漫才ブームの時代に「いつまでもあると思うな親と金」というのがありました。今日はそのフレーズがリフレーンしています。生徒の皆さんも「あって当然」のものに感謝できると良いですね。

11月17日(金)今日はスエズ運河が開通した日です

今日はスエズ運河が開通した日です。1869年のことでした。フランス人レセップスがエジプト太守から開削権を認められ1859年に着工し10年かかって開通させました。しかし運河会社は経営難に陥り1875年にはロスチャイルド家の資金でイギリスが株式を買い取り、イギリスがインドなどアジア支配に利用しました。この運河の最大の魅力はショートカットにありました。例えばインド洋北西部のアラビア海からイギリス・ロンドンの航行距離は、スエズ運河を通るルートならアフリカの喜望峰回りに比べ約8900kmを短縮できて約半分になるのです。この運河がイギリス帝国主義の要石になったことは世界史で学びます。今はパレスチナ問題が浮上してエジプト革命でナセル大統領が1956年にスエズ国有化を宣言してスエズ戦争が起きた歴史にスポットが当たっています。パレスチナ問題を学ぶと人間の業の深さにため息が出ます。その意味でも昨日話題にしたなかよしセットがまばゆく見えます。

11月16日(木)生徒達はこのようなニュースを待望しています

昨日はほっこりするニュースがありました。じゃこ天など四国地方の料理について秋田県の佐竹知事が「貧乏くさい」と発言して炎上した時は、また教育に悪い影響が出ると案じました。あれから3週間を経て、昨日秋田と四国4県の関係者が集まり販売会がありました。それぞれの特産品を詰め合わせた、その名も「なかよしセット」の販売会でした。秋田県「きりたんぽ・だまこ鍋」愛媛県「じゃこ天」徳島県「徳島ラーメン」高知県「ゆずのぽん酢醤油」香川県「オリーブ新漬け」がパッケージされていたようです。舌禍事件をなかよしセットにした大人の器の大きさに敬意を表したいと思います。生徒達はこのようなニュースを待望しています。不寛容な世の中だと言われる中で嬉しいニュースでした。

11月15日(水)生きているというより生かされているという感覚が大事なように思います

11月15日は七五三です。男の子が3歳と5歳、女の子が3歳と7歳の年にその成長を祝うために社寺に参詣する行事です。この行事では3歳で髪を伸ばす「髪直」、5歳で初めて袴を着る「袴着」、7歳で大人の装いである本仕立ての着物と丸帯をする「帯解」とそれぞれ祝う意味があります。旧暦の11月はその年の実りを神に感謝する月であり、旧暦15日は二十八宿で「何事をするにも吉」とされる鬼宿日に当たるため11月15日に行われるようになったと言われています。本校の生徒達も幼い時期に保護者の愛情をたっぷり受けてここまで成長することが出来ました。人間はいくつになっても生きているというより生かされているという感覚が大事なように思います。

11月14日(火)校長だよりを配布します

今日は東京駅で事件が起きた日です。1930年11月14日神戸で行われる陸軍演習の視察に行くため東京駅に向かった濱口雄幸はホームを移動中に右翼活動家の佐郷屋留雄に銃撃されました。濱口は大手術を受け一命を取り留めますが、その後鳩山一郎ら野党からの度重なる登壇要求に応えるうちに再び体調を悪化させ、翌1931年4月に退陣し8月には帰らぬ人となりました。彼は1929年に総理大臣となり緊縮財政の立場から金解禁、ロンドン海軍軍縮条約を 断行しました。彼の名言は『明日伸びんがために今日は縮むのであります』です。受験生の頑張りに通じる言葉です。本日高校3年生にエールを贈るために校長だよりを配布しました。

11月13日(月)大学受験も克服していく生徒たちです

今日は北陸自動車道が全線開通した日です。1997(平成9)年11月13日に新潟県の亀田IC〜新潟空港ICの間が開通したことで全線開通しました。米原ICから全長約476.5kmです。ところで生徒達の素朴な疑問に新潟県は何地方?というテーマがあります。地理の学習では地域の特色や地域間の結びつきなどをもとに日本を地域区分した7地方区分(九州、中国・四国、近畿、中部、関東、東北、北海道)が使われています。新潟県はこの中で中部地方に属しています。さらに中部地方は東海、中央高地、北陸に細分化され、新潟県は日本海側の北陸地方に属しています。学校では新潟県は「日本の中部地方(北陸地方)に位置する県」となります。どうも頭の中では納得性が低いようです。関越自動車道や上越新幹線を考えると関東地方の方が近い感じがします。昔は難所中の難所だった三国峠の存在が如何に大きな壁だったかが分かります。生徒の皆さん、難所も人間はこのように克服しています。大学受験も同じです。自信をもって行きましょう。

11月10日(金)台湾修学旅行は最終日を迎えました

本日、高校2年生の台湾修学旅行は最終日を迎えました。引率責任者の副校長先生からの定時連絡では大きなトラブルもなく順調に日程を有意義に消化しているようです。有難いことです。毎日数回保護者の皆さまにはクラッシーで修学旅行の様子が送られてきています。滞在ホテルなども確認できて安堵されていることと思います。これから生徒は社会に巣立っていきますが、日本を離れて世界で活躍する生徒も多いと思います。しかし昔とは異なり通信技術が発達して毎日会っているかのような感覚になれることでしょう。世界と言えば大谷選手が子供たちに6万個のグローブをプレゼントするとのニュースがアメリカから流れてきました。世界で活躍する第一人者としての行動力や思いやりに感動します。生徒の活躍の舞台も世界中に広がります。ただし平和な世界であることが前提になります。平和を希求する人々の多さが頼みです。

11月9日(木)今の戦争が早く終わって昔話になってほしいものです

今日はベルリンの壁崩壊の日です。生徒には昔話に聞こえることでしょう。1989年11月9日にそれまで東ドイツ市民の大量出国の事態にさらされていた東ドイツ政府が、その対応策として旅行及び国外移住の大幅な規制緩和の政令を「事実上の旅行自由化」と受け取れる表現で発表したことでその日の夜にベルリンの壁にベルリン市民が殺到し混乱の中で国境検問所が開放されました。翌11月10日にはベルリンの壁の撤去作業が始まりました。壁は1961年8月13日に着工されてから28年の時が流れていました。この事件を皮切りに東欧諸国では続々と共産党政府が倒れました。そして翌1990年10月3日に「ドイツ民主共和国に再設置された各州がドイツ連邦共和国に加盟する」という名目で東西ドイツの統一がなされました。この時のコール首相の姿が目に浮かびます。今の戦争が早く終わって昔話になってほしいものです。

11月8日(水)時間は皆に平等に流れていきます

昨日は東京は夏日でした。最高気温は28度程度だったようです。しかし暦の上では今日から立冬です。巷間「暦の上では冬の始まり」というフレーズで紹介される季節になりました。東京でこのフレーズに少し違和感があるのは、この暦の誕生が中国北部の内陸部である中原(ちゅうげん)と呼ばれるところで生まれたためです。二十四節気は太陽の動きをよく計算したとても精度の高い暦です。2016年にはユネスコの無形文化遺産に登録されています。確かに北海道あたりではもう冬支度をしています。立冬を迎え季節は確実に冬に向かっていきます。時間は皆に平等に流れていきます。今日も有意義な1日にしたいものだと思う朝を迎えています。

11月7日(火)今日から台湾修学旅行です

今日から2年生は台湾修学旅行です。この時間、生徒は羽田空港に集合している時間です。JALとANAの2便に分散して出国しますので集合時間は1時間程度幅がありますが、JALを利用する4クラスは午前6時30分に集合となっています。早朝は横風が強く心配しましたが天候は回復傾向にあるようです。引率責任者の副校長先生と引率教諭がしっかり協働しているので安堵しています。台北の姉妹校である萬芳高級中学では3年間中断していた交流が出来ます。有難いことです。萬芳さんは来年の4月に本校を訪問することにもなっています。コロナで中断していた海外修学旅行・姉妹校交流が復活できて本当に良かったと思います。それでは生徒の皆さん4日間の充電を楽しんで感謝して満喫してください。

11月6日(月)経済ではプラザ合意が成立した年でした

阪神タイガースが38年ぶりの日本一になりました。38年前といえば1985年でした。この年の主な出来事を見ると、ラグビー新日鉄釜石が7連覇、つくばで科学万博、青函トンネル本坑が貫通、NTTが誕生、豊田商事事件、PL学園のKKコンビ最後の甲子園で優勝、日航ジャンボ機墜落事故・・等が起こった年のようです。忘れていることが続出します。経済ではプラザ合意が成立した年でした。この合意を簡単に言えば、参加各国が外国為替市場に協調介入してドル高を是正しましょうということでした。 発表後1日の間に円相場は1ドル235円から約20円下落。 翌年には150円台になり円高ドル安という目的は達成されました。今の為替は折しも38年前に戻ったような感じですね。

11月2日(木)人生100年時代に生きる生徒達には豊かさを謳歌してほしいと思います

今日は白秋忌です。北原白秋は1885年(明治18年)柳川藩の海産物問屋を営む旧家に生まれました。1911年(明治44年)には詩集「思ひ出」を発表して名実ともに詩壇の第一人者となりました。当時の文学界には明治の文壇に確固たる地位を築いていた森鷗外、「君死にたまふことなかれ」の詩で脚光を浴びた与謝野晶子や島崎藤村など、壮々たる顔触れが揃っていましたが、その中にあって白秋は雑誌「文章世界」の読者人気アンケートで詩人の部門で、堂々の第1位に輝いています。しかし昭和17年の今日50歳半ばで鬼籍に入りました。人生100年時代に生きる生徒達には白秋の2倍の豊かさを謳歌してほしいと思います。

11月1日(水)小春日和の1日で生徒も安定した日常が送れそうです

今日から11月です。今年も残り2か月となりました。11月は霜が降りる頃であることから「霜月」と呼ばれます。「霜降月(しもふりづき)」、「霜見月(しもみづき)」、「雪待月(ゆきまちづき)」、「雪見月(ゆきみづき)」など、霜や雪に関するが呼称が多くあります。 昔の人は白く美しい霜や雪に冬のおもむきを感じていたのだと思います。また11月は「紅葉狩り」も楽しみです。言葉として「狩る」とは獣を捕まえるようで不思議にも思いますが、花や草木を探し求めるという意味もあるそうです。果物を採る場合にも「いちご狩り」や「ぶどう狩り」と言いますね。今日は小春日和のようです。生徒も安定した1日が送れそうです。有難いことです。

10月31日(火)越中八尾のおわら風の盆のような静寂の美を世界に発信したい気分です

今日はハロウィンです。私の若い時代には馴染みのない行事でした。しかし世界各地で親しまれているイベントのひとつのようです。日本でもハロウィン風の装飾を行ったり、仮装やコスプレをしたりして楽しむ秋の風物詩として定着しつつあることは実感しています。調べてみるとキリスト教ではハロウィンの翌日(11月1日)は「諸聖人の日(万聖節)」という祝日になっています。諸聖人の日とはキリスト教におけるすべての聖人を記念する日になっています。つまり、ハロウィンは「諸聖人の日の前夜祭」ということになります。ハロウィンでは渋谷のスクランブル交差点は世界でも有名なスポットになっているようです。越中八尾のおわら風の盆のような静寂の美を世界に発信したい気分です。

10月30日(月)探究のブラッシュアップを図っています

先週土曜日の学校説明会には多くの受検生とその保護者の皆様にご来校頂きました。全国には4800校の高校があります。そのうち本校のような普通科が3700校もあります。文部科学省では普通科の改編が視野に入っているようです。本校は探究学習などの特色を磨いて生徒の皆さんを育成したいと考えています。私は普通科にはもっと余白を設けることが大事だと考えています。その余白で生徒自身が積極的に主体的に学ぶチャンネルを用意することが普通科の今後を占うカギだと考えています。調布北ではその実践の場として探究のブラッシュアップを図っています。勉強は贅沢な営みです。そのことを意識して自分磨きをする受検生の皆さんに本校は期待しています。

10月28日(土)学校という空間で生徒たちが空気を浄化してくれているように思います

今日は土曜授業で生徒は元気に登校しています。午前中は授業公開があります。2時間目3時間目は保護者の皆様対象で4時間目は受検生の皆様対象となっています。午後2時からは学校説明会もあります。本日は多くのお客様をお迎えする日となります。また、校内予備校に申し込みをしている170名の生徒は午後から校内の指定の教室で講義に参加します。校内予備校は年度途中から始まった東京都教育庁の施策ですが軌道に乗ってきて安堵しています。時間の流れは速く、来週はもう11月です。高校3年生は受験の重圧を感じながら仲間と励まし合って豊かな時間を創造しています。世の中の様々なことが学校という空間の中で生徒たちが浄化してくれているように思います。有難いことです。

10月27日(金)読書で獲得する無形資産を大事にしてほしいと伝えたいと思います

今日から読書週間です。この取り組みは戦後まもない1947年(昭和22)年、まだ戦火の傷痕が至るところに残っている中で「読書の力によって、平和な文化国家を作ろう」という決意のもと、出版社・取次会社・書店・公共図書館、そして新聞・放送のマスコミ機関も加わって第1回『読書週間』がスタートしました。翌年の第2回からは期間も10月27日〜11月9日と定められ、この運動は全国に拡がっていきました。今では日本は世界有数の「本を読む国」になりました。ある調査で人気の作家は上位から東野圭吾さん・宮部みゆきさんと続いているようです。生徒には将来にわたり有形資産も大事ですが、読書で獲得する無形資産を大事にしてほしいと伝えたいと思います。

10月26日(木)今日も生徒は身近にある沢山の学びのチャンネルを楽しんでほしいと思います

本校は健全育成に最適な地に学校があります。周りは住宅地で商店などはあまりありません。生徒は昼食などを購入する場合は、昔は朝7時から開いていたことから名称となったコンビニとセルバンテスの有名な著作名と同じディスカウントショップに行っているようです。しかしそのコンビニが改装中のため、最近はディスカウントショップが昼食購入の生命線になっているようです。今日はこのセルバンテスの著作名の内容を雑駁に紹介します。これはスペインのルネサンス期の作品です。痩せた老いぼれた主人公が戦う相手は幻ですが、例えば風車に吹き飛ばされるシーンはオランダに敗れるスペインのフェリペ2世を皮肉っているものでした。ルネサンスは人間中心の文化ですが、その中にはこのような人物批評もありました。今日も生徒は身近にある沢山の学びのチャンネルを楽しんでほしいと思います。

10月25日(水)英知の結集は様々なところで試されているようです

最近のニュースではアーバンベアーが頻度高く流れています。昨日は町田の相原地区にも出没したようです。世界には8種のクマが生息していますが、日本ではそのうちの2種が生息しています。北海道のみに生息するヒグマ、そして本州と四国に生息するツキノワグマです。アニメ に出てくるクマはユーモラ スでやさしそうですが、本物のクマは力が強く突然出会うと攻撃してきます。驚くことに短距離ではありますが、時速 40 キロメートルで走ることもできるとのことです。クマも冬眠を控えて必死に食べ物を探しているようです。知恵のある人間がクマの生息のために対策を練る必要があります。英知の結集は様々なところで試されているようです。

10月24日(火)時間だけは平等に流れていきますね

二十四節気の1つ「霜降(そうこう)」となりました。風がいっそう冷たく感じられ、地域によっては霜が降りる頃となっていますが、真にそのとおりのようです。秋の最後の節気となり霜降が過ぎると季節は冬となっていきます。朝晩には温度がぐっと下がり、木々の紅葉も山間では見ごろになっているようです。朝の最低気温が10度以下になると紅葉がはじまると言われています。東北地方では「霜降」の節から「立冬」までに吹く北風は「木枯らし」と呼んでいます。あれほど暑かった夏が懐かしく思えます。時間だけは平等に流れていきますね。

10月23日(月)戦争のことを想うと胸が痛みます

10月21日は出陣学徒壮行会が明治神宮外苑競技場で行われた日です。1943年(昭和18年)のことでした。文部省主催、陸海軍省等の後援で実施されました。壮行会の様子はNHKで実況中継されました。また映画「学徒出陣」が製作されて軍部の民衆扇動に使われたことも知られています。秋の強い雨の中、宮城(皇居)遙拝、岡部文部大臣による開戦詔書の奉読、東條首相による訓辞、東京帝国大学生の答辞、「海行かば」の斉唱などが行われ、そして最後に競技場から宮城まで行進して壮行会は終わりました。同じ日に台湾の台北でも出陣学徒壮行会が行われたことは意外と知られていません。戦争のことを想うと胸が痛みます。

10月21日(土)同窓会がドローンを使った校舎撮影会を実施します

今日は土曜日で学校はお休みです。しかし同窓会がドローンを使った校舎撮影会を実施します。本校では校舎の改築が決定し、現在のグランドに新校舎が建設される計画になっています。50年間生徒達を育んできてくれた校舎とグランドの思い出を残そうと同窓会の有志が立ち上がり本日の撮影会となりました。小型のドローンが自由自在に校舎内外を飛び学校の姿を記録してくれます。次年度の50周年記念式典に向けての事業の一環として同窓会の皆様は企画してくれた事業に感謝しかありません。有難いことです。

