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校長ブログ(令和4年度バックナンバー) | 東京都立調布北高等学校 | 東京都立学校

ニュース

2023/04/01 校長ブログ

校長ブログ(令和4年度バックナンバー)

3月31日(金)この1年間の皆様のご支援に深く感謝申し上げます

令和4年度の最終日を迎えました。この1年間の皆様のご支援に深く感謝申し上げます。今年度はコロナ禍の中でしたが修学旅行や文化祭などほぼフル規格で実施してきました。皆様のご支援の賜物です。この場をお借りして深く感謝申し上げます。ありがとうございました。令和5年度は改築の図面が整う年度です。先日は私不在の中で東京都が説明会を開催してくれました。地域の皆様のご理解を賜り、改築が軌道に乗るように努めて参ります。有難いこと日本社会は次代を担う生徒が学校生活を豊かに送ることに誰も反対をしません。その1点を軸に協調路線を敷いて行きたいと思います。海外から見ると日本の教育の改善点も見えてくるようです。オーストラリアは多民族国家です。生徒は多くの学びが周辺にあります。日本はこれに代わるものとして異年齢・異環境交流が大きな柱になっていくように思います。令和5年度も生徒主体の教育活動を創造して参ります。どうぞよろしくお願いいたします。

3月30日(木)副校長先生ありがとうございました

ケアンズから入力しています。WIFI環境があれば端末も学校の机上同様に海外でも使用できます。当然クラッシーなどの情報も発信・受信できます。こちらから毎日ケアンズ語学研修の状況報告を引率の先生から参加生徒の保護者に発信しています。今日は4月1日で異動する副校長先生が週休日前毎に発信する緊急連絡先の案内メールの最終メールがクラッシーで流されました。この2年間毎週金曜日に発信される副校長先生メールは学校と家庭を繋ぐ絆でした。学校経営の安定に大きく貢献したと思います。4月からは新たな副校長先生をお迎えしますが、この信頼関係を礎にして一層連携強化に邁進したいと思います。副校長先生ありがとうございました。

3月29日(水)多様な国の人々と話す共通語が英語であることを改めて認識しています

ケアンズの朝は鳥の鳴き声で始まります。今日も晴天です。連日の好天に感謝するばかりです。外国に出るとどうしても日本との比較をしてしまいます。やはりトイレ事情は一番に挙がる内容のようです。ウォシュレットに慣れた日本人にとって外国の事情は困惑ものです。また日本のコンビニに慣れた目から見ると日常の買い物事情も相当な開きがあります。しかも値段が日本の2倍相当の金額になるのでその落差が大きくなります。今日午前中生徒はケアンズのショッピングセンターを探索します。若い感性で外国文化を別の視点で体感するものと思います。このような体験のあとの午後の英語レッスンはますます学びの意欲が高めて臨みます。多様な国の人々と話す共通語が英語であることを明確に意識してレッスンは活性化します。

3月28日(火)今日も研修が充実していました

本日のケアンズ語学研修は午前中、昨日協定を締結したばかりのTASに全員で訪問し、校長先生らのお出迎えを受けて2時間程度校舎の案内をしてもらいました。途中幼稚園児から高校生までの生徒との交流もあり、最後はモーニングティーのおもてなしも受けて生徒は感激していました。午後は現地で生活されている歴史愛好家の日本人の方にオーストラリアから見た太平洋戦争について講演いただきました。日本軍のした行為を私たちは知りません。今回の講演でオーストラリアがなぜ Forgiving without   forgetting(忘れない しかし許す)の境地に変化していったのかその過程を学びました。真の日濠交流ができるような素晴らしい内容でした。研修は充実しています。

3月27日(月)参加生徒は大きく成長しています

ケアンズは連日30度を超える暑さです。今日は姉妹校となるTAS(トリニティ・アングリカン・スクール)に行き締結式をしました。校長先生のお名前は日本語で発音すると「ショーグン」さんという方でした。漢字にすると将軍です。一生忘れない名前ですね。明日早速午前中に生徒たちは学校の見学に行きます。このようなセレモニーで嬉しい日となりました。しかし大事なことは生徒の充実感です。その意味で海外語学研修の肝はホームステー先です。生徒の様子を見ていますが、各家庭の中に入って一生懸命に学ぼうとする姿に敬服しています。多少文化の違いに戸惑うこともあると思いますが、全てが学びだとする生徒に敬服しています。参加生徒は大きく成長しています。

3月26日(日)ケアンズで生徒は成長しています

昨日の夜9時05分成田空港発のジェットスターケアンズ便にて早朝現地に無事に到着しました。参加生徒30名は元気に本日午前の英語研修を終えて、15家庭のホームステイ先に移動しましした。お迎えに来てくださるホストファミリーが温かで本当に安堵しました。明日は姉妹校締結で現地校に伺い署名します。本校ではこの8月にも第2回ケアンズの語学研修が予定されており、姉妹校も歓迎の意を表してくれているようです。参加生徒が緊張とリラックスの繰り返しの中で貪欲に英会話に挑む姿が印象的です。日本語を絶って英語脳にするのは若い時期が最適だと痛感します。参加生徒の変容を目の当たりにして語学研修の意義を痛感しています。

3月25日(土)愛おしい道のりをお楽しみいただければと思います

昨日の午後は新入生招集日でした。多くの保護者の皆様にご来校頂いたこと改めて深く感謝申し上げます。説明会終了後の帰路でバスをご利用いただいた皆様にはご不便をお掛けしたことと思います。雨で渋滞もあり最寄り駅までいつもより時間を要したことと思います。申し訳ございませんでした。この地理的なハンディがありますが、多くの生徒は最寄り駅や自宅から自転車で通学する者が多く、3年間で体力を向上させ逞しく成長していきます。本校の生徒は逆転の発想で不便をメリットに転換していく力を保持しています。どうぞご安心ください。今後も保護者の皆様に来校いただく折にご不便をお掛けしますが、この道のりを日々生徒が登校していることを想像していただければと思います。愛おしい道のりをお楽しみいただければと思います。

3月24日(金)1年間大きな事故もなく生徒は成長してくれました

令和4年度の最後の授業日を迎えました。本日午前中に修了式及び離任式をして生徒の覚悟を促す日とします。午後からは高校受検を突破した生徒・保護者に来校頂き入学説明会を開催します。この年度も生徒は自律的な生活に向けて努力を積み重ねて、大きな事故もなく1年を終えることが出来ました。このことを評価して褒めることが大事だと思います。新たに迎える生徒達にも先輩の背中を追って精進を重ねて欲しいと思います。今日も学校は若さ溢れる躍動が各所で見られる筈です。有難いことです。

3月23日(木)海外語学研修が実施されます

本校で4年前に企画した海外語学研修はコロナ禍で延期中止を繰り返して実施することなくここまで来ました。しかし、遂に明後日3月25日に初の研修に出発することになりました。本来は夏の開催でしたが、高校2年生がチャンスを逃すことがないよう今回の3月末開催となりました。30名の参加生徒の事前PCR検査も全員陰性となり、準備は万端整いました。研修先はオーストラリアのケアンズです。この研修はこの夏にも実施します。明日修了式と新入生招集の会ではこの夏のケアンズ研修の案内もします。調布北の学びの選択肢を今後も拡充していきたいと思います。

3月22日(水)栗山監督の采配に敬服します

今からワールドベースボールクラシックは決勝戦です。昨日のメキシコ戦は一喜一憂の連続でした。佐々木投手のベンチで祈るような姿を見ていると悲壮感も漂っていました。そんな中で源田選手の守備はアッパレでした。怪我で痛みに耐えながらのプレーは秀逸です。無論9回のサヨナラ場面は忘れることが出来ません。吉田選手に代走を出してきたときは村上選手に打たせる気だなと思いました。栗山監督の采配は信頼という軸で回っていると感じました。凄い試合でした。スポーツは平和の証です。選手の皆さんに感謝の気持ちです。

3月20日(月)異動する先生が修了式前に分かることは良いことだと思います

皆さんご承知のことと思いますが、例年4月1日の朝刊で公表されていた教員の異動内示が今年は明日の紙面で公表されるとのことです。これはお世話になった先生が異動する場合、児童・生徒がお別れの時間をしっかり持てるようにとのことから変更になったとのことです。確かに4月に学校に行くと大好きだった先生が異動していなかったというような経験を持つ小学生が多いと聞きます。義務教育では4月に正式に離任式を実施していますが、新学期の最初に一瞬の心の動揺があったことは事実だと思います。異動する先生が修了式前に分かることは良いことだと思います。

3月17日(金)校長だより第66号を配布します

本日校長だより第66号を配布します。今回の紙面は卒業式の式辞を記載しました。ご一読いただければ幸甚です。今日は国際理解講演会で生徒は新たな視点を獲得します。この行事は日本大学文理学部グローバル研究センター長の田中ゆかり教授の全面的なご支援を受けて実施します。派遣頂いた留学生6名の皆様に登壇いただき多様な視点を持つことの重要性をご指導頂きます。生徒の視野を広げ将来の夢を具体化していく1日になりそうです。今年は1年間日本大学文理学部の寛大な対応により探究学習でも絶大なご指導を頂いています。感謝に感謝を重ねて御礼申し上げます。

3月16日(木)スポーツを楽しむことは豊かさの証ですね

本校は本日スポーツ大会です。生徒はクラス対抗なので大いに盛り上がっています。ニュースでは今日大谷選手が二刀流で試合に出るとして野球が盛り上がっています。世界的な競技人口を見ていくと第1位はバスケットボールで競技人口は4億5000万人といわれています。そして、サッカーは約2億5000万、野球になると約3500万人とかなり少ないことが分かります。しかしワールドベースボールクラシックは注目の的です。球場外でも一流選手が人間的にも優れていることが報道され、試合結果同様に感動しました。スポーツを楽しむことは豊かさの証ですね。有難いことです。

3月15日(水)さまざまな事おもひ出す桜かな

昨日は東京都心で桜の開花宣言が出されました。桜の季節になると2つの句が浮かびます。『さまざまな事おもひ出す桜かな(芭蕉)』。これは芭蕉が「奥の細道」の旅に出る前に故郷の伊賀に帰って詠んだ句とされています。夭折した二才違いの君主藤堂良忠のことや、それを期に脱藩して俳諧の道に進んだ時のことなどを桜を見ながら思い出した句と言われています。桜には過去を呼び戻す力もあるようです。もう一句『散る桜残る桜も散る桜(良寛)』。日々訃報が届きます。誰の人生も振り返ってみれば山あり谷ありの人生ですが桜がそっと癒してくれるようです。桜は日本の宝ですね。

3月14日(火)ご卒業おめでとうございます

卒業式の朝になりました。早朝の清々しい空気に身体も浄化されるような気がします。232名の卒業生も様々な感慨を胸に登校の準備をしていることと思います。これが調布北の制服を着る最後だと改めて認識した生徒は愛おしい気持ちで袖を通すのだと思います。時間は絶えず流れ、あれほど待望していた高校生活も今日で終わるのかと考える生徒もいることでしょう。人間は節目を大事にすることで成長の軌跡を実感するものだと思います。卒業式はその意味で重要な儀式であると思います。私の式辞がその節目に耐えうる内容なのか不安になりますが、生徒の送辞と答辞がカバーしてくれます。卒業生の皆さんおめでとうございます。

3月13日(月)疾風に勁草を知る

本日の午後には卒業式の予行を実施します。明日の式典が高校3年生の最後の授業になります。予行ではこれまでの3年間を慰労しながら最後の授業を協働して素晴らしい旅たちの式にしようと呼びかけます。考えてみれば高校3年生は正式な入学式も実施できす高校生活をスタートしました。コロナ禍で様々なストレスと上手に付き合いながら今日を迎えました。『宋書』には「疾風に勁草を知る 厳霜に貞木を識る」とあります。強い風や厳しい寒さに耐えた人が輝いているのは今も昔も変わりません。卒業生が誇りです。

3月10日(金)日本は苦難を乗り越えて蘇る国であり続けたいものです

今日は本校の生徒は芸術に触れ合う日となっています。2年生は1時間目の授業を受けたあと学校を出て劇団四季の観劇に向かいます。1年生は午前中4時間の授業を受けて、午後は体育館で観劇します。この事業は東京都の生徒を笑顔にするプロジェクトで全額東京都が負担して行う行事です。思い起こせば今日は東京大空襲のあった日です。戦中戦後すぐの日本人は、いつの日かこんな豊かな時代が来ることを願って奮闘努力してきました。そのとおりに実現してくれた先人に感謝しかありません。明日3月11日は東日本大震災から13回忌となる日です。これからも日本は苦難を乗り越えて蘇る国であり続けたいものです。

3月9日(木)若さというのは眩しいものですね

今日は寺田屋遭難があった日です。幕末の1866年3月9日のことでした。坂本龍馬は京都で薩長同盟の会談を斡旋した直後の夜にこの事件に遭遇しました。その夜は寺田屋に宿泊しており、伏見奉行の捕り方に襲撃されたのでした。この時いち早く気付いたお龍さんは、風呂から裸のまま裏階段を2階へ駆け上がり投宿していた龍馬らに危機を知らせたことは有名です。幕末のこの出来事は司馬遼太郎さんの小説等で読み込まれたことと思います。江戸初期に四国の土佐は長宗我部から山之内に藩主が変わり、土佐おける長宗我部派の反骨精神は江戸期に醸成されていました。龍馬の躍動感の背景にはこの土佐の精神が満ちているように感じます。若さというのは眩しいものですね。

3月8日(水)校長だよりを配布しました

昨日夜の11時に台湾から帰国しました。本日は学年末考査の最終日です。事前に用意しておいた校長だよりを印刷してクラスボックスに配布しました。今回は共通テストの私見と3月1日に実施した探究発表会について記載しました。生徒は寝不足の状況でテストに向かいます。その登校の姿を見るといつもより親近感が湧きます。勉強で寝不足することはある意味贅沢なことですね。私も姉妹校締結を終えて贅沢な疲れを感じています。有り難いことです。

3月7日(火)台北から

私は現在台北に来ています。今日は姉妹校締結で萬芳高級中学に伺います。コロナ禍で海外修学旅行を断念してきましたが、令和5年度の修学旅行から再び台湾修学旅行を復活させる予定です。今回の姉妹校締結はその準備の一環です。本校は改築で今後数年教育環境に不自由な状況になりますが、ピンチをチャンスにするため教育のオプションを整えていきます。3月末にはオーストラリア・ケアンズの学校とも姉妹校締結をして海外語学研修の体制を整備します。生徒の期待に応える調布北高校を引き続き創造していきます。

3月6日(月)本校の卒業生がいつの日か・・・

今日は菊池寛が亡くなった日です。彼は小説家・劇作家・実業家として活躍し、1948年の今日亡くなりました。彼は1888年12月26日に香川県高松市に生まれました。京都帝国大学英文科を卒業しています。戯曲『屋上の狂人』『父帰る』、小説『無名作家の日記』『忠直卿行状記』『恩讐の彼方に』『真珠夫人』などで一躍流行作家となり、1923年に雑誌『文藝春秋』を創刊・主宰しました。また、文芸家協会を設立して、芥川賞・直木賞を創設するなど作家の社会的地位の向上にも貢献したことは有名です。本校の卒業生がいつの日かこの賞を獲得することを期待しています。

3月3日(金)探究学習は面白いですね

今日は3月3日で桃の節句です。考えてみると鬼退治する桃太郎のように、桃には神秘的な香りが漂っています。探究学習的に考えれば、なぜ桃には神秘的な力があるのだろうかとなります。しかもなぜ3月3日が桃なのだろうかともなります。陰暦の3月といえば陽暦の4月にあたり、さまざまな花が咲き誇る時期の筈です。何か由来がありそうです。中国古代において、桃は「邪」なものを避ける植物として意識されていたようです。春秋戦国時代のことを記した『春秋左氏伝』や前漢時代に編まれた『淮南子』には、桃弧や桃梗など桃の木や枝を加工したものが、神秘的な力を発揮するさまを描いているようです。漢代の遺跡や墓では、それらが出土しており、その具体的な証拠が出ています。たかが桃されど桃ということでしょうか。何でも不思議なことを見出して考察していく探究学習は面白いですね。

3月2日(木)探究発表会が実施されました

昨日は2年生代表による探究発表会が実施されました。文理両眼を目指す本校の生徒達が苦労しながら課題を消化してきた姿が垣間見えました。単純化して語れば、研究という軌道に入る時にアレルギーを持たないことが大切だと思いました。折しも今週の週刊東洋経済のタイトルは『文系管理職のための失敗しないDX』となっています。情報化社会で何かを生み出していく際に、曖昧に醸成された苦手意識を持つことが致命傷になるようです。今でも高校時代に何となく数学が苦手・・・という人が大半です。しかし、これからの探究をベースとした力を必要とする社会では、理系も含めた教科横断型の学力が求められていきます。新たな学習指導要領ではこれからの社会を生き抜く力を身に生徒に付けてさせていくことを狙っています。

3月1日(水)人生の豊かさを創造する1日であってほしいと思います

今日は都立高校の学力検査合格1発表日です。この日は落ち着かない気分で出勤します。喜ぶ人もいれば肩を落とす人もいます。試練を迎える人のことを考えると重たい気分になります。しかし、長く生きてくると、失敗が人生を豊かにする必要条件のように思えてなりません。長い人生で失敗や挫折と称することがない人はいないと思います。むしろ人の痛みや辛さは自分の経験で養われる感情です。今回合格2しなかった人には豊かな人生行きの切符が渡されたように思います。合格3した皆さんは、次に迎えるかも知れない試練に挑むエネルギーを今日は満タンにしてください。人生の豊かさを創造する1日であってほしいと思います。

2月28日(火)生徒が充実した日々となる年度末にしたいと思います

令和5年2月の最終日を迎えました。明日3月1日は立て込んだ日程になっており今日は準備で忙しい1日になりそうです。午前中は合格4発表で多くの受検生が来校します。午後には3年生の登校日で大学受験での朗報が聞けそうです。そして2年生は体育館で探究発表会を実施します。電気通信大学や日本大学文理学部で学んだ生徒の発表もあることから両大学の先生にも来校頂きます。生徒は今週金曜日から学年末考査になるため適度な緊張感を背負って登校しています。令和4年度も残り1か月となりました。生徒が充実した日々となる年度末にしたいと思います。

2月27日(月)社会の安定に大きく寄与している貨物輸送が都立高校同様に安泰であることを願っています

都立高校の学力検査の合格5発表が3月1日となっています。本日は検査の最終確認をする日となっています。都立高校への期待の大きさを感じながら慎重に確認をしていきます。最近JR貨物に勤める教え子から近況を手紙で頂きました。鉄路を長く保持することに心を砕いているようです。貨物列車標準設定の26両分は、10tトラック65台分に当たるそうです。輸送効率が高く、時刻表通りに正確な運行を行っている貨物輸送が北海道で実施できなくなる可能性もあると案じていました。現状都立高校の廃校の話はありません。一方、日本全国にあるネットワークで1日約500本の貨物列車を全国各地に配置するJR貨物の先行き不安があります。社会の安定に大きく寄与している貨物輸送が都立高校同様に安泰であることを願っています。

2月24日(金)地球はみんなのものであることを訴えたい気持ちになります

今日はウクライナ侵攻から1年となる日です。何故こんなことになったのか当事者に内省の言葉はないようです。むしろ年次教書演説でロシア大統領は「ロシアを打ち負かすことは不可能だ」と述べ侵攻を続ける姿勢を強調しているようです。アメリカ大統領は、訪問先のポーランドで演説し「ロシアがウクライナで勝利することは決してない」と述べ、ウクライナを支え続けていく決意を改めて強調しました。こうなると世界大戦突入のような感じです。自分は平和な地で犬の遠吠えをしているようにも思いますが、地球はみんなのものであることを訴えたい気持ちになります。

2月22日(水)生涯学習は止められませんね

今日は所謂聖徳太子と呼ばれた人が亡くなった日とされています。昔の教科書の「聖徳太子」の記述では推古天皇の摂政として、十七条の憲法や冠位十二階の制定、仏教の交流や遣隋使の派遣など、重要な政策を一手に担う革新的な政治を行った人物として記述されていました。しかし記述の根拠となる史料の時期を分析すると、『日本書紀』は奈良時代初期、法隆寺関連の史料は、確実に年代が確認できるのが奈良時代中期になり、聖徳太子の事績の根拠となる史料は、彼の死後1世紀を過ぎた史料であったと分かりました。「聖徳」とは厩戸王の没後におくられた名であること、また「太子」は「皇太子」として今日の教科書記載となっています。歴史も時折大きな変更を余儀なくします。生涯学習は止められませんね。

2月21日(火)佳き一日にしてください

今日は学力検査に基づく選抜の検査日です。北風が強い朝となっています。受検生の皆さんには防寒対策を講じて来校いただきたいと思います。中学生の皆さんにとってこれまでで一番緊張する朝になっているかも知れません。しかし何事も経験です。ダイヤモンドが研磨されるように人は多様な経験で磨かれていきます。今日は貴方自身の原石から光り輝く一面が現れる日です。どうか貴重な体験の1日にしてほしいと思います。長い人生の中で貴方の15の春は確実に記憶に残っていきます。都立調布北校長学校に挑む受検生の皆さん、佳き一日にしてください。

2月20日(月)世界平和を導いた大統領を祝う日になれば良いですね

アメリカ合衆国では今日は大統領の日として祝日です。毎年2月第3月曜日は大統領の日としています。これは初代ジョージ・ワシントンと第16代エイブラハム・リンカーンという2人の大統領の誕生日を合わせた祝日になっています。正式にはこの連邦祝日は「ワシントン誕生日」となっていますが、その後アメリカの二大大統領であるワシントンとリンカーンの両方の誕生日を祝う習慣となって「大統領の日」と呼ぶことになりました。因みにワシントンの誕生日は1732年2月22日でヴァージニア州生まれです。リンカーンは1809年2月12日ケンタッキー州生まれです。これからはこれに加えて世界平和を導いた大統領を祝う日になれば良いですね。

2月17日(金)休日の探訪で訪ねて欲しいと思います

今日は森鴎外の生まれた日です。彼は1862年の今日現在の島根県津和野町にある御殿医あるいは藩医と呼ばれる大名や藩に所属する医師の家に誕生しました。幼い頃から勉強熱心で漢籍や論語を学び秀才として知られていました。10歳の時に父と共に上京し、その後11歳の時に東京医学校(現:東京大学医学部)の予備教育課程である第一大学区医学校に13歳として入学しました。その後軍医として陸軍へ入り、鴎外が22歳の時にドイツ留学を果たし、帰国後はさまざまな講師の傍ら外国文学の翻訳や執筆活動に取り組みました。文京区千駄木には、森鴎外の旧居である「観潮楼(かんこうろう)」跡地に文京区立森鴎外記念館があります。観潮楼は、森鴎外が1892年から60歳で亡くなる1922年まで家族と共に暮らした場所でした。生徒の皆さんに休日の探訪で訪ねて欲しいと思います。

2月16日(木)プレゼンテーション力はこれからますます重視されます

昨日の午後、本校では1年生と2年生の探究の発表会がありました。2年生は昨日はクラス内発表をしました。電気通信大学からも先生が来校され参観されました。3月1日には代表者10名程度が体育館において1年生2年生全生徒の前で発表します。当日は日本大学で履修した生徒も発表します。1年生は昨日の発表会はクラスをシャッフルしての発表会でした。初めての仲間の前で発表することは敷居が高いことだと思いますが、研究した内容をパワーポイントで簡潔に元気よく説明していました。プレゼンテーション力はこれからますます重視されます。探究学習の成果は幅広い潜在能力を刺激することにもあると感じました。

2月15日(水)生徒でその成功を手にする者がいると思います

今日はYouTubeが生まれた日のようです。PayPal社に勤務していた従業員が、ニュースや話題になった出来事などの動画をインターネット上で探してもなかなか見つからないことに苦慮したことが、2005年2月15日にYouTubeの設立となったようです。YouTubeは『You:あなた Tube:ブラウン管TV』を指す造語です。初めて投稿された動画は設立者の一人でもあるジョード・カリム氏が公開テストを兼ねて動物園の象の前にいる様子を映した動画だったとのことです。これを2006年にGoogleが約16.5億ドルでYouTubeを買収して巨大ビジネスに発展しました。近年ではYouTubeに動画を投稿することで得られる収益で生計を立てるYoutuberも世界規模で増えています。生徒の中にも将来その成功を手にする者がいると思います。

