どうでしょうかね。
あれだけ突飛な研究だったら最初は相手にされなかったり理解されなくても不思議はないし、それで上手くいったからテレビにまで出てるわけだし、反対もされない程度のつまらない研究なら誰も注目しないでしょ。
いや学校は村木君全面推しで、全校前でプレゼンやらせたり、広報誌に全面記事載せたり、研究のために欠席許したり、やたら目立って活躍させてたよ。
卒業後も学校の説明会やら講演やらに呼んだりだし、そもそも学校推薦してるんだし。
個人研究とかは大学でも研究室でも意見が違ったら違うっていう人もいるだろうし、最初こそそんな担当だったってのは想像できるけど、学校としては大分応援していたというか、配慮してたというか、まあ目立ってたんじゃないかと思うけど。
いやこれは反対した先生が正しいに一票入れるよ。
だって当時中学生?がやってきてスーツケースで二酸化炭素集めて温暖化止めて火星行くぞって言い出したわけでしょ。
そりゃ何言ってんだってなるだろうよ。
それを押して研究をやった少年ももちろん偉いけどね。
実験の初期段階で担当教員と何があったかは当人同士にしか分かりませんが、在学中から彼は成績が多少伴わなくても総合評価で特待生として学校内で優遇されていたし、卒業時には学校から特別表彰もされていました。テレビや雑誌のインタビューでは話題となる面白いエピソードだけが切り取られるのでしょうが、ここ最近のテレビや雑誌での発言(SSH担当教員の発言)は、マイナスな部分だけが独り歩きして母校のネガキャンみたいになってるよね。過去のエピソードを面白おかしく話すのは個人の自由だけど、それなら必ず自分が学校にしてもらったプラスなことも話さないと!配慮が足りないし、さすがに影響力がでかすぎる!学校や先生方、在校生に同情してしまいますヾ( •́д•̀ ;)ノ
こんな質問が出るようだと番組制作会社もそれを見る方もそれをここに書き込む人も調べもせず適当だなと思ってしまいますね。
まず、甲陵が学校として環境技術研究に反対だという意味だとすれば、それはあり得ません。
何しろ該当する講演を覚えている卒業生なら知っているけど、人工的に温暖化を抑制したり二酸化炭素を吸収する研究や技術については、学校側がわざわざその専門家を呼んで講演会までしていましたよね。SSHの関係で。
こういうの知らない日本人がだいぶ彼の研究を持ち上げていますが、当時の甲陵生なら(講演会中寝ていなければ)昔から海外ではそういった研究や施設があることは周知の事実だったわけです。
もちろんそれを個人レベルでやろうとした彼の研究心は大したもので、賞賛も応援もすべきですが。
更に彼自身がCNet Japanの記事で、
「たまたま図書館にあった「気候工学入門」という本を読んだことがきっかけです。科学の力で地球を冷やすための方法がその本にはたくさん書かれていました。」
「気候工学に関する本は日本で2冊くらいしかありません。」
と書いています。
これ、甲陵高校の図書館でPOP付きで紹介している本ですよ。
彼は「たくさん書かれて」いる一つを形にしたに過ぎない、といっても中学生でそれをやろうとしたことは評価すべきですが。
関係者でない人は説明会で見にいけばまだあるはずです。SSH甲陵の図書館です。
日本に2冊しかない専門書がある高校に在籍していたっていうだけで、彼は十分母校に感謝すべきだし、そうでなければこの研究もなかったわけです。
あと複数の記事を読むと、高校は存在しない「卒業研究」で相手にされず云々とあり、どうもこれ中学3年の時の文系でも理系でも全員やるあれですよね、高校の本格的研究前に、練習程度、調べ学習程度にやるあれ。
文理一緒40人全員平等に同じ時間でやるわけで、大きく取り上げられることもなかったでしょうし、それではこれだけの研究に対する評価としてはさぞ不満だったことでしょう。
文理同時に面倒を見る担当の先生っていうのも40分の1の生徒にそんなに構っていられなかったかもしれないですし、独自研究なんて専門外の先生に頼らず個人でやるのは当然です。
彼自身を批判するわけではないですが、校外の大きな研究発表に参加するとか、高校の先生に相談するとかすべきでしたね。
