Pre 医療専攻だより
                                     新潟県立小出高等学校 1 学年   Vol.1
 
 
 
 
   4月 23 日（金）1 学年の医療講演会が行われ、
 本校の「医療専攻」アドバイザーである魚沼市
 立小出病院長     布施克也先生を講師にお迎え
 し、
   「医療を仕事にする」という演題でご講演い
 ただきました。
 
 
 
 
 《布施先生のご講演より》
 
   小出高校の医療専攻コースについて、昨年の
 プログラムの様子を写真¹を交えながらご説明い
 ただきました。
   そして、医療や福祉の専門職について具体的な事例をあげながら、わかりやすくお話いただきました。
 医療と言っても医師や看護師だけでなく、放射線技師や言語聴覚士など、今まであまり耳にしたことのな
 い医療の専門職があり、その多種多様な医療のスペシャリストたちがチームとなり、一人一人の患者さん
 の最善の Life を支えるために携わっているということがわかりました。
   また、医療従事者に向いている資質についてもお話いただきました。
   1 年生にとって初めての「医療講演会」でしたが、将来医療の道に進みたいと考えている生徒だけではな
 く、今まで医療にはあまり興味のなかった生徒も、「医療の仕事」「人の役に立つ仕事」に興味を抱くきっ
 かけになったようです。
 
 
 
 
 《生徒の質問》
 
 「看護師にとって笑顔以外に必要なことは何ですか」
  ___看護師は患者さんにとって天使の役割をする。人の心を癒すのは、笑顔と手を触れてあげること。看
 護師の看は「目の上に手をかざす」という漢字。手を触れて、患者さんの心に寄り添うということがいち
 ばん大切な技術。
 
 
 「医療専攻はいつごろどんな実習がありますか」
 ___メインのプログラムは夏休み中の「サマーセミナー」。看護師や臨床検査技師、薬剤師など自分の興味
 のある専門職と半日行動を共にする「なりきり体験」などがある。また基幹病院や上級学校見学などがあ
 る。
 《生徒の感想》
 
 ・私は医療関係の仕事につきたいと思っており、今回
 の講演を楽しみにしていました。特に看護師に興味が
 あり、日ごろから自分で調べたりしていましたが、実
 際にお話を聞いてみて、とてもわかりやすくさらに興
 味が湧きました。命を救う・生活の手助けをするなど
 同じ Life でも違った意味を持っているという話しがと
 ても印象に残りました。これからは看護師になれるよ
 う勉強もがんばり、困っている人がいたら迷わず手を
 さしのべられるような人になります。
 
 
 ・私は講演を聴いて、医療とは私たちの人生の中でとても必要なものであるということを改めて感じるこ
 とができました。私たちの「Life」はすべて医療によって成り立っているということに気づきました。生ま
 れるとき、人生が終わるとき、そして普段の日常生活まで、私たちが今生きているのは全て医療が私たち
 のことを支えてくれているからということに気づき、改めてすごい仕事だなということを実感しました。
 これからも医療に支えられることが多くなると思います。だからこそ医療の大切さを忘れずに、全ての医
 療従事者のみなさんに感謝したいです。
 
 
 ・今回の講演を聴いて、医療はとてもチームワークが大切な仕事だと思いました。また医療関係の仕事は
 自分の想像を超える数があることがわかりました。まだどんな職種につきたいかは決まっていませんが、
 この講演を聴いて、医療も選択肢に加えてみようかなと思いました。
 
 
 ・医療関係のお仕事には、医者や看護師、薬剤師の他にもたくさんの職種があることを知って、とても驚
 きました。私の母も病院に勤めているので、母から聞いた話をふまえて聞きましたが、大変なお仕事だけ
 れど、とてもやりがいのある仕事なんだと思いました。私の家族の中にも病気だった人がいるので、一人
 でも多くの人の支えになれるのなら、医療関係の仕事に就くということも頭のどこかに入れておきたいと
 思いました。
 
 
 ・患者の患という字は心に串がささっていて、看護師はそれを取り除く職業であり、また患者さんの手を
 やさしくにぎり、笑顔を見せる天使のような役割があるということを学びました。私も少し看護師に興味
 があったので、この講演でさらに看護師について深く知れて嬉しかったです。医療従事者を目指すには、
 人間が好き、興味があり、弱い人の立場になることができて、感性と理性の両方を持ち合わせている必要
 があるということも知りました。講演を通して、もっと医療に興味がわきました。
 
 
 ・今日の講演を聴いて、医療とは「life」を支える仕事だということがわかりました。また、患者の「患」
 という字は、心に串があってその串を取り除くために医療があるということが印象に残りました。病院に
 はいろんな形で life を支えている人がたくさんいるということに気づきました。今日の講演を参考に、進
 路についてしっかり考えていきたいと思いました。