2月14日(火)今日は第1回箱根駅伝が行われた日です

今日は第1回箱根駅伝が行われた日です。発端は1919年10月にストックホルムオリンピックマラソン代表だった金栗四三らの仲間で、アメリカ大陸を継走で横断する計画が持ち上がり、実施するための代表選考会を開催することにありました。関東の多くの大学・師範学校・旧制専門学校に参加を呼び掛けましたが、出場校は東京高等師範学校(現:筑波大学)、明治大学、早稲田大学、慶應義塾大学の4校でした。この日と翌日の往路・復路の総合優勝は東京高等師範学校が勝ち取りました。あれから100年。来年の正月の箱根駅伝は100回記念大会となります。100回大会は全校の大学が出場可能とのことです。昔は参加する大学を探すのが大変だったことを想うと隔世の感です。生徒の皆さんには今の価値観だけではないロングショットの視点を持ってほしいと思います。絶えず人生には隔世の感があるのもです。それを思考に取り入れることができれば・・と思います。

2月13日(月)負の連鎖を阻止するための孤立への耐性についても考えたいものです

今日は坂下門外の変が起きた日です。1862年2月13日に江戸城坂下門外にて尊攘派の水戸浪士6人が老中安藤信正を襲撃し、負傷させた事件でした。この背景には桜田門外の変で大老井伊直弼が暗殺された後、老中久世広周と共に幕閣を主導した信正は、直弼の開国路線を継承し、幕威を取り戻すため公武合体を推進しました。この政策に基づき幕府は和宮降嫁を決定しています。これらの路線に尊王攘夷派志士らは反発し事件に至りました。負の連鎖が起きると歴史は一気に暗闇に陥落します。評論家山本七平の『空気の研究』では日本の意思決定の危うさを指摘しています。その著書から私は負の連鎖を阻止するための孤立への耐性が重要と学びました。孤立への耐性についても考えたいものです。

2月10日(金)受検生の皆さん健康管理には充分にご留意ください

本日の朝刊には都立高校の学力検査に基づく選抜の応募人数が掲載されています。倍率2倍を超える学校もあれば応募者が定員に満たない高校もあります。選ばれる都立高校になるために切磋琢磨が益々重要になってきました。本校は新入生が高校3年生になった時に改築の計画実施があることをお伝えしましたが、倍率1.5倍となりました。受検生一人ひとりの情意に灯をともせるよう教育活動を創造していきたいと思います。来週月曜日には取り下げ、火曜日には再提出を経て、正式な倍率が確定します。受検生の皆さん健康管理には充分にご留意ください。

2月9日(木)今日は生徒の情意が発揮されそうです

今日は立川の昭和記念公園でロードレースを実施します。男子は8キロ、女子は5キロで健脚を競います。私の備忘録を見ると今日は巨匠手塚治虫先生の命日でもあります。先生は昭和3年11月3日に生まれて、平成元年の今日亡くなりました。彼は日本の漫画家・アニメ監督・医師でした。彼の名言に『人を信じよ、しかし、その百倍も自らを信じよ』というものがあります。北風の吹く寒い1日になりそうですが、自分を信じて完走してほしいと思います。朝学校に出勤する際に強い北風に体温を奪われました。今日は生徒の情意が発揮されそうです。

2月8日(水)為替相場に関心を持ってほしいと考えています

ニュースを見ていると必ず為替相場の状況が報道されます。円安・円高、1ドルはいくらといったニュースは頻繁に聞きます。私のような者でも昨年の1ドル150円を超えた時期は注目しました。高校の政治経済ではもともとドル円相場は「1ドル=360円」の固定にされていたことを教えています。その後、スミソニアンレート(1ドル=308円)という時代を経て、1973年2月から変動相場制に移行したと教えています。1ドル=360円の当時と比べると、現在の円相場は円高、つまり円の価値が大きく高まったことになります。変動相場制の下では、その時々の金融政策や経済状況などによって為替相場が動き、それが私たちの暮らしや経済に大きな影響を及ぼすことは確かです。生徒にはこれから先の社会を見通すためにも為替相場について関心を持ってほしいと考えています。

2月7日(火)今週木曜日は本校のロードレースの日です

今週木曜日は本校のロードレースの日です。9日には立川に移動して生徒は持久走に挑みます。体育の時間には生徒は集団でグランドを走って鍛錬を積んでいます。アンケートを取るとこの行事が一番人気のない行事のようです。中には走る意味が分からないと考えている生徒もいるようです。近い将来に全く別の見方で振り返る日もくるように思います。私のような年齢になると走ることが夢のようにもなります。生徒はこれから若い時には考えられないような感慨に出会いながら経験値の高い大人になっていくのだと思います。高校時代にたくさんの不得意や苦手を経験することで飛躍のチャンスを掴んでいくと考えています。

2月6日(月)昨日無事に目的を達成した沖縄修学旅行も嬉しい記憶として残りそうです

今朝出勤途上で聞いたラジオニュースでは女子スキージャンプで日本人が表彰台独占の快挙を成し遂げたとのことです。折しも今日は第11回 札幌冬季オリンピックでメダル独占を達成した日です。1972(昭和47)年の今日行われたスキージャンプ70m級(現ノーマルヒル)で、笠谷幸生選手、金野昭次選手、青地清二選手が表彰台を独占しました。冬季オリンピックの同種目で、過去に一度もメダルを獲得したことがなかった日本でしたから私もライブ中継で感動しました。北出アナウンサーが笠谷選手のジャンプに発した金メダルへのジャンプという言葉が記憶に残っています。昨日無事に目的を達成した沖縄修学旅行も嬉しい記憶として残りそうです。

2月5日(日)生徒が修学旅行で逞しく成長している実感があります

沖縄修学旅行最終日の朝を迎えました。私は早朝覚醒して今日の無事を祈っています。そういえば修学旅行中に節分がありました。記憶しているに黄檗宗の管長さんの歌に「鬼は外 福は内なる 外の鬼 つかまえてみたら 内の鬼なり」の歌があります。鬼は自分の内なるところに存在するとの教えは共感します。また、江戸時代の儒者の言葉に「鬼は外」「福は内」に語呂合わせした『遠仁者疎道(おにはそと)不苦者有智(ふくはうち)』(仁に遠き者は道に疎し。苦しまざる者は智有り)の言葉があります。沖縄修学旅行が発熱者もなくここまで無事なのは仁に溢れた学年だからではないかと思う朝です。生徒が修学旅行で逞しく成長している実感があります。有難いことです。

2月4日(土)修学旅行が無事に実施できて本当に良かったです

沖縄修学旅行3日目の朝を迎えました。昨日は夕方5時30分過ぎに恩納村のリゾートホテルに到着しました。生徒はすぐにプライベートビーチに出て、沖縄の海を満喫していました。少し寒い感じがしましたが、生徒の表情は温かな歓喜のオーラに包まれていました。今回は引率教諭10名がクラッシーのメッセージ機能を使い、対面以外にも頻繁に生徒情報を交換しています。生徒が元気であるとの連絡を受けるたびに安堵しています。また、保護者の皆様にはクラッシーで担任が頻繁に画像を送信しています。保護者の皆様も安堵されていることと思います。修学旅行が無事に実施できて本当に良かったです。

2月3日(金)沖縄は一足早く春です

沖縄修学旅行初日の昨日は平和学習でひめゆりを見学をしたあとガマに赴きました。私のバスは轟ガマでした。地下の漆黒の闇で生徒は平和の祈りを捧げました。本日はこれから玉泉洞、嘉手納基地を見学、そして今帰仁城址と廻ります。生徒は全員今朝も元気でホテルを後にしました。引率責任者としてこれ以上の喜びはありません。生徒の学ぶ姿や楽しむ笑顔に感謝するばかりです。沖縄は今日は晴天です。今帰仁城址の桜が楽しみです。沖縄は一足早く春です。

2月2日(木)人生ロングショットの視点が大事です

本日推薦に基づく選抜の合格6候補者男子24名、女子22名を発表します。毎年僅差の総合成績を判定するため胃の痛くなるような時間を過ごします。受検した皆さんも発表の瞬間は人生初めてというような緊張と不安の時間を経験することになります。しかし、この瞬間は合格7してもそうでなくても人生の途中経過です。人生をロングショットで見ることを覚えましょう。合格8した人はおめでとうございます。これからの時間を大事にしないといけませんね。今回は希望どおりいかなかった人は天が貴方に復元力を獲得する機会を与えました。自分を大事に挑戦してください。人生ロングショットの視点が大事です。

2月1日(水)明日から3泊4日の沖縄修学旅行に赴きます

高校2年生は明日から3泊4日の沖縄修学旅行に赴きます。今日は結団式を体育館で実施します。事前のPCR検査は全員が受けて、全員陰性でした。1月の学年集会でコロナ感染しないよう自律的な生活をするよう指導しましたが、生徒はそれに応えてくれました。有難いことです。高校2年生のほぼ全員が中学での修学旅行を経験していません。明日からの沖縄を待ち望む気持ちがよく分かります。平和学習もしっかりして特別活動の成果を皆で獲得して帰ってきたいと思います。宿泊行事が実施できるようになったことを改めて感謝するばかりです。

1月31日(火)一月往ぬる二月逃げる三月去る

『一月(いちげつ)往(い)ぬる二月(にげつ)逃げる三月去る』と言われます。これは正月から三月までは行事が多く、あっという間に過ぎてしまうことをリズム良くよく言ったものです。文字通り1月は行く感じです。明日から2月です。逃げるように時間は過ぎていきますが、入学選抜なども適正に実施して、年度末に向けての教育活動を生徒主体に実施したいと思います。昨日は教科主任会議で学習ソフトの有効活用について協議しました。数学の力を地道に高めていくための1日2題の仕掛けを先生方は考えています。有難いことです。

1月30日(月)不屈の人であるガンジーを忘れてはいけませんね

今日はガンジーが殺害により亡くなった日です。1948年のことでした。ガンジーは20世紀の最も偉大な政治的・精神的指導者のひとりとして広く称賛されています。インドでは「国の父」と尊敬される彼は、「サティヤーグラハ」と呼ばれています。民衆の非暴力・不服従による圧制への抵抗運動を初めて提唱し実践しました。ガンジーは、貧困の緩和、不当なカースト制度の廃止などを提唱する全国的な運動を主導しながら、インドを植民地支配から解放するために非暴力・不服従の原則を徹底的に実行しました。彼は何度も投獄され、何年も拘禁されましたが、1947年にインドはイギリスからの独立を勝ち取り、その目標を達成しました。その声望の高さにより、ガンジーは詩人タゴールが名付けた「偉大な魂」を意味する「マハトマ」と呼ばれています。キング牧師からネルソン・マンデラに至るまでの世界的な公民権指導者たちは、ガンジーが手本にしたと言っています。不屈の人である彼を忘れてはいけませんね。

1月28日(土)駿台予備校から多くの情報をいただきます

今日は土曜授業で生徒が登校します。推薦入試で2日間自宅学習をしていた生徒にとって学校が新鮮に感じる土曜日となる筈です。今日は午後に1年生保護者向けの進路講演会が体育館で開催されます。講師は駿台予備校の校舎長です。駿台のホームページによれば、高校2年生の平均勉強時間は1日約1時間6分とのことです。ここから受験を見越した学習を始める人が増えてくる時期になるため、1日4時間以上勉強に時間をかける人も増えてくるとのことです。大学受験を知悉している駿台予備校から多くの情報を得られることに感謝したいと思います。

1月27日(金)万次郎に負けないガッツが大事になりますね

今日はジョン万次郎こと中浜万次郎の生まれた日です。彼は1827年に今の高知県土佐清水市中浜の貧しい漁師の次男として生まれました。14歳になった万次郎は仲間と共に漁に出て遭難し、漂着から143日後にアメリカの捕鯨船によって助けられます。アメリカに渡った万次郎はホイットフィールド船長の養子となり、マサチューセッツ州フェアヘーブンで英語・数学・測量・航海術・造船技術などを学びました。万次郎は首席になるほど熱心に勉学に励みました。やがて1851年に帰国し土佐藩主山内容堂の下で体験を本にまとめています。これからの生徒の皆さんは自らの意思で世界に挑むことができます。万次郎に負けないガッツが大事になりますね。

1月26日(木)今日1日で大きく成長できることを喜びましょう

今日は推薦に基づく選抜の検査日です。受検生は緊張の朝を迎えています。当日に大事なことは「焦らないこと」です。常に余裕を持って行動し、気持ちにも余裕を持つように仕向けることが大事です。「今、自分は焦っていないか」と客観的に自分を見つめる視点を持てると、それが大きな余裕となります。面接や小論文を受けるに当たっては、最後まで「諦めないこと」も重要です。小論文でペースが掴めないことがあても諦めると思考もすべて止まってしまいます。最後は自分の邪念を払い除けてシンプルに問題に正対することです。今日経験したすべてのことはあなたの財産になります。今日1日で大きく成長できることを喜びましょう。がんばれ!!

1月25日(水)学ぶことは楽しみですね

今日は世界史で有名なカノッサの屈辱のあった日です。一時フジテレビの番組タイトルにもなって若い人でも馴染んだ歴史用語かも知れません。これは聖職叙任権をめぐってローマ教皇グレゴリウス7世と対立していた神聖ローマ皇帝ハインリヒ4世が、1077年1月25日から3日間に及んで雪が降る中、カノッサ城門にて裸足のまま断食と祈りを続け、教皇に破門の解除と赦しを請うた事件を指します。結果はグレゴリウス7世がハインリヒ4世の破門を解いて教皇権が西ヨーロッパのトップであることを明確にしました。世界史はカタカナ用語が多く暗記科目とされてきましたが、大人になると内容を吟味して学び直しをする方が多いと聞きます。【學びて時に之を習ふ、亦?ばしからずや。 (まなびてときにこれをならふ、またよろこばしからずや。) 】。意味は学び続けて、いつでも活用できるように何度もおさらいをする。これが悦びだと。学ぶことは楽しみですね。

1月24日(火)文字は相手があって成立します

国公立の出願が本日からスタートします。出願期間は2月3日までとなっています。前期日程の試験は2月25日から実施し、3月6日〜10日に合格9者を発表します。後期日程の試験は3月12日以降に実施し、3月20日〜23日に合格10者を発表します。国公立大学の二次試験はとにかく書くことが求められます。自覚しておきたいことは100点満点を取る必要はないということです。6割〜7割が合格ラインになることを認識して臨むことです。きれいな字で解答することも大切だと思います。採点者も人間ですので、判別しづらい読みづらい文字で減点対象になってしまう可能性もあります。その1点で合否が変わってくることもありますので、細かい指摘ですが、きれいな読みやすい文字で解答することも大事になります。文字は相手があって成立します。

1月23日(月)日本の文化の豊かさはプライスレスですね

先週末の1月20日から大寒に入りました。天気予報では大雪の予報が出ています。冬の季節の最後の節気に相応しい天候になりそうです。そもそも大寒は寒さが一段と厳しくなり、1年中で最も寒い時季と定義されています。小寒から次の立春までの30日間を寒の内といい、大寒はそのまん中にあたります。日本ではこの寒さも無駄にすることなく、「寒仕込み」という工夫を凝らしてきました。寒気を利用した食べ物である凍り豆腐、寒天、酒、味噌などを仕込んできた先人の知恵と工夫に頭が下がります。日本の文化の豊かさはプライスレスですね。

1月21日(土)調布北では学ぶ選択肢を安全第一にしながら創造していきたいと思います

本日は土曜授業で生徒が登校しています。本日午後には3月末に実施する海外語学研修参加者30名への渡航説明会を開催します。研修する場所はケアンズです。ご存じの方も多いと思いますがオーストラリアのグレート・バリア・リーフの玄関口で、熱帯のクイーンズランド州北部にある都市です。生徒はここでホームステイをして語学研修をします。コロナ禍で海外渡航が困難な状況が続きましたが、生徒にとって高校生活は3年間しかありません。調布北では学ぶ選択肢を安全第一にしながら創造していきたいと思います。

1月20日(金)紙媒体は風前の灯火になってきました

時代の変化を感じるニュースがありました。100年余り前に創刊され、日本最古の総合週刊誌とされる「週刊朝日」が今年5月末で休刊するとのことです。大正11年の1922年創刊で日本最古の総合週刊誌でした。私は司馬遼太郎先生の歴史紀行『街道をゆく』をこの雑誌で読みました。1950年代には発行部数が100万部以上と言われましたが、去年12月は約7万部強になったということでした。インターネットの時代になり紙媒体は風前の灯火になってきました。生徒の進路で出版関係の仕事はどんなものになるのでしょうか。時代の変化にしなやかに対応したいものです。

1月19日(木)盛岡市アッパレです

今朝のラジオニュースを聞いていましたら、アメリカのニューヨーク・タイムズ紙(電子版)が令和5年1月12日に発表した「2023年に行くべき52カ所」に「盛岡市」が選ばれたとのことでした。アメリカの記事に日本の地方都市の良さが紹介されたことに喜びを感じました。盛岡市では、古い街並みを残すため、2018年から独自の歴史的風致維持向上計画を定め、将来にわたって維持・保全して施設の改修などに取り組んできました。あの東日本大震災の時も、盛岡は地盤が非常に強いところだったため、建物も倒壊を免れて、しっかり残ったことが今回の朗報に繋がった気がします。街中に綺羅星のように宝物があるのが本来の日本の地方都市です。盛岡アッパレです。

1月18日(水)天の配剤に感謝する雨でした

今日は明暦の大火(明暦3年)のあった日です。俗に振袖火事と呼ばれています。これは江戸三大大火(目黒行人坂の火災と丙寅の火災)の1つですが、その中でも最大の火災だったと言われています。なにせ明暦3年1月18日には江戸城天守閣と市街のほとんどが焼失したのです。死者は3万人とも10万人ともいわれています。本郷丸山の本妙寺より出火したのが最初だったようです。住みたい街筆頭の吉祥寺の地名の由来となった吉祥寺も、この火事で本郷から武蔵野に移転しました。東京では乾燥が3週間以上続き、今週の雨は干天の慈雨となりました。天の配剤に感謝する雨でした。

1月17日(火)阪神・淡路大震災から28年となりました

今日は阪神・淡路大震災から28年となる日です。1995年(平成7年)1月17日に発生した兵庫県南部地震により発生した災害は今でも画像が鮮明に脳裏に残っています。高速道路から落下寸前のバスや高速道路の橋脚がねじ曲がって崩壊したニュースに動揺しました。近畿圏の広域が大きな被害を受けましたが、特に震源に近い神戸の市街地の被害は甚大で、近代都市での災害として日本国内のみならず、世界中に衝撃を与えました。犠牲者は6434人にも達しましたが、NHKによる死体検案書の分析によると、地震当日に死亡した5036人の76%に当たる3842人は地震から1時間以内に死亡しており、このうちの9割が圧迫死だったとされています。学校でも生徒の命を護る避難訓練を重視して実施しています。今日の朝は黙祷を捧げ、その後校内巡回をしました。自然災害へ畏怖が足運びを神妙にさせました。

1月16日(月)校長だより64号を配布します

本日、校長だより64号を配布します。今回は気鋭の学者である成田悠輔さんの著作を取り上げました。民主主義をテーマにした刺激的なタイトルで私も読んでみました。一種の警告本のようにも感じましたが、時代の先読みが足りないので現実的とは思えない私の限界が明らかになっているのかも知れません。イギリスのチャーチル首相が皮肉を込めて民主主義しかないと発言したことも付記しましたが、多数決だけが民主主義だと錯誤すると大きな落とし穴に入ることは警戒しないといけないと感じています。若い生徒の皆さんがこれから民主主義とどう向き合っていくのか大きな課題になっています。読書は生きる上で大事な営みです。

1月13日(金)草花の存在に感謝します

1月は新しい年を迎え、心新たに動き出す月です。日本人はこの時期に縁起の良い風景や出来事(吉兆)を入れて文書やお手紙をしたためる幸せがあります。1月6日頃に小寒、20日頃に大寒と1月はとても寒い時期ですが、そのような中でも強く美しく咲く花があります。福寿草・水仙・寒桜・寒椿・臘梅などを見ると心が安らぎます。伊豆下田の石廊崎で咲く水仙の群生が目に浮かびます。今日は東京の桜の開花予想が3月20日とニュースになっていました。春は花の季節ですね。草花の存在に感謝します。

1月12日(木)生徒の成長した姿を誇りに思います

今日の4時間目は3年生の学年集会を開催します。今週末には3回目となる共通テストが実施されます。共通テストは、知識・技能の習得を測る教科型試験だけではなく、得た知識を活用する力として、大学教育で必要とされる「思考力・判断力・表現力」等を多面的・総合的に評価する試験となっています。文章・図・資料などの複数の情報から必要な情報を読み取る力や、読み取った情報を照らし合わせて課題を解決する力などが問われます。今日の学年集会では先生方が皆を応援していることを伝え激励します。スポーツなどでいえばfarewell party(壮行会)ですね。生徒の成長した姿を誇りに思います。

1月11日(水)今日は塩の日です

今日は鏡開きの日でもありますが、もう1つ「塩の日」でもあります。この由来は上杉謙信が敵の武田信玄の領民に塩を送る英断をしたからだと言われています。この背景には1568年武田信玄がそれまで同盟関係だった駿河の今川氏真を攻めたことにありました。これにより塩を含む海産物などが今川氏から入らず、甲斐と信濃の内陸を領地とする武田は今でいう経済制裁を受けることになりました。そんな時に上杉謙信が「信玄と争うところは、弓箭(きゅうせん=いくさ)にある。米や塩ではない」として越後からの塩の流通を止めないように命じたのでした。そして、1569年1月11日に武田信玄の領地である松本藩領に塩が届けられたとされています。この言い伝えは江戸時代の学者頼山陽によって世間に広まるようになり、「敵に塩を送る」という言葉になり世間に流布しました。戦争で苦しむのはいつの世も無辜の庶民です。戦争だけは絶対にしてはなりませんね。

1月10日(火)3期始業式で生徒の皆さんに学問を勧めたいと思います

今日は福沢諭吉の生まれた日です。彼は1835年の今日、豊前中津藩(大分県中津市)の下級武士の子として、大阪にある中津藩蔵屋敷で生まれました。長崎で蘭学と砲術を学び、大阪の蘭学者で医師の緒方洪庵の適塾で学んだことは有名です。25歳になって幕府の遣米使節に志願して、咸臨丸で渡航したことも教科書には記載されています。アメリカでは、身分に関係なく能力次第で活躍できることに感動を覚え、自伝『福翁自伝』にはそのときのエピソードがいろいろ紹介されています。33歳になって蘭学塾を芝で開講して、当時の年号にちなみ「慶應義塾」と名付けました。「天は人の上に人をつくらず、人の下に人をつくらず」で始まる著書『学問のすすめ』は300万部のベストセラーとなりました。慶応大学に受験する人はもっと彼の足跡を調べると良いですね。今日は3学期始業式です。式において生徒の皆さんに学問を勧めたいと思います。

1月7日(土)日本は豊かな国です

今日は七草粥を食する日と言われています。日本人は工夫を凝らす民族で、全国で一律に七草を使用している訳ではないようです。地方によって食材が異なる場合があると聞いて日本文化の奥行きを実感します。例えば、七草が摘めない東北地方では「七草」を使用しない場合が多いようです。山形県ではゴボウ、ニンジン、こんにゃく、ずいき、油揚げなどを入れた納豆汁を1月7日の朝食として食べるとのことです。また、青森県や秋田県では1月7日に行事を行う地域は少数で、1月16日の小正月に細かく刻んだ根菜を大量に炊き込んだ精進料理「けの汁」を作って祝うようです。日本人は創意工夫する民族です。経済指標のGDPの順位ばかり気にする報道に囚われず、文化水準や治安・衛生・健康などの指数をイメージすることだと思います。日本は豊かな国です。

