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取得日:2023年12月23日[更新]

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                                                          令和2年11月1日
 
   2学年の保護者   様
 
                                                       新潟商業高等学校長
 
 
 
         令和2年度の修学旅行中止に伴う保護者説明会1について(報告)
 
 
 
    このことについて、去る10月23日(金)に実施させていただきました。
    つきましては、当日配布した資料とともに、保護者の方からの質問などに対する
 回答について報告させていただきます。
    なお、修学旅行の中止に伴い、2学期の期末考査の日程が変更となり、12月2日
 (水)からとなりますので、お知らせいたします。
 【当日配布した資料】
 
 1     修学旅行について
      ○ 修学旅行は、学習指導要領において特別活動の1つとして位置づけられ、そ
        の教育的意義は大きく、学校生活の様々な活動の中でも生徒にとって大切な教
        育活動である。
      ○ 本校では、平素と異なる生活環境にあって、見聞を広め、歴史や自然、文化
        などに親しむとともに、集団生活の在り方や公衆道徳などについて望ましい体
        験を積むことができるような活動を計画していた。
      ○ こうしたことを踏まえ、新型コロナウィルス感染拡大防止の観点から、旅行
        先の変更や規模縮小を含めて旅行業者とも検討を進めてきた。
 
 2        当初の計画
 
           長崎県(新潟から羽田経由)      12月4日(金)12月7日(月)     3泊4日
 
      ※     東京駅から山手線及びモノレールを使用せず、12/3に茨城県つくば市で前泊
           する案も検討した。
 
 3        検討した代案
 
           岩手県(平泉)・宮城県(松島)    12月6日(日)12月8日(火)     2泊3日
 
           新潟県(佐渡)                  12月3日(木)12月5日(土)     2泊3日
 
 4     修学旅行を中止にした理由
      ○ 全国的に未だ収束の兆しが見えず、また、陽性者の感染経路が不明である場
        合や症状の無い感染者もいる場合など、不安や懸念が払拭できないこと。
      ○ 長時間の移動や修学のための見学先の混雑状況、宿泊場所が貸し切りではな
        いことや集団での寝食に伴う感染リスクに対する不安があること。
      ○ 生徒の健康を第1に考えると同時に、保護者及びご家族の皆様の健康面にも
        配慮する必要があること。
      ○ 生徒が陽性者や濃厚接触者になった場合、学校だけでなく保護者などの職場
        への影響も想定したこと。
 
 5     旅行の中止に伴うキャンセル料
      ○ キャンセル料は発生しない。しかし、これまでの旅行に係る企画料として生
        徒一人あたり約7,500円を修学旅行積み立て金から支払うことになる。
      ○ 県教育委員会では、国の臨時交付金を活用して一定の条件のもと補助を行う
        方向で検討を進めているとのこと。
 
 6     その他
      ○ 修学旅行のために積み立て金の精算については、後日お知らせします。
                     保護者の方からの質問に対する回答及び要望(概要)
 
      ※     当日は、ご多用の中、15人の保護者の方に参加していただき、以下の質問な
           どがありましたので、その概要をお知らせいたします。なお、学校側の説明者
           は、校長、副校長、教頭、学年主任で行いました。
 
 
 
 1        修学旅行について保護者アンケートを実施しなかった理由は何か。
 
      ○  アンケートについては、実施した学校に聞いたところ「実施してほしい」
        という意見と「中止してほしい」や「行かせることに不安を感じる」などの
        意見があったとのことである。そのため、アンケート結果により実施の可否
        が分かれることを想定してアンケートを見合わせた。
      ○ 仮にアンケートを実施した結果、修学旅行の参加に同意できない保護者が
        10%(36人)であったとしても、その10%の意見を少数として修学旅行を実施
        することは、教育的な配慮にかけると判断した。
      〇 最終的には2学年の先生方とも相談し、校長の判断で中止することにした。
 
 
 
 2     修学旅行を実施する学校と実施しない学校があるが、それはそれぞれの学校の
      判断なのか。県として何か示されているものがあるのか。
 
      ○  文部科学省や県教育委員会からは、「感染防止策を適切に講じた上で、修
        学旅行の教育的意義や生徒の心情等を踏まえ、各学校において感染状況を見
        極めながら判断すること」の通知はあったが、中止は校長の判断である。
      ○ なお、10月8日(木)の時点では、県内で中止した学校が39校、4校が検討
        中とのことである。実施を予定している学校は38校となっている。
 
 
 
 3     普段授業や部活動で一生懸命に頑張っている子供達は、修学旅行を非常に楽し
      みにしていた。感染症が落ち着いた時期に、生徒同士が楽しむことのできる企画
      を考えてもらえないか。
 
      ○  今後1、2月は商業関連学科では検定が続くとともに、2月からは特色化
        選抜入試や一般入試が予定されている。また、3月下旬には国際教養科の国
        内語学研修が計画されており、年度末までの期間は厳しい状況にある。
      ○ 修学旅行は生徒や学校にとっても大切な教育活動の1つであり、それに代
        わる企画については実施の可否や時期を含めて今後検討したい。
 4     これまでの修学旅行の積立金は現在いくらあるのか。企画料を差し引くといく
      ら返金されるのか。
 
      ○  現在までの積立金は、令和元年6月から今年6月までで(8月と3月は徴
        収なし)毎月10,000円を積み立てていただき、計110,000円となっている。
      ○ 企画料は、1人あたり約7,500円で、積立金から差し引き残額を返金する
        ことになる。
      ○ なお、企画料については、県教育委員会が国の臨時交付金を活用して一定
        条件のもと補助を行うことを検討していると聞いているが、その一定条件が
        どのようなものなのか、補助される額が一部なのか全額なのかはまだはっき
        りしていない。通知が届き次第、保護者の方に連絡させていただく。
 
 
 
 5        なぜ、企画料を支払わなければならないのか。(不参加の方からの事前質問)
 
      <旅行業者からの回答>
      ○ 受注型企画旅行(修学旅行などオーダーメイドの企画旅行のこと)の旅行業
         約款やご契約いただいた際に提出した旅行条件書面のとおり、旅行の中止及
         び方面や日程の変更の場合も既存の旅行を中止する扱いとなり、ご契約時に
         記した条件書面の企画料分が取消料として発生することになる。
      〇 なお、旅行業法では受注型企画旅行において、キャンセル料が発生する前
         に旅行が中止になった場合、旅行業者は契約者に企画料を請求することがで
         きるとなっている。
 
      【契約の解除に関わる取消料:旅行条件書面抜粋】
      ・契約から旅行出発の21日前までは企画料が取消料となる。
      ・旅行出発の20日前8日前までは旅行代金の20%が取消料となる。