10月20日(金)校長だより第73号を配布します

本日校長だより第73号を配布します。今回の紙面はウクライナ戦争に続きガザで起きた紛争に心を痛めている生徒たちを意識して作成しました。鍵の言葉は多様性です。紛争が多様性を認めないことが1つの背景になっていると考え、足元の教育の多様性について記載しました。長きにわたり学校は観念的な「ふつう」を軸に教育を展開してきました。ここから勇気をもって多様性の海に出ることが重要との想いで記載しました。マルチプル・インテリジェンスの考え方に基づき、生徒一人一人に適した学びのスタイルを尊重する時代に適合したいと考えています。難しい課題ですが、先生方と一緒になって取り組めたらと思います。学校での多様性の取り組みが国際社会の不条理に立ち向かう小さなしかし確かな一歩にならなければいけないと思います。

10月19日(木)情報教育にも重点を置きたいと思います

今週の週刊アエラのトップ記事は人気110社が採用したい大学という記事になっています。有名な国立大・私立大51大学の2023年の就職者が資料となっています。あと10年もするとこのデータに起業者の数も入るようになると思います。6年前にシリコンバレー視察に赴いた時にスタンフォード大学で一番優秀な学生は起業をしており、二番手の学生がGAFAに入社しているのだと説明を受けました。DXの時代になって世界は一段と情報化の度合いを進めていきます。生徒達が生き生きと活動できるよう本校でも情報教育にも重点を置きたいと思います。

10月18日(水)アラスカのことを考えるとなんだか夢のような話に思えてなりません

今日はアラスカの日です。1867年アメリカはロシアからアラスカ約155万3993平方キロメートルをお金で購入しました。当時のお金で720万USドルでの購入でした。現在の価値にすると1億2500万ドル(約170億円)でした。実はアラスカは年中氷づけの使いみちのない土地と考えられており、この取引はアメリカ国民の大きな反感を買ったと記録されたいます。 しかしのちにアラスカで金鉱の発見がされたことや、冷戦中に東アジアとアメリカを結ぶ空路の中継地として貢献したことを考えれば、この購入の意味は計り知れないものでした。世界史には日本も含めて数多くの領土問題があります。アラスカのことを考えるとなんだか夢のような話に思えてなりません。

10月17日(火)人間は皆幸せになる権利を有しています

今日から4日間、生徒は2学期中間考査に挑みます。観点別評価の時代が定着して考査の点数だけが注目される時代は終わっていますが、生徒は自分の理解度を第一義的測れる定期考査を重視しています。難しい内容を理解することは簡単ではありませんが、生徒は戦争など多発する世界を俯瞰して勉強が贅沢な営みであることを自覚しています。これから社会に出て活躍する生徒たちがこの想いを保持することで、未来の希望が膨らんでいく気がします。人間は皆幸せになる権利を有しています。安心して勉強できることを保証する世界であってほしいと念じています。

10月16日(月)今日はラファという単語に敏感に反応しそうです

土曜日と日曜日は大学駅伝予選会やマラソンのパリ五輪選考レースなどもあって東京は賑やかな様相でした。一方ガザのことが心配な土日でもありました。ガザ地区とエジプトの境界にあるラファ検問所にはガザ地区から出ようとする大勢の市民が集まっているとのことです。エジプトは自国に過激な一派が入国することを嫌って検問所は閉鎖しているようです。国際社会の叡智でこの検問所を開けることが焦眉の急になっています。今日はラファという単語に敏感に反応しそうです。本校の生徒達も中間考査を控えていますが、平和的な解決を願っていることと思います。

10月13日(金)この危機を救うであろう国際社会の叡智に期待するばかりです

世界が心配しているガザのニュースが今日も流れています。長さ50km、幅5〜8kmの狭く細長い領域にガザはあります。日本の領土で例えれば種子島ほどの面積に200万人の人が住む世界で最も人口密度が高い場所の1つです。包囲されたことで様々な恐怖が引き起されます。特に生命を維持する根幹にある水も枯渇するのではないかと案じています。元々人口の急増によりガザでは近い将来水がなくなると予測されていました。 地下水は過剰な汲み上げにより、海水が地下水脈に侵入し、塩分濃度の高い水道水は飲むことができず、ガザの人々は飲料水を購入せざるを得ないのです。この危機を救うであろう国際社会の叡智に期待するばかりです。

10月12日(木)令和の旅人になる本校の生徒が紀行文を発表することもありそうです

今日は芭蕉忌です。1644年に伊賀の上野で生まれた芭蕉は1694(元禄7)年の今日鬼籍に入りました。俳句はもともと室町時代に流行した連歌から発展した「俳諧」がもとになっていましたが、それに芸術性を持たせた人が江戸時代の俳人・松尾芭蕉でした。彼は北村季吟(きたむらきぎん)に師事して俳句の世界に足を踏み入れたと言われています。有名な『奥の細道』は芭蕉が現在の東北や北陸で旅をしながら作った紀行文です。文中に多くの俳句があり、「夏草や兵どもが夢の跡」「閑さや岩にしみ入る蝉の声」などの有名な俳句もこの中に収められています。秋の行楽日和に生徒達も旅をしたい気分かも知れません。大学に進学したらその夢は叶いますね。令和の旅人になる本校の生徒が紀行文を発表することもありそうです。

10月11日(水)内面の充実が益々重要になることは間違いありません

今日は8冠が達成される可能性の高い日です。将棋の最年少7冠である藤井聡太竜王(名人・王位・叡王・棋王・王将・棋聖)が全8冠制覇を目指して、今日京都市で永瀬拓矢王座に挑戦します。シリーズの対戦成績はここまで藤井さんの2勝1敗です。藤井さんが3連勝で一気に史上初の全8冠制覇を達成する可能性があります。「AIの申し子」と言われる藤井さんですが、実際にAIを取り入れたのはプロ入りの少し前からだそうです。藤井さんはAIについて「序盤で定跡とされてきた指し手以外にもいろいろあると分かってきて、自由度が高まっていると感じています」と語っていました。将棋もAIで新たな時代が始まっています。生徒達はこれから10年ぐらいでDXの洗礼を受けます。この激動を乗り越えていくために内面の充実が益々重要になることは間違いありませんね。

10月10日(火)世界中が心配しています

私のような者でも少し動揺する状況が世界で起きています。7日早朝に突如始まったイスラム組織「ハマス」によるイスラエルへの大規模な攻撃は世界大戦の引き金になるのではないかと案じています。地元メディアによりますとイスラエル側の死者は少なくとも900人以上です。イスラエルも報復攻撃を開始しています。イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は8日イスラエル国民に対して、「長く厳しい戦争」に突入するのだと表明しました。亡命中のハマス指導者イスマイル・ハニヤ氏はハマスが「偉大な勝利を目前」にしていると述べています。ウクライナでの戦争に続き世界は子供たちに説明できない憎しみの連鎖に入っています。心配です。

10月7日(土)担当する先生方に感謝です

今日は土曜授業で生徒は通常とおり元気に登校しています。今日は午前中にPTAの常任委員会があります。私から来年9月20日に開催する50周年記念式典にむけてご支援いただけるようお願いします。午後からは英語検定を本校で実施します。この検定を実施するために担当者は1学期末から様々な準備を重ねてきました。幸いクラッシーで毎回連絡を徹底できたので遺漏なく事務作業を終えて本日を迎えました。検定を外会場で受けると受験料が高額になります。学校を会場にすることで受験者も多くなりました。担当する先生方に感謝です。

10月6日(金)ドラッグストアで有名な名称のもう一つの顔が浮かぶ日です

今日はドラッグストアで有名な名称のもう一つの顔が浮かぶ日です。松戸市長松本清さんが行政の場に画期的な課を誕生さた日です。それが『すぐやる課』でした。昭和37年(1962年)の千葉県松戸市の人口は11万人でした。それが昭和44年(1969年)には23万人を突破しました。経済成長に合わせるように人口が急増し、それに伴う道路や上下水道などのインフラ整備が追い付かず、多様化する市民生活に市政が追いつかなかったそうです。それを新たな課で迅速なサービスを始めたのです。「役所は働かない」という不名誉なレッテルから「市役所とは“市”民のために“役”立つ人のいる“所”」に変えました。学校現場もこの刺激を受けて精進しないといけません。

10月5日(木)共生は大事ですね

今日は『サザエさん』の日です。国民的テレビアニメは1969年の今日フジテレビ系列で放送されました。長谷川町子さんによる同名漫画を原作とし主人公のサザエさんをはじめとした磯野家やフグ田家が織りなす日常を描いています。私が子供時代に見ていた頃は、家事の役割分担も男性の育休・育児参加もない時代で、それが通常だと思っていました。あの当時のイメージでは、もしサザエさんがキャリアだの社会進出だのと言って働きに出ることになり、マスオさんに家事の役割分担とか育児参加求めたら、波平に「バカモーン!」って言われそうな構成でした。昭和はどんな時代だったかを優しく眺めると今の時代がわかりますね。時代は大きく変わっています。共生は大事ですね。

10月4日(水)人間も根分けのような通過儀礼を経て大きく育っていきます

10月になり花の装いも新たになってきました。秋を代表する花に菊があります。実は菊の花を育てるのにはとても手間がかかるそうです。その菊も花の盛りを過ぎると来年もまた見事な花を咲かせるために、「根分け」と言って小さなまとまり事に分けて鉢を替えたり肥料を施したりするそうです。きれいな花の時期だけに注目しますが、次の世代の花を咲かせるためには丁寧な営みが必要なのです。人間も根分けのような通過儀礼を経て大きく育っていきます。人は花を愛でながらいろんなことを学んでいきます。

10月3日(火)この歴史は数年後の共通テストに出題されそうです

今日は東西ドイツが統一した日です。私は生きているうちにソ連崩壊やドイツ統一はないものと思っていました。それが1989年11月9日にベルリンの壁が崩壊して歴史は大きく動きました。1990年の10月3日に西ドイツ基本法23条に基づき東ドイツの州が西ドイツに加入するまでの詳細な歴史は数年後の共通テストに出題されそうです。この1989年から1990年までの1年間の濃密な歴史の中で最大の山場は12月1日に東ドイツ憲法第1条からドイツ社会主義統一党(SED)による国家の指導を定めた条項が削除され、SEDの一党独裁制が終焉したことでした。このような歴史がお隣の国にも来るのでしょうか。平和を願うばかりです。

10月2日(月)善いことはカタツムリの速度で動く

今日はインド独立の父ガンディーの誕生日です。彼の尊称「マハートマー」とは「偉大なる魂」という意味で、インドの詩聖タゴールから贈られたと言われています。世界の7不思議で計5回ノーベル平和賞の候補になりましたが、遂に彼は受賞には至りませんでした。ガンディーの誕生日にちなみ、インドでは毎年10月2日は「ガンディー記念日」という国民の休日となっています。2007年6月の国連総会では、この日を国際非暴力デーという国際デーとすることも決議されました。彼の有名な言葉は彼の人生観から出たと思える名言です。『善いことは、カタツムリの速度で動く』

9月30日(土)校内予備校の初講義があります

本日は土曜授業です。放課後には校内予備校の初講義があります。今年度の教育庁の施策で始まった校内予備校ですが、この時期になってスタートすることになりました。登録した生徒は100名以上となり期待の高さが伺えます。是非委託業者さんに精励していただきたと思います。また本日は2つの学年で保護者会を開催いたします。体育館を使って会を開きますので、保護者の皆様には時間調整でご迷惑をおかけすることになります。どうぞよろしくお願いいたします。今日で9月も終わります。今年も残り3ケ月となりました。校長職も残り半年になりました。個人的には感慨深い秋を送っています。

9月29日(金)校長だよりを配布します。高校別MARCH現役進学率でトップになりました。

本日校長だよりを配布いたします。今回の紙面ではインドの教育について記載しました。インドの若者の驚異の向上心がカーストの脱却といった事情があるにしてもインドの飛躍は教育の成果とも言われています。日本の若者はある程度の豊かさを手にいれており、単純な勝ち負けに固執せず、自分らしい生き方に向けてブラッシュアップに挑んでほしいと記載しました。また、進学実績についても載せました。この春の高校別MARCH現役進学率で附属校や系列校を除くと調布北が全国1位でした。昨年も東京都で1番でした。生徒の頑張りを高く評価したいと思います。

9月28日(木)世の中は時間を要することが多いですね

今日はプライバシーデイです。1964年(昭和39年)のこの日、日本で初めてプライバシーが争点となった裁判が行われ、裁判でプライバシー侵害を認められた日となりました。ご承知のとおり三島由紀夫の小説『宴のあと』でプライバシーを侵害されたとして、有田八郎元外務大臣が作者と発行元の新潮社を訴える裁判を起こしていたのです。東京地裁はプライバシー侵害を認め、三島に損害賠償を命じる判決を出しました。夫のためなら選挙違反も裏切りもやってのける愛情と情熱で、一見政治思想とは無縁で民衆的で無学な妻の方が現実を動かし政治的であったという皮肉と対比が印象深い一冊です。これ以来個人情報の保護が大事とされてきましたが、現実は時間を掛けて今の状況に至っています。世の中は時間を要することが多いですね。

9月27日(水)歴史では両兵衛と呼ばれています

1544年(天文13年)の今日、有名な軍師竹中半兵衛が生まれました。江戸時代に編纂された秀吉の伝記『太閤記』では秀吉軍の中枢として活躍したと記されています。歴史では黒田官兵衛とともに“両兵衛”と呼ばれ親しまれています。彼は美濃国に生まれ、秀吉に仕えてからは中国侵攻にも同行しています。秀吉とは対等に口をきき、細かなことに注文をつけたと言われています。過去の歴史はこのような闘争が軸で成立していると言っても過言ではありません。そう考えると、これからの歴史は人類に貢献した発明や発見をした人物を軸に語られる歴史であってほしいと思います。

9月26日(火)オンライン授業で危機を乗り切りたいと思います

今日は台風襲来の日となっています。これは過去の統計上台風襲来の回数が26日が一番多いからだそうです。確かに過去に大きな被害をもたらした台風が襲来しています。1954年(昭和29年)には「洞爺丸台風」があり、青函連絡船洞爺丸が転覆しました。1958年(昭和33年)には「狩野川台風」が伊豆・関東地方を襲いました。そして1959年(昭和34年)には有名な「伊勢湾台風」が東海地方に上陸しました。「伊勢湾台風」では、全国で死者・行方不明者5,000人、家屋被害57万戸という甚大な被害をもたらしました。その犠牲者の数は、当時第二次世界大戦後の自然災害で最多のものでした。このような歴史を見ると台風の脅威が蘇ります。本校では今後オンライン授業で危機を乗り切りたいと思います。

9月25日(月)生徒の人権感覚が高いことが調布北の誇りです

いじめ防止対策推進法施行から間もなく10年を迎えます。学校を預かる身として緊張は絶えずあります。なぜなら統計でみるといじめ件数が増えているからです。本校でも、いじめはあるかも知れないと考えて対応していく必要があります。安心する権利・自分が尊重される権利・自分の価値を実感できる権利・・・この3つの権利を生徒一人一人が保持していることを改めて確認したいと思います。言うまでもなく人間関係は絶えず行き違いや誤解が伴います。そのブレを仲間同士で穏やかに温かく軌道修正する力を調布北では大事にしていきたいと思います。幸いなことに生徒の人権感覚が高いことが調布北の誇りでもあります。

9月22日(金)高校2年生はTGGで学習します

高校2年生は本日校外で学習します。行先は「TOKYO GLOBAL GATEWAY (TGG)」です。ここは東京都教育委員会と株式会社TOKYO GLOBAL GATEWAYが主宰しています。新しいタイプの体験型英語学習施設として昨今地方自治体などからも注目を集めているようです。TGGは「東京都英語村」とも言われ全館英語が飛び交う海外さながらの環境となっています。生徒は英語で様々な体験を通して、英語を使って1日コミュニケーションを取ります。心地よい疲労も残ると思いますが、楽しんでほしいと思います。

9月21日(木)幸せは自らが感じるものだと思います

今日は宮澤賢治忌です。1933(昭和8)年9月21日に彼は天に召されました。童話作家や詩人として活躍して、『銀河鉄道の夜』は特に有名です。「世界中の人々が幸福でなければ、自分の幸せはない」と考えていた賢治は、その思いと大切な存在を失った悲しみを銀河鉄道に乗せて、本当の幸せを探し、1人でも多くの人を幸せになってもらいたかったのではないかと私は想像しています。その想像をベースにして調布北の生徒の皆さんにも賢治が願った本当の幸せを学校生活を通して探してほしいと思います。幸せは自らが感じるものだと思います。