1月6日(金)大学入学共通テストが目前です

共通テストが目前です。受験の鉄則がいくつかあります。1つ目が教科書レベルの基礎力をおろそかにしないことです。多くの人が正解できる問題を落とさないことが重要です。2つ目がスピード勝負です。この時期は時間を計って、時間内にリズムよく解く練習が大事です。3つ目は「リスニング対策」です。英語に耳を慣らしておくことが大切です。過去問や模擬試験についているリスニング問題をどんどん解いていくことが肝要です。受験で自分がオリジナルで実践した勉強法が今後の人生の財産になります。経験値が高くなっていることを喜びましょう。

1月5日(木)年の初めに幸福の在り方が様々あることを思い起こしたいものです

今日は「人生論ノート」で有名な三木清の誕生日です。彼は1897年の今日生まれました。この本は1937年に冒頭の一章が発表されて以来、80年近くもロングセラーを続ける名著です。「怒」「孤独」「嫉妬」「成功」など私たち誰もがつきあたる問題に、哲学的な視点から光を当てて書かれたエッセイですが、私には難解でいつも途中で挫折します。しかし三木はこの本で一つの「幸福論」を提示しようとしています。「幸福」と「成功」とを比較して、量的に計量できるのが「成功」であるのに対して、決して量には還元できない、質的なものとして「幸福」をとらえています。哲学者の岸見一郎は「人生論ノート」を、経済的な豊かさや社会的な成功のみが幸福とみなされがちな今だからこそ、読み返されるべき本だと言っています。年の初めに幸福の在り方が様々あることを思い起こしたいものです。

1月4日(水)明けましておめでとうございます

明けましておめでとうございます。東京は新春の陽光に恵まれ豊かな環境にあります。有難いことだと感謝する年明けです。これから始まる令和5年をワクワクドキドキして迎えたいものです。今はその余裕がない場合は自分を外して未来予測することが良いのではないでしょうか。例えば国連の世界人口予測2022を見ると、世界のこれからが想像できます。特に人口増に伴いアフリカの躍進が予測されています。現在アフリカ大陸の人口は14億人ですが、2050年には24億人となり、地球の4分の1がアフリカに集中するようです。現在アフリカで人口1億人以上を抱える国は3つ(ナイジェリア・エチオピア・エジプト)のみですが、これからアフリカの国は人口トップ10に躍り出てきます。そんな予測を知るだけでも中学生や高校生の皆さんは、自分の未来にワクワクドキドキ感を醸成することが出来るのではないでしょうか。夢の詰まった未来を想像して新しい1年を自分なりに楽しむ気概を感じることが出来ればもう安心です。今日も未来に繋がっています。

12月28日(水)皆様、良い年をお迎えください

令和4年の最終勤務日となりました。今年も本校生徒が健やかに成長する1年を送れたことに感謝しかありません。コロナ禍の中にあって、生徒主体の学校行事を実施できたことは天の配剤でもありました。教職員のまとまりと生徒の情意がこの好循環を招くことが出来たとも考えています。コロナの中で皆が当たり前と思っていたことがそうではないことに気づき、全てに感謝の念を抱けるようになったことは私たちの幸せでもありました。禍転じて福と為すの1年だったと思います。この尊い1年を来年に繋げていく調布北でありたいと思います。皆様のこの1年のご支援に改めて深く感謝申し上げます。ありがとうございました。皆様、良い年をお迎えください。

12月27日(火)国民所得倍増計画はもう60年以上前のことなんですね

今日は戦後日本の経済成長の源泉となった国民所得倍増計画が閣議決定された日です。昭和35年(1960)12月27日実質国民総生産を10年以内に2倍にすることを目標とする計画が閣議決定されました。この計画は、輸出増進による外貨獲得を主要な手段として、国民生産を倍増させ、これによって道路・港湾・都市計画・下水・住宅等の社会資本の拡充と失業の解消や社会保障・社会福祉の向上等を実現するというロードマップが記載されていました。また、経済成長を支える人間の要素に注目し、教育・訓練・科学技術の向上等も重視していました。今日本に求められているのはこの計画の第二弾の実行なのだと思います。池田勇人氏の慧眼に敬服します。

12月26日(月)小説に恵まれた日本に感謝です

今日は私の好きな作家である藤沢 周平先生の誕生日です。1927年(昭和2年)の今日、山形県鶴岡市で生まれました。江戸時代を舞台に、庶民や下級武士の哀歓を描いた時代小説作品を多く残しており多くのファンがいます。特に架空の藩「海坂藩」を舞台にした作品群が有名です。彼の生家は農家で、幼少期から家の手伝いを通して農作業に関わり、この経験から農村を舞台にしたことも有名です。1980年代には町人もので数多くの秀品があります。『時雨みち』『霜の朝』『龍を見た男』『橋ものがたり』など挙げればきりがありません。特に1988年には代表作との誉れが高い『?しぐれ』が刊行されています。何度も読んできました。私にとって山本周五郎先生と藤沢先生は二大看板という感じです。小説に恵まれた日本に感謝です。

12月23日(金)心の掃除もして豊かな感性を磨きたいものです

今日は2学期の終業式です。生徒は式の前に大掃除をします。一般に神事では大掃除は12月13日から始め12月28日までに終わらせるのが習わしとなっているようです。江戸時代には12月13日を煤払いの日として定め、これが現代の年末大掃除につながっているとされています。因みに、江戸時代の習慣では12月29日と12月31日、1月1日に大掃除をしてはいけないといわれていたようです。29日は9が付く日であり「苦」と読めることから縁起が悪いとされました。31日の大晦日については正月飾りが一日となることから「一夜飾り」といわれ望ましくないことが理由だったようです。1月1日は元旦に大掃除をすると福を掃除することになると嫌われたようです。人間は怯えや祟りを気にして無病息災を願っていたことが伺えます。現代人は感謝の気持ちで日々清掃をすることが大事ですね。この機に心の掃除もして豊かな感性を磨きたいものです。

12月22日(木)冬至に幸運をゲットしてほしいと思います

今日は冬至です。24節気の一つで1年で夜が最も長く昼が短い日となりました。冬至は天文学的にいうと太陽の黄経が270度に達する日で、太陽が一番南にある状態のことです。北半球では1年中で昼がいちばん短く、夜がいちばん長くなる日となるのです。冬至の別名が私は好きです。『一陽来復の日』ですね。中国や日本では冬至は太陽の力が一番弱まった日であり、この日を境に再び力が甦ってくるという前向きな意味合いを含んだ言葉なのです。冬至を境に運も上昇するとされているので、かぼちゃを食べて栄養を付け、身体を温めるゆず湯に入り無病息災を願いながら寒い冬を乗りきる知恵とされています。今日は体育館で国際理解教育講演会が開催されます。生徒には大きな視野を持って冬至に幸運をゲットしてほしいと思います。

12月21日(水)悪い連鎖が頭を襲いそうな時は回文ですね

日付が12月21日で「1221」と回文のようになっていることから今日は回文の記念日です。回文とは始めから読んだ場合と終わりから逆に読んだ場合とで文字ないし音節の出現する順番が変わらず、なおかつ、言語としてある程度意味が通る文字列のことです。私には言葉遊びというより頭の体操の一種になっています。英語では palindrome (パリンドローム)というそうです。頭の中で「磨かぬ鏡」「竹藪焼けた」「まさか逆さま」「庭のワニ」「つつみがみっつ」「またたび浴びたタマ」「イカ食べたかい」「安い椅子屋」「確かに貸した」「かっこいい国家」「悪い鉄柵が腐っているわ」・・・英語では「Madam, I'm Adam」などが有名です。悪い連鎖が頭を襲いそうな時は回文ですね。今日も豊かな1日にしたいものです。

12月20日(火)感謝しかありません

新潟県などで交通麻痺が続いています。強い冬型の気圧配置となった19日、北陸地方を中心に大雪になりました。気象庁によると19日に観測された12時間降雪量の最大値は、新潟県長岡市で66センチ、柏崎市で62センチとなっています。いずれも観測史上最大ということです。柏崎市では多数の車が国道8号で立ち往生し、県は同市に災害救助法を適用することを決めました。この救助法は、発生した被災地に対して都道府県が適用を決定して自衛隊や日本赤十字社に対して応急的な救助の要請、調整、費用の負担を行うことです。日本は危機の度に自衛隊に助けられています。感謝しかありません。

12月19日(月)今日は南極大陸に日本人が初めて到達した日です

今日は南極大陸に日本人が初めて到達した日です。実は人類が南極大陸を発見したのは1820年のことでした。やがて北極・南極という二つの極地への関心が高まり、各国の探検家が極地探検を志します。そして遂に白瀬 矗(しらせ のぶ)が登場します。彼は少年時代に北極探検の話を聞いて探検家を志していました。そんな折に明治42(1909)年アメリカの探検家ロバート・エドウィン・ピアリーが北極点に到達してしまいます。そのことを知り目標を南極へ転換していきます。白瀬隊はノルウェーのアムンセン、英国のスコットと同時期に南極点到達を目指します。結果として南極点に到達することはできなかったものの、明治45(1912)年1月28日に南緯80度5分まで到達、探検隊員を全員無事に帰国させるという成果をあげました。これは専ら個人による探検・冒険でした。歴史はこのような超人が作り上げてきた側面があります。

12月16日(金)本校を受検させる保護者の皆様へ、受検を予定している受検生の皆様へ

本校を受検させる保護者の皆様へ、受検を予定している受検生の皆様へ、都立調布北高等学校から受検前にお知らせしたい案件があります。それは「本校は現中学3年生の受検生の皆さんが在学中に改築工事を予定しています」ということです。詳細はこれからになります。とりあえず受検される皆様に影響のあることですので急遽ご連絡させて頂きます。もう少し詳しく知りたいとのお気持ちは私に強く届いているのですが、現状でこれ以上の詳しい内容はありません。年明けにまたご連絡申し上げる日まで続報はおまちください。どうぞよろしくお願いいたします。

12月15日(木)北国の冬は厳しいものです

気象庁の本日午前7時段階の全国観測値ランキングで積雪の項目を見ると、1位は青森県の酸ケ湯で139?でした。2位は北海道 上川地方にある朱鞠内(シュマリナイ)で119?です。3位は同じく上川地方の幌加内(ホロカナイ)の71?です。4位が音威子府(オトイネップ)の69?、5位が倶知安(クツチヤン)の65?です。やはり北国の冬は厳しい状況です。東京が今季一番の寒さと言っても北国には比べものになりませんね。酸ヶ湯は八甲田連峰の西麓約900メートルに位置した有名な温泉があります。名物の160畳もあるヒバ千人風呂にでも浸かってみたいものですね。    

12月14日(水)今日は四十七士討ち入りの日です

1702年(元禄15年)の今日、赤穂浪士47人が江戸の本所松坂町の吉良邸に討ち入りし、主君の仇討ちを成し遂げた日です。四十七士討ち入りの発端になったのは、1701年(元禄14年)3月、江戸城松之廊下で幕府の礼式を司る高家筆頭の吉良上野介義央に対して、播磨赤穂藩主の浅野内匠頭長矩が小刀で切りかかるという事件でした。この結果、赤穂藩主の浅野内匠頭は即日切腹を命じられ、さらに、領地没収という厳しい処置がとられました。それとは対照的に、吉良上野介には一切のお咎めがありませんでした。この為、浅野の家臣たちは主君の仇を討つために時間をかけて綿密な計画を練り、決行当日は大石内蔵助の率いる47人が、本所の堀部安兵衛宅に集まると、そこから吉良邸へ討ち入り、吉良上野介の首を取りました。赤穂浪士が武士の本懐を遂げたことで、世論は味方しましたが、幕府は1703年2月に47人の浪士に切腹を命じました。門閥制度は親の仇であると福沢諭吉は語りましたが、私もそんな想いを持ちます。

12月13日(火)岩波文庫は1927年に創刊されました

本校の図書館は冬休みの貸し出しを10冊まで認めています。手許に岩波文庫の累計発行部数のランキング表があります。1位は『ソクラテスの弁明』です。169万部売れたそうです。2位は吉野源三郎著の『君たちはどう生きるか』です。コロナ禍で悩み多き人々の支持もあったようです。そして3位が漱石の『坊ちゃん』です。岩波文庫は1927年に創刊されました。真に古典的価値のあるものを安価に携帯しやすい形を意図して世に提供されました。これまでに6000点が発行されています。生徒の皆さんには是非この冬に1冊読破してほしいと思います。

12月12日(月)校長だより第63号を配布します

本日校長だより第63号を配布します。今回は夏目漱石について記載しました。『こころ』は今も鮮明に残っています。「私」が自殺した「先生」から送られた遺書が核心でした。「先生」は学生時代の友人Kを裏切り「奥さん」と結婚し、その中でKは失意のため自殺してしまいました。「先生」はそのことで苦悩しながら生きてきましたがエゴイズムとそれがもたらす孤独に苦しみ、明治天皇の崩御をきっかけに自殺してしまう内容でした。人間の深い思索を垣間見る時に自分の心が成長したように感じました。生涯本からの学びは続きます。有り難いことです。

12月9日(金)中庸とは何か考えると良いですね

今日は夏目漱石(1897年[慶応3年]?1916年[大正5年])が没して106年目の命日です。彼は今から考えると若い49歳で亡くなりました。処女作「吾輩は猫である」を書いたのは1905年ですから実質11年しか作家活動をしていません。漱石で有名な逸話の1つは文部省からの文学博士号授与を辞退していることです。「小生は今日までただの夏目なにがしとして世を渡って参りましたし,是から先も矢張りただの夏目なにがしで暮らしたい希望を持っております。」と辞退したのです。これを「反権威主義」という人もいますが、私には晩年の中庸の精神が働いたのではないかと思います。生徒の皆さんにも中庸とは何か考えてもらえると有難いです。

12月8日(木)戦争のない世界は夢なのでしょうか

今から42年前の1980年の今日、ニューヨークの自宅アパート・ダコタハウスの前でジョン・レノンが射殺されました。ジョンは妻のオノ・ヨーコとともにスタジオから帰宅した際に撃たれました。ジョンは約5年の主夫生活を経て復帰作『ダブル・ファンタジー』をヨーコとともに完成・発表したばかりでした。アルバムのリリースからわずか3週間後に届いた訃報を受け、世界中のファンの悲しみを背負う形でシングル「スターティング・オーヴァー」が一気にチャートを駆け上がり、5週にわたり全米ビルボード首位を獲得しました。今日は真珠湾攻撃の日でもあります。もしも「イマジン」が1930年代に創作されていたら日中戦争も太平洋戦争も避けられたのかも知れません。戦争のない世界は夢なのでしょうか。

12月7日(水)自然への畏敬を大事にしたいものです

今日から二十四節気で大雪です。本格的に冬が到来するころです。天気予報ではそのとおりに山々は雪に覆われ、北国の平野にも雪が降り積もっているようです。昔は新しい年の準備をはじめる「正月事始め」もこの時期からと言われていました。この大雪を3つの候に分けると初侯は「閉塞成冬」。天地の気が塞がれ、冬がおとずれる頃です。次侯は「熊蟄穴」。熊が冬ごもりの時期に入り、穴にこもる頃です。そして末侯は「鱖魚群(さけのうおむらがる)」。鮭が川を遡上する頃です。海で育った鮭は、産卵のために自分の生まれた川へ帰ってきます。暦は自然へのリスペクトを誘導してくれます。自然への畏敬を大事にしたいものです。

12月6日(火)選手の健闘を見て清々しい気持ちです

紙一重でベスト8は逃しましたね。選手の健闘を見て清々しい気持ちです。今回はPK戦について勉強になりました。サッカーにおいて、規定の試合時間を終了して決着がつかなかった際に行うものであることは知っていましたが、こんなに集中したのは初めてでした。英語では"Kicks from the penalty mark" と呼ぶようです。両チーム5選手が交互にボールを蹴り、得点の多いほうが勝者となるのですが、選ばれた選手の緊張感は天文学的な数値になると思いました。因みに5人で決着がつかないときは、6人目からサドンデス方式となるようです。サドンデスも見たかったですね。

12月5日(月)自分の身体の内なる声にも耳を傾けると良いですね

本日から2学期期末考査です。生徒の中にはテスト前日なのでついつい夜更かししてしまった人もいるかも知れません。記憶の定着と睡眠時間には深い関係があり、がんばって勉強した後はしっかり眠ったほうが効率よく身につけることができると言われています。最近の脳科学の研究では、脳は眠っている間に記憶の整理をしているとされています。睡眠時間を削って暗記しようとしても記憶は整理されず、脳の働きも鈍ってしまい、かえって逆効果になると言われています。しっかり睡眠時間をとることが記憶の定着には効果的なのですね。因みに寝る前の30分は暗記タイムに当てるのも効果的なようですね。自分の身体の内なる声にも耳を傾けると良いですね。

12月3日(土)人間は五感を活かして冬を楽しむスキルを持っています

今日は今学期最終の土曜授業の日です。生徒は来週月曜日から期末考査になります。慌ただしい週末になっているかもしれません。こんな時は草花で癒せると良いのですが、12月ともなると花は稀少です。そんな中で「山茶花(サザンカ)」「シクラメン」は冬を代表する花となります。花が少ない季節であるのでリビングにシクラメンの鉢があることに癒されることもあるでしょう。人間は五感を活かして冬を楽しむスキルを持っています。生徒にはテスト前でも冬らしい花風景を愛でる余裕の気持ちをもってほしいと思います。

12月2日(金)ブラボーです

ブラボーです。賞賛・喝采・歓呼などの叫び声の意ですが、何度でもすばらしい・みごとだと言いたい気分です。本当にBravoです。サッカースペイン代表は相手にボールをほとんど触らせない圧倒的なボール支配率とパス本数を叩き出すサッカーで有名です。前半を見て勝つことを諦めるしかないと思えるような展開でした。流石に愛称「ラ・ロハ」の無敵艦隊は嘘ではないと思いました。ランキングも7位のスペインで、あのドイツの11位より格上のチームです。その強豪に後半戦の直ぐに2点を取ったのは真にミラクルでした。スポーツの力に改めて感動しています。次はランキング12位のクロアチアです。日本サッカーの飛躍が楽しみです。

12月1日(木)私は春待月という呼び方がお気に入りです

今日から12月です。12月は師走です。その意味・由来・語源には諸説あります。もっとも有名な説は、師匠である僧侶がお経をあげるために東西を馳せる月という意味の「師馳す」だというものです。師走には別名や異称で表されるさまざまな呼び名があります。1つ目は晩冬です。陰暦では10月から12月が冬になります。「師走」が冬の最後の月になるため「晩冬」とも呼ばれるようです。2つ目は「春待月」です。師走の次は春の暦である睦月となります。春を待つ月でもあります。3つ目は「苦寒」です。寒さに苦しむ月ということですね。これ以外にも3番目の冬の月ということから「三冬月」や一年の最期を指して「歳極月」とも呼ばれます。私は春待月がお気に入りです。

11月30日(水)生徒にはロングショットの視点を大事にしてほしいと思います

天気予報によると東京周辺では今日から明日にかけて急激な気温変化があるとのことです。気になって北海道の予報を見ると、北海道付近は30日から12月1日にかけて冬型の気圧配置となるそうです。石狩・空知・後志地方の30日3時の天気は曇りとなっています。12月1日は石狩地方は雪時々曇り、空知・後志地方は雪の見込みとなっています。東京は寒いといっても北海道に比べれば温かな毎日です。このように少し俯瞰すると世の中の景色が異なって見えてきます。生徒にもロングショットの視点を大事にしてほしいと思います。明日から12月ですね。ワクワクして今年最後の1か月を俯瞰力を持って楽しみたいものです。

11月29日(火)正しい自己受容を導く初期指導が重要だと感じています

今朝のニュースでは不登校の増加がニュースになっています。このところ頻度の高い話題です。私見を述べれば自己肯定感を大事にすることが大切だと思います。「自分ならできる」という感覚は子供の夢を実現するときに背中を押してくれます。ここでポイントになるのは土台となる自己受容の感覚だと考えます。自己受容とはありのままの自分を受け入れることです。正常な自己受容ができないまま育ち、自己肯定感だけが育っていくと課題に対して脆い局面を迎える可能性が高くなります。ありのままの自分を受け入れられないまま「〇〇ができているからすごい」といった感情は、言わば条件付きで自分を見てしまうことになり、思春期の自己内トラブルで苦しくなってしまうのです。正しい自己受容を導く初期指導が重要だと感じています。

11月28日(月)コスタリカとはスペイン語で「豊かな(Rica)海岸(Costa)」の意味です

昨日は惜しい試合でしたね。コスタリカという国の名前が完璧に頭に刻まれました。コスタリカとはスペイン語で「豊かな(Rica)海岸(Costa)」の意味です。中央アメリカにおいては数少ない長年にわたり安定した民主主義政治を維持している国です。高い教育を受けた労働者が多いことでも知られています。かつては農業に大きく依存していましたが、現在は金融、外資系企業向けサービス、製薬、エコツーリズムなど多角的な経済活動を行っているようです。僅か人口500万人の国ですが、豊かな海岸を持つコスタリカのサッカーはエレガントでした。生徒も学ぶことの多い試合だったと思います。次はスペイン戦ですね。学ぶ機会が続くことは幸せです。

11月27日(日)今年度から都内公立中学校第3学年生徒を対象に「中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J)」を実施することになりました

本日、本校は生徒登校禁止として受検会場となります。東京都教育委員会は小・中学校で身に付けた英語によるコミュニケーション能力を、高校でさらに向上させるため、今年度から都内公立中学校第3学年生徒を対象に「中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J)」を実施することになりました。ESAT-J は English Speaking Achievement Test for Junior High School Studentsの略称です。目的は小・中・高校における一貫した英語教育の推進により、生徒の「使える英語力」の育成を目指すことと、中学校における学習により身に付けた「話すこと」の力を客観的に評価し、中学校と高校における英語指導の充実及び円滑な接続を目指すためとなっています。世界で活躍する生徒達の育成は教育の根幹となっています。

11月26日(土)本校の生徒達の躍動感が伝わればと思います

今日は土曜授業の日です。そして授業公開があります。午後には今年最後の学校説明会が開催されます。説明会ではお客様の来校に感謝の意を込めて冒頭に部活動の発表をしています。これまでの2回の説明会では音楽部と薙刀部が舞台に上がってくれました。今回はダンス部が登壇します。本校の生徒達の躍動感が伝わればと思います。明日は初のスピーキングテストになるため中学3年生の来校はこれまでより少ないようです。代わって中学2年生が空席を埋めるようです。調布北の生徒達を見て本校の受検を決めて頂ければと思います。

11月25日(金)老人になった三島が真の自由や権利をどう考えたか興味が湧いてきます

今日は作家三島由紀夫が自衛隊市ヶ谷駐屯地(現・防衛省本省)で自決をした三島事件の日です。1970年(昭和45年)11月25日に憲法改正のため自衛隊に決起を呼びかけた事件でした。この件は日本社会に大きな衝撃をもたらしただけではなく、日本国外でも速報ニュースとなり、国際的な名声を持つ作家が起こした異例の行動に一様に驚きを示したとされています。彼は戦後の日本文学界を代表する作家の一人でノーベル文学賞候補にもなっていました。代表作は小説に『仮面の告白』『潮騒』『金閣寺』『鏡子の家』『憂国』『豊饒の海』など、戯曲に『近代能楽集』『鹿鳴館』『サド侯爵夫人』などがあります。政治のことは分からない私ですが作家として晩年の心象を記してほしかったと思います。老人になった三島が真の自由や権利をどう考えたか興味が湧いてきます。

11月24日(木)生徒達にもこの勝利をエネルギーにして挑戦を続けて欲しと思います

亡くなったプロ野球の名プレヤー名監督だった野村克也氏は「勝ちに不思議の勝ちあり 負けに不思議な負けなし」という言葉を遺しました。昨夜のワールドカップサッカーの日本の勝利はどうだったのでしょうか。確かに優勝4回のドイツに引き分けにもっていくことも希望的観測という解説者もいました。確かに大金星であったと思います。しかし、日本代表の殆どが欧州の強豪チームでプレーしている実態を見れば不思議ではないとのコメントもあると思います。やはりグローバルな視点で切磋琢磨することが強くなっていく秘訣だと思いました。生徒達にもこの勝利をエネルギーにして挑戦を続けて欲しと思います。

