松代高校
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取得日:2024年03月21日
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学校番号 24 長野県松代高等学校
令和元年度学校評価表【年度末】
1 学校教育目標
教育基本法および学校教育法の精神にのっとり、中学校教育の基本にたって、様々な学習活動を通して知識や技能を修得させ、個性豊かな
良識ある社会人を育成する。
2 中・長期的目標
(1) 基本的生活習慣を身につけ、社会や学校のルールやマナーを守って生活する意識の向上をはかる。
(2) 授業を第一とし、落ち着いて学習に取り組める環境を大切にする。生徒と教員が共に授業改善に取り組み、基礎学力の向上を図る。
(3) キャリア教育の充実をめざし、早期から進路意識を育成し、自己実現に向け社会につながる力を高める。
(4) 「いじめ・体罰」は「しない・させない・許さない」態度でのぞみ、全員でその防止に努める。
(5) 保護者・地域と学校との関わりの大切さを理解し、地域に愛され、信頼される学校づくりをめざす。
(A:おおむね達成されている B:部分的に達成されている C:達成されていない D:判断できない)
3 中・長期的目標に基づく 今年度の重点目標・具体的方策
年度末評価
具体的目標と方策 評価の観点
(1)に係り A B C D 成果と今後の課題
1《生徒会係》 各委員会で最低限の活動はできたと思われるが、生徒から発信さ
生徒会の各委員会が、それぞれにより良 ・具体的な目標を各委員会が設定できたか。 れる情報が少なく、主体性に欠けるのではという意見もあった。今
い協力関係の構築・礼儀・モラル・地域連 ・それに基づき、計画通り活動がなされたか。 4% 71% 11% 13% 後は日常の活動をどう自主的に活性化できるようにしていくかが課
携などに係る具体的な目標を掲げ、主体的 題である。
な活動に取り組む。
挨拶運動に関しては例年以上に活発に取り組めた。清掃活動につ
・生徒会で運動の企画、継続的実施などができた いては清美委員の日々の清掃時の活動をどのように行うのか明確化
2《生徒会・生徒指導係・防災清美係》 か。 する必要がある。
挨拶・清掃運動を、生徒会主体で継続的
に行う。また職員個々が積極的に生徒への
・前年度以上に職員による声掛けがすすんでいる 11% 60% 24% 4% 日常の学校生活では、職員の生徒への声掛け・挨拶は少ないよう
か。 だったが、校風確立週間の東門立番では、生徒への声掛け・挨拶を
声掛けをし、挨拶・清掃活動を励行する。 ・清掃に取り組む意識が向上したか。 行うことができた。職員も協力して清掃に取り組む必要はあると思
うが、生徒が職員任せにならないように心がけて行きたい。
学年ごと定期的に頭髪指導を行うことができた。服装指導につい
て進路指導等と関連づけて意識させることができた学年もあるが、
3《生徒指導係・学年》 日常的には指導の浸透が難しい生徒がいるのが現実である。声がけ
遅刻・早退・外出や服装や頭髪・盗難・ によって規範意識が高まる生徒もいるが、HRや授業時から規範意識
交通マナー・携帯電話やスマートフォンの ・規範意識が深められたか。 2% 29% 64% 4% が向上するよう、全校的な取り組みをさらに工夫していく必要があ
マナーなどに係る規範意識の向上に努め る。また、日課も検討していく必要がある。
る。 交通マナーについても近隣住民の方からの苦情が数回あり、普段
のHRで声がけをしていくなど改善が必要。
(2)に係り A B C D 成果と今後の課題
授業についてはお互い見に行く時間がなかなか取れない実情が
あったが、授業アンケートをふまえて各教科で授業改善に努めるこ
とができた。しかし授業によっては閉鎖的になってしまっている部
1《各教科》 ・各教科で授業公開等の実施や、授業アンケート