9月20日(水)平凡は贅沢なことですね

今日から出勤再開です。先週木曜日からお休みを頂いていましたので久しぶりの学校です。朝いつものように校内巡回をして学校が平常であることを確認して安堵しました。古い校舎ですが生徒たちが大事に施設を使ったいるので、ここで長い時間を過ごしている者には愛着が湧きます。校舎建て替えで残り数年の校舎となったことで余計にその感覚が研ぎ澄まされてきたのかもしれません。最近は同窓会の皆様の校舎見学の申し込みも増えています。同窓会ではこの校舎を画像で残す取り組みも考えられているようです。今から生徒が登校してきます。日常の平凡な営みがどれ程有難いことなのかを実感します。平凡は贅沢なことですね。

9月19日(火)本校の生徒にも記念に一句創作してほしいと思います

今日は俳諧人や歌人として活躍した正岡子規の忌日です。1902(明治35)年9月19日に亡くなりました。彼の忌日は辞世の句に糸瓜を詠んだことから糸瓜忌(へちまき)と呼んだり、「獺祭書屋主人」という別号を使っていたことから獺祭忌(だっさいき)とも呼ばれています。「春や昔 十五万石の 城下かな」。正岡子規の故郷松山を詠んだものとして有名です。俳句甲子園などで高校生も毎年松山に集います。高校時代の多感な感性を活かして本校の生徒にも記念に一句創作してほしいと思います。その一句を自分の携帯にでも登録しておけばオシャレかもしれません。

9月18日(祝)教育が中立公平であることの重要性を深く感じます

今日は日本軍部の謀略があった日です。1931(昭和6)年9月18日、当時満州に駐在していた関東軍が奉天郊外を走っていた満州鉄道の柳条湖近辺の線路上で爆発物を設置しました。爆破直後に関東軍は中国軍が仕掛けたものだとして虚偽の報告をして一連の柳条湖事件が発生しました。関東軍がわずか5ヶ月で満洲全土を占領しました。国際社会は柳条湖での爆発報告を訝いぶかしみ、国連が調査すべくリットン調査団を派遣したのでした。過去の歴史を振り返ると日本軍部の行いに目を逸らしたくなる衝動が起きます。人間は環境によってはこのような判断をするものだと戒めを持つことが重要だと思います。教育が中立公平であることの重要性を深く感じます。

9月15日(金)棺(かん)を蓋(おお)いて事(こと)定(さだ)まる

今日は関ケ原合戦の日のあった日です。慶長5年9月15日に起きた天下分け目の戦いでした。423年前の関ケ原合戦が今でも関心を呼ぶのは、東西両軍の多数派工作に謀略、裏切り、日和見、懐柔、忠誠、友情、嫌悪……と現代の人間模様にも通じる要素が詰まっているからだと言われています。西軍ながら日和見派の小早川秀秋は今でも語られる人物になっています。人間には様々な揺れ動く感情があります。それをあるべき方向にまとめて行くことが人生かも知れません。棺(かん)を蓋(おお)いて事(こと)定(さだ)まる・・・大事な言葉ですね。

9月14日(木)校内予備校という事業が9月末からスタートします

私事で急遽1週間お休みを頂くことになり、学校は教職員の結束に委ねることになりました。端末だけは持参しましたが、あらゆる予定を仲間にカバーしてもらうことになり、申し訳ない気持ちと感謝の気持ちでいっぱいです。有難いことに東京都の施策で新しく校内予備校という事業が9月末からスタートします。高校1年生から高校3年生までのすべての生徒が対象となっており、無料で受講できます。多くの生徒が応募することになると思います。そのような仕事も全て権限委譲した先生方が実施してくれています。毎度のことながら頭が下がります。

9月11日(月)憎しみの連鎖が人間を不幸にすることは誰もが知っています

今日は民間機4機が国際テロ組織にハイジャックされ、日本人24人を含む2977人が犠牲になった、アメリカ同時多発テロ(9.11事件)から22年を迎える日となりました。航空機が世界貿易センタービルに激突する瞬間や、ビルが白煙を巻き上げながら崩れ落ちていく映像がリアルタイムで放送され、その惨劇は今でも記憶から離れません。歴史を紐解けば1979年にソ連がアフガニスタン侵攻をしたことに始まる悪夢でした。1989年にはソ連は撤退しましたが、アラブ諸国の義勇兵たちは新たにアルカイダを結成してジハード(聖戦)を続けたのでした。憎しみの連鎖が人間を不幸にすることは誰もが知っています。生徒達にこの人間の業を伝えることが辛い修行のようになっています。

9月10日(日)cultural festival は大盛況です

文化祭第1日目は大勢のお客様をお迎えすることが出来ました。ご来校頂いた皆様本当に有難うございました。今日2日目は昨日以上の来校者を見込んでいます。嬉しい悲鳴です。文化祭を英語で表現すると「cultural festival」です。私の単純な日本語脳ではculture festivalと考えてしまうところですが、形容詞のculturalになります。名詞ではfestivalを修飾することができません・・と皆さんは英語の先生に教えてもらったことと思います。そんなことを思っていたら、もしも来客者に多様な国々の方々が来るとなったらどんな文化祭になるだろうかと勝手に考えてしまい将来の文化祭に夢が膨らみました。不易と流行の中で生徒には調布北の文化祭の伝統を守りつつ革新の心を繋いでほしいと思います。

9月9日(土)朝一番に登校する生徒たちの集中力は凄いレベルにあります

文化祭当日の朝を迎えました。早朝から準備をする生徒がいて学校は午前6時から活性化しています。私は調布駅からタクシーで早めに出勤しましたが、生徒は開門を待っていました。文化祭の企画を夏休みから順次準備してきましたが、最後の詰めは前日になることは当然です。その短時間の中で改善点なども明確になって、大慌てで微調整などを繰り返していきます。生徒は夢中になって取り組みますが、時間はあっという間に過ぎて文化祭当日になります。朝一番に登校する生徒たちの集中力は凄いレベルにあります。廊下から聞こえてくる生徒の活動する微動が私には心地よいでBGMになっています。有難いことです。

9月8日(金)文化祭が楽しみです

天気予報では台風13号が本日昼に関東上陸とのことです。幸い勢力が比較的弱いようですが、土砂災害などに厳重な注意が必要です。本校は本日終日文化祭の準備となっています。夕方までには雨が上がるとのことで生徒たちは室内で協働して準備を進めることになります。しかし土曜日・日曜日は天候回復が見込まれそうです。本校の文化祭が盛況に開催できそうで安堵しています。コロナ禍で制限ばかりだった学校行事が潤いをもったものになって生徒は成就感を高めています。我々教職員は健康管理に十分に留意させて、生徒が特別活動の意義を深く実感できるよう指導を工夫します。文化祭が楽しみです。

9月7日(木)日々の精進がこの先確実に実を結びます

1651年の今日、由比正雪の乱(慶安の変)が起きました。江戸幕府第3代将軍徳川家光の没後、第4代将軍徳川家綱就任までの将軍不在期に計画された変でした。軍兵学者由比正雪は幕府転覆を狙っていましたが未遂で事件は収束しました。徳川幕府は260年以上続きましたが、その当初には島原の乱やこの事件などを乗り越えなければなりませんでした。ローマは1日にしてならずと言うことだと思います。様々な苦労や工夫をして人生は磨きがかかっていきます。高校3年生は受験という大きな課題を抱えていますが、頑張って創り上げていく協働の中で日々成長をしています。日々の精進がこの先確実に実を結ぶのが見えるようです。

9月6日(水)生徒は頑張っています

今週末は文化祭です。教室は授業ができるか心配になるほどのワンダーランドになっています。恐らく朝の時間に適度な環境に整えて今日の授業に向かうのだと思います。この状態を若い頃の私なら叱ったように思います。今の私はこの状況を眩しい青春のありのままの1ページのように感じてしまい、どうやって空きスペースを作って授業をするか生徒と一緒に考えるように思います。教師として堕落だと指摘されるかも知れませんが、これが今の私の考えです。最近手帳の備忘録にこんな言葉がありました。「正義は容量・用法を守って正しくお使いください」。正義以外にもさまざまな言葉が人づくりに当てはまるように感じます。生徒は頑張っています。

9月5日(火)歴史の綾を見極める眼を保持してほしいと思います

今日はアメリカの仲介でなされた日露戦争の講和ポーツマス条約が締結された日です。日清戦争の終結条約である1895年の下関条約から丁度10年後に、1904年に始まった日露戦争の終結条約ポーツマス条約が結ばれたのでした。日本全権は桂内閣の小村寿太郎外相、ロシアはウィッテでした。日清戦争と違ってこの戦争は日本の勝利で終わったのではなく、アメリカ大統領セオドア=ローズヴェルトの仲介によって何とか講和が結ばれました。日本に有利な講和内容でしたが賠償金はありませんでした。よって有名な日比谷事件も起きました。しかしこの日露先生が日本の世界史デビューと言っても過言ではない影響を世界に与えました。ただし好事魔多しということで、この結果が日本の破綻の導火線にもなっていきました。生徒にはこの歴史の綾を見極める眼を保持してほしいと思います。

9月4日(月)自然の音に安らぎを感じます

今日は早朝久方振りの本格的な雨になりました。雨音が心地よく、自分は雨に飢えていたのだと実感しました。五感を大事にして生活を楽しむことの大切さを再度嚙み締めました。そういえば虫の音を聴くことも幸せなことです。この時期はマツムシの音が聞こえてくる季節です。伝聞では外国人の方々は虫の音を雑音にしか聞こえないと伺ったことがあります。日本人の感覚では安らぎを感じるのではないでしょうか。私の亡くなった父親は秋の虫の音に宗教的な安らぎを感じると言っていました。私は若かったのでその時は聞き流していましたが、私も晩節になってそう感じることがあります。今日も五感を大事にしたいものです。

9月2日(土)五感を使って豊かな時間を創造してほしいものです

9月になりました。晩夏の花も秋の花も楽しめる9月は、秋の七草に代表される花をはじめ、多くの草花を楽しむことができます。代表選手はコスモスです。桜を思わせる花色から秋桜(あきざくら)とも呼ばれています、ピンクや白に加えて濃い赤、黄、オレンジ、複色などが登場し、年々カラフルになっているようです。もう1つ挙げれば金木犀でしょうか。オレンジ色の小さな花を枝にたくさん咲かせ、素敵な香りを風にのせて届けてくれる秋の風物詩です。今日は土曜授業です。生徒は日々忙しく、ストレスも大きくなっています。草花で心を癒してほしいと思います。始業式では五感を使って豊かな時間を創造してほしいと呼びかけました。今日も生徒が豊かな時間に恵まれますよう祈る朝です。

9月1日(金)校長だより第71号を配布します

大正12年9月1日午前11時58分に関東大震災が発生しました。この日、突如として震度6の揺れが関東地方南部を襲い、東京府(現在の東京都)や神奈川県、千葉県南部を中心に大きな被害を与え、10万を超える人々の命を奪いました。その大地震から今年で100年です。災害対策を忘れずに実行していくことが肝要です。ところで震度6というのは正確ではないと言われています。当時の地震の階級は「6」が最大だったのです。震度7であっても6と表示された可能性がありました。いずれにしても100年前に比較して人間は成長していることを必ず次の大地震では証明しなければなりませんね。今日は校長だより第71号も配布します。校長だよりの作成は生徒の成長がエネルギー源になっています。有難いことです。

8月31日(木)課題解決は間違いなく成し遂げると思います

今日のニュースは百貨店のストが話題になっています。百貨店は英語では「デパートメントストア」でデパートはその略です。 様々な分野の専門店をひとつの企業が統括し、その専門店を広い売り場で陳列し販売する店舗となります。昨年度の売り上げトップの店舗は、伊勢丹新宿本店でした。2番は阪急うめだ本店で、そして3番は西武池袋本店でした。3番目の店舗をもつデパートであっても生き残りが出来なかったことに驚きます。江戸時代「三井越後屋呉服店」を営んでいた「三越」が日本のデパートの起源でした。時代は令和になってこの業界も革新がないと存続が難しいようです。生徒達がこれから活躍する社会はなかなか難しい課題があるようです。しかし、課題解決は間違いなく成し遂げると思います。生徒達は本当にクレバーですから。

8月30日(水)歴史の綾を考える日でもあります

今日はダグラス・マッカーサーが愛機であるパターン号から神奈川の厚木飛行場に降り立った日です。1945(昭和20)年8月30日、太平洋戦争での勝利を受けて日本を事実上占領した連合国軍の最高司令官として日本の地を踏みました。サングラスにコーンパイプを加えた写真は圧倒的な存在感を放ち、多くの日本人に深く印象づけられることとなりました。以後約6年間マッカーサー元帥は連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)として日本国内で数多くの改革を行い、戦後の日本の様々な体制や仕組みを方向づけました。第一次世界大戦後にファシズムを生んだ反省から、第二次世界大戦後の処理は敗戦国を民主的な国家にすることが優先されました。日本はこのことによって今の繁栄につながりました。歴史の綾を考える日でもあります。

8月29日(火)政治的な若さを感じます

明治4年の今日、日本では廃藩置県が断行されました。生まれたばかりの明治政府がそれまでの藩を廃止して地方統治を中央管下の府と県に一元化した行政改革を断行されました。今考えてもこれが一番の山場だったと思います。300弱の藩を廃止してそのまま国直轄の県とし、その後県は統廃合されていきました。2年前の版籍奉還によって知藩事とされていた大名には藩収入の一割が約束されていましたが、承服できない旧藩主が沢山いました。知藩事および藩士への俸給は国が直接支払う義務を負いました。しかし後に秩禄処分により削減・廃止されたことは有名です。明治維新の最大の難所であった廃藩置県を恐れも知らずやり切ったことに政治的な若さを感じます。凄いことをしたものです。

8月25日(金)教員という職業は生徒によって輝きを得ています

 8月も残り数日となってきました。今日の夕刻には1年生が勉強合宿を終えて東京に戻ってきます。2年生も校内での集中講座が今日で終わります。忙しい生徒にとって夏休みの最後の週末を迎えます。来週になれば文化祭の準備も佳境に入って教室の中は小道具で溢れるばかりになると思います。2年生の教室は現状講習をするために作成した小道具は文殊の知恵の結晶により教室の一隅に収納されています。このような日常の中で生徒は協働して成長を果たしていきます。学校に勤めているとこの様子がライブで見守ることができて至福を感じます。教員という職業は生徒によって輝きを得ています。

8月24日(木)未来を想像する学園都市を結ぶ鉄路として相応しいTXです

今日はつくばエックスプレスの開業した日です。2005年(平成17年)の今日開業しました。東京都心と筑波研究学園都市の間を結ぶ鉄道構想をもとに、当時通勤事情が悪化していた常磐線の混雑解消および首都圏の宅地供給を目的として開発されました。起点の秋葉原駅から八潮駅間は南千住駅から荒川橋梁(北千住駅 - 青井駅間)までを除いて地下線です。また終点のつくば駅も地下駅です。しかしこの他の地上区間は全て高架または掘割構造であり踏切が一切存在していません。最高速度130 km/hと高速で運転を行っており、秋葉原駅とつくば駅間58.3kmを最速45分で結んでいます。運転士は常務していますが自動列車運転装置 による自動運転でも有名です。未来を想像する学園都市を結ぶ鉄路として相応しいTXです。

8月23日(水)命ほど尊いものはありません

福島の話が続きます。今日は白虎隊自刃の日です。白虎隊は会津藩が戊辰戦争で戦った際に不幸な歴史として今でも語られる悲話です。明治元年8月23日に白虎隊が自刃したことを受けて追悼の意とその事実を後世に語り継ぐためにこの記念日が設けられました。戊辰戦争時、会津藩では軍を年齢により、白虎・朱雀・青龍・玄武の4つの班に編成していました。その中で白虎は最年少となる16歳〜17歳の少年たちで構成されていました。飯盛山にいた白虎隊は城近辺に火の手が上がったのを目撃して若松城が落城してしまった…と誤って捉えて20人の隊員全員がその場で自刃したと言われています。今の時代に命ほど尊いものはありません。今日はそのことを深く考えたいと思います。

8月22日(火)1年生は宿泊行事に出かけます

今日から1年生は宿泊行事に出かけます。行事名は勉強合宿です。3泊4日で富士吉田市のホテルで勉強に集中します。河口湖と山中湖の間にある林間で環境は申し分ありません。1年生は高校生初の宿泊行事です。大いに豊かな時間を創造してほしいと思います。生徒はバスに乗車して発車を待っています。この宿泊行事にはサポーターとして卒業生も参加します。卒業生の中にはこの合宿に呼ばれることが名誉だと言ってくれる者もいます。そろそろバスも出発です。調布北では仲間との切磋琢磨を楽しむ気概を今後も育成していきます。