11月22日(火)簡単な仕組みも説明するとなると大変です

紅葉のベストシーズンになっているようです。私は昔、緑の葉が赤や黄色に色が変わることを「紅葉」と思っていましたが、正しくは葉が赤くなることを紅葉というようです。黄色に変わることは紅葉ではなく、「黄葉」と表現することが正しいようです。黄葉する代表的な葉はイチョウです。同じ黄色でも、学校の前の武蔵境通りはケヤキの黄色に染まっています。因みに、紅葉する代表的な葉にはカエデやモミジがあげられます。木が枝と葉の間に壁をつくっているときには光合成が止まり、葉の中にあったデンプンやタンパク質が減るため、緑色のもとである葉緑素が分解されるのが変色の仕組みです。 葉緑素が消えると緑色だったときには隠れて目立たなかった色素が見えてくるのですね。簡単な仕組みも説明するとなると大変です。生徒もそのことに気づくと好循環の軌道に入ります。

11月21日(月)サッカー観戦しながら画像の向こうにある国のデータを把握することも重要ですね

サッカーワールドカップがカタールで始まりました。サッカーフアンにはドーハの悲劇で馴染みのある国です。国の面積は秋田県よりやや狭くて、人口は約290万人の小さな国です。人口のうち9割は、南アジアやアフリカ出身などの外国人労働者で成り立っていると言われています。ペルシャ湾に突き出た半島にあって、夏場は気温が40度以上になるため、ワールドカップは異例のこの時期に開催となりました。天然ガスの埋蔵量は世界3位で、日本は最大の輸出先とも言われています。昨年の1人あたりの国内総生産は日本の1・75倍でした。天然資源の輸出による収益があるので、自国民は所得税を払う必要がありません。また電気や水道、教育や医療といった費用も、無料やそれと同じぐらいの安さで済んでいる国です。サッカー観戦しながら画像の向こうにある国のデータを把握することも重要ですね。

11月19日(土)本日、学校説明会が開催されます

本日午後に学校説明会を開催します。今日は有名なゲティスバーグ演説のあった日です。これはアメリカ南北戦争中の1863年にペンシルベニア州ゲティスバーグで行われたリンカーン大統領の演説です。ゲティスバーグは南軍の北部侵入を防いだ激戦の地で,演説は戦いの4ヵ月後の11月19日にここで開かれた国立戦没者墓地奉献の式上で行われたのでした。『87年前,われわれの父祖たちは,自由の精神にはぐくまれ,すべての人は平等につくられているという信条にささげられた,新しい国家を,この大陸に打ち建てた』の一文に始まり,人間の自由を証明する使命を持つアメリカのために身をささげなければならないと説くこの演説は,あの有名な『人民の,人民による,人民のための政治』という言葉で締めくくられています。説明会の冒頭あいさつではこのような簡潔で的確なメッセージを送りたいものですが、リンカーンのような巨星にはなれません。しかし調布北に集う仲間は優しく優秀です。

11月18日(金)校長だより第62号を配布します

本日校長だより第62号を配布します。今回は「自由の概念から共生を考える」をタイトルに記載しました。自分の自由が他人の自由を妨害しているかも知れないと想像できる人が共生の世界を創るのだとの想いで入力しました。最近増えているSNSの問題も共生の精神が醸成されていけばなくなっていくものだと思います。生徒の皆さんにその気持ちが伝われば望外の幸せです。今日の午後に1年生は小平市まで赴いて芸術鑑賞教室に参加します。豊かな時間を過ごして心のケアに繋がってくれればと願っています。

11月17日(木)2月沖縄修学旅行を生徒主体で成功させたいと思います

本日午後に高校2年生は修学旅行の事前学習をします。NPO法人沖縄NGOセンターから講師を派遣いただき講演会を開催することが出来ました。平和学習をすることで2月の修学旅行の目的を達成したいと思います。コロナ感染者が再び増加に転じて修学旅行の実施を案じる空気もありますが、これまでのコロナ対策の経験値から行動制限はないものと想定して着々と準備を進行させたいと思います。この4月に高校3年生も沖縄修学旅行を実施して成就感を高めてくれました。学校行事が生徒を大きく育てることを実感しています。何としても2月沖縄修学旅行を生徒主体で成功させたいと思います。

11月16日(水)長い人生を豊かにするためにこの宝物は大事にしたいものです

本日午後のホームルームの時間に、高校3年生は体育館に集まり進路指導部主任から受験情報を受け大学受験への最終確認をします。共通テストまで残り2か月となり生徒の受験対策も大詰めの段階に入っています。授業も演習問題などが中心です。生徒は貴重な休憩時間には教室移動などをしながら元気に笑顔を見せてくれます。重圧に負けそうな日もあると思いますが、仲間の存在が支えになっていることが伺えます。ここまで学校行事や部活動などで一緒に苦楽をともにしてきた仲間が財産になっています。長い人生を豊かにするためにこの宝物は大事にしたいものです。

11月15日(火)試作問題解説が盛んです

11月9日に大学入試センターは、「令和7(2025)年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テストの問題作成方針に関する検討の方向性について」および「試作問題」などを公表しました。2025年度共通テストの問題作成方針は、従来の問題作成方針の考え方を引き続き重視し、その趣旨がより明確になるようにした上で、新学習指導要領とこれまでの共通テストの実施状況を踏まえるとしています。そして、知識・技能や思考力・判断力・表現力等を問う問題作成、学習の過程を重視した問題作成、多様な受験者の学力を適切に評価できる問題作成をすることを基本的な考え方としていると謳っています。早速国語の作問について日大の紅野謙介先生などから鋭い指摘が出されています。受験生の将来に活かされる学力測定になることを祈るばかりです。

11月14日(月)浜口雄幸首相が東京駅で銃撃された日です

本日は浜口雄幸首相が東京駅で銃撃された日です。浜口は立憲民政党の中心的存在となり、1929年には総理大臣となります。浜口の立場は一貫して協調外交と軍縮による軍事予算削減、緊縮財政による景気安定化でした。世間も剛直で正直清貧の浜口首相を支持しました。浜口の仕事で大きなものの1つは、1930年のロンドン海軍軍縮会議です。さまざまな曲折を経て条約が結ばれ、国内でも批准されたのですが、問題となったのが統帥権干犯です。浜口のもう1つの大事業は、金解禁(金本位制復活)でした。粘り強く周りを説得し1930年1月に実施にこぎつけます。しかし、前年の1929年にアメリカで大恐慌が始まっていたというタイミングの悪さもあり、景気は予想以上に減速します。このようなことで11月14日に銃撃されました。私は彼は日本の首相の中で極めて優秀な方だと思っています。

11月12日(土)生徒が歴史を学ぶ楽しさについて共感してくれたなら嬉しいことだと思います

本日本校は土曜講習の日です。希望者だけが1年生から3年生まで登校して用意された講習を受講する日です。私も3年生を相手に世界史の講座を担当させてもらいました。20年以上教壇から離れていますので年に数回の講座は、私の頭の体操になっています。生徒は真剣に聞いてくれるので時間は瞬く間に過ぎていきます。改めて聞いてくれた生徒に感謝しかありません。歴史に「もしも」を入れて語ると話題は尽きることがありません。私はそこに数々の歴史の教訓が眠っているように思います。生徒が歴史を学ぶ楽しさについて共感してくれたなら嬉しいことだと思います。

11月11日(金)歴史から学ぶことは山ほどあります

本日は第一次世界大戦でドイツと連合国の休戦協定がなった日です。第一次世界大戦は1914年7月28日から1918年11月11日にかけて、連合国と中央同盟国間で繰り広げられた世界大戦です。7000万以上の軍人が動員され、当時までの歴史上で最大の戦争の1つとなりました。第二次産業革命による技術革新と塹壕戦による戦線の膠着で死亡率が大幅に上昇し、ジェノサイドの犠牲者を含めた戦闘員900万人以上と非戦闘員700万人以上が死亡したと歴史書には記載されています。戦争が長引いたことにより革命が勃発し、4つの帝国(ドイツ帝国、オーストリア=ハンガリー帝国、オスマン帝国、ロシア帝国)が崩壊したことは大学受験でもよく問われます。終戦後も参戦国の間に対立関係が残り、その結果わずか21年後の1939年には第二次世界大戦が勃発しました。歴史から学ぶことは山ほどあります。

11月10日(木)3月末に予定するオーストラリア短期語学研修参加者内定の抽選会を実施します

今日の放課後に今年度3月末に予定するオーストラリア短期語学研修参加者を内定するための抽選会を実施します。希望者は既に希望調査票に意気込みなどを記載して一次審査をパスしています。本日の抽選は2年生全員を内定者として確認し、残席を1年生の抽選で決定することになります。例年辞退者もいることから補欠の順番も確定します。コロナが俄かに増加する気配ですが、国も行動制限をしないとのことです。高校3年間に一度は海外研修をしたいとの想いを持つ生徒の夢を叶えてやりたいと思います。今回抽選に外れた1年生は次年度8月に予定する海外語学研修に希望してもらいます。コロナの収束を願うばかりです。

11月9日(水)昔の人は月や太陽をもっと神秘に眺めていました

今日は日本の太陽暦採用記念日です。 由来は1872(明治5)年の今日、明治政府がそれまでの太陽太陰暦(旧暦)をやめて太陽暦(新暦)を採用するという詔書を布告し、明治5年12月2日の翌日を明治6年1月1日とすることにあります。だから明治5年の12月3日から12月31日は不存在になりました。因みに、太陽暦( solar calendar)とは、地球が太陽の周りを回る周期(太陽年)を基にして作られた暦のことです。分かりやすく言えば1年の日数を1太陽年に近似させています。ユリウス暦や、現在世界の多くの地域で使用されているグレゴリオ暦は、太陽暦の1種です。昨夜は皆既月食を楽しみました。昔の人は月や太陽をもっと神秘に眺めていました。

11月8日(火)立冬の時期も旬のものをたくさん食べて健康を維持したいものです

今年の立冬は11月7日から始まりました。立冬とは冬の気配を感じ始める日を指す言葉です。気候的には寒さを感じにくいですが、秋の深さが増す時期でもあり、冬が近づいてきたと感じる人が多いと思います。立冬に旬を迎える代表的な食べ物もチェックしたいものです。筆頭に挙げるのはほうれん草です。私たち世代にはポパイのほうれん草です。スーパーに行けば1年中購入出来るほうれん草ですが、今が旬の野菜です。お鍋に必需品の白菜も今が一番の味になります。生徒の皆さんには実感のない話かも知れませんが、新そばも旬です。夏に種を蒔いたそばは11月に収穫されるのです。立冬の時期も旬のものをたくさん食べて健康を維持したいものです。

11月7日(月)課題解決を楽しむ気概で対応したいと思います

昨日は都立立川高等学校を会場に都立合同説明会が開催されました。本校も参加して多くの受検生の皆さんと保護者の皆様にご来場いただきました。各校が熱心に学校の説明をする熱気の中で、本校も探究学習などの特色ある取り組みを説明することに努めました。毎回のことながら学校の特色が重要です。仮に特色がないと説明会は苦痛の時間になります。高大接続や海外語学研修などは多くの労力を必要としますが、生徒主体の教育には欠くことのできない特色です。働き方改革が重要になる中で特色づくりの創設をどうしていくか大きな経営課題になっています。この課題解決を楽しむ気概で対応したいと思います。

11月2日(水)恵まれた環境に感謝しないといけませんね

本日午後、高校2年生は14班に分かれて大学に赴きキャンパス体験をします。都立大学や中央大学など10以上の大学にお世話になります。今回一番多くの生徒が向かうのは中央大学ですが、その次に多いのは成蹊大学です。吉祥寺からバスで5分のキャンパスは魅力のようです。元総理の学んだ大学に興味関心が高いのかも知れません。生徒の主体的な学びの意欲を喚起してもらえる環境が、自宅からカウントしても1時間以内にこんなにたくさんあることに地方出身の私は驚くばかりです。東京の高校生に地の利があることを実感します。恵まれた環境に感謝しないといけませんね。

11月1日(火)今年も残り2か月となりました

今日から11月です。今年も残り2か月となりました。日本では旧暦11月を霜月と呼び、現在では新暦11月の別名としても用いられています。「霜月」は文字通り霜が降る月の意味です。他には「食物月(おしものづき)」の略であるとする説や、「凋む月(しぼむつき)」「末つ月(すえつつき)」が訛ったものとする説もあるようです。辞書には「神楽月(かぐらづき)」、「子月(ねづき)」の別名も記載されています。因みに、英語での月名 November は「9番目の月」の意味です。ラテン語の「第9の」という意味の novem の語に由来しています。どうして9番なのかと思いますが、これは紀元前46年まで使われていたローマ暦が3月起算だったからです。3月から数えて9番目という意味で命名されています。今月も佳き月にしたいもです。

10月31日(月)ハロウィンは古代ケルト人の行事でした

今日はハロウィンです。この日は11月1日にキリスト教の諸聖人に祈りを捧げる祝日「諸聖人の日」「万聖節」の前夜祭という意味で、ヨーロッパ発祥のお祭りになります。元々は古代ケルト人の行事で秋の収穫をお祝いし、先祖の霊をお迎えするとともに悪霊を追い払うお祭りから始まったとされています。古代ケルトの暦では、11月1日が新年とされ、大晦日にあたる10月31日の夜に先祖の霊が戻ってくると信じられていたのです。この日は悪霊も一緒にやって来て、作物に悪い影響を与えたり、子どもをさらったり、現世の人間たちに悪いことをするとされていたので、人々は身を守るために仮面や仮装をして仲間に見せかけたり、魔除けの焚き火をするなど工夫をしてきました。このお祭りがソウルでは悲劇になりました。事故は油断から生じること実感します。

10月29日(土)今年度初めての学校説明会を体育館で開催いたします

本日は土曜授業で生徒は登校します。今日は午前中授業公開で、保護者の皆様にお子様の出席番号の奇数偶数に分けて指定の時間を見学頂きます。また午後には今年度初めての学校説明会を体育館で開催いたします。お約束した400名の皆様にご来校頂きます。今年度は英語スピーキングテスト・インターネット出願・男女緩和と改革が重なり、受検生の皆さんには緊張の日々だと思います。調布北高校の説明会で正確な情報を得て挑む気持ちを喚起いただければと思います。

10月28日(金)人生そのものが大学だということが真実です

不登校の数が増加していると今朝のニュースで流れています。曲解を恐れず語れば、学校に行きたくない時は、焦らないで休むことが大切だと思います。焦ってしまうと脳はかえって疲れてしまうと言われています。人間の脳を休ませて元気にする時間を与えることが大事です。発明王のエジソンや文学者のヘルマン・ヘッセなど偉大な天才たちが今で言う不登校で独学でした。英語ではユニバーシティ・オブ・ライフという言葉があります。人生そのものが大学だということです。学校に通う代わりに自宅で学習する学び「ホームスクーリング」が残念ながら日本では認められていませんが、近い将来に「ホームエデュケーション」「ホームスクール」が整う筈です。インターネットの時代は既にホームスクーリングを可能にしています。

10月27日(木)可愛い人形をこれからも大事にしたいものです

今日はテディベアの日です。ご承知のとおりクマのぬいぐるみのことです。この名前は第26代アメリカ大統領セオドア・ルーズベルトに由来し、彼の誕生日に指定されました。その内容とはこんな逸話です。1902年の秋セオドア・ルーズベルト大統領は趣味である熊狩りに出かけました。そこで同行していたハンターが傷を負った子熊を追いつめて最後の1発を大統領に頼んだのでした。しかし彼は「瀕死の熊を撃つのはスポーツマン精神に反する」として撃たなかったのです。 このことが同行していた新聞記者のクリフォード・ベリーマンによって記事にされ、『ワシントン・ポスト』紙に挿絵入りで掲載されました。これが彼の愛称に因んでテディベアとなった由来です。良識が世界をあるべき方向に導いた一例です。可愛い人形をこれからも大事にしたいものです。

10月25日(火)3年生の教室に共通テストまであと何日かを示すボードが新登場していました

朝の巡回をしていて、今日は面白いものを発見しました。3年生の教室に共通テストまであと何日かを示すボードが新登場していました。昨日段階であと82日とありました。毎日過ごす教室環境を皆が気持ち良く過ごせるように各担任は工夫をしており、私も勉強になります。体育祭で皆が奮起した大縄跳びの写真などを拡大してクラスの団結を絶えず意識させるクラスもあります。その一方で極力華美を避けて簡素な教室にして集中力を高めようとしている教室もあります。教員にとってクラス経営は課題でもあり最大の楽しみでもあります。健全な競争をして高め合ってほしと思います。

10月24日(月)本日は入選校長研修です

本日はこれから研修で出張します。本日の研修は入選校長研修です。この春の都立高校入試で合格者を不合格とした学校が2校あったため、教育庁はこの対応策として研修を実施することになりました。入試でのミスは許されないとの決意をあらたにするための研修で、いつもの出張より緊張しています。入試で担当者任せの校長はいないのですが、やはりブレーンストーミングをして確認することが少ないと思い違いを起こすのだと思います。優秀な部下を信頼しつつも最終確認は確実にしていく体制を今年の入選でも実行したいと思います。

10月21日(金)校長だより第61号を配布します

本日校長だより第61号を配布します。今回は「スマートフォンが肝になる」をタイトルに記載しました。ゲームに没頭して生徒の生活に弊害が多いと言われていますが、ゲーマーからゲームメイカーに進化することは重要です。そのために情報編集力とユニークな専門性の育成が大事になると私見を記しました。スマートフォンは格差社会の中で格差解消のツールになる可能性があることも記述しています。何れにしてもスマートフォンでゲームだけしている人にチャンスは巡ってこないと考えて作成しました。ご一読ください。

10月20日(木)草花を愛でる気持ちを大事にしてほしいと思います

今朝は気温が低く秋本番を迎えた気がしました。コスモスも綺麗に咲き誇っています。「コスモス」の語源はギリシャ語の「宇宙」の「秩序」を意味しています。対義語は普段よく聞く「カオス(混沌)」です。通説ではメキシコにいたスペイン出身の聖職者が中南米原産のコスモスをみて、花びらが整然とバランスよく並んでいることに、ギリシャ語の(調和)と名付けたと言われていあます。この時期に桃色・白・赤などの花を咲かせるので心が癒されます。生徒は試験で忙しい毎日になっています。忙しい特こそ草花を愛でる気持ちを大事にしてほしいと思います。

10月19日(水)正月はMARCH決戦になります

先週土曜日に立川で箱根駅伝予選会がありました。上位10校が正月の本戦に出場できますが、今年は立教大学が勝ち名乗りを上げました。これで正月はMARCHの5大学が揃うことになり、MARCH決戦になるとの話題にもなっています。50年以上も経て復活した立教大学が登場することで箱根駅伝は盛り上がっています。本校の生徒の多くがMARCHに進学します。ご贔屓の大学を応援する生徒の姿が想像できます。平和であることでスポーツが楽しめます。11月からはサッカーワールドカップがカタールで開催されますが、このような世界的なビックイベントが平和へのインセンティブになることを願っています。

10月18日(火)今日から2学期中間考査です

今日から2学期中間考査です。毎時間、生徒は既習範囲を理解できているかを自己採点することになります。高校生になると学習内容は難しくなり、最近は初見問題を出題されることが多いので集中力を発揮して考える必要があります。暗記だけで高得点を取るテストの時代は終わろうとしています。昨日は教科主任会議があり、生徒の家庭学習の総量について協議しました。与えられた課題をするだけで良いのかという発想もありますが、やはり積み重ねていく学習習慣は重要で、その軌道に乗せる課題提示は重要と感じました。高校1年生が毎日2時間の家庭学習を継続すると2年後に学力が向上していることは間違いありませんね。

10月17日(月)花壇の隅にハローウィンの装飾がなされていました

今朝校内巡回で中庭を見ると花壇の隅にハローウィンの装飾がなされていました。土曜日の午後にPTAのサークル活動でクラフト教室を開催されていましたが、その作品の一部を中庭に展示していただいたのかも知れません。保護者の生徒への想いが伝わってくる温かな装飾になっています。有難いことです。学校は多くの保護者に支えられて教育活動を展開しています。会社がモノ言う株主に対応する中で、学校はモノ言わぬ保護者の皆様に支えられているようです。学校はそれ故に適度な緊張感をもって生徒を育成しなければならないと肝に銘じる朝になりました。

10月15日(土)1年生と2年生の保護者会があります

本日は土曜授業で生徒は登校します。来週から2学期中間考査となり、生徒は適度な緊張感の中にいます。本日午後12時40分からは3月に実施予定のオーストラリア短期語学研修の説明会があり80名程度の保護者が参加されます。その後午後2時から1年生と2年生の保護者会があります。私から主に修学旅行について説明いたします。2年生保護者会は会の終了後にそのまま進路講演会となり、大学入試の最新情報を共有していただく予定となっています。コロナの終息が見えてきて本校の教育活動も平常に戻るための体制づくりに入っています。ようやくここまで来たかという印象です。

10月14日(金)新しい自販機が2台設置されます

本日新しい自販機が生徒昇降口そばに2台設置されます。本校ではコロナ前は購買にセブンイレブンさんが出張販売をしてくれていました。しかし3年前に販売を停止せざるを得なくなりました。今年より再開の協議を始めましたが、販売員さんが配置できず購買継続を断念することになりました。そこで新たにおにぎりやサンドイッチも販売できる自販機を設置することになったのです。今日の夕刻搬入されます。明日の土曜授業から生徒に使用してもらいます。午後には保護者会も開催されますので保護者の皆様にも見て頂けます。有難いことです。

10月13日(木)生徒達の潜在能力が未来の日本を豊かにしてくれる筈です

今週の週刊東洋経済の特集は「岐路に立つ鉄道」です。1872年10月14日に新橋・横浜に日本初の鉄道が開業して150年となりました。1987年4月に国鉄分割民営化でJRが発足して鉄道は大きな変化を迎えました。北海道の幹線である函館本線の長万部・小樽間の廃線も決まって地方鉄路の未来は閉ざされた感があります。このままでは仙台以北の鉄道貨物も消滅する可能性があります。新幹線だけが鉄路ではないはずと思うのは私の郷愁でしょうか。若い世代の新たな発想で鉄路が維持されていくことを期待しています。生徒達の潜在能力が未来の日本を豊かにしてくれる筈です。

10月12日(水)歴史的評価は長い時間を経て熟成されていきます

今日は「コロンブス・デー」です。1492年10月12日イタリアの探検家・航海者クリストファー・コロンブスが率いるスペイン船隊が新大陸アメリカに到達しました。これを記念して「コロンブス・デー」または「コロンブスの日」「大陸発見記念日」とされています。彼は西廻りの航海が可能だと思い『東方見聞録』にある黄金の国・ジパング(日本)やインドを目指して航海に出たのでした。彼は到達地がインドだったと亡くなるまで信じていたことは有名です。しかし最近ではネイティブアメリカンの観点がクローズアップされており、「アメリカ先住民の日」と名前を変えて彼らの歴史や文化を記念する日としてお祝いする州も出てくるようになりました。歴史的評価は長い時間を経て熟成されていきます。

10月11日(火)大学駅伝がスタートしました

大学駅伝がスタートしました。昨日は出雲駅伝で駒沢大学が優勝しました。どの大学もレベルが高く一人でも不調の選手がいると大きく順位を下げることになりました。この10年先頭を走っている青山学院大学でも4位という戦国時代の様相です。この競争に比較すると大学入試の競争はそれほどでもないと言えるのではないでしょうか。持久走同様に最後まで自分を信じて粘っていく姿勢を保持すれば、大学駅伝では涙を流すことがあっても大学入試はサクラサクになると思います。生徒の皆さんは大きな可能性を狭い視点で喪失しないようにしてほしいと願っています。

10月8日(土)英語検定一次試験を本校で実施します

本日は土曜授業です。放課後には英語検定一次試験を本校で実施します。準会場の扱いで費用も安くなっています。本日は155名が受験します。先生方の情意で始まった英語検定準会場対応は今回が2度目となります。生徒の皆さんには気持ちよく受験いただければと思います。なお、11月27日には本校で今年から始まる中学生スピーキングテストが実施されます。中学生も英語を道具として使うことを目標に精進しています。日本人がグローバル時代を豊かに輝くために若者は頑張っています。若者にエールを送りたいですね。