分もあり、公開期間を活用した「授業の見える化」に取り組む必要
授業公開などの実施を通じて、お互いに の結果を生かし授業改善等に役立てることができ 9% 64% 20% 7% 性は増していると考えられる。生徒にとっても複数の目が常にあっ
よりわかる授業を目指す。 たか。
た方がよいことから、授業は常に公開とし、重点期間を設けると
いった工夫が必要。電子黒板を活用し、互いの授業を見学し、検討
する機会を増やしていきたい。
教科ごとに適宜課題を出したり、基礎学力向上診断テストに向け
・学年、教科で週末課題等が継続的に実施できた ての動機付けとして問題集を授業時間内に解説したりすることで部
2《学年・教科》 か。 分的に達成された。HRや学年でしかけを作っても家庭学習の習慣が
週末課題等により、家庭学習・自学自習 ・昨年度に比べ、家庭学習時間が増えたか。学校 13% 49% 27% 11% なかなかつかない生徒も多い。教科との連携が難しかった学年もあ
の習慣を身に付けさせる。 生活アンケートで検証する。 り、取り組みの差も生徒によって大きいため、週末課題の意義や効
果的な方法については教科で検討していく必要があると思われる。
3《各職員》 生徒の集中力を持続させる工夫はしているが、様々な生徒がい
・50分授業確保にむけての態勢づくりが出来た
正味50分の授業を実施するとともに、生 か。 18% 62% 18% 2% て、対応が難しい場面があった。職員側も、チャイムが鳴ったとき
徒の授業への遅刻をなくす。 には教室にいて、着席指導をするなど工夫をしていく必要がある。
着席して読書の態勢を作るのに苦慮するクラスもあったが、精力
的に取り組み、全体的には少しずつ読書に向かう姿勢を作ることが
4《学年・図書館係・ビジョン委》 できてきている。「本を読むようになった」「授業に集中できるよ
・アンケート結果をもとに読書に向かう姿勢づく
読書旬間の設定により、読書意識の涵養 りができたか。 27% 53% 9% 11% うになった」等効果を実感している生徒も多いが、本を自ら用意で
をはかる。 きない生徒が増えてきたということもあり、学年、クラスによって
取り組みに差がある。図書委員の関わりを深めて、事前連絡を徹底
していきたい。
(3)に係り A B C D 成果と今後の課題
全体的には各学年とも年度当初の計画通り実施できた。学年の方
・より具体的な指導方針・計画が提示され、職員
1《学年・進路指導係》 針の理解も進み、段階を追って昨年度より具体的な指導と振り返り
の共通認識が得られたか。
進路指導の方針や指導計画を、より具体 ・計画にもとづき、継続的な指導がHRで実践で 31% 58% 2% 9% ができ、定着している。併せて進路行事に向け意識付けや態度など
的なものとし、全職員の共通理解を得る。 指導している。今後も単発ではなく1年生から3年生まで関連性を
きたか。
持たせる指導をしていきたい。
進路サポーターやハローワーク、OB・OGなどの力を借り将来
に向けた仕事への興味関心を持たせることができた。また、各種検
・仕事への関心を持たせることができたか。
2《進路指導係》 査などで自分の仕事への適性について考える機会をもたせ幅広く進
・看護体験等の各種体験事業・ジュニアインター
進路に向けて生徒個々の意識向上への働 ンシップ・オープンキャンパスへの参加が拡大し 24% 60% 4% 11% 路選択を考えさせた。2年生を中心にインターンシップや看護体
きかけをする。(キャリア教育の推進) 験、オープンキャンパス・体験授業への参加を義務付けレポート提
たか。
出などさせキャリア教育として拡充させることができた。次年度以
降も継続させたい。
かなり充実した取り組みをすることができた。就職希望者はハ
ローワークや外部講師によるガイダンス・適性検査・面接講習会・
履歴書指導など時宜に応じて開催し徹底を図った。全職員による面
接指導が効果的であった。公務員希望者は専門学校講師によるセミ
