秦野曽屋高校
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令和4年度 秦野曽屋高等学校 第1回学校運営協議会 議事録
日時 令和4年4月 25 日(月) 17:3019:00
場所 秦野曽屋高等学校 会議室
出席者(敬称略)
(委 員) 反町聡之、小松昭一、小山修、佐野典文、鳥海靖史、山田浩之、吉田正也
(事務局) 橋正広、北村真司、甲斐正、大町友子、齋藤昂良、綿引俊哉、廣重直樹、笹尾賢二、高橋秀文、
檜垣和子、吉崎慎一郎
議事録
校長挨拶
〇 県による学校運営協議会設置規則についての説明。
・「保護者」という文言が「地域住民等」となる。
・委員の人数については 10 名を超えることも認められる場合がある。
・1年以内の任期となる。
〇 県立高校改革第3期について、 10 月に発表がある予定。最後の再編の予定。
〇 県西地区は多くの学校が定員割れとなっている現状、学費が低廉となりつつある私学との競争の
中、いかにして生徒が入りたいと感じる学校にしていくか、委員の皆様のお知恵をお借りしたい。
委員紹介(自己紹介)
議事録の公開同意に関する書面の取り扱いについて(広報特色・情報Gリーダー)
会長互選
反町委員(東海大学教授)が委員長となった。
会長挨拶
東海大学4年目。現在は教員養成課程を担当。県立高校で校長の経験あり。この会が秦野曽屋高校の
支援となるよう、有意義なものにしていきたい。
協議事項
1.部会の設置について
〇 資料2ページの通り。
・地域連携部会で、生徒とともに校則について意見交換する予定。
2.令和4年度学校評価報告書(目標設定)について
〇 授業力向上推進重点校(3年間)として、今年度は対話的な学びに特化した授業づくりを行って
いく方針である。
〇 生徒指導・支援について、挨拶の励行について、引き続き継続するよう指導していく。学校外に
おいても会釈などするように指導していく。
〇 進路支援について、「行けるところ」よりも「どこへ行きたいか」を重視し目標設定させる。
〇 ホームページの情報発信を重点的に行う。
〇 防災体制や環境整備についてPTAと協力しながら、体制・環境を整えていく。
3.令和4年度学校組織の編成について
〇 資料5ページの通り。
・この他にも、入試選抜委員会やICT推進プロジェクト、有志による「曽屋高を語る会」なども
ある。
・「学校運営協議会」については広報特色・情報グループが担当する。
4.学校予算の執行に関して
〇 コロナ対策予算として 270 万円の追加配当が予定されている。感染症対策を重点施策として予算
化していく。
〇 理科教室3室・教育相談室については空調設備がなく、今年度整備予定。生徒会室など未整備の
教室もあるが、少しずつ予算化され整備されつつある。
〇 教員の働き方改革推進についても予算化している。(業務アシスタントの雇用)
※家庭科室の空調は整備済みである。
5.令和4年度学校施設及び設備等の管理及び整備に関して
〇 検査の結果アスベストの含有がわかり、その除去工事を予定している。
〇 秦野曽屋高校の校舎は比較的新しく、耐震工事の対象となっていない。
報告事項
1.学校教育計画(令和2年度令和5年度)について
・これまでさかさま歴史教育を実施していたが、この研究は終わり、今年度より授業力向上推進重点
校としての研究となる。
2.グランドデザインについての説明(資料の通り)
3.スクールミッションについて
・ボランティア精神や多面的視野の育成ポイントとなる。
・学ぶことの楽しさについても生徒に伝えていきたい。
4.スクールポリシーについて(資料の通り)
5.令和4年度入学生から実施する新しい教育課程について
・1年次については特に国語(現代の国語)と社会が特徴となっている。現代の国語は作者の心情と
いうより、事実を取り出し読み解くもの。言語文化においては作者の心情を取り扱う。社会につい
ては地理総合では防災教育も含まれる。歴史総合は担当者から、世界的な視点が多いと聞いてい
る。