10月7日(金)今なら間違いなくノーベル文学賞でしたね

今日はエドガー・アラン・ポーの没した日です。彼はマサチューセッツ州ボストンに生まれました。旅役者であった両親を早くに失い、名づけ親の商人アラン家に引き取られ、幼少期の一時期をロンドンで過ごしました。帰国後ヴァージニア大学に進みました。若かりし頃は悪名を馳せる時期もありました。士官学校に入学するもなじめず、規則違反行為で退学処分にもなりました。その後、文筆で身をたてるべく詩や短編小説を創作し始めました。ポーはアメリカにおいて文筆だけで身を立てようとした最初の著名な作家となります。文名を得てからもその生活はほぼ常に貧窮の中にあったと言われます。しかし、彼は近代推理小説の開祖です。後世のSF作家にも影響を与えました。今なら間違いなくノーベル文学賞でしたね。

10月6日(木)学ぶ環境を見極めることが大事ですね

高校3年生は大学受験に向けて適度な緊張感のある毎日を送っています。本日は模試を受けます。模試では希望する大学を明記して判定を受けることになります。希望する大学は様々です。ところで日本で最も古い大学は何処になるのでしょうか。それは足利市にある「足利学校」となります。この学校が日本でもっとも古い総合大学だと知っている人は少ないようです。そもそも大学の起源は、西ヨーロッパにありました。中世に「学ぶ→教える」という関係が当時のギルドの師弟関係と一致したことから、大学は自然発生的に生まれたといわれています。 ヨーロッパの大学の組織は、職人や手工業者の営利的ギルド(同業組合)と同じ形をとってつくられました。ブランドだけで大学を選ぶのではなく学ぶ環境を見極めることが大事ですね。

10月5日(水)高校生も受験を突破してローカル線の旅が出来ると良いですね

秋の行楽シーズンが始まっているようです。今年は11年ぶりに全線開通した只見線にも注目が集まっているようです。この線は新潟県魚沼市の小出駅から福島県会津若松市の会津若松駅を結ぶ全長約135kmの路線となっています。絶景の秘境路線として有名です。車窓からは魚沼の特産コシヒカリの田園風景や、民話「弥三郎ばさ」で知られる権現堂山、破間川の渓谷を楽しむこともできます。大学生の時に見た色鮮やかな紅葉と渓谷のコラボレーションは忘れることなく記憶に残っています。高校生も受験を突破してローカル線の旅が出来ると良いですね。

10月4日(火)小さな声を大事にする学校が求められています

毎日元気をもらうのはスポーツニュースであることが多くなっています。昨日もヤクルトの村上選手が凄い記録を樹立しました。ホームラン56号は王選手を越える数字となりました。22才での三冠王は天晴です。その一方で姫路の高校で体罰事案があって暗い気持ちになりました。大阪で起きた体罰が原因となって自死した事件からもう10年以上も経ているのに教訓は活かされませんでした。人間の業の深さに落胆するばかりです。ユニフォームを忘れたことに怒って平手打ちをしたとのことです。顎が外れるほどの暴力がどうして起きるのか・・・確実に言えることは予兆となる行為があった筈ということです。小さな声を傾聴する仕組みが学校にないことが致命的でした。小さな声を大事にする学校が求められています。

10月3日(月)今日はドイツ統一の記念日です

今日はドイツ統一の記念日です。1990年(平成2年)のこの日、45年ぶりに東西ドイツが統一され、ドイツ連邦共和国が誕生しました。東西ドイツを分けたベルリンの壁が1989年(平成元年)11月9日に消えた11ヵ月後の出来事でした。ドイツにおいてはこの日が建国記念日であり、祝日に定められています。この日には連邦参議院議長の連邦州の州都においてドイツ統一の日を祝賀する公式行事が行なわれます。ソ連の崩壊やベルリンの壁崩壊などは考えることもなかった私でした。歴史は動くこと実感しました。このあとにどんな歴史が待っているのか。そんなワクワク感もあります。ウクライナ戦争の終わりを待ち望む毎日です。

9月30日(金)2年生は校外学習でTGGに赴き英語研修をします

今日は4月スタートの令和4年度の折り返し点です。即ち年度前半の最終日となります。今日2年生は校外学習でTGGに赴き丸1日英語研修をします。英語については1年生で一人1台端末の有効活用を試行しています。残念ながら通信環境が不安定で担当する先生は毎回冷や汗をかいているようです。生徒もストレス緩和で自分の端末で代用する場面もあるようです。昨日は本庁の担当者に実態を報告して改善をお願いしました。これからは仕事の道具として英語力が重要になります。東京の支援を受けて、これからも生徒の情意を高めていく英語指導を実践していきたいと思います。

9月29日(木)この季節の恩寵として香りを楽しみに通学してください

金木犀の香りが漂う季節になりました。好き嫌いもあるようですが、キンモクセイの香りは高貴な印象を与えると言われています。しかし花自体はとても小ぶりなことから「謙虚」「陶酔」「気高い」などの花言葉を持っています。辞書を調べるとその他の花言葉に、あの世のことを指す「隠世」というものがありました。強い香りは邪気を払うとも考えられており、神社などに植えられていることが由来だとされています。金木犀の花は太陽を象徴して闇を打ち払う縁起物でもあるようです。生徒の皆さんもこの季節の恩寵としてこの香りを楽しみに通学してください。

9月28日(水)地名には難解なものがありますね

私の悪い癖で食事中に何かを読む癖があります。家庭では矯正されましたが、学校では孤食なのでこの癖が続いています。最近は地図帳を見ながら咀嚼しています。昨日は兵庫県の地図を眺めていました。地名には難解なものがありますね。その1つに養父市があります。これは「やぶ」と読みます。これは2004年の平成の大合併ブームで誕生した市です。養父郡八鹿町、養父町、大屋町、関宮町の4町が合併して養父市が発足しました。この地名の由来が面白いです。皆さん『ヘタな医者を現す「やぶ医者」の語源が、「養父の名医」である』ということをご存じですか。江戸時代のはじめに活躍した理想的な名医は、但馬国養父という所にひっそりと住み、死にそうな病人を生き返らせるほどの地域医療に取り組んだことが語源です。孤食で名医を養父と言うことを思い出しました。悪い癖はなかなか直りませんね。

9月27日(火)校長だより第60号を配布します

本日校長だより第60号を配布します。今回は読書の秋に因んで山本周五郎の作品を紹介しました。コロナ禍で閉塞感の漂う3年間を経験して、生徒の皆さんに一服の清涼剤になるような読書を勧めたいと思いました。彼の庶民を慈しむ眼が素晴らしいと思います。また紙面では朝日新聞EduAのサイトに載ったMARCH現役進学率のデータで本校が都立のトップになった記事も紹介しました。稚拙な校長だよりですが朗報をお伝えできて嬉しいです。

9月26日(月)生徒には自信をもって世界を俯瞰してほしいと思います

今日は小泉八雲の忌日です。彼はラフカディオ・ハーンというギリシャ生まれのイギリス人でした。日本帰化名が小泉八雲でした。明治維新を経て近代化(富国強兵)を進める日本にとって、欧米文明の導入は必須であり、そのため少なからぬ欧米人が教師や技術指導者として日本を訪れましたが、彼もその一人で、いわゆる「お雇い外国人」でした。1890(明治23)年、アメリカ合衆国の出版社の通信員として来日し、その後日本に魅せられた彼は日本女性と結婚し帰化、日本人の間で伝承されていた死などをテーマとした民話を「怪談 」という名の文学作品へ昇華させ、世界へ広めた作家であり日本研究家でした。日本の魅力が外国人に評価されることが多いことは昨今も同様です。生徒には自信をもって世界を俯瞰してほしいと思います。

9月24日(土)偉人の想いはななかなか読めません

今日は西郷隆盛が没した日です。西郷は西南戦争で 1877年(明治10年)の今日自害しました。彼は幕末から明治前期の日本の武士、政治家、陸軍軍人でした。彼は薩摩国薩摩藩の下級藩士・西郷吉兵衛隆盛の長男でした。同郷の大久保利通とともに薩摩藩をリードして、倒幕運動の先頭に立ちました。 徳川幕府を倒し、明治新政府の成立に貢献したことから、幕末維新の象徴的な存在として多くの人に知られています。ところで今日は台風15号で雨の予報です。私には西郷の涙雨のようにも感じます。生徒にはクラッシーで安全に登校するように伝えました。本校は本日土曜授業なのです。西郷さんはこの状況を見て何と言うのでしょうか。叱られるのか褒められるか偉人の想いはななかなか読めません。

9月22日(木)1年生は進路行事で充電しました

1年生は昨日午後に進路行事で充電しました。今回の取り組みは大学模擬授業とキャリア講演会の組み合わせで2週に渡って生徒は両方を体験する企画となっています。昨日は前半3クラスが東京農工大学・電気通信大学・東京外語大学・東京都立大学に赴き授業を受けました。後半3クラスは校内に残り、現在実社会で活躍している講師の先生6名から仕事の内容について伺いました。精密機器メーカーやIT企業、そして医薬企業などのお話は興味関心を喚起させるものでした。来週はこの逆で同じプログラムを展開します。学校支援に惜しみなく力を注いでいただける外部人材の皆様に感謝しかありません。

9月21日(水)平和を希求する日々が続きます

本日は「国際平和デー」です。通称「Peace Day」ともいわれる国際連合が定める国際デーの1つです。英語表記は「International Day of Peace」。国連は国際社会の平和と安全の維持を目的に創設されましたが、今日はまさに国連の目的を象徴している日となります。「国際平和」とは、国家間で戦争がおこなわれていない状態をいいますから現在は残念な状況になっています。しかし国連が無力ではない筈です。これまで世界各地の紛争予防や平和維持などに努めてきたことも事実です。代表的な事例として「国連平和維持活動(PKO)」もありました。平和を希求する日々が続きます。

9月20日(火)人生に丸儲けはないと思うことで救われることも多いように思います

台風14号が日本列島を縦断して大きな被害を残しました。本校では朝の段階で本日は通常授業であることを連絡しました。本日は2年生が午後にGTECの試験を受けます。予定とおり実施できることに安堵しています。3連休が台風に見舞われて予定を大きく変更せざるを得ない方々もいたと思います。人間はこのような時に大きなストレスに見舞われます。大きなコストを負担することなどもあり平常心を保つことが困難になります。私はこのようなリスクを平常から覚悟しておく習慣を身に付けておくことがストレス軽減の一助になると考えています。人生に丸儲けはないと思うことで救われることも多いように思います。人間は心を広くして予期することを予め想定しておく工夫を重ねることが大事ですね。

9月17日(土)備えをして台風被害がないことを祈るのみです

世間では3連休ですが、本校は本日土曜授業です。ニュースでは大型で非常に強い台風14号が勢力を維持したまま、17日にかけて沖縄・奄美に接近し、18日の日曜日には九州にかなり近づく見込みのようです。3連休の期間を中心に東日本と北日本を含む広い範囲に影響が出るおそれがあるとも伝えています。連休明けの20日(火)の対応について生徒に連絡を徹底したいと思います。備えをして台風被害がないことを祈るのみです。

9月16日(金)花は心を癒してくれます

中庭に彼岸花が咲いています。彼岸花はヒガン花科ヒガンバナ属に分類される中国原産の多年草です。路辺や畔、墓地、堤防など日当たりの良い場所に生えていることが多い植物とされています。夏の終わりから秋にかけて、1本の真っ直ぐな緑色の茎の先端に直径約10cm前後の花を咲かせます。中庭に咲く花はその典型のように見えます。私の田舎でも毎年見頃の秋になると、田んぼやあぜ道の各地で長い茎と赤い花を咲かせていました。もともと「彼岸」という言葉は、サンスクリット語である「波羅蜜多(はらみた)」の漢訳「到彼岸(とうひがん)」の略で、先祖の霊を敬い墓参りをする仏教行事の事だったそうです。花は心を癒してくれます。有難いことです。

9月15日(木)食欲の秋も大変なことになっています

季節は秋本番に向かっています。文化祭の振替休も終わり今日から授業に集中する生徒達です。若い彼らは食欲の秋を待望しているように思います。秋といえばサンマです。今年の初サンマは、北海道の小型漁船が7月14日に釧路港で水揚げしたのが最初でした。昨年よりも1カ月以上早い水揚げでした。その数わずか24匹。ニュースによると釧路や札幌で取引された後、翌日にはそのうち10匹が東京・豊洲市場にお目見えしたとのことです。その仕入値が驚きでした。1キロ当たり12万円、1匹換算では1万3200円という史上最高値でした。ご祝儀相場だったとは言え食欲の秋も大変なことになっています。

9月12日(月)この名前を読める人が少なくなっているのが気になります

今日は塙 保己一(はなわ ほきいち)の忌日です。彼は1821年( 文政4年)9月12日に没しました。彼は『群書類従』『続群書類従』の編纂者として有名です。『群書類従』(ぐんしょるいじゅう)は、保己一が編纂した国学・国史を主とする一大叢書です。彼は古書の散逸を危惧し、菅原道真を祀る北野天満宮に刊行を誓ったことは有名です。古代から江戸時代初期までに成った史書や文学作品、計1273種を収められています。これは保己一が74歳の時に完成しました。34歳の時に決心してから41年後にことでした。歴史に多大な貢献をした人物です。この名前を読める人が少なくなっているのが気になります。

9月11日(日)3年ぶりのフル規格の文化祭を体験します

文化祭の1日目が盛況で終えることが出来ました。天候に恵まれ中庭の薙刀部のリズム薙刀や書道部の発表に多くの保護者がカメラを向けていました。私は3年生の演劇を見る機会を得ましたが、堂々たる演技は圧巻でした。夕方からは中夜祭も開催され生徒は大満喫の1日を送りました。今日も天候に恵まれた文化祭になりそうです。本日の夕方にはフィナーレの後夜祭もあって生徒は3年ぶりのフル規格の文化祭を体験します。コロナ禍で『何かあったらどうする症候群』に罹患していましたが、健全な安心安全の感覚で生徒を護りたいと思います。

9月10日(土)本日は文化祭です

今日は中秋の名月です。「中秋の名月」とは太陰太陽暦の8月15日の夜に見える月のことを指します。中秋の名月をめでる習慣は平安時代に中国から伝わったと言われています。日本では中秋の名月は農業の行事と結びつき、「芋名月」と呼ばれることもあったそうです。今年の中秋の名月は満月と同じ日になりました。折しも本日は文化祭です。世の中の騒然たる動きを横にして文化祭を楽しみ、夜は空を眺めて英気を養いたいものです。偉大なる宇宙に目を転じると狭い思考がリセットされる気がします。中秋の名月が楽しみです。

9月9日(金)生徒には幸せな1日になりそうです

今日は9月9日で重陽の節句です。これは五節句の1つで、1月7日の人日の節句(七草の節句)、3月3日上巳の節句(桃の節句)、5月5日端午の節句(菖蒲の節句)、7月7日七夕の節句(笹の節句)と同一になる目出度い日とされています。この節句の習慣は平安時代の初めに中国から伝わったとされています。古来中国では、奇数の日は縁起のよい「陽の日」とされ、3月3日や7月7日など、奇数が重なる日を祝い節句としました。そして中でも一番大きい陽の数である「9」が重なる9月9日を「重陽」と呼び、五節句の1つとして親しまれる行事になりました。本日は文化祭の準備日です。生徒には幸せな1日になりそうです。

9月8日(木)サンフランシスコ講和条約から日本の戦後現代史が始まりました

今日はサンフランシスコ講和条約が調印された日です。この条約は日本と連合国48との間に結ばれた第2次大戦終結のための平和条約でした。1951年9月8日サンフランシスコで調印されてこの名称になりました。発効したのは1952年4月28日です。この時の日本代表は吉田茂でした。前文のほか27ヵ条からなり日本の主権・平等を承認されましたが外国軍隊の日本駐留継続が付随していました。また朝鮮の独立,台湾・澎湖諸島,千島・南樺太の放棄を決定しましたが帰属先は不明確のままで紛争の種を残すことになりました。沖縄・小笠原は米国を唯一の施政権者とする国際連合の信託統治下に入ることが予告され,米国の支配下に置かれました。このサンフランシスコ講和条約から日本の戦後現代史が始まりました。

9月7日(水)読書の秋は日本人の特権ですね

今日は作家吉川英治の忌日です。吉川英治は 1962年(昭和37年)9月7日に鬼籍に入りました。彼は神奈川県横浜市の出身です。様々な職についたのち作家活動に入り、『鳴門秘帖』などで人気作家となりました。1935年(昭和10年)より連載が始まった『宮本武蔵』は多くの読者を獲得し、大衆小説の代表的な作家になりました。私は中学の時に『三国志』を読んで魅了されました。基本的なストーリーラインは中国の歴史小説『三国志演義』に従いつつも、特に人物描写は日本人向けに大胆にアレンジし、私は歴史物語に大きく傾倒する契機になりました。読書の秋は日本人の特権ですね。

9月6日(火)文殊の知恵が毎日展開されています

今週末の文化祭に向けて昨日から最終下校時間は午後7時になっています。生徒は放課後の時間を有効活用して準備を進めています。近隣から段ボールを運ぶ生徒もいます。男子同様に女子も大きな段ボールを運んでいる姿を見ると協働という言葉が的確だと感じます。下校時間が迫ると教室は翌日の授業に向けて整理整頓が始まります。この時に知恵の出し合いが始まります。教室の壁に作成した大道具を縛り付けたりする工夫はなかなかのものです。文殊の知恵が毎日展開されて見ているだけで楽しいです。

9月5日(月)9月になって花の主役も交代しています

9月になって花の主役も交代しています。代表的なものに萩があります。萩は「秋の七草」のひとつで古くから親しまれてきた赤紫色の小さな花です。「万葉集」にもおよそ140首詠まれています。調べてみると落葉低木に分類されています。枝はたおやかで自立せず、先の方がしだれます。耐暑性があり、夏から秋まで季節をまたいで咲き続ける花と記載されています。萩の花言葉は「思案」「内気」「柔軟な精神」です。「柔軟な精神」は、風に揺れるがままの柔らかな枝のイメージからだと思います。生徒達も強風にひれ伏したように見えても、実際は折れないたくましい萩のように育っています。有難いことです。

9月3日(土)いつも以上に文化祭を楽しみにいています

今日は土曜授業で生徒は全員登校します。夏休み後に元気に登校する生徒を見ているだけでエネルギーを貰える気がします。教育界では長期の休みのあとの生徒の状況を寄り添って見ることが重要ですが、本校の生徒は来週開催の文化祭に向けてお互いを支え合って協働しているようです。コロナ禍の中で学校行事の価値が見直されていますが、今回も文化祭の有難みを痛感しています。今年は昨年と異なり2日間完全に行事を行います。また無観客であった昨年と異なり保護者にも来校いただけます。いつも以上に文化祭を楽しみにしています。

9月2日(金)校長だより第59号を配布します

本日、校長だより第59号を配布します。無事に夏休みを終えた生徒達に意識して2学期に臨んでほしい項目を記載しました。ミクロとマクロの繋がりについて私見を交えて記載しています。ご一読いただければ幸甚です。なお、文化祭についても記しました。文化祭は一般公開を実施いたしませんが、保護者の皆様には来校いただくこととしました。一般公開を期待していた皆様には深くお詫び申し上げます。今日も1日有意義なものとなるよう校長だよりでエールを送りました。

9月1日(木)今日は防災の日です

今日は防災の日です。この指定は昭和35年(1960)年6月11日の閣議で、9月1日を防災の日とすることが了解されたことに始まります。9月1日を防災の日とした経緯は何と言ってもこの日に関東大震災が発生した日であるからです。また、暦の上では二百十日に当たり台風シーズンを迎える時期でもあるからです。昭和34(1959)年9月26日の「伊勢湾台風」によって、戦後最大の被害(全半壊・流失家屋15万戸以上、浸水家屋36万戸以上、死者4,700人、行方不明401人、傷者3万8,917人)を被りました。本校では地震や風水害等に対する心構え等を育成するため本日避難訓練で注意喚起します。今年が安寧な年であることを祈るのみです。

8月31日(水)今日は模試分析会を実施します

今日は模試分析会を実施します。進路部と教科が連携して生徒の弱点を明確にします。この分析結果を共有して2学期の授業計画に活用するのが目的です。夏の講習においてはその直後にクラッシーで問題解説の補足などが連日アップされており、先生方の細やかな指導に感謝していました。学力向上は毎日の積み重ねで達成されます。教員は教えるプロとして生徒の陥りやすい間違いを指導しています。この中で調布北では生徒の学び合いを重要と考えてその行動を支援していきます。2学期も学校は活性化していきます。

8月30日(火)福島県内で住民が暮らせない自治体はなくなりました

東京電力福島第一原発事故に伴い福島県内で唯一全町避難が続いていた双葉町が本日の午前零時をもって、町内の特定復興再生拠点区域(復興拠点)のみ避難指示を解除することになりました。あの忌まわしい原発事故から11年5カ月を経て初めて町に住民が居住できるようになりました。これにより、福島県内で住民が暮らせない自治体はなくなりました。解除されるのはJR双葉駅周辺を含む約555ヘクタールとのことです。先月末時点の町の人口は5574人で、そのうちの約6割が復興拠点内に住民登録しています。11年の月日が流れましたが帰還する方々がどれほどになるのか注目されています。不条理に耐えた方々にこれ以上風評被害がないようにしたいものです。

8月29日(月)次は秋を満喫する番ですね

先週末の土曜日早朝に近くの小学校に散歩がてらにラジオ体操に行きましたが、夏休み期間の実施日が決まっているようで、その日は子ども達は集まっていませんでした。私にとって現在ラジオ体操が最高の身体ほぐしになっています。若い頃に退屈な運動と思っていた自分が異星人のように思えます。このラジオ体操は1928年(昭和3年)昭和天皇の即位を記念して逓信省簡易保険局が「国民保健体操」の名称で制定され、NHKラジオで放送されたことが始まりとされています。それゆえ「ラジオ体操」と呼称されるようになりました。1953年(昭和28年)からは、夏の間全国各地で行う体操会『夏期巡回ラジオ体操』が開始され、現在は『夏期巡回ラジオ体操・みんなの体操』に改称され日本の夏の風物詩として浸透しています。今年の夏も終わったようです。次は秋を満喫する番ですね。

8月26日(金)フランス人権宣言が採択された日です

今日はフランス人権宣言が採択された日です。フランス大革命の初期、1789年8月26日に国民議会で採択されました。正式には「人間および市民の権利宣言」です。根本の思想は自然法とそれに発する自然権思想にありました。18世紀の啓蒙思想の影響を受け、また直接にはアメリカ合衆国の独立宣言などを範としているとされています。この人権宣言は「アンシャン・レジーム(旧制度)の死亡証書」とも言われています。近代市民社会の原理を示す不朽の宣言です。ウクライナ戦争も半年になりました。戦争というものの死亡証明が出ることを祈る日々です。

8月25日(木)「魔法のラーメン」が誕生した日です

1958(昭和33)年の今日、日清食品創業者安藤百福氏が「チキンラーメン」を発売しました。インスタントラーメンの基本工程(製めん、蒸熱処理、味付け、油揚げ乾燥)を工業的に確立し、量産に成功した結果、この「魔法のラーメン」が誕生しました。昭和33年は私が生まれた年です。後期高齢者の方々にはジャイアンツに長嶋茂雄氏がデビューした年だと言えば青春を思い出すかも知れません。食文化に革命を起こした日から64年も時間が流れました。食文化は日本の得意分野です。世界に貢献する新たな食革命が起きる予感がします。

8月24日(水)情報革命で学校も大きな恩恵を受けています

1年生の勉強合宿の様子が毎日3回程度に分けてクラッシーを使って各保護者の端末に送られています。保護者の皆様は画像を見て食事のメニューや生徒達が真剣に学習している様子を確認することが出来ています。引率責任者の副校長先生がコメントを付して送信してくれるので、どんな様子か不安な気持ちの保護者の皆様も安堵していることと思います。昔ならこのような情報共有は出来ませんでした。情報革命で学校も大きな恩恵を受けています。今日の配信が楽しみです。