8月21日(月)福島を応援をしたいと思います

今日は福島県民の日です。福島県は1876(明治9)年8月21日に「旧福島県」「磐前(いわさき)県」「若松県」が合併して、ほぼ現在の姿となって誕生しました。現在でも浜通り、中通り、会津と3地区に分けて呼ばれますが、その背景はこのことから由来しています。県民の日は、福島の人々が心を合わせて豊かな県づくりにつなげようと1997年に定められ、今年で27回目ということです。東日本大震災が発生するとは思いもよらず制定したと思いますが、福島ほど県民の日が相応しい県はないと思います。福島産の農産物などを皆で食べて福島を応援をしたいと思います。

8月18日(金)今日は「太閤忌」です

今日は「太閤忌」です。安土桃山時代の豊臣秀吉は1598年(慶長3年)の今日鬼籍に入りました。太閤忌の名称は、秀吉に対する称号「太閤」にちなんでいます。太閤とは、元々は摂政や関白の職を退いて、その職を子弟に譲った者を指す言葉でした。私はこの春から学生時代に一度読破した山岡荘八の徳川家康26巻を読破しました。シリーズの後半は亡き秀吉の子秀頼への想いが叶わず自害に追い込んだ家康の悲しみが描かれています。秀吉にしてみればこの歴史は最悪と映っているのではないでしょうか。権力という魔物に捕り付かれた人の不幸せが少しセツナク感じます。

8月17日(木)動かざること山のごとくの老朽化した校舎が愛おしく思います

2週間ぶりに学校に出勤しました。早朝に校内巡回をしましたが、幸い台風の影響は見当たらない状況でした。昨日新幹線が大変なことになっているというニュースもあって、台風の影響を受けた皆様のご苦労は大変なものだったと推察します。最近の自然災害はロシアンルーレットのように何処に出現するか全く読めない状況で心配が募ります。そんな中で学校がいつもと変わらず私を迎えてくれたことに感謝しています。動かざること山のごとくの老朽化した校舎が愛おしく思います。

8月16日(水)感謝しかありません

ケアンズでの最終日を迎えました。40名の生徒は全員元気でこの研修を乗り切りました。充実した生徒の表情を見て嬉しくなりました。今出国手続きを完了しました。定刻とおりのフライトのようです。保護者の皆様もお子様の帰国2を首を長くしてお待ちのことと思います。是非ご家庭に戻られたらこの2週間の豊かな時間について伺ってください。きっと宝物のような時間が蘇ります。私はこの引率で幸せな時間を40名の生徒から頂きました。このような体験を積めたのも学校を護ってくれた教職員の皆さんのおかげです。そしてこの期間も事故もなく東京で自律的に過ごしてくれた生徒の皆さんのおかげです。全てに感謝しかありません。ありがとうございました。

8月15日(火)ここまでトラブルが一切ないということに感動すら覚えます

ケアンズで2度目の火曜日を迎えました。今日は終戦記念日ですね。ケアンズから黙祷を捧げました。本日ケアンズ組は午前中ボタニック・ガーデンズで研修しました。熱帯雨林植物園で、東京ドーム3個分の広大な園内でした。一言で言えばジャングルのようでした。珍しい生物や美しい植物と出会えました。聞くところによると入場無料とのこと。国の豊かさを感じました。中にはユニークな庭園もあり、「竹コレクション」は100本以上の寄木のような状況で群生しており圧巻でした。40名の生徒達は全員元気で園内を2時間ほど歩きました。大自然でマイナスイオンを浴びて良かったように思います。午後はこの地で最後の英語研修が待っています。明日は帰国3となります。ここまでトラブルが一切ないということに感動すら覚えます。

8月14日(月)この語学研修でたくさんの種が生徒に蒔かれています

ケアンズで2度目の月曜日を迎えました。40名の生徒は全員元気に土日の活動を充実したものにして月曜日を迎えました。感謝しかありません。本日の午前中はキュランダにあるレインフォレステーション自然公園で研修しました。世界遺産の熱帯雨林の真ん中にある 100 エーカーの公園で、アボリジニの文化体験などをしました。アボリジニの市民権は、クックの上陸以来200年の時を経て1967年にようやく認められたことは有名です。ケビン・ラッド首相は、2008年2月13日の議会で、先住民アボリジニに政府として初めて公式に謝罪しています。和解はその後簡単には成就していませんが、過ちを認めて歴史を前に進めたことは大きな一歩でした。生徒は帰国4してからこのようなことにも関心を寄せる筈です。この語学研修でたくさんの種が生徒に蒔かれています。

8月13日(日)生徒も物価の違いには驚いていると思います

ケアンズで2度目の日曜日を迎えました。今日も朝の定時連絡は異常ありません。生徒40名はホストファミリー先で元気に活動を始めたようです。今日はオーストラリアの物価について私見を記載してみます。私の感覚では物価は日本の2倍以上だと思います。スーパーに行くと日本で100円前後のペットボトルが約250円です。ジャイアントコーンに似たアイスクリームが約550円です。日本国内で昼御飯を外食で済まそうとした時、大体1,000円前後だと思いますが、ケアンズで昼御飯を外食で摂ると約2,000円以上はかかってしまいます。物価が高い理由は円安であることも大きいですが、 オーストラリアの国土面積は日本の約20倍もありますが、オーストラリアに住んでいる人の数は日本の約5分の1です。 日本のように狭い国土に多くの人が住む国と異なり物流コストも半端ない額になっているようです。生徒もこの土日に買い物をすると思いますが、物価の違いには驚いていると思います。 

8月12日(土)アデレードやパースのことは知らないのが一般的ではないでしょうか

ケアンズで2度目の土曜日を迎えました。定時連絡でホームステイ先からの連絡はありません。生徒は各家庭で元気に活動して充電に務めているようです。昼休みに近くのスーパーに行きました。休日で多くの人で賑わっていました。しかしケアンズのあるクイーンズランド州の面積は日本の5倍ありますが、人口は500万人強です。日本と比較するとゆったりしています。ところで、オーストラリア連邦は6つの州と1つの準州、そして首都キャンベラの特別区から成っていることはこの引率で改めて確認して参加しました。オーストラリアの方は東京を知っていても京都や大阪は知らないのが一般的なようです。私たち日本人もシドニーは知っていても、メルボルンやブリスベンの位置までは正確に知りません。まして州都のアデレードやパースは知らないのが一般的ではないでしょうか。国際交流ではお互いのことを知ることが可能となります。生徒達はホストファミリーと様々な会話を通してお互いの国のことも理解を深めています。海外語学研修の意義は多岐に亘ってあるようです。

8月11日(金)日本の友好国を視察すると本当に勉強になります

ケアンズで2度目の金曜日を迎えました。日本では台風接近のようです。心配しています。こちらは晴天が続いています。ケアンズ組は今日の午前中はケアンズ水族館で研修でした。この施設はケアンズで一番の観光スポットのようです。この水族館は展示が見事で英語の説明も工夫がありました。ボードを見ると、どのコーナーも「Why?」と冒頭に記載されて、その解説をしていました。またそのコーナーの最後には「Fascinating  Facts(魅力的な事実)」と記載されているタイトルがあって、簡潔な英文で、私でも理解できるまとめが記載されていました。ここでも探究的な思考の重要性を強く意識している施設だと実感しました。日本の友好国を視察すると本当に勉強になります。生徒40名は今日も全員元気で、これから午後の時間は英語研修です。引率者として本当に真摯な生徒達に感謝し敬服しています。

8月10日(木)世界標準は対話型・双方向型に進化しているようです

ケアンズで木曜日を迎えました。本日も40名の生徒は元気いっぱいです。今日は午前中ハートリースクロコダイルアドベンチャーズで研修しました。ワニのショーもプログラムに入っていました。無知な私はイルカショーのようなものかと思いました。しかし1時間のショーは講義のようでした。私にヒアリング力がないので正確ではありませんが、実験をしながら生体を説明していくプログラムでした。何より驚いたのはお客様から質問を受けながら説明を加えていく手法でした。単純に一方的に見せるショーに慣れている日本人には新鮮でした。小学生も盛んに質問していました。世界標準は対話型・双方向型に進化しているようです。勉強になります。生徒は午後から英語研修です。日々前進という感じです。

8月9日(水)東京でもそれぞれの生徒が自律的な夏休みを過ごしているようで安堵しています

ケアンズで水曜日を迎えました。今日は朝の時間に長崎へ向けて黙祷を捧げました。今日のケアンズ組は姉妹校であるトリニティ・アングリカン・スクールに訪問しました。訪問の中でイギリス由来のモーニングティの時間を頂くなどして有益な時間を過ごしました。TASに感謝しかありません。東京からは毎日生徒の活動報告が届いています。それぞれが自律的な夏休みを過ごしているようで安堵しています。先生方は本日補欠募集の検査日で対応頂いています。組織的な職務をしていただいて感謝しかありません。私が海外引率をしていても安心してケアンズで職務できることに感謝するばかりです。

8月8日(火)どんなことも楽しみに換えていくマインドが素晴らしいと思います

ケアンズで火曜日を迎えました。本日は午前中イギリス由来のローンボールという競技を研修しました。リタイアーしたオーストラリアの方が講師でした。生徒は真剣に英語の説明を聞き取って競技を楽しんでいました。ケアンズは乾季の時期のようですが、連日シャワーのような雨に出会います。しかし生徒はそれも気にせず楽しんでいます。どんなことも楽しみに換えていくマインドが素晴らしいと思います。午後は英語研修が実施されます。2班に分かれて現地校の先生の授業を受けます。今日も40名全員が元気で研修に参加していることに感謝しています。有難いことです。

8月7日(月)40名の生徒は今日も元気に研修しました

ケアンズで月曜日を迎えました。研修に参加している生徒たちは土日をホームステイ先の家族と濃密な英語の世界を体験して本日の活動を迎えました。今日のプログラムはグリーンアイランドへの研修でした。船で1時間以上沖合にでることで最大限の美観に酔えるのですが、船酔いをする生徒もいました。しかし若さでしょうか、直ぐに昼食を摂り元気に活動をして、生徒は貴重な学びを体験しました。帰路は船にも慣れて元気いっぱいでケアンズに上陸しました。疲れもあると思いますが、陽気に前向きに目的達成に向けて活動する生徒に敬服する1日でした。40名の生徒は今日も元気に研修しました。有難いことです。

8月6日(日)生徒は食文化でも貴重な異文化体験をしています

今朝はケアンズから広島への祈りを捧げました。本日もホームステイ先からの連絡はない状態で定時連絡に安堵しています。私は待機の休憩時間に地元スーパーで購入しポテチを頂きました。メーカーはオーストラリアのKettleで、味付けは海の塩と酢と記載されています。私は食に疎く、殆どお菓子も食べませんが、酢の味のポテチは初めてでした。恐らく生徒もホームステイ先で様々な料理に親しんでいることと思いますが、驚く風味もあることと思います。これも異文化体験です。日本に来られた外国人の方々も納豆などの風味に驚き、やがて病みつきになっていくと言います。生徒は食文化でもオーストラリアへ愛着を増していることと思います。

8月5日(土)ケアンズで生徒は気温や天候に恵まれて貴重な異文化体験をしています

ケアンズは涼しい風が吹いています。ニュースを見ると福島の伊達市で気温40度以上の「酷暑日」になったとのことです。この酷暑日は日本気象協会が使い始めました。気象庁は35度以上を「猛暑日」としていましたが、もうそれでは足りないということから生まれた呼び名です。最高気温40度以上の日は「酷暑日」、最低気温30度以上の夜は「超熱帯夜」となりました。ケアンズで生徒は気温や天候に恵まれて貴重な異文化体験をしています。有難いことです。

8月4日(金)ケアンズ海外語学研修は順調にスタートしました

本日無事にケアンズに到着しました。早朝4時に入国しましたので語学学校SPCに5時30分ごろ到着して簡単なガイダンスを受けました。その後SPCスタッフの心のこもった朝食を頂きました。朝食後、午前の講習までには時間があるので皆でケワラビーチまで散策して、初めてのケアンズの海を眺めることがてきました。犬を散歩する人々と交わす朝の挨拶がとても新鮮でした。午後8時前には学校に戻り、今は食堂をお借りして仮眠の時間を確保しています。僅か20分程度でも生徒の体力を回復させるためには有効と判断しました。SPCのスタッフが生徒に寄り添い、英語を通して温かく見守ってくれているのでとても安心して引率が出来ます。これから1日のカリキュラムが始まりますが、スタートは上々の滑りだしのように感じます。有難いことです。

8月3日(木)本日からオーストラリア・ケアンズ海外語学研修が始まります

朝から高温多湿な毎日が続いています。学校に来るまでが一仕事です。今日はこれから教員都教委公募の説明会があり会場に移動します。正午には学校に戻り直ぐに海外語学研修引率のため成田空港に向かいます。40名の参加生徒と保護者様のご期待に応える研修となるよう一生懸命職務に当たりたいと思います。数年前なら一切の事務仕事を放棄して引率となりましたが、今や端末を持参して無線環境が整っている場所を執務室にすることが出来ます。私のような老人には隔世の感としか表現できません。技術革新に改めて感謝する朝となりました。

8月2日(水)まつりは日本人の夏の心を癒してくれますね

今日、本校では午後7時より第2回改築に関わる住民説明会を開催します。近隣の皆様にご案内をしています。地域に愛される都立高校であるべきところですが、近隣の皆様からご意見を頂く日となります。そう言えば今日から青森のねぶた祭が始まります。青森ねぶた祭は七夕祭りの灯籠流しの変形であろうといわれています。東北の粘り強い魂の表出を思いながら説明会に臨みたいと思います。『青森ねぶた祭』『秋田竿燈まつり』『仙台七夕まつり』、そして『山形花笠まつり』。「東北四大まつり」は日本人の夏の心を癒してくれますね。

8月1日(火)本校放送部の生徒が「ヒロシマ・ナガサキ」という映像を背景にして朗読をします

今日の午後4時30分から本校生徒が朗読により社会貢献をします。本日、調布市文化会館たづくり映像シアター(8階)で「調布 映画と朗読プロジェクト」が開催されます。この企画は午後1時から始まっています。この企画の中で本校放送部の生徒が「ヒロシマ・ナガサキ」という映像を背景にして朗読をします。平和を願う気持ちを共有できるのではないかと思います。早いもので今日から8月です。生徒は自律的に時間管理をしているようで、教室を巡回すると文化祭の準備も確実に進めていることが伺えます。720名の生徒が日々様々なところで主体的に自分を磨いていることに敬服しています。有難いことです。

7月31日(月)生徒の皆さんも花火師の気概から学びましょう

先週末は東京でも4年ぶりに各所で花火大会が開催されました。隅田川には100万人も集まったとのことです。花火は火薬と金属の粉末を混ぜて包んだもので、火を付けて、燃焼・破裂時の音や火花の色、形状などを演出するものとされています。火花に色をつけるために金属の炎色反応を利用しており、混ぜ合わせる金属の種類によって様々な色合いの火花を出すこが出来ると言われています。紅色、緑色、青色、黄色、紫色、銀色、金色の7種類が花火の色の基本のようです。近年ではこれらの基本的な7色に加えて、ピンク色や黄緑色などの花火も開発されています。課題を発見して解決の道を模索する探究学習が花火師の生命線のようです。生徒の皆さんも花火師の気概を学ぶことが重要になります。

7月28日(金)歴史から学ぶ賢い主権者の育成が大事だと思います

今日7月28日は第一次世界大戦が始まった日になります。1914(大正3)年6月28日にサラエボ事件と言われるオーストリア皇太子暗殺事件が発生し、この事件を受けて、1914年7月28日オートスリアがセルビアに宣戦布告をして戦争は始まりました。この戦争は1914年7月28日から1918年11月11日までの4年3ヶ月続きました。帝国主義国家がドイツ・オーストリアを中心とした同盟国とイギリス・フランス・ロシアを中心とした協商国の二陣営に分かれヨーロッパを主戦場として戦い、オスマン帝国が同盟国、日本が協商国側に加わって世界的規模となったのでした。飛行機、潜水艦、毒ガスなど新しい武器が出現し、戦争の形態を一変させたことも重要な歴史の分岐点です。戦争の過程でロシア革命が勃発し、ソヴィエト=ロシアの労働者政権が出現し各地の民族運動も激化しました。昨日から全国歴史教育研究大会が中野区の会場で始まりました。歴史から学ぶ賢い主権者の育成が大事だと思います。

7月27日(木)スイカが最高の美味になっています

歳時記を見ていましたら、今日はスイカの日のようです。夏を代表する果物の横綱とされていることから、な(7)つのよこづ(2)な(7)【夏の横綱】の語呂合わせにちなんで記念日を制定しているようです。スイカは原産が南アフリカです。日本には室町時代以降に中国から伝わったとされています。表記の西瓜という当て字は中国の西方(中央アジア)から伝来した瓜という中国語に由来しているそうです。果肉の約90%以上が水分であることから、英語圏ではwatermelonと表記されます。因みに園芸分野ではスイカは野菜ですが、栄養学では果物に分類されています。連日の暑さでスイカが最高の美味になっています。生徒の皆さんも今日はスイカが食卓に上がるといいですね。

