中一、中ニなら知らないかもしれないね。
神奈川の公立高校入試は、各校が「内申」「学力試験」「
面接」「(特色試験)」に、独自のweight付けをし、その合計値(S値)の高い者から合格させていくという方法を採っている。
しかし、この方法で合格させるのは、定員の90%で、これを一次選考合格という。
残り10%は、内申を除く「学力試験」「
面接」「(特色試験)」で合格を決めるが、これを二次選考合格という。
何故、二次選考の基準を設けているのか?
ここからは想像だが、主要5科は優秀だが、実技4科が苦手な人、病気、怪我等で、定期試験が受けられなかった人、教師との相性が悪く不当な評価をされている人など、内申点が低い受験生の救済策と考えられる。
各校は、入学試験後、受験生から開示請求があった場合、項目別に点数を回答しなければならないが、一次選考合格、二次選考合格まで伝えられるのか、定かではない。
単純に言うと..
川和の定員317名に今回500名の受験生が志願したとして、
この500名はヨーイドンでみんな一緒にテストを受けます。
採点の際に、まず定員の90%(285名)を1次選考合格させます。
残りの10%(32名)は内申を無視した、テスト+
面接の2要素の成績順で落選215名の中から2次選考合格させます。
これで合格者317名が揃います。
受験生は1次に落ちたから、2次を受けよう、ということでなく、みんな一緒にテストを受け、一緒に合否を受け取るため、1次、2次のどちらで受かったのかは、一般的にはわかりません。
内申が80しかないのに川和に受かった子は、もともと2次選考されることを狙っていて、僕は2次選考されたのだ、と確信するわけです。
なおこの仕組みは川和だけでなく、神奈川県公立高校の入試でほぼ共通です。