8月23日(火)今日から2年生は夏の特別講習を実施します

今日から2年生は夏の特別講習を実施します。1年生は現在宿泊行事として合宿で講習を実施していますが、2年生は学校に登校して受講します。8時30分から時間割に従って各クラスで3教科の講座を受けていきます。毎日午後2時30分からは模試特別演習も実施します。最終日の26日には全統模試を受けます。2年生教室は文化祭の用品を全て後方に整然と片付けて講習を受けています。メリハリのある時間を共有しているようです。有難いことです。

8月22日(月)ご支援いただける保護者の皆様には深く感謝申し上げます

今日から1年生は山梨県富士吉田市で勉強合宿に入ります。バス6台で移動して本日の午後0時15分には現地で開校式を実施します。午後2時からは1時間刻みでプログラムを変えて勉強を継続します。夕食や入浴、そして自習時間を挟んで、本日の夜9時からはスタディサプリの到達度テスト数学を50分実施して日程が終了します。生徒は夜10時30分に消灯となっています。休憩はあるものの勉強合宿は学習三昧です。全員でこんな経験をすると、これから2学期の日々の家庭学習でも『一人ではないんだ』という心理が生まれてきます。このような教育活動をご支援いただける保護者の皆様には深く感謝申し上げます。

8月19日(金)3泊4日の勉強合宿を実施します

本校では1年生が夏季休業中に3泊4日の勉強合宿を実施します。今年は来週月曜日からスタートします。場所は山梨県の富士吉田市のホテルです。生徒は本日学校にて最終の事前指導を受けます。この合宿には卒業生がサポートティチャーとして生徒支援もします。コロナ禍で参加できない生徒が出た場合にはオンラインでの講義視聴も可能とする予定です。生徒はこの宿泊行事で良き仲間との切磋琢磨をする喜びを体験します。高校生になって心の成長が著しい生徒は、この勉強合宿にたくさんの宝物が埋まっていることに気づきます。生徒の変容が楽しみです。

8月18日(木)今日は太閤忌です

今日は太閤忌です。天下統一を果たした戦国武将の豊臣秀吉の忌日です。慶長3年(1598年)8月18日のことでした。有名な辞世の句が『露と置き 露と消へにし 我が身かな 浪華のことも 夢のまた夢』でした。どんな人にも終わりがあります。そう考えれば生きている今が益々輝きを持ちます。今日は雨模様の1日になりそうですが、天候に合わせて有意義な1日にしたいものです。今日も学校では説明会が実施されます。生徒会の生徒の案内のお陰で多くのお客様に学校の様子を知ってもらうことが出来ているようです。有難いことです。

8月17日(水)今日から3日間本校では学校見学会が実施されます

今日から3日間、本校では学校見学会が実施されます。事前に予約いただいたお客様をお迎えします。学校では文化祭に向けた準備が佳境に入っており、教室ではその準備状況を垣間見ていただくことになると思います。またグランドでは本日ハンドボールの大会も予定されており、その雄姿も見ていただけると思います。本校の自慢である生徒の動きを見て頂くことがフォーマルな説明より説得力を持つのではないかと思います。その意味で言えば校舎案内等で活躍する生徒会の生徒達に様々質問いただくことが一番有益な情報になるかも知れませんね。

8月16日(火)私たちもムクゲのように元気に自分らしい花を咲かせないといけませんね

暦では秋になっていますが、連日の猛暑で疲れも溜まりやすい時期になりました。この暑さで人や植物に元気がないように見えるのと反対に快活に次々と大きな花を咲かせるムクゲです。ムクゲは盛夏を彩る代表的な花木といえます。種小名の「syriacus」は「シリアの」という意味ですが、ムクゲは中国の原産とされています。また、隣国の韓国の国花としても知られています。日本には平安時代以前に渡来し、古くから庭木や生け垣として栽培されてきました。ハイビスカスなどと同じフヨウ属ですが、フヨウ属のなかでは寒さに強いため、日本だけでなく欧米でも夏咲きの花木として親しまれています。私たちもムクゲのように元気に自分らしい花を咲かせないといけませんね。

8月15日(月)戦争だけは絶対にしてはいけないことが明確に伝わります

今日は77回目の終戦記念日です。私は半藤一利氏が2007年に出版した『日本のいちばん長い日』を読んでみることをお勧めします。昭和20年8月6日に広島に原爆投下、そして、ソ連軍の満州侵略と、最早日本の命運は尽きようとしていました。しかし日本政府は徹底抗戦を叫ぶ陸軍に引きずられ、先に出されたポツダム宣言に対し判断を決められない状態でした。この中で8月15日をめぐる24時間を綿密な取材と証言を基に再現するノンフィクションとなっています。極限状態の中で敗戦を受け入れた日本が浮かび上がってきます。戦争をするのは簡単ですが、その終結は77年経ても完全に終わっていない現実があります。戦争だけは絶対にしてはいけないことが明確に伝わります。

8月12日(金)当たり前に公共交通機関が安全と思える日本に感謝したいですね

8月は鎮魂の祈りが続きます。今日は日本航空123便墜落事故があった日です。1985年(昭和60年)8月12日(月曜日)日本航空123便が群馬県多野郡上野村の山中ヘ墜落した事故があった日です。歌手の坂本九さんも犠牲となりました。お盆シーズンで私の友人は九州の帰省を断念したことを覚えています。週刊誌のグラビアなどに悲惨な事故の写真が掲載され、とても飛行機に乗れる気がしないと話していました。今年もコロナで移動をためらう方々が多いと聞きますが、何より公共交通機関が安全であることを祈る想いです。安全にも様々あります。当たり前に公共交通機関が安全と思える日本に感謝したいですね。

8月9日(火)今日は長崎の慰霊の日です

今日は長崎の慰霊の日です。2015年12月12日に公開された日本映画『母と暮せば』を思い出します。この映画は井上ひさし氏が晩年に構想していた、「ヒロシマ」・「ナガサキ」・「沖縄」をテーマにした「戦後命の三部作」の遺志を山田洋次監督が引き継ぎ、「ナガサキ」をテーマに制作されたものでした。「ヒロシマ」が舞台である井上氏の戯曲『父と暮せば』と対になる形となっていました。生徒達にはこのような文化にも触れてほしいと思います。

8月8日(月)学校は明日から閉庁日となります

暑い毎日です。外ではセミの大合唱です。セミの一生は、幼虫7年+成虫7日=7年7日程度 と言われています。セミは幼虫の数年〜7年くらいを土の中で過ごしています。ようやく成虫になって地上で過ごす期間がわずか1週間から数週間なのです。そのことを知るとセミの声を愛おしく思います。学校は明日から閉庁日となります。今週は一斉のお休みを頂きます。ご迷惑をお掛けしますがどうぞよろしくお願いいたします。セミの声を聞いてうたた寝するのも一興です。

8月6日(土)平和を希求するしかありません

今日は広島の慰霊の日です。毎年この日を迎えると、二度と過ちは繰り返しませんという平和公園にある石碑の文字が目に浮かんできます。昔授業で生徒からアメリカはなぜ広島に原爆を投下したのかと聞かれたことを思い出します。私は教科書的なオーソドックスな回答をしました。それは都市の規模や爆風で効果的に損害を与えることができるなどの条件に合致したからだと言われているという答えでした。そして広島を第一候補にしたのは、目標都市の中で唯一、連合国軍の捕虜収容所がないと思われていたからだとも言われていると追加しました。生徒の悲し気な表情が忘れられません。不幸なことに今ウクライナ戦争の渦中にあります。人間の業というものに嫌悪したくなる瞬間です。平和を希求するしかありません。

8月5日(金)これからも友好関係を築けたらと思います

アメリカのペロシ下院議長がアジア歴訪で台湾を訪問したことでニュースは様々に伝えています。本校の修学旅行先でもある台湾の政治状況について生徒も学んでいるようです。台湾は中国の 180 km 東に位置する小さな島国と考えている人も多いようですが、日本の九州とほぼ同じ面積を持つ国です。国内には、現代的な都市、伝統的な中国寺院、温泉リゾート、壮大な山岳地帯などがあります。北部の首都台北は、活気に満ちた夜市や、国立故宮博物院が所蔵する中国歴代王朝の美術品、高さ 509 m で竹のような外観をした超高層ビル、台北 101 で知られています。親日家の多いことで有名ですが、これからも友好関係を築けたらと思います。

8月4日(木)週刊東洋経済の見出しは「独走トヨタ迫る試練」となっています

今週の週刊東洋経済の見出しは「独走トヨタ迫る試練」となっています。独り勝ち企業がこの変革期を生き残れるかどうかは誰もが興味関心があると思います。特に電気自動車の時代を迎えて多難な船出をしているのではないかと素人は考えています。しかし日本企業は戦後何度も大きな試練を乗り越えて令和の時代を迎えています。ピンチをチャンスにする文化は根付いているようです。日本の力を信じて見守りたいと思います。政治家が弱くても官僚が優秀だからとか、政治は二流でも経済は一流だから・・・と日本の状況を喩える言葉がありました。この難局を乗り切る上で日本経済の突破力が大きな鍵になることは間違いないようです。

8月3日(水)日本の伝統文化は東京の高校生によって守られています

昨日とうきょう総文2022の茶道部門の活動を視察しました。会場は参宮橋のオリンピック青少年センターでした。広い敷地の中で4か所の会場を設定して参加校が協働してお点前を披露していました。茶道部門はこれまでも都立私立の学校が一緒になって大きな行事に参加してきました。この蓄積で今回のイベントも大成功となっています。事務局の先生方の結束に敬服するばかりです。またこれまで日本の伝統文化を継承する若者を温かく見守っていただいた企業やご支援いただく関係者にも改めて感謝しました。日本の伝統文化は東京の高校生によって守られています。

8月2日(火)長岡まつりは長岡空襲で亡くなられた方々の慰霊と長岡の復興を願って開催されます

日本三大花火大会の1つに数えられる長岡まつりの花火大会が本日3年ぶりに開催されます。コロナ禍の中ですが、この長岡まつりの花火は祈りの会という歴史があります。長岡まつりは昭和20年8月1日の長岡空襲で亡くなられた方々の慰霊と長岡の復興を願って開催された「長岡復興祭」が起源となっているのです。そのため、大花火大会の開催日は毎年8月2・3日に固定されています。夏の夜空に大きく華開く「正三尺玉」や打ち上げ幅約2kmにも及ぶ「復興祈願花火フェニックス」など、視界に収まりきらない大玉花火の連続が魅力です。慰霊の花火が今後も続くことを願っています。

8月1日(月)とうきょう総文2022の開会式が昨日秋篠宮殿下ご臨席の下で実施されました

とうきょう総文2022の開会式が昨日秋篠宮殿下ご臨席の下で実施されました。会場は東京国際フォーラムでした。私たち世代には旧東京都庁跡地に建てられた建物というイメージがあります。フォーラムは東京の代表的国際コンベンションセンターの1つとして有名で、1997年1月10日に開館しました。高校生の祭典が開催されたホールAは世界でも有数の規模となる屋内コンサートホールとしても有名な場所です。客席数は5000席と聞きました。この舞台で高校生主体の開会式が実施され運営は見事でした。高校生のパワーは凄いですね。私は帰り道で都庁所在時から引き続き設置されている太田道灌の像を見て懐古趣味に陥りました。

7月29日(金)本日は都立冨士森高等学校が日大三高と決勝進出を賭けて戦います

高校野球も佳境を迎えています。今年は西東京大会も東東京大会も都立高校がベスト4まで勝ち残りました。昨日都立城東高等学校は惜しくも敗れましたが、本日は都立冨士森高等学校が日大三高と決勝進出を賭けて戦います。西東京では都立国立高等学校が甲子園に初の都立高校として出場した1980年から42年の時を経ています。冨士森高校には頑張ってもらいたいと思います。都立高校の生徒が様々な分野で活躍することで都民の皆さんに喜んでもらえたらと思います。

7月28日(木)生徒はこの夏も学校で豊かな時間を過ごしています

生徒は文化祭の準備に余念がありません。校長室の窓から生徒の様子を毎日観察していますが、夏休み期間になって段ボールや角材を運ぶ生徒が増えてきました。段ボールは近隣のスーパーマーケットから頂いているようです。コロナ第7波で学校も感染対策を講じていますが、生徒はマスクをしていれも笑顔で楽しそうに準備をしています。私はその姿をみるだけで癒されます。廊下を歩くと講習を真剣に受けている生徒の姿も見ることが出来ます。生徒はこの夏も学校で豊かな時間を過ごしています。有難いことです。

7月27日(水)「光栄の3日間」で有名な七月革命記念日です

今日は1830年7月に起きた七月革命の記念日です。フランス大革命とナポレオンの時代が終わり、再びブルボン朝のルイ 18世 が即位したフランスでした。しかし発布した憲法は、一応法の前の平等・所有権の不可侵・基本的人権を記載するものの、極端な制限選挙制度で貴族院の優位を規定していました。更に次いで即位したシャルル 10世も強権政治を継承しました。これに対峙した自由主義ブルジョアが七月革命を起こしたのです。7月 27日から 29日にかけての3日間は「光栄の3日間」と言われています。結局革命はなされましたが、民衆の期待した共和政は抑えられ、大銀行家 ラフィットを中心とする自由主義政治家によって、新たなブルジョア支配の体制に向って事態は収拾され、オルレアン公ルイ・フィリップが即位し、「七月王政」が開始されたのでした。

7月26日(火)鉄道の固定概念を変えることが大事だと思います

ニュースをチェックすると今日も様々に重要なことが掲載されています。私は地方鉄道の存廃協議がはじまるというニュースが気になりました。国土交通省の有識者検討会の提言では1キロ当たりの1日平均乗客数を示す輸送密度が1000人未満の鉄路が目安とのことです。何とか工夫をして乗客数を伸ばす必要があります。ヨーロッパに旅した時に鮮明に覚えていることは、自転車をそのまま電車に乗せて移動するロードバイク文化がありました。これを日本の地方鉄道に導入するだけで乗客数は倍増するように思います。鉄道の固定概念を変えることが大事だと思います。

7月25日(月)事実の確認も大事だと思います

国際社会の混乱の中で円安などの状況もあり、一部に日本の衰退を嘆く論調もあります。逆の発想はないかと調べてみると所得収支という考え方があり、これを算定すると日本は世界一でした。所得収支とは対外資産から得られる受け取り利子から対外負債から発生する支払い利子を引いたものです。2番はアメリカ、3番はドイツです。国際社会の中で日本は世界で一番借金を抱えていると言われますが、それは国内のことで、実は対外的には世界各国にお金を貸している世界一の債権国なのです。危機感を感じることも大事ですが、事実の確認も大事だと思います。

7月22日(金)7月22日の誕生花はなでしこです

7月22日の誕生花はなでしこです。なでしこと言えばサッカー日本女子代表チームの愛称です。 2004年アテネ・オリンピック出場を前に日本サッカー協会(JFA)が一般公募して選んだものです。清楚で凜とした美しさを持つ日本女性をたたえる言葉「大和撫子」からの「なでしこ」にしたと言われています。2011年のFIFA女子ワールドカップではアジア勢の代表チームとして初めての優勝を成し遂げました。最近はスポーツが社会を明るくすることが続いています。勝者も敗者もそれぞれが物語を持っています。スポーツも多角的・多面的に語る文化がもっと根付くと良いですね。

7月21日(木)レーザー体験教室に15名の生徒が参加しました

昨日は終業式でしたが、その午後には大学連携の事業が実施されました。校内では日本大学文理学部の講座を受講している生徒がオンライン講座をパソコン室で受講しました。また、校外では電気通信大学のレーザー新世代研究センターにて実施されたレーザー体験教室に15名の生徒が参加しました。新世代研究センターは新しい時代を開く基礎となる”光と原子”を制御することを目標とした施設で1999年に電気通信大学内に設置された機関です。ここでレーザーや原子光学、量子物理学など幅広い研究を展開しているそうです。この貴重な施設に入って生徒はレーザー体験をすることが出来ました。有難いことです。

7月20日(水)苦しい時こそ小さな一歩を大事にすることだと思います

1969(昭和44)年7月20日、アメリカの有人宇宙船であるアポロ11号が月面着陸に成功しました。船長のアームストロング氏のメッセージは有名です。『これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である』。世界が熱狂と興奮に包まれました。本日は終業式です。生徒達にそれぞれの小さな一歩が尊いことを伝えたいと思います。コロナの第7波感染拡大で生徒もストレスを感じています。本校ではクラッシーを駆使してアンケート調査を実施し、悩みのある生徒に寄り添っています。苦しい時こそ小さな一歩を大事にすることだと思います。

7月19日(火)教育の未来を希望で語れるようにしたいものです

共同通信の2020年の調査で小中の児童生徒数が10年で100万人減少していることが発表されました。少子化は誰もが知っていることですが、具体的な数字を確認すると驚くばかりです。東京都ではまだ実感がありませんが、この10年間に全国で小中学校が3000校も閉校しています。地方では自宅から学校まで片道10キロ以上ある場合もあるようです。オーストラリアなどでは昔から通信教育で義務教育を実施してきた歴史がありますが、日本でもオンライン教育で義務教育を実施する時代が迫っている気がします。今地方では異なる学年が同じ教室で学ぶイエナプラン教育が始まっています。教育の未来を希望で語れるようにしたいものです。

7月15日(金)今日も感謝感謝の1日になります

昨日の合唱祭はコロナ対策を十分にとって開催しました。生徒の成就感が漲る学校行事になりました。保護者からお叱りの声もあったようですが、校長として判断したことで、このあとの健康観察等で責任を果たしていきたいと思います。本日は1年生が1時間目と2時間目に探究特別授業で各自の端末を使ってビックデータの取り扱い方法について学習します。情報の先生と情報サポサポーターの先生が講師を務めてくれます。また3時間目と4時間目は3年生が演劇ワークショップを受講します。この行事はPTAの全面支援で実施します。文化祭の演劇が楽しみです。今日も感謝感謝の1日になります。

7月14日(木)合唱祭を開催します

本日府中の森芸術劇場で合唱祭を開催します。コロナの第7波の中でギリギリの判断で実施となりました。これまで早朝の生徒練習会場は教室以外にも場所が指定されており、昨日は時間ギリギリまで練習をしていました。練習会場から教室に戻る生徒の姿を見ているとリーダーの指示でテキパキと行動していました。生徒の情意を感じる日々が続き、今回も改めて学校行事の意義を実感しました。今日の舞台で生徒からまた元気を貰います。有難いことです。

7月13日(水)言葉は奥が深いですね

今日は語呂合わせでナイスの日です。私はこの単語を英語の先生が授業の余談で話したことを今でも記憶しています。先生はNiceは、物に対して使うのだと教えてくれました。例えばNice camera(良いカメラだね)となりますし、Nice bag(すてきなバッグだね)となります。しかしこれを誰かの赤ちゃんに対して、Nice babyと言ってしまうと、この赤ちゃんいいな(欲しいな)という風に聞こえるのだと教えてくれたのです。ガサツだった私は平気でNice babyと言ってしまいそうな高校生でした。ガサツを修正しないといけないと自覚し始めていた私にとって、この余談は心に刺さりました。言葉は奥が深いですね。

7月12日(火)元大関の朝乃山が西三段目22枚目で復帰しました

大相撲名古屋場所が開催されています。今場所から6場所出場停止処分が明けて元大関の朝乃山が西三段目22枚目で復帰しました。昨日は復帰後の初取り組みで白星を挙げました。私はこの関取に注目しています。人生の挫折でこれほどの大きな挫折はなかったと思います。有名人故にどれほど苦しんだか推し量ることも出来ません。しかしどん底は終わりました。あとは這い上がるだけです。厳しい勝負の世界で朝乃山関が見せる一挙手一投足がこれからの若者の可能性を象徴するような気がします。是非大復活してほしい。そんな願いを込めて今朝の朝刊を読みました。

7月11日(月)自然は淡々と今日を迎えています

7月は文月です。文月の語源は、短冊に歌や文字を書き、書道の上達を祈った七夕の行事から「文披月」が転じたとする説があります。そもそも七夕の行事は日本に元々あったものではなく、奈良時代に中国から伝わった風習だとされています。その他、文月の語源には旧暦7月が稲穂の膨らむ月であるため、「穂含月(ほふみづき)」「含月(ふくみづき)」からの転じたとする説もあります。コロナの新規感染者が増えて少し不安な気分にも陥りますが、楽しいことを考えて7月を乗り切りたいものです。 稲穂は今日も確実に膨らみを見せています。自然は淡々と今日を迎えています。

7月9日(土)校長だより第58号を作成しました

本日は一学期最終の土曜授業の日です。昨日の大きな事件を受けて生徒の心に陰りがないよう急遽校長だより第58号を作成しました。本日配布します。特に高校3年生は受験の天王山となる夏を迎えています。気分転換を上手にしてほしいと念じて記載しました。今日はPTAの常任委員会も開催されます。保護者の皆様と連携して生徒の心のケアに努めたいと思います。日本の将来が豊かで幸せであることを祈る朝となりました。

7月8日(金)今朝も合唱の早朝練習で見事なハーモニーが聞こえています

今日は7月8日です。文字並びから七転び八起きの日とも言えます。意味は誰もが知っているとおりで、何度失敗しても屈することなく立ち上がることのたとえです。別の解釈で人の世の浮き沈みの激しいことのたとえとも言われます。英語にすればAlways rising after a fallとなります。本校はグッドトライを掲げる学校です。その意味で7月8日はシンパシーを感じます。できると思えばできる、できないと思えばできない。これは、ゆるぎない絶対的な法則です。本校の生徒には前向きに挑む気持ちを大事にしてほしいと思います。今朝も合唱の早朝練習で見事なハーモニーが聞こえています。挑戦する気概を感じます。

7月7日(木)短冊を見ると平和を祈るものが沢山ありました

今日は二十四節気の小暑(しょうしょ)です。小暑になると梅雨が明け、暑さが本格的になる頃だと言われてきました。この時期蝉も鳴き始め、昔の習慣になぞらえれば暑中見舞いを出すのもこの頃でした。生徒達は年賀状の習慣もないかもしれませんから暑中見舞いという言葉も語彙にないかもしれません。しかし教室に行くと短冊に願いを書いた様々な工夫がありました。七夕は若い世代にも支持されているようです。短冊を見ると平和を祈るものが沢山ありました。生徒達の優しい心根が伝わってきます。嬉しいですね。

7月6日(水)自己肯定感をベースに学校生活を続けることが成功への最大の秘訣です

今日は1学期期末考査の最終日です。大雨を心配していましたが予報が外れて安堵しています。今日は先生方も大忙しです。午前11時からは塾対象の説明会があります。午後からは模試分析会があり、学校運営連絡協議会も開催されます。最後は教科書選定委員会で1日の業務が終ります。1時間刻みの予定をこなしていく際に、いつも思うのは健康への感謝です。生徒達も期末考査を終えるに当たり、健康で自律的な生活を送った自分を褒めてほしいと思います。自己肯定感をベースに学校生活を続けることが成功への最大の秘訣です。

7月5日(火)豊かな人生とはどうあるべきか思索する際に鴎外は偉大な教科書になっていると思います

朝の時間に各紙朝刊を見ています。今日は森鴎外の特集を載せている新聞がありました。鴎外は1922(大正11)年の7月8日に亡くなったことから没して100年となっています。このため特集をしているようです。陸軍省の医務官僚としてトップの地位にもあった鴎外でしたが、「余ハ石見人森林太郎トシテ死セント欲ス」の言葉を残して旅立ちました。彼の人生で4年間のドイツでの留学時代が大きな転換点であったと思います。帰国して華々しく迎えられることがなかった彼の鬱屈が小説『舞姫』となりました。豊かな人生とはどうあるべきか思索する際に鴎外は偉大な教科書になっていると思います。