7月26日(水)不断の努力はどの分野にも必要なようです

今日は有名なポツダム宣言が発表された日です。皆さん知ってのとおり第二次世界大戦中の1945(昭和20)年の今日、ドイツ・ポツダムにて発表されたものです。アメリカ大統領ハリー・S・トルーマン、イギリス首相ウィンストン・チャーチル、そして中国主席蒋介石の三者で会談しました。内容は日本に対して全日本軍の無条件降伏等を求めた全13か条からなっていました。日本軍国主義の一掃、戦犯の処罰、侵略した領土の放棄、基本的人権の尊重など平和的民主的な日本の建設などが記載されていました。冒頭に皆さん知ってのとおりと記しましたが、生徒達にとっては太平洋戦争は明治維新と同じぐらい遠い昔の出来事になっているかも知れません。不断の努力はどの分野にも必要なようです。

7月25日(火)世の中に無謬はないと改めて感じるニュースでした

24日はJR山手線が始発から4時間半止まりました。都立高校は生徒の夏休み期間になっていることもあって具体的な対応をすることはありませんでした。原因は信号装置の不具合を知らせるメッセージが表示されたからだと言うことです。俯瞰すれば僅かな時間であり、生命も失われることがない事故でした。今後DX社会になると装置の不具合で大混乱が起きる可能性が一層増えていくと予測できます。そのような時にどのように行動をするか、どのように事象を考えるかを予め想定しておくことは人間の価値を高めるために重要になってくると思います。世の中に無謬はないと改めて感じるニュースでした。

7月24日(月)今日は河童忌です

今日は河童忌です。これは小説家とし『羅生門』『歯車』『藪の中』『地獄変』などを著した芥川龍之介の忌日を指します。彼は1927(昭和2)年の今日自らの手で亡くなっています。代表作のひとつである『河童』からこの忌日名になりました。彼は東京帝大在学中に発表した「鼻」が夏目漱石に高く評価され文壇に登場することになりました。卒業後、海軍機関学校の嘱託教官として英語を教えるかたわらで『羅生門』(1917)などを発表しています。その後大阪毎日新聞社社員として文筆活動に専念しました。しかし残念ながら36歳で亡くなりました。彼のDNAは芥川比呂志、也寸志という新たな才能の人へと繋がっていきました。偉大な作家が創作した文学作品群は今も私たちに深い洞察の時間を与えてくれてます。

7月21日(金)本校生徒のこの夏の頑張りが楽しみです

今日から生徒は夏季休業に入りました。生徒の自律的な生活に期待が高まっています。歴史を振り返ると1654年の今日は多摩川の水を江戸市中に運び込む役割を持つ玉川上水が羽村から虎ノ門まで通水しました。前年には羽から四谷まで開通していましたが、残り区間の四谷から虎ノ門が開通したことで全長約43kmの人工用水路が完成したのでした。江戸の飲料水不足が年々深刻さを極める中で多摩川に目をつけた幕府は国家プロジェクトとして玉川上水の建設を推し進めたのでした。このことを想うと自動車王フォードが言っているように「君が出来ると思えば出来る」の精神が重要だと感じます。本校生徒のこの夏の頑張りが楽しみです。

7月20日(木)3年生の皆さんに送りたい言葉のように感じます

今日は1学期の終業式です。今年度はコロナの影響をほぼ受けず、体育祭や合唱祭をコロナ前と同様に多くの保護者の皆様に参観いただき盛大に開催することが出来ました。生徒も成就感を得てくれたと思います。今日は1969(昭和44)年にアメリカの有人宇宙船アポロ11号が月面着陸に成功した日です。月の表面にある「月の海」のひとつとされている「静かの海(Mare Tranquillitatis)」部分に着陸しました。最初に月面を歩いたニール・アームストロング船長は有名な言葉を遺しました。「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である」と。本校においてはコロナ明けの困難なこの時期に学校行事の伝統を継続させた3年生の皆さんに送りたい言葉のように思います。

7月19日(水)不断の努力でこの感覚を維持したいものです

今日は1870年に起きた普仏戦争が始まった日です。歴史総合では日本史と世界史を俯瞰する科目になっていますが、日本が明治維新の頃にヨーロッパでは・・・と問うてもなかなか歴史事項が浮かばないようです。この戦争は有名なビスマルクが登場する戦争です。ドイツ統一を目論むプロイセン王国の首相ビスマルクは全ドイツ共通の敵を必要としていました。この中で空席となったスペイン王位継承問題を利用しました。彼は「エムス電報事件」でフランスとの対立を煽ったのです。本来この問題で勝者であったフランスのナポレオン3世は窮地に追いこまれ、1870年の今日ビスマルクの作戦に引っ掛かる状況で宣戦布告をしました。こうしてドイツ統一が可能となりました。帝国主義の時代は謀略が通常の時代でした。歴史総合を学ぶと現代の感覚がいかに崇高なものか分かります。不断の努力でこの感覚を維持したいものです。

7月18日(火)歴史は多面的に見ると楽しい勉強が出来ますね

今日は西郷隆盛の実弟である西郷従道の亡くなった日です。彼は当然薩摩藩士であり、軍人・政治家です。兄隆盛の影響で尊王攘夷運動に参加しています。戊辰戦争に従軍後は新政府に出仕しています。明治7年には陸軍中将として台湾出兵を指揮しています。しかし征韓論を巡って、兄の隆盛が明治政府から下野した際に彼はそれに追随せず、西南戦争では隆盛側につかず、政府に残留しました。ここが彼の人生の分岐点でした。その後文部卿、陸軍卿、農商務卿を歴任して、明治18年内閣制度が創設されると第1次伊藤内閣の海相に就任し、やがて27年海軍大将となっています。日清戦争では戦功を認められ侯爵に叙位し政府に大きな足跡を残しました。兄と異なる生き方を選択した弟の生き方にも注目をしてほしいと思います。歴史は多面的に見ると楽しい勉強が出来ますね。

7月14日(金)本校の合唱祭が開催されます

本日は府中の会場をお借りして本校の合唱祭が開催されます。生徒は体育祭の直後から合唱祭シフトに切り替えて早朝やお昼休み、そして放課後と練習時間を捻出してハーモニーを磨いてきました。本日保護者の皆様も会場に多数ご来場いただきますが、生徒達の合唱に満足いただけると思います。今日はパリ祭( Fête nationale française)です。即ちフランス革命記念日です。1789年の今日起きたフランス革命の発端となったバスチーユ監獄襲撃及びこの事件の1周年を記念して翌年に開かれた連盟祭 が起源となっています。本校の合唱が三色旗の精神にも叶うものになりそうです。今から会場に向かいます。楽しみです。

7月13日(木)老人の言葉が若者に届いてくれると嬉しいと思います

縁あってこの数週間久しぶりに世界史の授業を担当しています。付き合う生徒には気の毒ですが、私の頭の活性化には役立っています。生徒は優秀ですから真面目に授業を受けてくれます。私は生徒と対話しながら話をするので相手を務める生徒も大変です。その中で生徒が歴史を俯瞰的に捉えることが苦手なのではないかと感じる場面があります。曲解を恐れずに言えば大きな流れを把握せずに最初から細かな史実に拘っているように感じます。授業をするたびに生徒には薄墨を塗るように繰り返しの学習をして深めていきましょうと呼びかけています。老人の言葉が若者に届いてくれると嬉しいと思います。

7月12日(水)生徒達を誇りに思います

本校の3年生男子生徒5名が警視庁武蔵野署から感謝状を頂きました。これは6月20日に本校生徒5名がスーパーの店先で高齢男性からスマートフォンの保留方法を教えて欲しいという相談を受け、話を聞くと男性は振り込みをする必要があるとのことで、生徒達は詐欺ではないかと不信を抱きました。そして特殊詐欺の疑いがあると考えて男性を交番まで誘導して事件の未然防止に貢献しました。生徒達は警視庁OBのスクールサポーターの講演などを通してこのような詐欺の知識を得ていました。本日の産経新聞などにもこのニュースが掲載されています。流石本校の生徒です。生徒達を誇りに思います。

7月11日(火)生徒が大きく成長することを確信しています

昨日の全国高校野球西東京大会に特別支援学校の生徒が初めて都大会に出場しました。都立青鳥特別支援学校のベースボール部が連合チームとして都立松原高等学校と対戦しました。結果は惜敗でしたがこのことは画期的な挑戦だったと思います。硬式野球のボールを考えれば生徒が怪我をする恐れがあり、特別支援校の生徒には敷居が高かったと思います。その壁を熱意と周りの応援で乗り越えてことに喝采を送りたいと思います。合同チームとして参加した都立深沢高等学校と松陰大松陰の硬式部の生徒も大きく成長できたと思います。本校の硬式野球部は明日初戦です。生徒が大きく成長することを確信しています。

7月10日(月)朝食に納豆を摂って元気に登校してほしいと思います

今日は語呂合わせで納豆の日です。この日を制定したのは関西納豆工業協同組合でした。関西での納豆の消費拡大を目的に1981年(昭和56年)に制定しました。その後1992年(平成4年)に改めて全国的な記念日として制定されました。納豆には大豆由来のタンパク質やビタミンKが豊富に含まれており、現在でも上質なタンパク質源とも言われています。ビタミンKは血液の凝固因子を作るのに不可欠であり、骨タンパク質の働きや骨形成を促進すると言われています。「納豆」の語源は寺院において金銭や米穀などの出納を行う「納所(なっしょ)」で作られたことに由来する説が有力です。生徒には朝食に納豆を摂って元気に登校してほしいと思います。

7月8日(土)この夏も七転八起で行きましょう

今日は「七転八起」の日とも言えます。これは「しちてんはっき」と読むのは正しいようです。失敗してもその度に立ち上がり、めげずに努力するという意味は皆が知っていることです。人生には浮き沈みがある事の例えにも使用されることがあります。この言葉の由来は諸説あるようです。その一説には仏教によるもので、倒してもすぐ起き上がるだるま像に由来していると言う説です。因みに七転七起ではなく七転八起である理由は、生まれてすぐは誰かの手を借りなくては起き上がれないため、その1回を含み八起としているからだそうです。また、八の数字で数が多いという事を表して何度でも起き上がることを諭しているとも言われます。生徒は試験を終えて夏の充電に向けて準備を始めました。この夏も七転八起で行きたいものです。

7月7日(金)潤いのある学校生活がいいですね

今日は七夕です。七夕は星々にちなんだ祭りでありながら、7月7日は梅雨の時期にあたる地域が多く実際に伝説の星々を見ることができる地域は少ないようです。今では「七夕」を「たなばた」と読むのが一般的ですが、元来「しちせき」と読んでいたという説もあります。日本には古くから季節の変わり目になる五節句に邪気を祓って無病息災を願う行事があり七夕もその一つだと言われています。七夕は、機織りの名手である織姫と、働き者の牛使い彦星が天の川を渡って1年に1度だけ出会えるという伝説から、今では願い事を短冊に書いて笹竹に飾り付けるお祭りとして定着しています。本校でも図書館や教室にミニ笹竹が見られます。潤いのある学校生活が垣間見えるようで嬉しいです。

7月6日(木)今日で1学期期末考査が終わりますが勉強は中断なく続きます

連日続いた九州の雨が今日は何とか収まるようです。最近は線状降水帯という言葉が何度もニュースで発せられます。「次々と発生する発達した雨雲(積乱雲)が列をなし、組織化した積乱雲群によって、数時間にわたってほぼ同じ場所を通過または停滞することで作り出される、線状に伸びる長さ50〜300 km程度、幅20〜50 km程度の強い局地的な降水をともなう雨域」と定義されています。日本でこの用語が頻繁に用いられるようになったのは平成26年8月豪雨による広島市の土砂災害以降と言われています。気象の知識は大人の知恵として頭に入れておかなくてはいけませんね。生徒は今日で1学期期末考査が終わりますが勉強は中断なく続きます。

7月5日(水)対話型人工知能が生徒同士の学び合いも活性化させると思います

文部科学省は対話型人工知能「チャットGPT」など生成AIの小中高校向け指針を公表しました。使いこなす力を育成することの重要性に言及したことは画期的だと思います。これまで日本は安全を100%確認できないと導入しないという保守的な姿勢が顕著だったように思います。もちろん命に係わることなどはこの姿勢で国民を護ってきてくれました。しかし新たな技術に対して発想を切り替えたことは私見ですがとっても良いことだと思います。ソフトバンクの孫さんもこの姿勢を評価しているようです。当然個人情報の不適切な収集や偽情報の拡散といった懸念はあります。これらの課題を克服して対話型人工知能が生徒同士の学び合いも活性化していくことになると思います。正にグッドトライです。

7月4日(火)意外と知られていないことも沢山あります

今日はアメリカ独立記念日となっています。7月4日はアメリカ合衆国市民にとっては最大の祝祭日となります。アメリカが今から247年前の1776年のこの日、イギリスから独立する「独立宣言」を採択しました。「Independence Day、Fourth of July、July Forth」などと表記されます。しかし、実際に独立が明確になるのは1781年のヨークタウンの戦いで勝利をしてからでした。その後も憲法を制定して連邦政府を作るかどうかという問題で紛糾し、憲法ができたのが1787年でした。皆さんが知っている初代大統領にワシントンが就任して何とか国の体裁ができたのは1789年でした。考えてみれば「独立宣言」から13年も経っからであったことは意外と知られていません。本校生徒は期末考査でこのような沢山の意外を紐解いていきます。

7月3日(月)人口6万人の地方都市が新幹線の終着駅になります

今福井県の敦賀市が注目を集めているようです。ご承知のとおり北陸新幹線が来春敦賀まで繋がります。2046年には大阪方面に延伸する計画とは言いますが、これから20年以上、人口6万人の地方都市が新幹線の終着駅になります。これは画期的なことだと思います。新幹線と言えば大都市間輸送の代名詞です。新幹線が異例の小都市敦賀市に繋がることで周辺自治体の住民も含めて豊かになってほしいと思います。すでにJR北陸本線の新幹線ルートは第三セクターの『ハピラインふくい』になることが決定して運賃の値上げもあるとのことです。新幹線が地方の疲弊にならないよう英知を結集してほしいものです。本日から本校は1学期期末考査です。生徒は近未来の日本を豊かにするための準備をしているように思います。

6月30日(金)AI君には負けない五感をもっと大事にしたいと思います

今日は6月30日です。今年も半分が終ります。こんなことを記載するとAI君から今日は半分じゃないと指摘されそうです。AI君は計算して1月から6月までを全て足すと181日。今年はうるう年ではないので年間365日。2で割ると182.5日がちょうど半分。だから今日はまだ1年の半分じゃないとAI君は指摘するのでしょう。AI君は数学が得意なので瞬時に中央値を判断してしまいます。恐らく近未来のAI君はもっと感覚的な処理もして人間の能力に迫って、今日は今年の半分とも感じる日・・などと解答するようになるかもしれません。そんなことを考えると人間はもっとスキルを磨かないといけませんね。AI君には負けない五感をもっと大事にしたいと思います。

6月29日(木)豊かな感性を保持することが大きな鍵になりそうです

今日は明治期に活躍した作曲家瀧廉太郎が亡くなった日です。私のような年代までの方は子どもの頃に親しんだ「お正月」などの唱歌や、「荒城の月」「花」といった名曲を遺した作曲家として有名です。驚くことは彼の人生が僅か23年10か月という短い生涯だったことです。東京音楽学校(現・東京藝術大学)で学び、ドイツ留学も果たして日本における西洋音楽の普及や音楽教育に大きな役割を演じました。人の一生は長さではないと言いますがもう少し壮健であったならと思います。若い生徒達は人生100年時代と言われる社会で生きていきます。高校時代に様々な体験を積んで豊かな感性を保持することが大きな鍵になりそうです。

6月28日(水)人間の叡智は平和に使ってほしいと願うばかりです

6月28日は第一次世界大戦が勃発するきっかけとなった「サラエボ事件」が起きた日です。今から100年以上も前の1914のことです。この事件はオーストリア=ハンガリー二重帝国の皇太子夫妻がサラエボで暗殺された事件でしたが、これを契機に推定で1000万人が戦死した凄惨な第一次世界大戦の端緒が切り開かれました。第一次世界大戦では、多くの近代兵器が登場し、被害者を増やしていきました。その1つが戦車でした。次に飛行機。もっとも、死者の数を出したといわれているのが毒ガスです。これは簡単に開発ができ、さほどお金もかからず悪魔の兵器となりました。また潜水艦のデビューもこの戦争でした。人間の叡智は平和に使ってほしいと願うばかりです。