・1年次理科は化学基礎1科目となっている。
・2年次では、英語が6単位となっている。
6.各グループの取り組みについて
〇 学習支援グループ
・「5.令和4年度入学生から実施する新しい教育課程について」と同じ内容。
〇 生徒会支援グループ
・部活動の入部率については、昨年、今年と入部率が上がってきている。(60%を超えた。)
・新型コロナウイルスの影響で、試合等が延期されていたが、昨年度はかなり実施できるようにな
り、多くの部が入賞した。
・今年度は体育祭、秋輝祭、SOYA ターキーフェスタ、ソヤリンピックの大きな4つの行事を計画し
ている。地域とのコラボも視野にご協力いただければと思う。
〇 生活指導グループ
・GAP調査を実施した。生徒の需要感構造を中心に心理的部分を分析してきた。
・問題行動を未然に防ぐよう取り組んできた。
・教員向け勉強会で、校則などについて検討していく。
・グラデュエーション・ポリシーにおける共生社会の担い手というキーワードを取り上げている。
自分の表現したいことと他者との価値観のバランスを取る必要があり、その視点で生徒指導を行
っていく。
〇 進路支援グループ
・新型コロナウイルスの状況の変化により、今年度より学校説明会や対面の情報収集が可能となっ
てきている。
・生徒の希望の方面が広がり、4年生大学以外にも短大や
就職
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といった多方面への希望がある。
・進路実績等については、配布した「進路の手引」を参照いただきたい。近年の状況としては、早
めに進路を決めたいという希望から、110 名が指定校推薦で進学した。その他の総合型選抜を含
めると、約 220 名となっている。
・1年生のうちから曽屋塾等を活用し、20 名の生徒が一般入試で合格している。金沢大学や、県立
大学等国公立の実績も出ている状況である。多様なニーズの中、今後も生徒の個に合わせた進路
指導を行っていく。
〇 広報特色・情報グループ
・今年度は全5回の学校説明会を計画している。
・夏季福祉体験はこの2年間実施できていない。今年度は保育に関しては実施予定となっている。
2年生はガイダンスに 26 人参加希望者がいる。
・昨年度、地域貢献活動として通学路に全校一斉に清掃に出て、自治会長より感謝いただいた。
・ICT推進プロジェクトと連携し、ICTを活用して授業改善していく計画である。本校におい
ては、スマートフォンも含め、すべての生徒が端末を活用し GoogleWorkspace 等のサービスを利
用している。
〇 管理運営グループ
・防災教育についても密を避ける形でなんとか実施することができた。
・PTA活動については2年間、成人講座等多くの活動が休止となっている。
・PTA広報誌や、花の植え付けといった活動が継続できている。
・これまで文化祭ではフードコーナー出店、ターキーフェスタでは曽屋汁づくりといったものをP
TA協力のもと行ってきたが、2年間実施できていない状況がある。
・「おやじの会」の協力により、生徒や職員ではできないような場所の教育環境が改善した。本来は
生徒とふれあいながら清掃活動を行うところだが、それもできておらず、今年度は新型コロナの
状況を見極め、そういった行事も実施していきたい。
・行事予定はコロナ禍の影響がないという想定で検討している。行事を復活させるには物凄いエネ
ルギーが必要となる。昨年度は実施できなかった文化祭については、今年度は実施する計画。タ
ーキーフェスタについても土曜日開催とし、地域と連携しながら実施する計画である。
委員からの質問・意見
〇 高校と中学校の関わりは大きいものと考えている。このような形で具体的な高校の取り組みを見た
のは初めてで、素晴らしいものである。
〇 学校運営が管理職3名で行われているのも、小中学校の現場から見ると新鮮で、きめ細かいものを
感じる。
〇 不祥事防止に関する取り組みについて、県立学校における取り組みをお聞かせいただきたい。