7月4日(月)アメリカは独立して239年の国家です

今日はアメリカ独立記念日です。しかし1776年7月4日に独立したのではありませんでした。当時北アメリカの13植民地はイギリス本国の重商主義政策に苦しんでいました。イギリスは七年戦争 (1756〜63) によって悪化した財政状態を建直すため,アメリカに厳しい課税をしていたのです。通貨法 (64) ,砂糖法 (64) ,印紙税法 (65) ,軍隊宿営法 (65) ,タウンゼンド諸法と続きました。これに植民地人はイギリス商品不買運動,本国議会への請願を繰返し、73年 にはボストン茶会事件を起こしたことは有名です。独立戦争は75年から始まりますが、正式にアメリカが独立を果たすのは1783年のパリ条約だったのです。故に独立宣言は戦争の途上でアメリカの意思を宣言した雄叫びだったのです。アメリカは独立して239年の国家です。

7月1日(金)今日は東海道本線が全線開通した日です

今日から生徒は1学期の期末考査です。猛暑の中で適度な緊張感をもって登校しています。今日は東海道本線が全線開通した日です。1889年のこの日、新橋から神戸までの鉄路が完成しました。新橋から神戸を結ぶ直通列車は1日1往復の運行でした。どれくらい時間が必要だったか調べてみると所要時間は20時間5分でした。現在で言うと小笠原に船で行くのと大差がない時間を費やして移動しました。因みに運賃は下等で3円76銭だったと記されています。1900年が明治33年です。明治22年の東海道本線開通の世の中がどんな状況だったのか知りたくなります。定期考査がこのような知的探求心や想像力を高める問題になると良いと思います。

6月30日(木)日々精進をしている生徒は祓の必要もない毎日を送っています

令和4年も半分が終ります。今日6月30日はハーフタイムデーです。1年間の折り返し地点となる日で、これまでの半年間を振り返って、この年の目標を再確認する日などとされています。神社では6月30日は大祓(おおはらい)の日とされているようです。夏越しの祓(なごしのはらい)とも言われ、この日は半年間の罪や穢れを祓う儀式があるようです。コロナの終息とウクライナの平安を祈る毎日ですが、歳時記を活用して反省をしてほしい為政者は多いようです。生徒は明日から期末考査です。日々精進をしている生徒は祓の必要もない毎日を送っています。

6月29日(水)サルトルは『人間は自由という刑に処されている』と言いました

本日の6時間目と7時間目は体育館で3年生対象の進路講演会が開催されます。講師を大手予備校からお招きして最新の進路情報を提供してもらいます。1年生と2年生はこの時間は総合的な探究の時間で、課題の設定や手法について協議します。2年生の理系ゼミに所属している生徒には本日も電気通信大学の学生さんが来校して指導をします。生徒は今週金曜日からは期末考査になります。生徒は様々な刺激を受けながら、自らの成長の軌跡を描いています。実存主義の雄であるサルトルは『人間は自由という刑に処されている』と言いました。自由には厳しい現実も内包されますが、そこには人間の希求する豊かさがあります。生徒は精進しています。

6月28日(火)水不足にならない程度の雨があると良いですね

関東地方は昨日梅雨明けが宣言されました。約1ヶ月早い梅雨明けのようです。例年梅雨明けは歳時記に伴って明ける感じでした。例えば京都では7月は祇園祭一色となります。 祇園祭は千年以上の歴史を持ち、7月1日(吉符入)から31日(疫神社夏越祭)まで、1ヶ月にわたって多彩な祭事が行われる八坂神社の祭礼です。 この中で17日(前祭)あたりは梅雨の最後で、24日(後祭)の山鉾巡行には梅雨が明けると言われてきました。関西はまだ梅雨明け宣言されていませんが、このままでは京都の本格的な夏も早まるようです。水不足にならない程度の雨があると良いですね。

6月27日(月)小説を楽しむことは贅沢なことですね

今朝もNHKラジオ深夜便を拝聴しながら朝活を楽しみました。本日の早朝4時台の絶望名言のテーマは夏目漱石でした。49年の生涯のうち執筆活動は10年強であったことは新鮮な驚きでした。もう少し長く創作活動をしたように感じました。番組ではデビュー作の『吾輩は猫である』の中からも名言が紹介されました。それは吾輩である猫の科白で「呑気と見える人々も、心の底を叩いてみると、どこか悲しい音がする」という一文です。飼い主である珍野苦沙弥らの会話を聞きながら平凡な暮らしの中に人間の本質を見抜く名言が記載されていました。改めて漱石を読んでみたいと思いました。小説を楽しむことは贅沢なことですね。

6月25日(土)熱中症に要注意の日です

今日は土曜授業の日です。熱中症に要注意の日です。一般には乳幼児や高齢者が熱中症を起こしやすいものとされていますが、高校生も活動が活発なので注意が必要です。今日は室内が暑くて湿度の高いことが予想されます。空調を適切に使用したいと思います。新聞には乳幼児がなぜ危険なのか記載されていました。乳幼児は大人よりも新陳代謝が活発で体温が高く、体外に汗を出す汗腺の発達が未熟のため、体温のコントロールがうまくできないことからより注意が必要とのことです。顔が赤くなって、汗をたくさんかいているときには、すぐに涼しい場所に移動をすることが肝要とのことです。命を護ることが大事ですね。

6月24日(金)個性の発揮と社会での協調で大谷選手は大きな人間性を育てているように思います

大谷選手にまた元気を貰いました。昨年の大活躍を見て今年は何かと比較されて大変な年になると陰ながら案じているファンは多かったのではないでしょうか。しかし、昨日は8回を投げ切って6勝目をあげました。その前日の試合では2ホームランで8打点の活躍をしたばかりでした。清々しい姿に敬服するばかりです。和辻哲郎は西田幾多郎らの京都学派の代表的哲学者ですが、彼は西洋の個人主義と日本の伝統を融合した間柄的存在を唱えました。大谷先生を見ていると人と人の間柄において自己のポジションを持ち、その役割を果たしているように思います。個性の発揮と社会での協調で大谷選手は大きな人間性を育てているように思います。

6月23日(木)平和だからこそ享受できる恩恵に改めて感謝しています

昨日の午後の2年総合的な探究の時間に電気通信大学の学生さん3名が来校して生徒指導に参加してくれました。これは東京都教育委員会と電気通信大学の連携に基づく学生派遣事業で実現しているものです。学生さんは個人研究で理科の実験を伴う課題を選択している生徒の指導に当たっています。来週も来校します。年間を通して電気通信大学の学生さんに寄り添ってもらえる生徒は幸せです。折しも今日は沖縄慰霊の日です。沖縄の80日にも及ぶ組織的な戦闘がこの日に終わりました。平和だからこそ享受できる恩恵に改めて感謝しています。

6月22日(水)第3回の理数講演会を実施しました

昨日の放課後に第3回の理数講演会を実施しました。今回は吉祥寺南病院の病棟師長の鈴木竹代様に講師をお願いしました。本校ではこれまで理系に興味関心を持つ生徒をより確かに育成するため企業の最先端で活躍される方々を講師にお招きしてきました。今回は初めて看護の世界に特化した講演会を企画しました。本校生徒の中には熱烈な看護への進学希望者がおり、待望の講演会に集った生徒の眼差しは真剣そのものでした。今後も理系に関する講演会を企画して生徒の情意を高めていきたいと思います。お蔭様で昨日の放課後の1時間が豊かな時間になりました。

6月21日(火)北半球では1日で最も昼の時間が長くなります

今日は夏至です。北半球では1日で最も昼の時間が長くなります。夏至の食べ物と言えば冬瓜です。冬瓜(トウガン)はその名前から冬に食べる物ではないかと思う人もいるかも知れませんが、昔から夏至に食べる風習があったと言われています。冬瓜には水分が多く含まれているため理にかなった風習だと言えます。この名前の由来を調べると保存すれば冬まで日持ちすることからこの名前になったと記載されていました。日本は四季があり、食に関しても豊かな文化があります。時にはスーパーでたくさんの野菜から旬のものを選んで食することを生徒に伝えたいですね。

6月20日(月)日本の将来を担う若者たちが選挙で国政に参加することは重要だと思います

7月に参議院選挙が行われるようです。18才で選挙権が保持できるようになって学校でも新たな啓蒙が必要になってきました。しかし学校で指導できることは選挙に行こうと呼びかけることと選挙違反に該当する行動についてなど決められています。改めて教科書を見ると、参議院の定数は248名であり、3年で半数を改選することなどが記載されています。首相指名、予算、条約などを除くと衆参は同等です。参議院は強い参院となることも衆院のカーボンコピーになる場合もあると書いてあります。日本の将来を担う若者たちが選挙で国政に参加することは重要だと思います。

6月18日(土)先生方の情意なくしては実施できない土曜講習です

本日は土曜講習の日です。本校では全員出席する土曜授業を実施していますが、その他に土曜授業がない日に希望者が受講する土曜講習も実施しています。本日は1年生から3年生までの参加希望生徒が登校して授業を受けています。1年生と2年生は3教科に科目を絞り、内容は将来的に大学入試に必要なスキルの向上を図るものとなっています。3年生は理社も加わり、共通テスト出題傾向に沿った問題演習を軸に指導します。先生方の情意なくしては実施できない土曜講習です。感謝しています。

6月16日(木)社会を変える起業家が再び日本に登場する期待が高まっています

今日は河村瑞賢の亡くなった日です。元禄12年(1699)のことです。私は日本史でこの人の足跡をもっと紹介すべきだと思います。彼は商人でした。海運,土木事業家として有名です。明暦3  年の江戸の大火の際,木曽の材木を買い占めて巨富を得たという悪徳商人のように語る人もいますが、何と言っても水利に着目し,寛文 10 年に奥州米を江戸,大坂に直接運ぶ東回り航路 (奥州荒浜?江戸) ,その2年後には西回り航路 (出羽最上?下関?大坂) を開発しました。日本の流通網を開拓した先駆者です。物流の革命としては今日の宅配便の開発に匹敵するものだと思います。社会を変える起業家が再び日本に登場する期待が高まっています。

6月15日(水)校長だより第57号を配布します

本日校長だより第57号を配布します。今回は私の独り言というタイトルで「潜在能力」について記載しました。画家として有名な星野富弘さんのことも紹介しました。また紙面に余裕があったのでサミュエル・ウルマンの詩である「人生航路の贈り物」も追記しました。『気をつけて耕せば豊かな収穫が得られる』という一文が私を何度も救ってくれました。生徒が暇な時間に一読してくれれば望外の幸せです。今日は6時間目に1年生が電気通信大学の仲村厚志助教の講演会に参加します。本校との高大接続に尽力いただいている大恩人をお迎えできることを嬉しく思います。

6月14日(火)「ストロベリームーン」の日です

今日は6月14日です。本日の20時52分には満月を迎えるとニュースが伝えています。満月は英語圏で様々な呼び名があります。4月は「ピンクムーン」、5月は「フラワームーン」などと月ごとに呼び方が変わります。6月の満月は、イチゴの収穫が最盛期を迎える頃などから「ストロベリームーン」と呼ばれます。月がイチゴのようにピンク色に見えるということはありませんが素敵な呼び名です。心が疲れていると感じる日に夜空を眺めることはとても良いことのように思います。特にこのような呼び名を知ってから月を眺めてみるのも良さそうです。ただし今日は空模様が叶わないようです。天の配剤ですから仕方ないですね。

6月13日(月)「小さな親切」の日です

1963年(昭和38年)のこの日、「小さな親切」運動本部が発足しました。この年の東京大学の卒業式の告辞で、総長の茅誠司先生が「小さな親切を勇気をもってやってほしい」と言ったことがきっかけとなりました。その後、実践例が新聞などで報じられ、社会から幅広い共感が寄せられ、6月13日のこの日に茅先生を始めとする学者・ジャーナリストなど8名の提唱者が運動を発足させました。茅先生が初代代表に就任し、以後23年間同職を務めました。「できる親切はみんなでしよう それが社会の習慣となるように」、「人を信じ、人を愛し、人に尽くす」をスローガンに運動が進められています。学校では一番大事なことですね。

6月11日(土)午前中は3回目の授業公開を実施いたします

今日は土曜授業です。午前中は3回目の授業公開を実施いたします。2時間目と3時間目は保護者対象で生徒の出席簿の奇数番号と偶数番号に分けて参観頂きます。4時間目は受検生の皆さんが対象で予めインターネット予約をしていただいた方に参観頂きます。午後には1年生と3年生の保護者会が開催されます。多くの保護者の皆様に参加頂きます。今回もオンラインでの参加を可能としています。コロナ禍の中で保護者会のハイブリッド化が進みました。今日も1日盛りだくさんの行事で学校は活性化します。有難いことです。

6月10日(金)鴨長明は贅沢な世の中を羨むのでしょうか

今日は鎌倉時代の随筆家鴨長明の忌日です。長明の父親は下鴨神社の最高位にいた人物であったと言われています。しかしながら両親を亡くし孤児状態となって彼は出世の道を断たれました。代表作『方丈記』は世の無常を描いたもので『徒然草』と並ぶ隠者文学の双璧と言われています。現代風に言えば長明はミニマリストやスローライフを実践した一人キャンプの先駆者のようにも思えます。自分にとって本当に必要なものだけを持つことでかえって豊かに生きられるという風潮や断捨離に傾倒する現代を見ると、長明は何と言うか想像してしまいます。長明は贅沢な世の中を羨むのでしょうか。

6月9日(木)学校という場所に感動や遣り甲斐が埋まっていることを私も日々感じます

本日の放課後に教育実習生の反省会を実施します。多くの実習生が研究授業を終えて残り3日となった実習を名残惜しい気持ちになっています。コロナの2年間をオンライン授業で凌いできた大学生活に比較して、この3週間の学校での活動は躍動感溢れるものになったようです。学生にとって憧れの海外旅行以上のワクワク感が学校にあったことを発見したことは重要だと思います。正に灯台下暗しとはこのことです。学校という場所に感動や遣り甲斐が埋まっていることを私も日々感じます。これを機に若い実習生にこれからの東京都の教育に貢献することを目指して欲しいと願っています。

6月8日(水)本日も有意義な教育活動が展開できて感謝しかありません

本日は行事の多い1日になります。主なものを2つ挙げると、1つは5時間目に行われる教育実習生の講義です。高校3年生が受験体験及び大学生活についての講義を受けます。もう1つは高校1年生が6時間目に受講する探究講演会です。講師は大正大学地域創成部の仲北浦淳基先生です。1年生は探究で内閣府のビックデータを使った地域創生をテーマにグループ研究をします。本日はこの分野の専門家にお話しを伺います。本日も有意義な教育活動が展開できて感謝しかありません。これからも調布北は日々生徒の成長が垣間見える学校でありたいと思います。

6月7日(火)日本の独自性を基盤に世界をリードするサービスがそろそろ生まれても良い頃ですね

円安が話題になっています。日本だけが低賃金であることもニュースになっているようです。経済と学校が疎遠になっていますが、学校教育で起業家精神を育成し経済についての基礎知識を持たせる必要は高まっているように思います。歴史的に見ても日本は島国でグローバルな潮流に直接影響を受けにくい環境にあるようです。同じ島国でもイギリスが大陸と約34キロしか離れていません。日本は朝鮮半島から計ると釜山と福岡の間は約200キロもあります。この距離の違いがイギリスの歴史と日本の歴史の違いになっています。日本の独自性を基盤に世界をリードするサービスがそろそろ生まれても良い頃ですね。

6月6日(月)3年生は共通テスト模試を受けます

本日3年生は共通テスト模試を受けます。体育祭を終えて切り替えの局面を迎えましたが、3年生はこの模試で適度な緊張感をクラス内で一段と醸成していきます。リスニングテストも繰り返し経験する中で聴き取り能力を発揮することができます。模試の中で大学受験に必要な経験値を積み重ねてほしいと思います。このあと3年生は高校生活最後の合唱祭、そして文化祭に挑みながら勉強を続けます。このようなハードな環境で心を鍛えていくことにもなります。3年生は大学受験が豊かな人生を創造するために必要な資質を育成していることに気が付いています。この気づきが彼らの最大の強みです。

6月3日(金)「サウイフモノ二ワタシハナリタイ」

昨日は盛大に体育祭が実施できました。高温多湿の天候で熱中症対策が重要になりましたが、生徒の進行がスムーズで午前の部を早く終えることが出来ました。お蔭様で90分の昼休みを設定できました。水分補給の注意喚起も何度も放送してくれました。無事に行事を終えることができた最大の要因は生徒の連帯だったと思います。閉会式では宮澤賢治の雨ニモマケズの詩の最後にある「サウイフモノ二ワタシハナリタイ」を紹介し、この体育祭で互いに周りの仲間の良さを実感し、自分もその良さを真似ようとしたのではないかと話ました。学校行事で生徒が逞しく成長してくれました。有難いことです。

6月2日(木)本日は体育祭です

本日は体育祭です。ニュースを見ると昨日体育祭を実施した都立高校で熱中症による緊急搬送があったとのことです。生徒への注意喚起を更に強めます。有難いことにPTAより本日の体育祭にスポーツドリンクの差し入れがあります。生徒にはそれを飲んで昼の休憩を十分取るように指導します。インターネットで検索すると過去10年間で東京周辺が晴れる確率は23%ということです。年間で6月が一番低い確率になっています。その意味で今日の天気を喜ばなければならないのですが、最近の好天は気温30度を超すこともあり痛し痒しの状況です。今日の体育祭が生徒の歓びの学校行事となるよう教職員一体で支援します。

6月1日(水)今日から6月(水無月)です

今日から6月(水無月)です。水無月の由来を調べると「無」は「の」を意味する連体助詞の「な」であると記されています。よって「水の月」と言えます。農業では田植えが終わって田んぼに水を張る必要のある月として「水張月」とする説もあるようです。本校は明日の体育祭に向けて本日は予行を実施します。かなりの高温となると予報がでており、熱中症対策が重要になります。生徒は応援団の最終調整をするため早朝から登校しています。その一方で体育委員が会場の整備もしています。「一隅を照らす」生徒の存在が大きく映ります。

5月31日(火)今日で5月も終わりです

今日で5月も終わりです。私には新しい年を迎えた日から僅かな日数しか経っていないような感覚があるように思います。日本では時は金なりと言いますが、海外では異なる感覚があると言われています。ラテン系の国や暑い地方では時は消費するものだと言われているようです。生真面目で几帳面な日本人は時間に追われているのかも知れません。少し横柄な考え方かも知れませんが、時間に関して自分の中で日本感覚のスイッチとラテン系感覚のスイッチを持つと良いのかと思います。豊かさとは選択肢を増やしていくことだとすれば、正に時間の過ごし方にそれが活かされると良いと思います。生徒は体育祭を目前にして日本感覚のスイッチをONにしているようです。

5月30日(月)紫陽花の季節を迎えています

アジサイの季節を迎えています。漢字にすると紫陽花です。パソコンばかりの作業をしていると漢字が書けなくなるようです。私は手書きのメモで漢字リハビリをしようと考ええ実践しています。紫陽花の花色は土の酸度によって変化するようですね。アルカリ性では赤、酸性で青になると聞きました。花言葉を調べると辛抱強い愛となっていました。近年は母の日に贈る花束になっているとも聞きました。教員も紫陽花の花言葉を目標としているように感じます。俯瞰した眼で生徒を育てることができればと思います。今、教育実習生の皆さんを預かっていますが、教材研究をしながら、教師に必要な資質を多面的に捉える機会にしてもらいたいと念じています。

5月28日(土)教育の醍醐味はこの瞬間に象徴されるように思います

土曜日の朝を迎えました。午前7時30分に一斉に応援団練習が始まりました。これから50分間生徒は本番に向けて最終段階の調整をします。グランドには500名近い生徒が団に分かれて練習しています。適語かどうか分かりませんが私の感覚では壮観という一言です。天気予測では6月2日は好天のようです。このまま予報が変わらないことを祈るばかりです。今日は授業公開ですが、一番見ていただきたいのはこの朝の練習風景かも知れません。生徒が主体的に活動している姿を見ていると元気がでます。教育の醍醐味はこの瞬間に象徴されるように思います。

5月27日(金)戦争だけは絶対に避けなければならないと強く思います

今日は日露戦争で日本海海戦があった日です。1905年のこの日、東郷平八郎が率いる日本艦隊が、ロシアのバルチック艦隊に対して大勝利を収めました。後に『東郷ターン』と呼ばれる丁字型陣形をとり、敵艦に一斉射撃をしたことは有名です。折しもそのロシアが今現在ウクライナ侵攻をしています。このような戦争の記念日がないことが一番の願いです。ウクライナの地名がすっかり頭に焼き付いていることに戦争の傷あとを見るように感じます。戦争は一過性では終わりません。日本もこの戦争に勝利したと喧伝し、このあと不幸な太平洋戦争に向かう導火線に火をつけています。戦争だけは絶対に避けなければならないと強く思います。

5月26日(木)2年生が探究講演を受講しました

昨日の6時間目と7時間目に2年生は探究講演を受講しました。講師は前日本大学文理学部長であった紅野謙介教授でした。本校は今年度から日本大学文理学部と高大接続の連携をスタートしており、その成果の一端で学部長であった教授に登壇頂きました。講演により生徒は論文の書き方について多角的な視点を持つことが出来ました。また、この日の午後、日本大学の授業を年間で受講希望した生徒15名ほどが文理学部校舎に行って講義を受講しています。従前から多大なご支援を頂いてきた電気通信大学との連携に加えて日本大学との連携により本校の学びの選択肢は拡充しています。有難いことです。

5月25日(水)校長だより第56号を配布します

本日校長だより第56号を配布します。今回は『応援団に一隅を照らす人あり』を表題にして記載しました。1団80名の応援団でリーダーシップを発揮する仲間がいます。そしてその運営を裏で支える仲間もいます。その絶妙なバランスを会得して生徒は逞しい心を耕していきます。多くの人があまり目を向けないものに、そっと手を加えてカバーしていく。高校生でそのような対応ができることは最高レベルの精神と実践です。たかが体育祭、されど体育祭・・・。私は体育祭をはじめとする学校行事こそが生徒の成長の場だと信じています。

5月24日(火)教育実習生に教師になるエネルギーを得てほしいと思います

昨日から教育実習生が学校に入りました。全員リクルートスーツに身を包んで緊張した面持ちです。3週間の実習期間に何を学んでくれるか楽しみです。私も遠い過去に教育実習をしました。担当教官に授業案を提示して何度か作り直しを指導されたことは記憶しています。当時は2週間でしたが、教壇で教える内容が薄っぺらい内容だと自分でも感じていたことも思い起こします。しかしその実習がその後の教員生活にとって貴重な体験であったことは間違いありません。最終日に担当教官に今はもう存在しない浜松町駅にあった貿易センタービルの屋上レストランに誘っていただき、東京の夜景を見ながら先生を目指そうと決意したことも懐かしい記憶です。今年お迎えした教育実習生にもたくさんのことを生徒から学んでもらい、教師になるエネルギーにしてほしいと思います。

5月23日(月)東京都のリバウンド警戒期間が終了しました

5月22日をもって東京都のリバウンド警戒期間が終了しました。本日からは感染対策と熱中症対策のバランスをとって教育活動を実施します。今回文化祭の実施についての留意点も明示されました。一般公開までは到達できない可能性もありますが、無観客の文化祭は避けれることが確実になった状況です。本校では9月文化祭の前に、6月に体育祭、7月に合唱祭、そして夏休み期間に実施する宿泊行事もあります。本日からも油断することなく生徒主体の教育活動を実施していきます。折しも今日で1学期中間考査が終ります。放課後には生徒待望の応援団練習、部活動を再開します。学校は活性化しています。

5月20日(金)歴史は暗記科目ではないこと実感します

今日は成田空港が開港した日です。1978年のことでした。この年、即ち昭和53年生まれの人はもう44歳です。年月の速さを感じます。1966年に千葉県三里塚に空港建設を閣議決定してから12年かけて開港しています。地元の強い反対運動があったことは有名です。開港4日前にも管制塔が襲われ開港がこの日まで延期されたほどでした。人間はこのような歴史を忘れて今を生きている可能性があります。このような歴史の教訓を活かせば社会はもっと協調できるのではないかと思います。ウクライナ戦争の経緯を見ると、歴史の教訓が活かされていたらと思うことがあります。歴史は暗記科目ではないこと実感します。