6月27日(火)名前は出雲国にかかる枕詞の「八雲立つ」に因んだと言われています

今日はパトリック・ラフカディオ・ハーンが生まれた日です。日本では小泉八雲として有名な人です。彼は1850年6月27日にギリシャで生まれました。彼は新聞記者、紀行文作家、随筆家、小説家、日本研究家、英文学者としての顔を持っています。彼は1896年に日本国籍を取得して「小泉八雲」と名乗ることになりました。「八雲」は、一時期島根県の松江市に在住していたことから、そこの旧国名(令制国)である出雲国にかかる枕詞の「八雲立つ」に因んだと言われています。一番有名な作品は 日本の怪談話を英語でまとめた『怪談』です。明治期の日本の豊かさを作家司馬遼太郎さんは絶賛しています。確かにこの人物を見るだけでも司馬さんの懐古史観は成り立つと思います。

6月26日(月)釧路市も大変な状況のようです

夏の観光シーズンで北海道も人気のようです。先日資料を見て少し驚きました。道東地方を管轄する国や道の出先機関のほか外国の領事館や国際機関の置かれている道東の政治の中心都市釧路市が斜陽とのデータでした。人口はかつて札幌市、旭川市、函館市に次ぐ道内4位の位置でしたが、1984年以降は減少が激しく、2022年現在は苫小牧市、帯広市に抜かれ6位になっています。戦後は石炭・水産業・パルプの三大産業で潤っていた都市が、その柱を全て失って失速しているようです。しかし釧路湿原国立公園および阿寒摩周国立公園の2つの国立公園を市域に有する都市です。 ここでも壮大な社会実験を試みて復活を遂げなくてはいけませんね。

6月24日(土)壮大な社会実験が待たれます

最近のニュースで気になったものの1つに島根県松江駅前にある「一畑百貨店」が2024年1月14日に閉店することを発表したことが挙げられます。一畑百貨店は島根県内唯一のデパートです。これで島根県は県内にデパートのない県となってしまいます。既に山形県と徳島県がデパートがない県となっていますが、これで3県目となります。デパートには、次のような定義があります。1つは衣食住のすべてを販売していること。2つは従業員数が50人以上の大型店舗であること。そして3つが販売の基本は「対面販売」であること。今となっては古い商業形態ですが、しかし県庁所在地の中心街には必ず立地しており街のシンボルでした。地方の疲弊が進んでいる今を実感します。このような時に発想の転換を促す壮大な社会実験ができないものかと思います。本校の探究学習でその発想の誕生を待ちたいと思います。

6月23日(金)県民ニ対シ後世特別ノ御高配ヲ賜ランコトヲ

今日、沖縄は鎮魂の祈りに包まれる慰霊の日を迎えます。沖縄戦の組織的戦闘が終結したとされる1945年6月23日から78年となりました。歴史の教員として沖縄の地下に掘られた洞穴で一人の軍人が自ら命を絶ったことは語るべきだと思います。海軍司令官の大田実海軍中将です。自決直前に海軍次官にあてた電文が有名です。沖縄戦の惨状と沖縄県民の献身をつづり「後世特別の配慮を」と訴えたものでした。電文の最後には、県民ニ対シ後世特別ノ御高配ヲ賜ランコトヲ・・・歴史は平和を深く願っているように感じます。

6月22日(木)雨に日は読書が良いですね

私は小説を読むことが日々の憩いになっています。6月に縁のある作家の一人に太宰治がいます。彼は明治42年6月19日に生まれ、昭和23年の6月13日に亡くなっています。本名は津島 修治です。左翼活動での挫折後、自殺未遂や薬物中毒に苦しみました。しかし太平洋戦争前後に作品を次々に発表しました。没落した華族の女を主人公にした『斜陽』はベストセラーとなりました。その一方で典型的な自己破滅型の私小説家としての生き方は変わらなかったようです。因みに同じ1909(明治42年)生まれの作家に松本清張がいます。太宰が38歳で鬼籍に入ったのち清張は40代から作家デビューを果たしました。同じ歳の二人がもしも対談すればどんな話題ができたのか想像するのも楽しいことです。雨の日は読書が進みますね。

6月21日(水)夏至は水分補給が大事になります

今日は夏至です。東京の日の出は午前4時25分でした。これから日の入りまでの時間が1年でもっとも長い1日となります。ちなみに、夏至という日本での名前は二十四節気という中国の古い暦から来ていることはご承知のとおりです。詳しく見ると同じ日本でも緯度によって微妙に変わります。例えば東京(緯度35度)だと、夏至の日の昼は14時間34分ですが、札幌(緯度43度)では15時間23分となります。北へ行くほど長くなります。北極圏(緯度66.6度以北)では24時間太陽が沈まない白夜となります。そういえば夏至の風習はあまり聞きません。冬至の日はカボチャを食べたりゆず湯に入ったりします。春分・秋分にはお墓参りしたり、おはぎを食べたりします。夏至は水分補給に集中することでしょうか。

6月20日(火)生涯学習が益々大事になってきました

今日の朝のニュースでエシカル(ethical)消費という言葉が話題になっていました。昔は聞かなかった言葉の1つです。直訳すると、「倫理的」「道徳的」という意味になっています。よってエシカル消費とは何かしらの犠牲の上に成り立っているのではなく、自分や社会、地球環境、自然にとって良いものを積極的に選ぼうという消費活動になります。これはSDGs の12番目の目標である「つくる責任、つかう責任」という目標にも繋がっているようです。因みにエシカルのはじまりは英国です。1989年マンチェスターで創刊された雑誌「ethical Consumer」がきっかけとなったそうです。独自調査で「エシカル度」を数値化し評価することを提唱しました。長く生きていると新たな言葉にたくさん出会います。生涯学習が益々大事になってきました。

6月19日(月)生き方を学びたいと思います

フォークの神様杉下茂さんの訃報が届きました。今の野球ではフォークボールは当たり前の球種ですが、これを日本で初めて投げたのが杉下選手でした。ニュースを見るとボールの軌道とは異なり真っすぐな97年の人生だったようです。10歳で父親を亡くした杉下選手は母親の教えを最期まで守って天国に行かれたようです。今日も大リーグでは大谷選手の24号ホームランのニュースが速報で入ってきました。スポーツを通じて若者に生き方の手本を見せてもらえる幸せを実感します。杉下選手は実は初のメジャーリーガーになった可能性がありました。それを断った杉下先生とそこに挑んだ大谷選手の違いはありますが、お天道様に恥じない生き方を目指す姿勢は同じだと思います。生き方を学びたいと思います。

6月17日(土)土曜講習の日です

本日は本校の土曜講習の日です。土曜授業とは異なり、先生方が主体的に講習テーマを立てて生徒が参加する形になっています。本日は1年生から3年生までの英数国の三教科を軸に講習が展開されています。3年生はこれに理科社会の講習もあります。先生方の情意に感謝し、参加する生徒の意欲に敬意を表するばかりです。有難いことです。

6月16日(金)名門大学が続々と設置を急いでいます

大学改革のニュースが毎日情報として学校に入ってきます。進路部はそれらを織り込んで進路指導をしてます。最近のニュースで私が印象に残ったことは工学部に女性枠が続々と誕生していることです。2022年度に奈良女子大学工学部で設置されたのを先駆けに23年度には名古屋大学、24年度には東京工業大学・名古屋工業大学・お茶の水女子大学と名門大学が続々と設置を急いでいます。この背景には多様な視点で研究開発を求める声が産業界にあるからだと言われています。東京工業大学では25年度には143名の女性枠にして女性比率を20%超えを目標にしているとのことです。社会がダイバシティになっていくことは理想です。男性も女性も先入観なしで職業選択をしていくことが当たり前の時代になっていること嬉しく思います。

6月15日(木)同じ熱風でもこちらの熱風は歓迎ですね

今日は株式会社スタジオジブリが東京の吉祥寺駅近くの第2井野ビルにて設立された日です。1985(昭和60)年6月15日のことでした。同年に公開された映画『風の谷のナウシカ』の製作会社を改組する形で組織されたアニメーション製作会社でした。宮?駿さんや高畑勲さんなど日本を代表するトップアニメーターや監督が名を連ねていました。スタジオジブリとしての最初の長編アニメは、翌年公開の映画『天空の城ラピュタ』となりました。因みにジブリの名称はサハラ砂漠に吹く熱風という意味のghibliギブリに由来しているそうで、第二次世界大戦中に使用されたイタリアの偵察爆撃機の名前でもあったことから宮?駿さんが命名したようです。連日の暑さですが、同じ熱風でもこちらの熱風は歓迎ですね。

6月14日(水)数学を学び合い教え合いで克服してほしと思います

昨日の13日の東京株式市場で、日経平均株価は前日終値と比べ560円超上昇し、一時3万3000円を突破しました。学校はこのような経済指数にも関心を持つ時代になりました。ニュースによると3万3000円台は1990年7月以来、約33年ぶりの水準でバブル崩壊後の最高値を更新したとのことです。専門家の分析では金融不安の後退や好調な企業決算が高値の要因のようです。商社を含めた「卸売」や「空運」「陸運」など昨年度の決算が好調だった銘柄も買われていることも注目すべきだと思います。陸運に関しては2024年問題が注目されています。働き方改革が裾野広く進展すれば投資家が好感を持つようです。経済分析には数学的知識が重要です。生徒の皆さんに数学を学び合い教え合いで克服してほしと思います。

6月13日(火)夢のある話題が若者の夢を育てます

今日ははやぶさの帰還した日でした。2010(平成22)年6月13日小惑星探査機衛星はやぶさが地球に帰還した感動は今も蘇ります。当時の技術では宇宙空間で数年経つとその機能が著しく低下し、故障も絶えなかった中、はやぶさは地球と太陽間を20往復・約60億kmもの距離を約7年掛けて航行し続け、そのミッションを見事果たした後の帰還となりました。また、はやぶさに搭載されていた耐熱カプセルからは小惑星「イトガワ」で採取した微粒子約1,500個が発見されており、奇跡的な帰還と共に宇宙物質の採取に成功という人類史上初の快挙を成し遂げました。高校生はこのようなニュースに感動します。夢のある話題が若者の夢を育てます。

6月12日(月)運命の一戦は何度もないということでしょうか

今日は桶狭間の戦いのあった日です。1560年の今日、尾張国知多郡桶狭間で織田信長が今川義元と戦いました。2万5千人の大軍を率い尾張に侵攻した今川義元に対し、尾張の織田信長は劣勢であることに怯まず今川本陣を奇襲しました。この戦いで今川義元を討ち取ったことで、東海地方を制圧していた今川家が没落する一方、織田信長は尾張を完全統一した上で畿内制圧へと台頭するきっかけとなりました。松平元康(のちの徳川家康)は三河で独立を回復して信長と清洲同盟を締結し、これが戦国時代の転機となったことは有名です。信長はこの桶狭間の印象で危険な賭けをするタイプと思われがちでしたが、以後は慎重に軍を整える正攻法の戦をしました。運命の一戦は何度もないということでしょうか。

6月10日(土)一期一会を大事にしたいと思います

今日は『方丈記』の著者である鴨長明の忌日です。1216年に彼は没したとなっています。方丈記には仏教の根本思想である無常観が表記されており「変わらないように見えても変化しないものなどなく、すべては常に変化していて、やがて滅んでいく」という思想が出ています。「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。世の中にある人とすみかと、またかくのごとし」。今日は土曜授業で午前中は授業公開があります。午後からは2つの学年の保護者会が開催されます。一期一会を大事にしたいと思います。

6月9日(金)校長だより第70号を配布します

本日校長だより第70号を配布します。今回は今から140年前の第1回日本帝国統計年鑑から府県別人口を提示しました。当時は3府36県の時代でした。何と人口の第一位は石川県でした。現在の富山県と福井県(若狭を除く)も含めた石川県でしたが、それでも人口トップであったことには驚く筈です。第二位は新潟県でした。1880年の日本は農業立国だったことが分かります。このような記事を記載した意図は歴史の流れを俯瞰して、豊かな人生とは何かを考えてほしいとの願いがあります。ロングショットの視点も加えて多角的・多面的な考え方を追求してほしいと思います。

6月8日(木)どんな一日になるかワクワクしてスタートすることが大事ですね

最近のニュースを見ると来年のことが大きく話題になっています。その1つがパリオリンピックの出場内定者が決定したとのニュースです。コロナで延期して苦心惨憺に開催したあの東京オリンピックはもう遠い過去に行ったようです。もう1つはアメリカ大統領選挙の候補者指名争いの始まりを伝えるニュースです。1年以上も先のことが既に始まっていることに改めて現代の時間軸のスピードアップを感じます。現在と過去と未来。人間は行きつ戻りつ今日を生きています。だからこそどんな一日になるかワクワクしてスタートすることが大事ですね。

6月7日(水)最大風速が20m/s程度の上品な台風になってもらえないでしょうか

台風3号が発生したようです。台風とは熱帯や亜熱帯の海洋上で発生する熱帯低気圧のうち、赤道より北の東経100°〜180°にあって、最大風速が17.2m/s以上にまで発達したもののことを指します。海水が太陽の熱で暖められて蒸発し、水蒸気に変わることが第一歩です。それが反時計回りに渦を巻きながら上昇をはじめ、上昇気流が発生し、上昇した水蒸気は上空の冷たい空気で水滴になり、雲ができます。雲はやがて積乱雲へと成長します。これが第二段階でしょうか。そして最後は積積乱雲が発達し台風になります。七夕の短冊にお願いするようなことですが、最大風速が20m/s程度の上品な台風になってもらいたいと思います。

6月6日(火)長い人生で遅咲きをする花もあるようです

二十四節気の芒種(ぼうしゅ)を迎えました。芒種は稲や麦など穂の出る植物の種を蒔く時期のことを指しています。稲の穂先にある針のような突起を、芒(のぎ)と言うことから名称になりました。つまり芒種とは、芒(のぎ)のある穀物の種を蒔くという意味になります。学校でも生徒に様々な種を蒔いています。早期に実ることもありますが、長い人生で遅咲きをする花もあるようです。教育の難しさはロングショットで評価する時に適正であり続ける施策とは何かを峻別することだと思います。歴史の番人は厳しい眼で今を見ている気がします。

6月5日(月)今日はPepper君の誕生日です

2014(平成26)年6月5日に電気通信事業者やインターネット関連事業を展開しているソフトバンクグループ株式会社が、感情認識ヒューマノイドロボットPepperペッパー君を発表しました。Pepper君は人間の持つ様々な感情を表情や声のトーンを含めた会話などから解析し、より多く話しかけていくことで、より人間の感情に寄り添ったコミュニケーションが図れる自己更新プログラムとなっているようです。世界的AIロボットの先駆けとして大きな注目を集めました。現在は更なる飛躍に向けての停滞期なのかもしれません。何れ人員不足が深刻化している日本では感情認識ヒューマノイドロボットは確実に拡充していくと思います。

6月2日(金)もしも本能寺の変がなかったら・・

今日は本能寺の変があった日です。1582年(天正10年)のこの日(旧暦)、本能寺で織田信長は明智光秀に襲われ自害しました。中国地方攻略中の羽柴秀吉から応援要請を受けた信長は、自ら出陣することを決め、側近の者と京都・本能寺に宿泊していました。明智光秀も出陣を命じられ丹波亀山城を出発しましたが、進軍の途中で道を変更し本能寺を襲撃したのでした。襲撃を知った信長は近侍の森蘭丸に誰の襲撃かを尋ね、光秀と聴くと「是非もなし」(是非も無い:仕方がない)と一言語り、自ら弓をとって戦い、そして自害したと言われています。「もしも本能寺の変がなかったら・・」雨の日にはそんな想像をすると時間の過ぎるのが早くなりますね。

6月1日(木)本校では6団仲良く競い合う日になります

今日から6月です。日本では春と夏の境目で初夏となります。北海道を除く各地では梅雨の時期に入ります。本日本校はその間劇をぬって体育祭です。日本では旧暦6月を『水無月(みなづき)』と呼びますが、今日は雨から本校を護ってもらえそうです。英語の月名 『June』は、ローマ神話のユピテル(ジュピター)の妻ユノ(ジュノー)が由来と言われています。この「ユノ」が結婚生活の守護神であることから、6月に結婚式を挙げる花嫁を「ジューン・ブライド」(June bride、6月の花嫁)と呼び、6月に結婚をすると幸せになれるといわれています。今日は本校では6団仲良く競い合って幸せな日となりそうです。有難いことです。

5月31日(水)明日体育祭が無事に出来ますように

今朝も天気予報のチェックから始まりました。明日の予報は雨だったものが晴れになり、そして今朝は曇りのち雨になっています。一喜一憂が続きます。こんな時は老人の私でも「ドラえもんがいてくれたら・・・」と思います。ドラえもんは1970年1月号の小学館の学年誌など6誌で漫画の連載がスタートでした。作者はパーマン・キテレツ大百科など数々の名作漫画を生んだ藤子・F・不二雄さんです。誰もが完璧な人間じゃないからいつの時代もドラえもんに憧れるように思います。人間と同じように身近なところにいてくれるような安心感が皆に愛されるのだと思います。秘密の道具を使って時代や人種などあらゆる壁を越えて分かり合えることを教えてくれるドラえもんに、明日は雨にならないようにお願いするしかないようです。明日体育祭が無事に出来ますように。