3《進路指導係》 ・進学希望者、就職希望者、公務員希望者それぞ ナーを前年11月より月2回のペースで開催し、効果をあげること
組織的な進学・就職・公務員等それぞれ れに対して指導が効果的に行えたか。 33% 51% 2% 13% ができた。継続しての参加が合格に直結したため、いかに継続して
の適切な指導を実施する。 参加させるかを考えていきたい。進学者は各学年実施の進学補習と
個別指導を行った。小論文指導も含め組織的な進学体制つくりが必
要。松涛塾での模擬試験も意識の高い生徒は積極的に受験するが受
けずに済ます生徒は多い。今後の取り組みが必要。
1年生不定期、2年生は12月に全員、3年生は5月に全員進路
係面談を実施している。それぞれの疑問や課題を解決すべく対応し
4《進路指導係》 ・進路相談(面談)の機会を定期的に行うことがで た。1,2年生では学校生活を見直し充実させる効果、3年生は直
生徒への継続的な進路相談の機会を提供 きたか。 44% 44% 2% 9% 面する進路選択についてその方法と助言ができた。進学補習に対す
する。 る意識の低い生徒もいるため、今後は進路の重要性を意識して学校
生活を送るよう指導する。
(4)に係り A B C D 成果と今後の課題
・学校生活や授業のきまりを生徒や保護者にわか
1《教務係・生徒指導係・各職員》 学年で入学当初から一貫した指導をしているが、生徒が学校生活
りやすく明示し、周知することができたか。ま
学校生活のきまりを明確にし、規律ある や授業のきまりを充分には守れていないと感じる。事前の確認に
学習環境づくりを行い、すべての生徒が安
た、その徹底を図ることができたか。 13% 62% 22% 2% 従って共通の指導ができるように、再度学校の決まりを確認し、一
・HRや授業において、機に応じた指導ができた
心して学習できるようにする。 貫した指導ができるようにしたい。
か。
クラスマッチや文化祭を通じてクラスの親睦が深まり、「クラス
2《生徒会係・学年》 ・生徒自身が考え、協力し合い、成し遂げる喜び
作り」はできてきている。しかし、組織の一員であるという自覚と
生徒会、学年各種行事を通じて「絆づく を体得できる支援ができたか。
り」、「仲間意識の向上」の視点で生徒の ・生徒が他者のために貢献し、自己有用感が持て 11% 56% 27% 7% 認識の少ない生徒や、新たな人間関係作りに積極的になれない生徒
も一定数いる。一歩踏み出し「学年作り」「学校作り」という視点
集団づくりを促す。 るよう、支援することができたか。
をどのようにして持たせるかが課題である。
委員会と連携しながら、学年でも生徒・保護者への周知徹底を行
い、早期発見・早期対応に努めてきた。いじめに関しては高い認識
3《生徒指導係・人権同和教育係・学年》 ・いじめ防止にかかわる学校の姿勢を生徒・保護 で丁寧な指導をすることができている。いじめアンケートの結果を
「いじめは絶対に許さない」姿勢を周知 者に対して発信、周知徹底ができたか。 18% 64% 13% 4% 基に、今後はいじめを未然に防ぐ観点で、「ふざけ」や「からか
徹底させる。 い」からいじめに発展しないようなHR運営や環境づくりに努めてい
きたい。
人権啓発映画では生徒の感想文から人権意識の高まりが見られた
が、相手の気持ちを考えた言動ができない生徒もおり、様々な場面
4《生徒指導係・人権同和教育係・特別支 で生徒への指導の必要性を感じた。未然防止の観点からも来年度は
援教育係》 ・日々の教育活動・学校生活での生徒に対する指 研修会を実施し、HRだけでなく学年集会・生徒会活動・部活動指導
いじめ防止に係る様々な研修会を実施 導において、常に言動・行動を見つめなおし、人 16% 58% 18% 9% 等を通じて、人権意識を向上させていけるようにしたい。
し、日々の活動で人権意識の向上に努め 権意識の向上に努めることができたか。 特別支援教育では、スクールカウンセラーの配置時間が昨年より
る。 大幅に増加し、きめ細かなカウンセリングを実施することができ