といってもその先生と彼自身の関係、この先生が中学なのか高校なのか、そもそも甲陵なのかも知らないですが。
高校に入ってからの学校側の協力体制は皆さんがご存じの通り。
研究も東大への推薦も、SSHかつ進学指導に慣れた甲陵以外の学校で可能だったかと考えると、彼は大分恵まれていたと思いますけどね。
ツイッター見れば分かるけど最近も甲陵生がやってる無料塾にも立派な先輩として来てるみたいだし、甲陵でも彼の記事や報道は後輩にも歓迎されて紹介されていて、昔のエピソードも含めて学校は大らかに応援していると思いますよ。
別に敵対しているわけでもないし、ベタなエピソードでちょっと配慮も足りないかもだけど、注目を集めることも研究費も必要なんだろうし、これからまだまだ大変なことあるだろうし、応援してやればいいと思いますよ。
こういう番組を見て科学リテラシーも批判的な目も持たずに盲目的に賞賛し、勢いこんなところに書き込む素人にも危険性を感じます。
そもそもこの先生の「反対」が間違っていると決めつけていますが、この手の研究にはまだまだ課題が山積していて、それは「気候工学」でも「ジオエンジニアリング」でも検索すれば直ぐにいくらでも出てくることです。「特効薬か劇薬か」、「懸念」などなど。
細かくは書かないけど、専門家から見れば懐疑的な部分も多くて、学校に置かれていたその本にもネットにもその危険性が述べられているわけです。
そういった部分は全くテレビで扱われていないですよね。
彼の研究は小規模であるが故にまだ危険性も少ないわけだけど、それでも一旦手を付けたら永遠に維持しなければならない人工物であることには変わりがないわけです。
全生命に関わる環境を人為的に操作しようとするのなら、関わる批判的意見も十分に踏まえながら研究を進める慎重さが求められるわけで、一方的な見方で進めてよいことではありません。
特にこれだけ多くの人にアナウンスするのであれば、さあこれで環境問題が解決するぞ、だから二酸化炭素を排出しても天才科学者が現れれてなんとかしてくれるんだ、みたいになって圧倒的多数の素人が油断する結果になるのなら全くの逆効果なわけです。
あくまでも一時しのぎで根本的には人工物に頼らない排出削減の努力は絶対です。
研究は必要ですよ。特に若い人がこの分野に関わることは大いに歓迎だし、是非是非頑張って欲しい。
彼の好奇心や行動力等々は他にない人的資源でしょう。
でも一時の流行りで面白おかしく扱った番組や記事を見て、客観的冷静な見方を失う群衆、それを扱おうというメディアはよくよく勉強して、公正な視点からものを言って欲しいところです。
火星に行くなんて言い出すくらいだから、いい意味でも悪い意味でも純粋な性格で、根に持つタイプなんでしょう。まさに恩を仇で返すとはこのこと。
>一時の流行りで面白おかしく扱った番組や記事を見て、客観的冷静な見方を失う群衆、それを扱おうというメディアはよくよく勉強して、公正な視点からものを言って欲しいところです。
この意見はごもっともだが、そもそも村木君が周囲への影響も考えずあんな発言をしたことが原因だと思うよ。同期で彼は良い奴だから応援してるけど、逆に同期だから彼の自分勝手な面もたくさん知っている。例えば、在学中の彼は単位をほぼ取り終えたあと学校に週1日(90分)体育しか来ないで、あとは受験勉強や研究を理由に学校を欠席していた。高校は義務教育じゃないから出席は個人の自由だし校則違反でもない。でも、特待生で見本となるべき存在だった人が取るべき行動ではないと当時周りの人は思っていたんだよ。彼は自分に意見する人や自分に都合の悪い話には耳を傾けず、シャットアウトする性格だから、当時の担任も強く言えず困っていたし、その理屈が通るなら高3のほぼ全員が単位撮り終えていたから、みんな学校を休んでいいことになるよね。
今回のメディアでの発言もそう。誰でも自分はかわいいし、嫌な目にあったことを話して世間の注目や応援、資金集めしたい気持ちも分かる。でも、これからはもう少し周囲への影響も考えられる大人にならないと・・・と彼に直接伝えたいが、聞き入れてもらえないことは分かっているのでここで言うことにした。これからも頑張ってほしい。