● 企画会議(管理職、事務長及び総括教諭出席)の前に不祥事防止会議を実施している。少人数のメ
ンバーでヒヤリハット事例を持ち寄り、その内容を参考に、副校長が職員会議の前に、全職員を対象
に不祥事防止研修を行っている。
● 不祥事防止研修では、ワークシートを使い○で検討し、意識啓発を行っている。
● また、神奈川県はわいせつ事案が発生している状況が続いている。昨年度は県がDVDを制作、こ
れについて職員が全員視聴し、ワークグループで検討を行っている。
〇 夏季福祉体験学習について、今年度も保育ボランティアを実施したいと考えている。昨年度も直前
まで実施予定で抗原検査キットを配布したが、直前で実施ができなくなってしまった。今年度も同様
に準備をしていきたいと考えている。
〇 高校生が作った SOYA ターキーフェスタの動画(3分)が好評であった。そこで、生徒に施設を紹介
してもらう動画を作ってもらうことはできないか。様々なハードルはあるのですぐできるかは分から
ないが、福祉体験をしながらそういったPR動画を作ってもらえるとありがたい。動画制作を通じて
主体的に福祉に関わってもらえるといいと思う。
● 今後詳しく要望を聞きながら協力させていただきたい。
〇 イオンで定期的に場所を借りられるので、そこで生徒制作動画を流したい。
〇 昨年本町に地域の拠点を作り、その利用について秦野曽屋高校の生徒に声掛けした結果、1名参加
してもらうことができた。コロナ禍もあり、あまり進展がないが、活用方法について様々な検討をし
てもらっている。場所をうまく使って展示などしてもらえるといいと思う。
〇 地域のイベントではダンス部や吹奏楽部に協力して頂いている。今後もよろしくお願いしたい。
〇 桜の植樹については、コロナ禍もあり生徒には出席いただけなかったが、市長も出席のもと 50 本の
河津桜を植樹した。
〇 同窓会は1万人を超える組織になっている。コロナ前には 300 人を超える同窓生が本厚木に一同に
会した。同窓会としては横のつながりを使い、学校では縦のつながりを使い、同窓会として進路指導
や、文化祭、ターキーフェスタなどの行事を通じて新たな交流を支援していきたいと考える。
〇 新型コロナウイルスの感染状況を見極めながら、学校と連携を取り合い支援していきたい。
〇 空調についても、会議室等協力してきた部分もある。今後とも学校を支援していきたいと考える。
〇 情報発信、ホームページに関して、しっかり学校の魅力のPRをして秦野曽屋高校に入りたいと考
える生徒を増やしてほしいと願う。
〇 GAPについて、とても良い活動だと思われる。アンガーマネージメントについても生徒指導の一
部として取り入れてはどうだろうか。
〇 広報特色・情報グループの話でもあったが、地域貢献活動はとても素晴らしい活動であり、今後も
続けていってほしい。また、校外の活動では会釈なども奨励し、効果的に地域へのPRの取り組みを
お願いしたい。
〇 管理運営グループの話では、コロナ禍で2年間多くの活動が制約を受けたが、PTAとしてできる
限りの支援をしてきた。With コロナのこれからの時代は、より活発にPTAの活動が行われることを
望む。学校のイベントが活発であると、中学生などの評価へと繋がっていくのではないか。
〇 保護者の立場では、ホームページのリニューアルを考えてほしいと思う。子どもと一緒に高校を考
える際に、まずスマートフォンでホームページを見た。是非とも動画等を活用した見やすいホームペ
ージづくりに取り組んで欲しい。
〇 今後、活発な意見交換をお願いしたい。今回は時間の制約もあり難しいが、議事進行について双方
向の意見交換の充実をお願いしたい。
〇 入学者選抜に関する問題は、県西から東へ行く流れの他にも、広域通信制の人気の影響もあるので
はないか。また、私学の授業料無償化が始まった段階で多くの生徒がそちらに流れた。
〇 教員を目指す学生を見ていると、基礎学力の不足を感じている。大学に指定校・総合型選抜で入学
してくる学生も多いが、一般入試も意義があったと感じる。基礎学力を伸ばすよう高校でも指導をお
願いしたい。