5月19日(木)人間も自然の一部であると感じます

校舎巡回をしてグランド周辺を歩くとドクダミが各所で繁茂しています。一般に厄介な雑草といわれるドクダミですが、昔から万能薬草としての効能を持っており、重宝されてきた歴史がります。私はこのドクダミがコンクリートの割れ目からも生えてくるのを見ると何だか元気になります。昭和天皇は『雑草という草はない』と言われたと聞いてきます。私たちにとって一面厄介に見えるものも多面的・多角的に見ると1つ1つに名前と同様に特色があり、その生態系が回りまわって全て人間に繋がっていることを自覚します。人間も自然の一部であると感じます。

5月18日(水)指導部統括指導主事を講師に招いて研修会を開催します

本日から今年度初めての定期考査である中間考査が始まります。生徒には適度な緊張を楽しんでもらいたいと思います。本日の午後には指導部の統括指導主事を講師に招いて研修会を開催します。内容は観点別評価の在り方です。今年入学した1年生から高校でも観点別評価が実施されます。本校でもその準備を重ねてきました。本日はその最終章として皆で在るべき評価方向について情報共有します。これからを逞しく生きていく生徒達は与えられた四択問題の正解を見出すような4択頭脳では通用しません。自ら問題を見出して解決に向けて進む意欲・態度が重視されます。観点別評価はそのような生徒へのエールとなるようマネジメントする必要があります。先生方も学びの在り方について真剣に考えています。

5月17日(火)進路指導部から広報誌『はばたき』が配布されました

進路指導部から広報誌『はばたき』が配布されました。今回は大学共通テストに関する情報を掲載しています。マークには必ず鉛筆を使うので模試の段階から練習することなど細かな指示も出ています。このような啓発をする中で生徒は大学入試を身近な話題とするようになって一層情報を収集することになります。今回の紙面で一番生徒が驚いたことは自己採点の不正確さが目立つことだと思います。マーク模試では自己採点の練習もすることを生徒は自覚した筈です。本校では授業内でもこのような進路指導や生活指導の話題も提供して豊かな授業づくりに邁進しています。

5月16日(月)沖縄は素晴らしいところです

5月15日は沖縄復帰50年の記念日でした。1972年5月15日に沖縄は日本に復帰しました。今も課題を残す沖縄です。巷間よく語られるのが国土の0.6%に在日米軍専用基地の7割がある現実は厳しいものがあります。しかし沖縄は観光立国としてハワイになる可能性があるとも言われています。アメリカ本土からも日本からも飛行機で8時間程度かかるハワイに比較して、沖縄は3時間程度のフライトで行ける国際都市が沢山あります。この立地条件に加えて沖縄の魅力を世界の人は高く評価しています。東京一極集中の発想ではなく、沖縄がハブ空港を持って世界のリゾートになっていく軌跡を描いてほしいと思います。沖縄は素晴らしいところです。

5月14日(土)今日は種痘記念日です

今日は種痘記念日です。1796年のこの日、イギリスの外科医ジェンナーが初めて接種に成功しました。種痘の登場以前は、天然痘は最も恐ろしい病気でした。発熱すると高熱が続き全身に化膿性の発疹が出来る病気でした。致死率も20パーセント以上で感染力も非常に高いものであったと言われています。200年を経て、1979(昭和54)年に世界保健機構が天然痘の根絶を確認して世界で初めて撲滅に成功した感染症になりました。この撲滅は感染症では極めて少数の事例のようです。現在のコロナ感染もその意味で最初からウイズコロナで考えて対応していくしかないウイルスでした。ゼロコロナの発想は気持ちは理解できますが、歴史的には少し横柄なことなのかも知れません。

5月13日(金)雨が降ると私はresiliennceの重要性を感じます

雨の朝を迎えました。本校は来週から中間考査です。生徒は大会直前でない限り部活動は中断しています。また体育祭の朝練習も一時中断しています。これが晴天続きだと練習をしたくなると思いますが、雨が続き心は焦りのない日になっていると思います。これも雨の効用だと思います。雨が降ると自転車登校は難儀しますし、バスも渋滞ぎみです。イライラする気持ちにもなります。そんな時、私は若い時にインドに行った時のことを思い出します。トラブル続出の団体旅行だったのですが、インド人のガイドさんは「大丈夫、何とかなります」を繰り返していました。レジリエンスの重要性を痛感しました。日本語にすると回復力とか弾性(しなやかさ)を意味します。雨が降ると私はresiliennceの重要性を感じます。

5月12日(木)探究の授業を体育館で実施しました

高校2年生は昨日探究の授業を体育館で実施しました。私からは探究学習についてスーパーで売っているトマトを買ってきて調理を始めるのではなく、自ら土に苗を植えてトマトを栽培するところから始めるイメージで考えてほしいと伝えました。トマトは乾燥を好むのか、日照時間は長いほうが良いのか、1日の温度差は少ないほうがいいのか・・・・。実際に実験をしながら最適な栽培環境を見出していくようなイメージで個人研究を模索してほしいと伝えました。トマトにはたくさん水をやれば良いと思っていたのに、実は乾燥を軸にして甘味を出すことが大事だと初めて解き明かした研究者もいたはずです。生徒には個人研究に当たりそんなイメージを持って臨んでほしいと思います。

5月11日(水)校長だよりを配布いたします

本日校長だよりを配布いたします。今回の紙面は「概念と感覚の調和が大事です」というタイトルでコミュニケーションの重要性に触れています。今朝のNHKラジオではempathyとsympathyの違いを話題にする番組がありました。日本ではどちらも同情や共感と訳されますが、エンパシーは「他者の靴を履く」というイメージで、相手の立場になって考えることだと説明していました。今ウクライナ戦争などで世界は危機的な状況です。Empathyの欠如があるようにも思います。元アメリカ大統領のオバマさんは盛んにこの言葉を多用していたようです。今回の校長だよりもそのような観点でお読みいただけると幸甚です。

5月10日(火)多面的・多角的な学習は充実感が得られる気がします

今週の週刊東洋経済には特集記事で欧州動乱史が掲載されています。なぜ戦争は終わらないのかという記事が自分の想いと重なり読んでみました。地政学からの分析で記事は始まっています。学校の地理ではこの地政学を正面から教えない傾向があります。戦争の発想が内在するからとの説がありますが、確かに学習の成果の1つに他国の弱点などを把握するような領域もあります。しかし今回のようなウクライナの戦争を知るには地政学が一番のポイントだと思いました。この戦争は欧州の近現代史が反映されているとの説に説得力があります。ただし、この記事だけで納得することは危険です。異なる視点がないか検索しようと思います。多面的・多角的な学習は充実感が得られる気がします。

5月9日(月)保護者の皆様の寛大な対応に感謝申し上げます

土曜日の2年生保護者会で、今年11月に予定していた台湾修学旅行を断念し、2月の沖縄修学旅行に変更することを報告いたしました。突然の行先変更連絡となりましたが、保護者の皆様の寛大な対応で了解を頂けました。衷心より深く感謝申し上げます。生徒諸君にもクラッシーを使って同日に報告をしました。高校3年間の学習計画に変更が生じて申し訳なく思います。学年担任の先生方も協働して充実した事前事後学習を計画していきます。大きな期待を持って事前学習に臨んでほしいと思います。この4月に3年生が沖縄修学旅行に行って、目的を達成した成就感を味わっています。高校2年生もそうなると信じています。

5月7日(土)午前中は授業公開となります

本日は土曜授業で生徒が登校してくれています。午前中は授業公開となります。2時間目と3時間目は保護者の皆様が対象です。奇数と偶数に分けて1時間のみ授業を参観いただけます。4時間目は受検生の皆様でインターネット申し込みをしていただいた方が対象となります。コロナ対策で人数を絞り込んで実施します。ご理解賜りたいと思います。尚、午後2時からは2年生の保護者会を開催いたします。今回も対面とオンラインを併用した会となります。私からは修学旅行について情報を提供させていただく予定です。どうぞよろしくお願いいたします。

5月6日(金)早期の和平を祈る毎日です

このゴールデンウィーク期間中にサッカー元日本代表監督オシムさんが亡くなりました。含蓄のある言葉がいくつも残っている名監督でした。特に東日本大震災の後に日本に向けたメッセージであった『人生はこれからも続く。サッカーでもそうだろう。試合に負けるのは人生の終わりではない』というのが印象的です。彼は民族が対立する旧ユーゴスラヴィアの出身で、その代表監督を務める中で言葉の力を身に付けたと言われています。近い将来、ウクライナやロシアにもこのような人が出て対立を越えた団結を導くことでしょう。早期の和平を祈る毎日です。

5月4日(祝)外部人材との連携を強化してWin-Winの形を手にしたいと思います

ゴールデンウイーク後半は好天に恵まれ3年ぶりにコロナ規制のない状況の中で各地の観光地は賑わいを見せているようです。本日、本校では薙刀部の関東予選大会会場となっています。私も会場校担当で勤務をしています。先生方の多くは様々な大会引率で休日出張しています。教員の働き方改革が世間でも話題になっています。東京都では部活動外部指導員を配置するようになって教員負担は大きく改善しています。しかし生徒の頑張りに寄り添う先生方がいなくなった訳ではありません。部活動は高校生の成長の場です。外部人材との連携を強化してWin-Winの形を手にしたいと思います。

5月2日(月)学ぶことの多い朝の生徒観察です

ゴールデンウイーク期間中の唯一の平日の朝を迎えました。生徒は体育祭の応援団の朝練習を待ち遠しく思っていたようで生徒昇降口に向かう生徒に笑い声があります。いつも以上に登校に勢いがある感じです。目標を持つことの重要性を改めて実感します。登校した生徒は午前7時30分の練習開始まで校門で登校する仲間に声掛けしたりして、時間になると一斉にグランドに出てきます。見ていると複数のリーダーが円陣の中で指示を出し、直ぐに練習が始まります。その自然な流れを眺めていると若い人たちのリーダー像が垣間見えるようです。奢らず慌てず笑顔を大事にすることが肝要のようです。学ぶことの多い朝の生徒観察です。日々勉強です。

4月28日(木)この集団の潜在的な力を確信する時間になりました

昨日の5時間目に3年生は体育館で進路ガイダンスを受けました。最初に進路部の6名の先生を紹介し、進路相談を積極的にするよう呼びかけました。その後進路部主任が1年間の予定を追いながら最後まで諦めない指導を実施しました。国公立受験では後期日程まで俯瞰することの重要性を、私立受験ではMARCHクラスを目標にするのではなく早慶を目標にすることの重要性を指導しました。生徒は配布された学校オリジナルの冊子を見ながら真剣に聞き入っていました。この集団の潜在的な力を確信する時間になりました。

4月27日(水)今日は哲学の日です

今日は哲学の日です。紀元前399年のこの日、ギリシャの哲学者ソクラテスが時の権力者から死刑宣告を受けて、獄中で毒を飲んで亡くなりました。彼はアテナイ(現アテネ)で活動し、対話的問答を通して相手にその無知(無知の知)を自覚させようとしましたが、市民に受けいれられることはなく、告発され死刑判決を受けたのでした。弟子たちは脱獄を勧めましたが「悪法も法」として毒ニンジン杯を煽ったのでした。私は高校時代の倫理の授業は『ソクラテスの弁明』が教材でした。2400年も経て遺る書物を読まないのは愚の骨頂だと先生が言われたことは今も記憶にあります。

4月26日(火)これから1か月以上ブラッシュアップすると応援団の演技がどうなるのか楽しみでなりません

朝のグランドを見ると応援団の練習が行われています。6団あるので屋上や中庭でも練習が行われています。今週からは2年生と1年生も合流して3年生が指揮して綿密な練習を重ねています。この段階で難しい振り付けがほぼ揃っており、リズム音痴の私は驚くばかりです。私の若い時期にダンスという文化は浸透しておらず、特に男子生徒が難しいステップを簡単に踏んでいるのを見ると顎が外れそうになります。この歳でこのような感慨に浸れることに感謝しかありません。体育祭は6月2日です。これから1か月以上ブラッシュアップすると応援団の演技がどうなるのか楽しみでなりません。

4月25日(月)クラスで支え合って学んでいくことが大事なことだと思います

3年生が修学旅行から戻って本日から再び3学年揃っての授業となります。私も今日から授業観察を始めます。1年生は1人1台端末の時代の先陣を切って授業に参加します。どのような活用事例があるのか楽しみです。初めて端末を使う生徒に向けて先週放課後には端末のセットアップ講習も実施しました。英語や国語の辞書ソフトも端末に入れており、机上に端末を置いての授業が増えそうです。机のサイズが小さくて生徒は机上の配置に難儀する可能性もありますが、クラスの仲間には必ず工夫改善をしていく者が出てきます。クラスで支え合って学んでいくことが大事なことだと思います。調布北が一層楽しい学びの場になりそうです。

4月22日(金)生徒は沖縄の平和学習と体験学習を満点狙いで履修完了しようとしています

沖縄修学旅行最終日の朝を迎えました。昨夜の就寝前の検温でも発熱者はいませんでした。高校3年生が受験を控えて適度な緊張感を保持しており、それが健康管理に役立っていることは間違いありません、有難いことです。生徒は今朝も朝一番に部屋のベランダから海を眺めて沖縄を満喫すると思います。心の充電を完了させて、生徒はこれから受験勉強と学校行事に燃えていくと思います。こころのスイッチを入れる記念すべき修学旅行になったように思います。本日の午前中は美ら海水族館を見学します。生徒は沖縄の平和学習と体験学習を満点狙いで履修完了しようとしています。

4月21日(木)このあとの修学旅行も東京都と沖縄県がWin-Winの関係で実施できるのではないかと思います

沖縄修学旅行3日目の夕刻を迎えました。本日は晴天の中で体験学習を実施しました。発熱する生徒もおらず天の配剤に感謝するばかりです。宿泊しているリゾートホテルや昼食会場は東京都ルールと称して食事提供は完璧なマニュアルに従って実施してくれています。沖縄県が観光立国として感染対策を最重要していることが伺えます。このあとに続く都立高校の修学旅行もあると思いますが、東京都と沖縄県がWin-Winの関係で実施できるのではないかと思います。有難いことです。

4月20日(水)生徒は夕食までのひと時をプライベートビーチで歓談しています

修学旅行2日目の夕刻を迎えました。本日も平和教育を実践しました。生徒はガマに入って漆黒の闇の中で平和を希求する想いを更に強くすることが出来ました。本日は恩納村のリゾートホテルに宿泊します。生徒は夕食までのひと時をプライベートビーチで歓談しています。平和であることの歓びを実感しているようです。3年生の4月まで修学旅行を延期して様々な心配をしてきましたが、ホテルの窓から生徒達を眺めていると教職員の総意で実施に向けて努力した甲斐があったと思います。ここまで体調不良の生徒もおらず感謝の気持ちで海を眺めています。有難いことです。

4月19日(火)JALのフライトアテンダントの方が本校生徒に向けて特別のアナウンスメッセージをしてくださいました

修学旅行の引率で沖縄に来ました。1日目の夜を迎えましたが、生徒は全員体調管理をしてくれて異常なしの状況です。このブログはモバイル端末で入力しています。今日はサプライズがありました。那覇行のJALのフライトアテンダントの方が私の席までご挨拶に来られて、本校の卒業生と自己開示して頂きました。嬉しかったです。那覇空港到着後一般のお客様が降りられたあと、本校生徒に向けて特別のアナウンスメッセージをしてくださいました。生徒は大きな拍手で感激していました。このような偶然は天の配剤としても望外の幸せです。有難いことです。

4月18日(月)高校3年生は明日から3泊4日で沖縄修学旅行の予定です

高校3年生は明日から3泊4日で沖縄修学旅行の予定です。2年間実施できなかった修学旅行を明日から実施出来そうです。本日は結団式を実施します。事前のPCR検査は全員陰性となりました。奇跡のようにも感じます。高校3年生は2年の秋に台湾修学旅行の予定でしたが実施出来ず、最初は1月に目的地を沖縄に変更して延期しました。しかしこれも実施出来ず、今回の再延長の沖縄に至りました。新年になっても実施できる見込みが立たず生徒は心配を募らせてきましたが、何とか実施できそうです。入学式も実施できなかった3年生に何としても修学旅行を体験させてやりたいとの教職員の想いが叶いそうです。有難いことです。

4月16日(土)災害への対応は私たちの国の大きな課題です

今日は土曜授業で学校は朝から通常の様相です。本日は1時間目に避難訓練を実施します。雨のためシェイクアウト訓練を実施します。防災頭巾を着用して緊急時の対応をイメージします。2・3年生は終了後から授業に入りますが、1年生はそのまま防災訓練に移行します。東京都では東日本大震災後に宿泊防災訓練を実施してきましたが、コロナ禍もあり、ここ数年は宿泊を伴わない訓練を実施しています。自然災害は必ず降りかかることが必定の日本です。その時に自分に何ができるかを考える時間になれば良いと思います。熊本地震から6年経ちました。災害への対応は私たちの国の大きな課題です。

4月15日(金)校長だより第54号を配布いたします

本日は校長だよりを配布いたします。今回の紙面は4月7日の入学式の式辞を掲載しました。高校生活で豊かな3年間を創造することができるようにエールを込めて呼びかけました。覚悟を決めて今日からの生活に臨んでほしいと願っています。校長だよりも4年目に突入して今回で54号になりました。稚拙な文面でも若人に呼びかけできる喜びを実感しています。有難いことです。

4月14日(木)5月7日(土)が第1回授業公開です

本日授業公開のお知らせを配布いたします。5月7日(土)が第1回です。2時間目は各クラスの奇数番号の生徒の保護者の皆様、3時間目は偶数番号の保護者の皆様と制限をさせて頂きました。1学期に予定される3回はこの形を継続します。2学期の3回の授業公開については感染状況を見て制限の緩和を進めたいと思います。保護者の皆様のご要望に沿えない状況ですが、該当する時間にご来校賜れれば幸甚です。

4月13日(水)スクールカウンセラーの相談についてオンライン予約を始めます

本校では生徒・保護者が相談し易い環境を強化するために今年度からスクールカウンセラーの相談についてオンライン予約で簡便に手続きを進めることとしました。既に文書で保護者への連絡も終えています。本日はスクールカウンセラーの勤務日です。空き時間には教室を巡って生徒観察もしてもらいます。1年生の中には過緊張になって学校生活をスタートさせた生徒もいるかも知れません。気になる生徒には気軽に声掛けをしてもらい面談などをしてもらいます。一生懸命になると疲弊することが常です。適度な緊張を維持することはいつも誰もが抱える課題です。自己流のリラックス術が見つかると良いですね。

4月12日(火)体育祭応援団の練習が始まりました

体育祭応援団の練習が始まりました。6月2日の体育祭に向けて朝と昼の時間帯に各団が指定場所に分かれて練習をしています。既にダンスは各自練習をしてきたようで練習初日から振り付けを揃えて練習しています。生徒達は今年度こそはフル規格で体育祭を開催することを願っていることがよく分かります。本校は校舎が老朽化して雨漏りする箇所もある学校ですが、情意の高い若人が集って切磋琢磨しています。勉強も部活動も学校行事も妥協せずに、新たなフィールドに進もうとしています。生徒からエネルギーを貰えていることに感謝しかありません。

4月11日(月)今日は中央線開業記念日です

1889(明治22)年4月11日、JR中央線の前身にあたる甲武鉄道が開業したことにちなんで今日は中央線開業記念日です。開業当時は新宿から立川までの27キロを結ぶ路線でした。今日も多くの教職員や生徒が通勤通学で中央線を利用して登校します。毎日平常運転することが当たり前の公共交通機関ですが、世界から見ると尋常ならざるハイスキルのようです。日本社会には課題もたくさんあり、将来的な不安もあるようです。しかし日常のサービスが世界一であることを知っておくべきだと思います。宅配便や郵便のシステムや時刻通りに動く交通システムは世界から見ると驚異のようです。日本の可能性をもっと信じたいと思います。

4月9日(土)校長だより第53号を配布いたします

本日は今年度最初の土曜授業の日です。生徒は課題テストを受けます。春季休業中の学習成果を計ります。また本日は校長だよりを配布いたします。今回の紙面は3月15日の卒業式の式辞を掲載しました。高校生活の最終章で豊かな3年間を振り返ることができるように覚悟を決めて今日からの生活に臨んでほしいと願っています。校長だよりも4年目に突入して53号になりました。稚拙な文面でも若人に呼びかけできる喜びを実感しています。有難いことです。

4月8日(金)学校はワクワクドキドキの朝を迎えています

本日は今年度初めて全生徒が揃って登校する日となります。新入生は各種ガイダンスを交えてホームルーム活動をします。特に2時間目は情報教育の一環で外部講師を招いたセーフティ教室を体育館で実施します。生徒はSNSトラブルから身を護るスキルを身に付けます。午後には生徒会主催の新入生歓迎会があります。先輩からエールを貰って高校生活の豊かさを実感します。好天の中で学校はワクワクドキドキの朝を迎えています。有難いことです。

4月7日(木)238名の新入生を迎えます

本日第49回入学式を挙行致します。238名の新入生を迎えます。今回も保護者は1名枠となっておりご迷惑をお掛けしています。しかし2年前に緊急事態宣言発令となって入学式も出来なかったことを思い起こせば開催できることに感謝しかありません。私はこれから始まる3年間の高校生活が実り豊かなものになることを願って式辞を読みあげたいと思います。春爛漫の東京で各所において行われる喜びの入学式がコロナ収束の分岐点になることも願って登壇したいと思います。

4月6日(水)言葉の力を信じて話をしたいと思います

令和4年度1学期始業式の朝を迎えました。今日から生徒は通常の学校生活に戻ります。新2年の生徒はクラス替えの発表があるのでハラハラドキドキして登校するのだと思います。今日の始業式でも生徒にエールを送りますが、今回も前月の修了式で呼びかけた『コップの向きは上向きに』を引き継いだ話題にする予定です。多感な生徒達が悩みながらも成長していく過程で様々な支援が必要ですが、私は言葉の力を信じて話をしたいと思います。ウクライナ問題でゼレンスキー大統領が用いている言葉の力がもっと影響力を持つことを願っています。

4月5日(火)東京証券取引所が株式再編となりました

東京証券取引所の株式再編の初日を昨日迎えました。新たにグローバル企業である最上位のプライム、中堅企業向けのスタンダード、そして新興企業向けのグロースに分かれました。高校生も18歳になると成人となります。金融教育も重要になります。一昔前の学校では一切お金に係る教育は避けてきました。しかしこれからの高校生に一番必要になってくるものの1つにお金との付き合い方があります。日常生活と株式がどのような繋がりをもっているかを理解し、その着眼点から世界の動向を俯瞰する力を身に付けていく必要があります。日本の食料自給率が4割に届かない実態などを知って、それが株式にどう影響しているかなど興味ある話題は尽きません。学ぶことが沢山あって楽しみです。

4月4日(月)桜も散って静寂な月曜日の朝となっています

東京は花冷えの雨の日が日曜日から続いています。桜も散って静寂な月曜日の朝となっています。学校も静かな時間が流れていましたが、4月1日から新たに契約した自動販売機のボトル補充で営業マンの方が午前7時に来校しました。雨に濡れながらも爽やかな挨拶をして来校されました。営業ルートの関係でこの時間に学校が開いていればと思い寄られたようです。コロナ禍でエッセンシャルワーカーの方々に感謝する声が上がっていますが、仲間の実際の仕事ぶりを見ると感謝しかありません。天候に左右されないメンタルの重要さを教えてもらいました。有難うございます。

4月1日(金)新年度への期待で満ちていることに感謝するばかりです

令和4年度がスタートしました。教職員異動は例年になく大きな規模となり本日は10名に及ぶ新しい仲間をお迎えします。今年度も文理両眼・グッドトライを目標に掲げて生徒の育成に協働して取り組みます。本校の新たな挑戦分野である探究学習には先生方の情意を結集して取り組みを創意工夫していきます。生徒は2年以上続くコロナ感染が収束することを前提に、三大行事をフル規格で開催するための準備を始めています。体育祭応援団の事前指導は既に数回にわたり実施しています。合唱祭の課題曲も決定しています。3年生は文化祭の劇の準備も始めています。新年度への期待で満ちていることに感謝するばかりです。