光陵高校
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取得日:2024年03月20日
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校長室から 14(season2) 「プロに学ぶデータ活用術」
コンサルティング会社による出前授業
令和 5 年 7 月 4 日と 7 月 18 日の二回にわたり、第1学年の総合的な探究の時間のプログ
ラムとして、日常的にデータを扱うコンサルティング会社による出前授業が行われました。
テーマは「仮想の遊園地の統計やアンケートを基に、売り上げを増やす方策を探こと」で
す。
以下、東京新聞 横浜神奈川版記事(令和 5 年 7 月 20 日)より抜粋
『授業は四日と十八日の二回、
「総合的な探究の時間」の中で行われ、横浜市西区にも拠
点がある「アクセンチュア」(東京都港区)の社員が講師を務めた。題材として、遊園地の
客数や年代ごとの消費額、遊園地に期待することを聞いたアンケート結果など二十二種類
の架空のデータと、売り上げ増に向けた九つの対策案を提示。生徒たちは、レストランを運
営する「フード本部」
、土産物を販売する「商品本部」
、催しを企画する「イベント本部」の
三班に分かれ、幅広い情報の読み解きに取り組んだ。』
『生徒たちの話し合いでは、
「社会人は消費額が多いけど、母数が少ない」
「学生層はコス
トパフォーマンス(費用対効果)重視」といった声や、
「客の少ない時間帯に稼ぐ余地があ
る」などの意見が相次いだ。活発な議論をへて、各班は選択した対策を理由と合わせて発表
した。
』
『講師は最後に「決まった答えがない中で、同じ情報を見ても人によって判断が分かれる。
選択に根拠を持つこと、何を解決したいのか課題と方針を定めることが大事だ」とアドバイ
スした。
』
本校は県立高校改革実施
計画(III期)の取組に位置付
けられている「STEAM
教育」研究推進校として、
「探究的な学びをどのよう
に実践するか」
「教科を横断
した学習を通じて課題の発
見・解決能力を育むにはど
のような仕掛けが必要か」
など、学校全体の組織とし
て研究を行っています。
その切り口としては、各教科
の実践の中で、
「実社会につなが
る諸課題」を取り上げることで、
自教科の見方・考え方を働かせ
ながら解決を図ること、総合的
な探究的な時間においては、教
科を横断した課題の発見と解決
を図ること。
そのベースとしての育みたい
力は OECD の Education2030 に
おいて提唱されている「agency」
であると思っています。
「agency」とは社会参画を通じて人々や物事、環境がより良いもとなるように影響を与え
るという責任感を持つことです。今回の取り組みをヒントとして、将来の社会のあり方につ
いて自分ごととして考え、実現のための目標の設定、課題解決の模索という学習のプロセス
を一層進めていきたいと思います。
令和 5 年 7 月 24 日