た。内規の整理も行い、必要な生徒に対して丁寧な対応をすること
ができた。
学年では、HRや学級通信を通じて指導を行うことができた。いじ
5《生徒指導係・学年》 ・HRで日常的に機に応じた指導が行えたか。 めや暴力に関しては年度初めに資料提示済みであるので、徹底を図
人権に係る指導を継続的に行い、暴力や
いじめなどを見逃さない取り組みを強め
・暴力やいじめなどについて適切な指導がなされ 13% 60% 20% 7% りたい。日々起こる様々な問題行動に対し係任せにせず、暴力やい
たか。 じめに向かわない生徒を育てるため、全職員で取り組んでいきた
る。 い。
(5)に係り A B C D 成果と今後の課題
1《生徒指導係》 入学式やPTA総会、懇談会などで説明することができた。全職員が
・入学時やPTA総会、懇談会等の折に、全学年
生徒指導のきまりや懲戒指針などが保護 にわたり資料提示や説明がなされたか。 20% 56% 13% 11% 共通した認識を持ち、保護者が十分理解したうえで学校としての対
者に十分理解されているか。 応ができるよう、継続的に示すなど工夫をしていきたい。
・学年および学級PTAなどの意見を積極的に汲
2《教務・PTA係》 み上げるなど、要望等を把握し内容を検討の上、
公開授業
1
においてアンケートの実施を行い、職員全体で共有する
地域や保護者の学校への期待や要望をで フィードバックできたか。 13% 60% 16% 11% ことができた。今後も地域に期待していただけるような指導のあり
きる限り把握し、その内容を検討する。 ・
公開授業
2
を通じて地域の意見を汲み上げること 方を追求したい。
ができたか。
・継続的に情報発信が行えたか。また、定期的に HPにおいて「松代通信」として学校行事等の様子を継続的に発信
3《学年・教務係》 ホームページを更新することができたか。 することができた。学年でも学年通信を定期的に発行している。学
様々な機会をとらえた情報発信により、 ・中学生や地域の方への情報提供も積極的に行う 20% 60% 7% 13% 年PTAや保護者説明会、保護者懇談会などさまざまな機会を通じて、
保護者や中学生・地域との連携を深める。 ことができたか。 情報共有に努めることができた。
あんずの摘果作業や通学路清掃は計画通り実施できた。松代大橋
・通学路の清掃活動を充実させることができた
の清掃や長野灯明祭りにもボランティアで生徒と職員が参加し、地
4《生徒会係・各職員》 か。
域と交流を深めた。真田十万石祭は中止になってしまったが、台風
生徒会や職員が、地域と積極的に関わ ・地域の活動に積極的に参加することができた 20% 58% 9% 13% 19号のボランティアには多くの生徒・職員が積極的に参加した。
る。 か。
また、「松高カレー」の売り上げの一部を義援金として市の担当者
・職員による街頭指導ができたか。
に贈り、被災地支援も行うことができた。
学年PTAでは進路講話も行い、保護者の興味関心を高められる
5《PTA係》 ・しっかりアピールができたか。
ような工夫をすることができた。役員の方も非常に積極的に取り組
総会・学年および学級PTAなどのあり ・参加率の増加が見られたか。 16% 58% 11% 16% んでくださっている。来年度はさらに魅力ある活動ができるよう工
方を工夫し、参加者の増加をめざす。 ・保護者・職員の協力が得られたか。
夫し、参加者を増やしていきたい。
6《ビジョン委員会》 校内研修から本校の3つの方針の策定ができたが、細部について職
保護者・地域に愛され、信頼される学校 ・校内研修等をとおしてどのような生徒を育てた 員間の共通認識を深めながら、方針に即した新教育課程表の作成と
づくりに向け、本校ではどのような生徒を いか、職員間で共通認識を持つことができたか。 13% 69% 7% 11% 授業編成に取り組んでいく。今後の松代高校の役割について随時検
育てたいかを検討する。 討していきたい。