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取得日:2024年03月20日[更新]

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           令和5年度 校長だより3号 「中等DNA」
                                           令和6年1月
 
 
 
 
    2024年が始まりました。昨年の5月8日以降コロナ対策が終了し、「4年ぶり」という言
 葉がしばらくはよく聞かれましたが、振り返ってみれば、今までの試行錯誤も遠い昔に感じま
 す。4年ぶりだろうが私たちの時間はすべて私たちのものです。未知のウイルス対策の思い
 出は人生の武勇伝に、2023年を振り返りながら2024年の決意を探りましょう。
   2023年は大谷選手一色といっても過言ではありませんでした。生徒にも大谷選手の話
 をしてきましたが、私にとってもメンターです。彼の精神力や誠実さはその言葉や態度に表れ
 ていると思います。昨年の大谷語録をたどってみましょう。
 1「勝つことが一番大事なことだ」・・・目標がぶれない
 2 「一番大事なのは全員が同じ方向を向いていること。チームメートやファンなどみんなが
 そこに向かっていることだ。」・・・組織を理解している。
 3「ここでプレーしたい気持ちに素直に従った」・・・自分の心を大事にしている。
 4「憧れを捨てましょう、あこがれていたら超えられないから」・・・共感を引き出す言葉を
 知っている。
 足元を見つめながら、浮足立つことなく努力してきた人なのだろうと思います。大谷選手を
 見習って、「足元を見つめながら、一歩一歩丁寧に」です。「雑に生きない!」これが私の決
 意です。
  さて、表題の「中等DNA]ですが、「挨拶は自分からする。」これは、12月の全校集会の話
 です。声を出すことがすべての行動の1歩、相手がしてくれるからするならそれは2人称の行
 動、でも身に付けてほしいのは、「一人称の行動力」つまり自分からの行動です。先日ある会
 社の方とお話しする機会がありました。本校も論理的思考力を掲げていますか、「思考」に
 ついて、昨今言われているのは、「論理的思考力は3人称、課題解決は2人称、スタートアッ
 プは1人称」だそうです。確かに広く求められる思考と、対象に対しての思考、そして自分か
 ら始める思考、場面を区切ってみればいわれる通りです。「思考」でくくっていたので見えな
 かった部分です。こんな背景もあって、生徒には、「一人称の行動力」と伝えました。どんなと
 きにも声を出す勇気を持っていてほしいと思います。その「声を出す。」という行為を何気なく
 習慣化してくれるのが挨拶です。だから挨拶は大事だと伝えました。そしてこの話をうけ、か
 つて本校職員だった大島教頭からも話が続きます。しっかり挨拶できる、職員室に入るとき
 の礼儀作法もしっかりしている、これこそ、「中等DNA」だと喝を入れられました。伝統や自
 負があるのはいいことだけど、消滅したら意味がない。「中等DNA] は、とてもよい響きです。
 2024年は、「中等DNA」で満たされることに期待です。