浅野の進路・進学指導は生徒1一人ひとりにしっかりと向き合います。担任はもちろん、様々な教職員が多角的な視点で自立を見守ることで生徒2たちは自分の頭で、心で、それぞれの最適な未来を導き出し、志望大学へと向けて強い目的意識を持って歩み出していくのです。
本校はすべての教職員が一人ひとりの生徒4を見守っています。教職員は気づいたことがあればすぐ声をかけ、生徒5も何かあれば相談できるという校風が綿々と受け継がれており、職員室や学年控室はいつでも生徒6が相談に来られるようにオープンにしています。また、こうした生徒7との関わりを大切にする本校の姿勢は高い専任率にも現れています。
本校では日常の授業を大切にし、学習習慣を身につける指導を徹底しています。遅れている生徒9には補習や追試、夏の講習などを実施しています。また、英・数1・理では中学2年間で中学校の学習内容を履修し、中3から高校の教材を取り入れていきます。高二からは希望進路に応じた授業体系に移行し、高三では各大学の入試に対応した演習を含んだ授業が行われます。
浅野学園進学指導部では、本校の2023年度大学入試結果を以下のように総括します。
今年の卒業生は高校生活3年間をコロナ禍で過ごしてきた学年で、授業・学校行事・部活動・日々の生活いずれの場面でも多くの我慢を強いられました。そのような中でも懸命に努力を重ね、今年も多くの本校卒業生が難関国公立大学・私立大学に挑みました。まずは困難な状況に立ち向かい続けた卒業生諸君に敬意を表したいと思います。
東京大学と国公立医学部医学科の現役合格者は過去最多となりました。東京大学では理科三類1名合格に加え、初めて推薦合格(理学部)も1名出ました。医学部医学科は北海道大学2名・筑波大学3名・横浜市立大学4名をはじめとする難関校への現役合格者も多く含んでいます。また東京藝術大学に2名の現役合格が出たことも大変喜ばしい出来事でした。
私立大学では、4月5日現在、延べ現役合格者数2が慶應義塾大学で102名、早稲田大学で93名の計195名となり昨年と比べ17名増えました。これは平年並みの結果であったと考えています。
一方で、一橋大学や東京工業大学では苦戦を強いられた現役生が多く、厳しい結果が出たものと進学指導部では重く受け止めています。これは学力を積み重ねていく高一や高二の大切な時期にコロナによる断絶によって声掛けやサポートが不十分な側面があったことが要因の一つであり、生徒10と学校の繋がりの重要性と6年間を通じた指導の大切さを改めて痛感しています。
またこれらの大学に限らず、受験生一人一人を見ていくと、第一志望合格に一歩及ばず涙をのみ1年後に再挑戦をすることを決めたものもおり、指導の在り方に関して今後さらに改善していかねばならない部分も多くあります。生徒一人一人の志望、そして挑戦に寄り添うことができる学校であれるよう、今後も全力で取り組んでまいります。
浅野中学校・高等学校
進学指導部
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