長野吉田高校
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取得日:2023年03月22日
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理 科
1 教科の目標
2011 年 3 月 11 日、巨大地震が東北関東沿岸地域を襲い、
地震、津波とともに、原発事故が甚大な被害をもたらしま
した。科学技術が発達した現代社会では、自然災害だけで
なく、科学技術に起因する災害も大きな悲劇を引き起こし
ます。また今日、世界が直面している地球規模の環境問題
は、発達した科学技術の負の側面と見ることもできます。
これらに対処するために、私たちは、科学知識を身につ
け、科学を正しく活用する能力「科学リテラシー」を養う必要があります。理科の目標は、その基
礎となる科学知識を身につけることにあります。
2 本校での学習
高等学校の理科は、『物理』『化学』『生物』『地学』の 4 分野からなります。本校では、1 年
次は必修科目のみで、2 年次から選択科目に分かれていきます。
2 年次以降の選択科目については、1 年次の進路学習や理科学習を通して考えていきますが、主に
自分の興味関心と希望する進路から決めます。進路との関係では、「文系進学者は受験科目として
適当なものを選ぶ」、「理系進学者は『化学』が必須で、さらに理学・工学系では『物理』を、看
護・農学系では『生物』を選択する」ことが一般的です。1年から2年時での選択ですが、これ
は、変更できません。つまり、希望する進路を固める必要があります。特に進路と理科科目との関
係を、自分で調べてみることが必要です。わからない点があれば、教科担当者に相談してくださ
い。
学 年 科目(単位数)
<共通> 物理基礎(2 単位)および 生物基礎(2 単位)を全員必修
・物理基礎
物理は「力学・波(音)
・電気」について、身近な事象がどのような決まりに
1 年次 支配されているのかを学習します。
・生物基礎
生物は「生命」について、生物の共通性とDNA、体内環境の維持と健康、
生態系の成り立ちと保全など、様々な生命現象を学習します。
<理系> 共通:化学基礎(2 単位)および 化学(2 単位)を全員必修
2 年次 選択:物理(2 単位)または生物(2 単位)の一方を選択
<文系> 共通:地学基礎(2 単位)または化学基礎(2 単位)を全員必修
<理系> 共通:化学(4単位)を全員必修
選択:物理(4単位)または生物(4単位)の一方を選択
3 年次
※ただし、選択について、2 年からの科目を継続する。
<国公立文系> 地学探究、生物探究、化学探究から2科目選択
3 学習方法について
1 授業に集中し、ノートをとる
ノートは授業内容を振り返るためのもの。板書されたもの
だけでなく、授業の中で大切だと感じたこともメモして、自
分の参考書となるノートをつくろう。
学習では、まず用語を覚えよう。教科書の用語(太字)を覚
え、理解することで、学習内容が頭に入り始めます。用語をき
っかけに、学習を進めていこう。
2 復習が大切
基本的には予習より、復習を重視しよう。ノートを見直し、
2 教科書・プリントなどを読み直して、内容の理解を図ります。
復習が大切
課題が出たら、必ずやります(やり残すと、気持ちよくない)。
その上で、定期的に問題集に取り組んでみよう。
3 問題演習を欠かさない
問題集を十分に活用しよう。問題集は、第2の教科書。
重要事項がコンパクトにまとめられたページは、特に試験
前に役立ちます。問題演習を繰り返すことで、理解が定着
します(3回が理想!)
。解説を読んでもわからないときは、
質問に行こう(わからないままでは前進しない)
。
4 自然や科学に興味・関心をもつ
新聞の科学記事を読もう。話題を集めた科学的な
出来事や自然の特集記事など、日常的に、継続的に
読んでいくと知識が増え、興味・関心が増します。
書籍では講談社「ブルーバックスシリーズ」や雑
誌「Newton」などが読みやすく、また専門的な知識
にも触れられます。本校図書館にもあります。
さらに、テレビ番組でも NHK「サイエンスゼロ」
をはじめ、自然や科学を扱った番組は多いです。見
ることを勧めます。
幅広い教養は、進路選択や
小論文
1
作成にはもちろ
ん、心豊かな人生をおくる上でかならず役立ちま
す。