5月30日(火)生徒の祈りが天に通じたのでしょうか

ここ数日は天気予報を毎日祈るような気持ちで確認しています。先週の予報では今週は毎日雨の予報でした。体育祭の延期を企画調整会議メンバーとメールを通して模索する毎日が続きました。しかし昨日あたりの予報から明日明後日の雨マークは消えて曇りと晴れに変わってきました。生徒の祈りが天に通じたのでしょうか。6月1日の体育祭が無事に開催され見込みが立ってきて嬉しく思います。生徒は完全燃焼を期して先生方の支援を受けて昨日も午後7時まで下校延長を認めてもらい応援団練習をしています。保護者の皆様も体育祭を楽しみに待ってくれています。当日の自転車での来校を調査したところ400台程度の自転車の駐輪場所を確保する必要があることがわかりました。駐車場をフル活用して停めていただくことになります。何とも嬉しい悲鳴です。6月1日が好天であることを祈ります。

5月29日(月)感謝の気持ちが大事だと思います

今日の日付は語呂合わせにすると「こ(5)うふ(2)く(9)」(幸福)と読むことが出来ます。幸福とはそれぞれの語り口があると思いますが心が満ち足りていることだと思います。しかし、不平や不満がなく楽しい瞬間はなかなか遭遇できません。映画「幸せの黄色いハンカチ」の最後のシーンを思い出すと、幸福は苦難の上に天が与えてくれるもののようにも思います。古代ギリシアの哲学者アリストテレスは『ニコマコス倫理学』において、「幸福」(エウダイモニア)とは誰もが求める究極の目標であり、最も価値の高い善きもの「最高善」であると述べています。この「幸福主義」の実現は困難とも言えますが、心の持ち方で叶えることもできるのではないかと思います。感謝の気持ちが大事だと思います。

5月27日(土)感慨一入です

本日は土曜授業で午前中に保護者対象の授業公開が実施されます。しかし、昨年に続き生徒の出席番号で参観できる時間を管理させていただいています。申し訳なく思います。学校は体育祭までのカウントダウンが残り数日となり、活気に満ち溢れています。廊下には大縄跳びのロープなどもあり整理整頓の観点からはお叱りを受けそうですが、生徒の頑張りに免じてお許し頂きたいと思います。教室内には体育祭に使う衣装やクラスTシャツの段ボールなどもあります。また体育祭後に直ぐにスタートする合唱祭に向けてのキーボードなども置いてあります。生徒が学校生活を豊かに送っている状況が垣間見えるようです。コロナ禍で苦労した学校行事がようやく全開という感じで私も感慨一入です。有難いことです。

5月26日(金)災害がないことと体育祭当日の好天を祈るばかりです

本校は来週の木曜日に体育祭を実施します。生徒は朝7時30分から6団に分かれて応援団のダンス練習をしています。懸念は台風の上陸があるかどうかです。台風2号は非常に強い勢力で、台湾方面に向かってゆっくりと進んでいます。週明け29日(月)午後3時には、非常に強い勢力で沖縄の南海上に達する見込みのようです。この時点で沖縄は暴風警戒域に入るおそれが示されています。この台風2号は暴風域がかなり広く、半径260キロが範囲に含まれるという予報です。沖縄の南で速度を落としノロノロとなる可能性も大きいとされています。災害がないことと体育祭当日の好天を祈るばかりです。

5月25日(木)多様な考え方に触れることは楽しいですね

AERAの今週号は特集で「35年後の未来どう生きるか」を掲載しています。解剖学者の養老孟司先生は天災がカギになるのではないかと唱えています。そして未来を前向きに考えていくことの重要性を語り、昔なら暇な学生が考えていたようなことかもしれないが、人生とは何かを大真面目に大人が考えなければならない時代になると予言しています。確かに未来予想と言えば経済や政治にばかりに目が行きますが、一番大事な人間の内面の充実や豊かさを忘れがちです。人生とは何かを考えて生きていく日常の積み重ねが35年後の自分を決めるのだという語りに私は納得しました。多様な考え方に触れることは楽しいですね。

5月24日(水)コンディショレポートも活用してください

昨日は寒いと感じる1日でした。今日は一転して好天で気温が上昇するようです。最近「天気痛」という言葉を聞きました。これは天気の影響を受けて生じたり、悪化したりする慢性の痛みを指す言葉のようです。最高気温の差が前日から10℃もある日があると、予兆として耳鳴りやめまい・倦怠感が出ることが知られています。中でも一番につらい天気痛は頭痛のようです。この対策として自分の体調をしっかり把握することが大事だと言われています。どんな天気の時に体調が悪くなのか備忘録として留めておくと解決策の一助となるようです。高校生は成長期で健康不安はないように思われていますが、実は様々な健康トラブルを抱える時期でもあります。自分の健康を自律的に把握していきたいものです。本校では昨日までに3回目のコンディショレポート調査をしました。相談があればすぐに対応を促す機会が増えています。

5月23日(火)雨もまた好の気分です

今日は中間考査の最終日です。天候が雨でなかったら直ぐに体育祭応援団の練習になる日だと思います。しかし、春と夏に挟まれた雨の季節です。お天道様には敵いません。生徒には梅雨にしか味わえない風情もあることを知ってほしいと思います。雨に似合う紫陽花に癒されることも大事です。小さな花が寄り集まるようにして円形を作る姿、雨に濡れた紫色の美しさは、はるか昔から日本人の心をつかんできました。「紫陽花や 帷子時(かたびらとき)の 薄浅黄(うすあさぎ)」江戸時代の俳人松尾芭蕉の一句です。帷子とは夏用の衣を指します。「紫陽花が咲き、今年も帷子を着る季節がやってきた。ちょうど紫陽花も帷子も同じ薄浅黄色をしている」という意味の俳句です。雨もまた好の気分です。

5月22日(月)スカイツリー天晴です

今日は東京スカイツリーが開業した日です。私の記憶が曖昧で何年前に開業したのか調べてみると、2012(平成24)年2月29日に完成していました。高さは武蔵と覚えた634mでした。そして開業したのが同じ2012年の今日でした。東京の景色を変えた電波塔は今ではすっかり街並みに馴染んでいる気がします。この地は元々東武鉄道の貨物列車基地跡地でしたが、それが地上デジタル放送・FMラジオ放送・携帯端末向けマルチメディア放送・タクシー無線の基地局などの役割を担う電波塔になりました。避雷針・雨水貯留槽(地下)・蓄熱槽といった自然災害等への配慮も施されているとのことです。スカイツリー天晴です。本校の改築でもこのような多様な機能を持つ学校に生まれ変わる機会となりたいものです。

5月19日(金)命を大事にしてほしいと思います

今週の週刊東洋経済には映画監督の山田洋次さんのスペシャルインタビューが掲載されていました。読んで少しホッコリしました。映画「男はつらいよ」シリーズで寅さんが健康保険に入っていないことを案じる場面があったようです。その映画を観た厚生省(当時の名称)の課長さんから監督にお手紙があったとのことです。「さくらさんの家を付帯住所にすれば寅さんは健康保険に加入できます」という内容でした。監督はとても嬉しかったと言っています。生きていればささやかでも嬉しいことが沢山ありますね。命を大事にしてほしいと思います。

5月18日(木)ロングショットで今の頑張りを見てください

今日から1学期中間考査です。生徒たちは朝から学校で勉強しています。新聞を見ると日本一高いビルが交代するようです。この秋に東京港区に地上64階、高さ330メートルのビルが完成するようです。私の中では霞が関ビルが一番高いビルとして記憶が止まっています。地震国日本で高層ビルを建てるとしたら、そこには耐震性の追求が必要です。ピンチから新たな発明に挑む精神に敬意を表します。私たち人間は逆境の中にあっても大なり小なり埋没しないで復元していくしなやかさをもっているようです。生徒の皆さんも困難な壁に立ち向かっている今が成長期です。ロングショットで今の頑張りを見て、自分を褒めながら成長軌道を確信してほしいと思います。因みに4年後には東京駅近くに390メートルのビルが建つようですよ。

5月17日(水)今後も理性や道徳が健全に働く社会になってほしいです

今朝の新聞を見ますと文部科学省が対話型人工知能チャットGPTなどの生成AIを授業で活用することを前提に、夏前までに活用のガイドラインを示すとのことです。この活用については生徒の考える力が身につかないことや教員が適切な評価ができなくなる等の懸念がありました。しかしこの生成AIの正と負の影響を考えて一歩前向きに活用する方向に進んだようです。今後使用の年齢制限やこの正しい活用方法を学ぶ授業の設定などが発表されると思います。既に企業では企画書の作成や会議の文字起こしや問い合わせ窓口で活用しているようです。時代の変化に驚くばかりです。アメリカマイクロソフトでは生成AIを組み込んだ検索エンジンも作られているようです。一昔前は10年先が見通せないという感じでしたが、今は1年先が見通せない感じです。激しい競争社会の中で理性や道徳が健全に働く社会であることが重要ですね。

5月16日(火)沖縄の歴史をもっと知ってほしいと思います

昨日は沖縄本土復帰記念日でした。1971年(昭和46年)6月17日に宇宙中継によって東京とワシントンで結ばれた「沖縄返還協定」が、1972年(昭和47年)5月15日午前零時をもって発効したことを知る者は少ないのではないでしょうか。それは遠い歴史の彼方にあるようにも思います。若い皆さんは第二次世界大戦以来、27年間沖縄がアメリカの統治下にあったことも信じないかも知れません。沖縄を出る際にはパスポートが必要でした。沖縄の人々はそのことを語り継いで今も鮮明に記憶しています。同じ日本の仲間としてもっと沖縄の歴史をもっと知ってほしいと思います。沖縄の風土は素晴らしく近い将来、リゾート地として世界の沖縄になるような気がします。

5月15日(月)普段と変わらないペースで生活することが大事です

本日校長だより69号を配布します。生徒は中間考査直前の緊張した朝を迎えたと思います。そんな時に心を癒す言葉や音楽があれば良いと願い、今回の紙面には宮沢賢治の雨ニモマケズをテーマにして記載しました。それにしても昔の人の寿命は驚くほど短いものでした。賢治も37歳で亡くなっています。現在平均寿命は男性でも80歳を超えています。豊かな人生を創造していくためにも、その土台づくりをする若い時期の在り方が重要になっています。健康で文化的な豊かな生活を構築するためには文学作品との出会いは欠くことができないと思います。定期考査になると妙に小説を読みたくなった自分の高校時代を思い出すと、あれも自然な要求だったように思います。定期考査でも普段と変わらないペースで生活することが大事ですね。

5月13日(土)朝乃山関頑張って

大相撲夏場所が明日初日を迎えます。今回は元大関朝乃山関が2年ぶりに幕内に返り咲きます。コロナ禍での出来事で休場処分を受け、本人は引退も覚悟したのではないかと思います。しかし明日から再び幕内力士として復活します。日本では一度不名誉なことで罰を受けると復活が難しい社会と言われています。今場所朝乃山関が勝ち越しをしてくれると、スポーツ界から小さくとも確かな潮流を起こしてくれるように思います。失敗しても真摯に努力すればもう一度チャンスを与えられる社会であることは重要ではないかと思います。人を育てる学校に席を置く身として朝乃山関に頑張ってほしいと思います。

5月12日(金)学校は1学期中間考査の1週間前になりました

学校は1学期中間考査の1週間前になりました。部活動も体育祭の朝練習も中断しています。毎朝校長室の窓からグランドで活動する生徒を眺めるのが楽しみな私には少し寂しい朝です。しかし生徒の登校姿は一層凛としています。単語帳のようなものを開いて暗記しながら学校に入ってくる生徒が多数です。通常は学校周辺から一緒になった友人と会話しながら楽し気に昇降口に向かう生徒たちですが、テスト前になると明らかに様子が違ってきます。定期考査に重点を置きすぎないように平常の評価を取り入れていく観点別評価の時代ですが、生徒たちは考査の点数が自分の学習評価をダイレクトに示すものとして重視しているようです。欲を言えばもっとほかのアウトプットの方法に参加してほしいと考えています。各種コンテストに挑んでみるのも勧めたいことです。作文コンテストだけでも片手以上の案内が来ています。

5月11日(木)学校はそのような生きる原点を学ぶ場所でありたいと思います

今朝の千葉県での地震はヒヤッとしました。木更津周辺の震度5強は東日本大震災での東京の揺れの大きさでした。能登半島での地震のニュースをどこか遠いことのように考えていた自分への警笛にも思えました。大きな災害に遭った時に果たして耐えていくメンタルと体力があるのかとの不安は誰にもあると思います。一人では生きていけないことを痛感するのみです。あの大谷選手ですらキャッチャーの怪我によって昨日は変化球を投げることが出来ず敗戦となったと聞きました。どんな英雄でも一人ではできないことがあることを諭しているようにも思います。学校はそのような生きる原点を学ぶ場所でありたいと思います。

5月10日(水)オンライン授業の日です

本日、本校はオンライン授業の日です。東京都では今年度各都立高校にオンライン授業の日を設定するように指示をしています。大まかな実施時期も決まっており、本校ではその期間に合わせて本日の実施となりました。今日生徒は自宅で6時間の授業を受けます。この実施に向けては端末操作でトラブルがないように、事前にICT委員会の先生方がYouTubeで操作方法を解説する動画を生徒に配信しました。生徒は安心して本日を迎えていると思います。一方、先生方は時間割に従って端末に向かって授業をします。10名程度の先生は自宅勤務で授業をします。コロナ禍で様々弊害もありましたが、良いこともありました。その1つがオンライン授業です。学校も大きく変化しようとしています。

5月9日(火)老人の情報交換も満更でもありません

昨夜田舎の友人から電話がありました。分かりやすく言えば老人の暇つぶしです。話題は時間の使い方に移り、友人は最近のマイブームは広辞苑のページ捲りだと言っていました。毎日その日の感覚でページを捲り、そのページを読むとのことでした。電話を終えて妙に気になったので私も辞典を取り出して自分もやってみました。意外と新鮮です。知っているようで知らない言葉が羅列されていました。知らないことを少し理解するようになることは嬉しいものですね。勉強は贅沢なことだと改めて認識しました。老人の情報交換も満更でもありません。

5月8日(月)今日は世界赤十字の日です

連休明けの今日は世界赤十字の日です。1859年スイス人であるアンリー・デュナンが、イタリアのソルフェリーノの戦場で4万人にのぼる死傷者を目の当たりにした時、「傷ついた兵士は人間である。人間同士としてその尊い生命は救われなければならない」との信念を抱きました。そして負傷した兵士を懸命に救助しました。スイスに戻った彼は、戦争の悲惨さと無償で救助する思いの尊さを訴えるために、著書『ソルフェリーノの思い出』を出版し、戦場の負傷者と病人は敵味方の差別なく救護すること、そのための救護団体を平時から各国に組織すること、この目的のために国際的な条約を締結しておくことの必要性を説き、その実現のために奔走しました。そうして設立された組織が150年以上経った今も世界中で活動をしているのです。願わくば戦争のない世界を見たいものです。

5月2日(火)生徒は充電を満喫しています

明日から学校はゴールデンウイーク期間となり5連休となります。ニュースではコロナ禍でほとんど見かけることがなかった外国人の姿が各地の観光地に殺到していると報道しています。実際、日本政府観光局が4月19日発表した2023年3月の訪日外国人の人数は181万人と、前年同月の30倍近くに急増しています。コロナ前である2019年3月(276万人)と比べても7割弱の水準まで回復したとのことです。昨年10月から訪日外国人の入国制限を緩和したことや、円安などの影響もあり、今年の1〜3月の3カ月間で479万人が訪れています。一方、生徒は部活動と勉強が軸の5連休のようです。生徒は高校生として充電を満喫しています。

5月1日(月)益々教育の力が重要になっています

インドの人口が中国を凌駕したようです。現在ともに人口が14億人を越えています。しかし今後の予測を見ると2050年にはインドは17億に迫る勢いなのに対して、中国は13億に減少するとのことです。人口は国力という発想があります。日本は2050年にはギリギリ1億を維持するようですが、人口減少は止まらないようです。しかし、経済のもう一方の発想に人口爆発による弊害はあっても人口減少は文明の力で有利になるとの説もあります。何れにしても二極化する世界に孤立した日本ではなく、知恵の輪の源である日本になってほしいと思います。益々教育の力が重要になっています。

4月28日(金)パイロットには水先案内人という意味もあります

東京都では働き方改革の一環として、そして生徒の活動が継続的に発展することを目的に、部活動の民間委託の方向を模索しています。本校は今年度都立高校6校に指定した部活動改革パイロット校の1校に選ばれました。試行するのはサッカー部・バドミントン部・男子バレーボール部の3部です。イメージとしては指定された部は調布北高校の部活動ですが、形式的にはクラブチームのような形での活動になります。パイロットには水先案内人という意味もあります。新しい時代に相応しい生徒主体の部活動を目指したいと思います。折しも明日からのゴールデンウイークは部活動の大会が目白押しです。生徒に豊かな高校生活が待っています。

4月27日(木)豊かな高校生活を創造してほしいと思いまます

本校ではこの8月に第2回オーストラリア短期語学研修を実施します。昨日応募の締め切りがありました。56名から応募がありました。定員は40名のため審査に入りました。応募書類に記載された参加意欲は全員申し分ないので、明日抽選会で40名を決定します。事前に2年生は32名枠、1年生は8名枠とお知らせしています。実は2年生の応募者は32名でした。こんな偶然が起きるのでしょうか。天の配剤に感謝するばかりです。よって明日は1年生のみの抽選会となります。ここでは補欠の順番も明確にします。5月末までの辞退があれば補欠の順番に従い家庭に連絡をすることになっています。学校はこれ以外にも様々な教育オプションを用意しています。クラッシーで毎日先生方から様々な案内が発信されています。生徒の皆さん一人ひとりが豊かな高校生活を創造してほしいと思いまます。

4月26日(水)多面的・多角的な視点の重要性を映画からも感じます

1954年(昭和29年)のこの日、黒澤明監督の映画『七人の侍』が公開されました。 主演は三船敏郎と志村喬でした。名優の二人の姿が今でも蘇ります。戦国時代を舞台とし、野武士の略奪に悩む百姓に雇われた7人の侍が、身分差による軋轢を乗り越えながら協力して野武士の襲撃から村を守るという物語でした。世界で最も有名な日本映画のひとつになっています。ヴェネツィア国際映画祭では銀獅子賞も受賞しています。1960年にアメリカで西部劇『荒野の七人』としてリメイクされたことも有名です。今のコンピュータを駆使した映像と異なる昔の映画の価値を若者にも知ってほしいと思います。多面的・多角的な視点の重要性を映画からも感じます。

4月25日(火)夏には筑波大学ツアーや東京理科大学ツアーも企画しています

本校は東京都教育委員会より理数研究校に指定されています。本日はその事業の一環で第1回理数放課後ゼミ(講演会)を開催します。今回は東京薬科大学から先生をお招きして生徒のやる気スイッチを刺激します。本日のゼミには事前登録で30名以上の生徒が参加するとのことです。これらを企画運営する校内の理数委員会では年間に8回程度の講演会を計画しています。またこの夏には恒例の筑波大学バスツアーや東京理科大学ツアーも企画しています。先生方の生徒を思う気持ち(情意)に感謝するばかりです。

4月24日(月)コデマリのような学校です

季節の花が4月になると一斉に賑やかになります。その中でも今日はコデマリ(小手鞠)の日になっています。コデマリはバラ科の落葉低木で原産は中国になっています。古くに渡来し移植や栽培が容易なため観賞用として江戸時代から栽培されてきたようです。コデマリは株元から多くの枝を出し主幹のない高さ2mほどの株立ちになって艶やかです。1cmに満たない白い小花が20以上も集まって3cmほどの小さな手まりのような丸い花姿になります。長く伸びた枝から新葉が出て、短い枝先に咲く花の重みで枝垂れ、花が浮かび上がるように咲く姿は美しく目を引きます。本校は古い校舎ですが、生徒が魅力的な学校にしています。コデマリのような学校かも知れません。

4月22日(土)スーダンのことが心配です

朝のニュースではスーダンの状況が語られていました。この国は2011年に南部が南スーダン共和国として独立するまではアフリカで最大の面積を誇る大国でした。今でもアフリカでは3番目の大きさで日本の国土の約5倍を有する国です。200を超える部族が混在して国を形成しており、人口はおよそ4000万人ほどです。国民の多くはイスラム教ですがキリスト教信者も多く、今までは争うこともなく共存して暮らしていたと聞いています。国土の大半は北のサハラ砂漠から続く砂漠地域で、夏場は温度が40度を超すこともしばしばの国です。北部地域には世界遺産にも指定されている「メロエ・ピラミッド群」があり、いつかは訪れてみたい場所でした。少なくとも停戦を確実に実現して民衆を救ってほしいと思います。

4月21日(金)心は日本に置きながら視点は世界を俯瞰する調布北の生徒であってほしいと念じています

明日は土曜授業です。午後には2年生の保護者会を体育館で開催させて頂きます。今回は対面のみの会として保護者の皆様にご来校いただきます。様々な学校情報を共有させていただきますが、修学旅行を台湾に決定したこともお知らせします。今後パスポート取得などの手続きをお願いすることになりますので保護者の皆様に各種の説明をさせて頂きます。どうぞよろしくお願いいたします。高校時代の貴重な海外体験が今後の生徒の人生に大きな飛躍の種を蒔くことになると確信しています。世界に目を転じると日本以上に重大な問題を抱えている国々があります。心は日本に置きながら視点は世界を俯瞰する調布北の生徒であってほしいと念じています。

4月20日(木)ピンチをチャンスに変えていく発想の転換を求めていきたいと思います

昨日の5時間目は1年生の総合的な探究の時間でした。生徒は体育館に集まり探究のガイダンスを受けました。本校では1年生で内閣府のビックデータを使った地方創生策を探究テーマにしています。今年度は実際に対象地域に足を運ぶことを重視することとして、研究対象を関東地方の地方自治体に絞り込みました。生徒は今後グループでテーマを決定していきます。次回は大正大学で同様の研究テーマを学生さんに指導している教授に来校いただき研究のノウハウを学びます。日本の人口減は大きな課題になっています。特に地方の活性化は喫緊の課題です。生徒にはデータを駆使してピンチをチャンスに変えていく発想の転換を求めていきたいと思います。

4月19日(水)校長だよりを配布します。スケジュール管理は高校生の大きなテーマです

校長だより第68号を本日配布いたします。今回は年度の始まりに意識してほしいことを記載しました。それは時間管理と工程表の作成という2つの課題意識です。特に時間を有効に使うことは生涯の課題になります。隙間時間の活用など言い尽くされたことばかりですが、事前に時間の見える化をすることは重要だと考えています。就寝時間になって今日の自分の時間の使い方を漫然と反省するよりも、事前に時間の活用予定を立てて、そのタイムスケジュールで行動することの方が良い結果になることは自明のように思います。帰宅後なんとなくゲームをして1日が終わるのと、事前に1時間はゲームをすると決めて真剣に遊び、そのあと勉強すれば時間管理に成功していると思います。スケジュール管理は高校生の大きなテーマですね。

4月18日(火)生き甲斐は負の世界から芽生えることもあります

私の田舎には高山本線が岐阜から富山まで通じています。赤字ローカル線というのは特急の走っていない線路という概念で言えば特急が10往復以上走っていますので廃線の危機感はまだ薄いようです。しかし線路は猪谷から富山まではJR西日本で、大糸線同様JR西日本の盲腸線になっています。北陸新幹線の開通で昔の北陸本線は第三セクターになっているのです。このため線路の維持は工夫がいるようです。富山市ではこの課題に積極的で高山本線ブラッシュアップ計画を打ち出したと聞いています。富山市といえば路面電車が市内を結んでコンパクトシティと言われますが、静岡市に次いで面積の大きな県庁所在地です。積極的にローカル線を活性化しようとしているようです。仕事にはいろいろありますがこのような負から正に挑む仕事は遣り甲斐を感じますね。生き甲斐は負の世界から芽生えることもあります。

4月17日(月)体育祭から始まるおおむらさき祭は生徒主体で大いに盛り上がっていくことでしょう

新しい週になって応援団の生徒の活動も活性化しています。6月1日体育祭までの日数を考えれば生徒の心情としては時間がないとの想いなのだと思います。応援団の幹部生徒は今日も朝7時30分の練習開始まで生徒の通用門で挨拶運動をしています。1年生の生徒などはこの掛け声で元気をもらい、学校行事への熱意を実感して、やがて自分たちもこの先輩の姿を追って学校行事を盛り上げていこうとするのだと思います。先輩が後輩に背中を見せて心のバトンを繋いでいくことは尊いことです。今年も体育祭から始まるおおむらさき祭は生徒主体で大いに盛り上がっていくことでしょう。有難いことです。

4月15日(土)天候に関係なく生徒の向上心は高まっているようです

本校は本日土曜授業です。生徒は雨の中を登校しています。こんな時にどのように自分の気持ちを上げていくのか練習すると良いですね。私はこんな時に宮沢賢治の雨にも負けずを心の中で暗唱することがあります。老人になって私は頭の体操で暗唱しているものを繰り返し練習する癖がつきました。ジョブズのスタンフォード大学での卒業式の式辞の一部もよく口にします。それは死についてのセンテンスです。鏡を見て今日が最後の日だとしたらどうするかと自問することも気持ちを上げる効果があるようです。心の整理をする術を自分なりに工夫して身に付けることは重要ですね。話は飛びますが、今日放課後にはこの8月に実施する第2回ケアンズ語学研修の説明会を開催します。100名程度の応募があるようです。天候に関係なく生徒の向上心は高まっているようです。有難いことです。

4月14日(金)優秀な生徒を預かった責任感をヒシヒシと感じました

本日から高校1年生は6時間の平常の授業となります。昨日の午後には1年生は体育館で教科別ガイダンスを受けました。冒頭のあいさつで私は3つの言葉を入れながら高校3年間のスタートの重要性について呼びかけました。3つの鍵とした言葉は「散歩のついでに富士山に登った者はいない」「目標ー現状=課題」「夢は逃げない、いつも逃げるのは自分」でした。その後、各教科の先生の説明を受けながら配布された冊子にメモを取りながら内容を咀嚼していました。優秀な生徒を預かった責任感をヒシヒシと感じました。幸い、高校3年生・2年生が先輩学年として新入生を温かく迎えてくれています。学校全体が幸せオーラに包まれているようで生徒からたくさんのエネルギーを貰っています。有難いことです。

4月13日(木)課題解決のために数学科でオンライン講習を始めます

本校では昨年の教科主任会議の協議の結果を受けて、この4月から新たな教科指導を始めます。それは数学科の総意で実施するオンライン講習です。学校の目標から現状を引き算したものが課題となります。本校では国公立大学への合格者を増やしていく目標を掲げていますが、現状としてはどうしても数学を避けて受験する傾向が見られます。このため課題解決の1つとしてこのオンライン講習となりました。昨日は対象となる2年生に第1回説明会を放課後に実施しました。80名近い生徒が参加して参加票の提出に向かいました。金曜日にも第2回説明会を実施します。説明会では数学科教員から覚悟をもって参加するように激励がありました。先生方の情意に感謝しています。

4月12日(水)電気通信大学と日本大学文理学部と高大接続をして様々な恩恵を受けています

本校は電気通信大学と日本大学文理学部と高大接続をして様々な恩恵を受けています。今年も両大学に通年で通って学ぶ生徒が多くいます。今日は日本大学文理学部の令和5年度の初講座の日で20名以上の生徒が午後にある総合的な探究の時間を利用して大学に赴きます。大学では学生さんと一緒にゼミに参加して年間を通して選択したテーマの指導を受けます。本校の生徒の中には毎年下高井戸まで自転車で通う者もいるようです。大学の先生もその逞しさに驚き敬意を表していました。若さに潜む無限の可能性を実感します。そういえば体育祭の応援団の自主練習が始まりました。早朝から校門で団の幹部生徒が登校生徒にあいさつを交わしています。そしてグランドで練習をしています。高校時代を満喫している姿に心が洗われます。

4月11日(火)校長だより第67号を配布します。今後も自己の健康管理を自律的に実施していくことが肝要だと思います

校長だより第67号を本日配布いたします。今回は入学式の式辞を掲載しました。昨日はマスク着用について苦情を2件頂きました。学校がマスクを外すことを強要しているように感じているとのことでした。昨日の状況を見ても教室内では多くの生徒が個人の判断でマスクを着用していました。それに対して学校が指導するようなことはしていません。これまでと異なり文部科学省の指導によりマスクを外す方向に舵をきったことは事実ですが、強制などの側面は一切ありません。ご理解いただきたいと思います。コロナ感染を恐れる度合いによってマスクを外すことが脅威と感じる生徒もいると思います。今後も自己の健康管理を自律的に実施していくことが肝要だと思います。

4月10日(月)グッドトライは簡単に逃げないことから始まります

今週から本格的な教育活動がスタートします。1年生は1時間目に体育館に集合して学年集会をします。学習に関わるガイダンスを受けます。私も冒頭にエールを送る予定です。生徒には適度な緊張感があることが大事だと伝えようと思います。生徒の中には高校生活に不安を抱く者もいると思いますが、それも通常のことだと指導したいと思います。原因が明確にある恐怖と異なり、不安はストレス同様に無くすことはできません。不安やストレスとどのように上手にお付き合いしていくかが豊かな高校生活にしていくための大きなポイントになります。逃げるのではなくどうしたら軽減できるかを模索していくことが心の成長になると思います。多くの生徒は適度な運動や仲間との語らいに大きな緩和効果があることに直ぐに気づくはずです。大丈夫です。安心して高校生活をスタートさせてください。簡単に逃げないことだけでもグッドトライです。

4月7日(金)祝意をもって臨みます

入学式の朝を迎えました。今日は239名の入学を祝う式典となります。夢と期待を持って高校生活をスタートさせる生徒たちに私の稚拙な式辞のエールが届くか心配ですが、祝意をもって臨みたいと思います。昨日は始業式で生徒にハリウッド女優のオードリー・ヘップバーンの言葉を送りました。不可能という英語の綴りは読み方を変えると私はできる・・という言葉です。ブロークンの英語でもこれだけ短いと私も安堵して発声しました。新入生の皆さんも今日は仲間と英語で会話するような気分で話すのではないでしょうか。しかし挨拶なら英語でも大丈夫なはずです。おはよう ありがとう よろしく こんな言葉をたくさん発声して今日の緊張を緩めていきましょう。新入生の高校3年間が充実した日々になることを念じています。

4月6日(木)今日も佳き日です

令和5年度の1学期始業式の朝を迎えました。始業式の前には着任式を実施します。新たな先生との出会いを生徒は楽しみにしていることと思います。本校では高校2年生でクラス替えをします。2年生はそのこともワクワクドキドキして楽しみにしていると思います。長い人生で出会う人の数は多いように考えますが、マクロ的に見れば無視できるような数になると聞いたことがあります。メイの『赤い糸』によれば、人が一生に出会う人の数は3万人と言っています。その中で学校や職場で3千人、親しく言葉を交わす人が300人とあります。縁あって出会えた人との奇跡を大事にしたいものです。そう考えると天気が雨模様でも気になりません。今日も佳き日です。

4月5日(水)安全安心な暮らしは多くの人たちの献身で成り立っているのですね

昨日の午後、学校で漏電警報が発砲しました。直ぐに業者に調査をしてもらいましたが、漏電箇所が特定できず、翌日に停電措置をとって調査することを決定して、生徒の皆さんにクラッシーを使って本日登校できない旨を連絡しました。しかし東京都が緊急事態と判断して、夜間の緊急点検を実施してくれました。この結果、ようやく漏電箇所が特定出来ました。東京都の危機管理に感謝するばかりです。直ぐに深夜でしたが本日の学校が通常で活動できることを生徒の皆さんにメールしました。お陰様で何事もなかったかのような静かな朝を迎えています。私たちの安全安心な暮らしは多くの人たちの献身で成り立っていることを改めて実感し、感謝の気持ちでいっぱいです。また夜間でも深夜でも携帯電話から情報発信できる情報化の時代にも感謝しています。有難いことです。

4月4日(火)良い習慣を身に着けることが肝要です

新たな年度になってマスクは原則として外すことになっています。昨日から私も意図的にマスクを外すようにしています。習慣とは恐ろしいもので3年間でマスクは顔の一部のようになっていました。改めて習慣ということについて考えることにもなりました。良い習慣を身に着けることが肝要と改めて実感しています。歯磨きや手洗いのように毎日繰り返す良い習慣を持った者が大きな成果物を手にするのだと思います。例えば私のような高齢者でも毎日ピアノを弾く習慣を持てば、いつの日か坂本龍一さんの戦場のメリークリスマスも弾けるのかも知れません。坂本龍一さんのご冥福を祈ります。

4月3日(月)新たな1年が始まります。昨日無事に参加生徒全員がケアンズから帰国5しました

新たな年度がスタートしました。令和5年度もどうぞよろしくお願いいたします。昨日はケアンズから30名の参加生徒全員が無事に帰国6しました。嬉しいニュースをお知らせすることから年度初めのブログがスタートして有難いことだと思います。今日はこれから新たに着任する教職員の皆様をお迎えしてガイダンスを実施します。その後、年度最初の企画調整会議で4月当初の教育活動の確認をしていきます。6日は始業式、7日は入学式です。今週も豊かな時間を送れそうです。立て込んだ日程を楽しいと感じる訓練には最適な1週間です。生徒の皆さんも4月はそんな意識でメンタルの調整をしてみてください。

 

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