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取得日:2023年12月23日[更新]

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2学期始業式挨拶
 
   皆さん、おはようございます。
   この夏休み、皆さんは勉強やクラブ活動で充実した日々を過ごしたことと思いま
 す。クラブ活動で言うと、全国大会、北信越大会、県大会などに出場した人や出品
 した人達がいて、それぞれ良い経験になったと思います。今、放送室から話をして
 いますが、先ほど、放送班の生徒に全国の研究発表部門の様子を聞いたところ、他
 の県の発表のレベルも高く、自分たちの発表に対してもレベルの高い質問を受け、
 他では得られない、貴重な体験をしたという事でした。頑張ったのでそのような体
 験ができなのだなと、改めて思いました。他にも多くの人の活躍がありましたが、
 全ての人たちの活躍をご紹介するのは無理ですので、いくつか絞ってお話ししたい
 と思います。
   新聞報道でご存じかと思いますが、長野県の少年男子バスケットボールチームが
 北信越国体で優秀な成績を収め、本国体に出場する事となりました。長野県のバス
 ケットボール少年男子が本国体に出場するのは 10 年ぶりだそうです。そのさらに
 前は 16 年ぶりだったそうなので、この 25 年間で2回目という快挙です。国体監督
 は、本校の荒木先生です。また、国体選手として、1年 3 組の小林拓未君が出場し
 ます。本大会での活躍も期待します。
   この夏休みに、本校の野球1班がテレビで取り上げられましたが、皆さん見ました
 でしょうか。その中で、「監督が全てを決めると野球2の選手が指示待ちになってし
 まう。指示待ち人間になってはいけない。選手が主体となって考えて動くことが大
 切」という内容の話がありました。私はこれを聞いて、
                                                 「私が終業式の時に言った、
 『自分から進んで考えて行動しなければいけない』というのと、同じだなぁ、気持
 ちは同じなんだなぁ。」と思いました。クラブ活動も、勉強も、指示待ちではなく、
 どんどん自分から主体的に考えて行動して欲しいと思います。念を押しますが、自
 分から考えてと言っても、学校の指導に関係なく進んでいってはダメです。本校の
 進路指導や、学年の指導に乗った上で、更に自分から進んで行動をしてください。
 班活動も、指示待ちがダメと言っても、勝手に他の学校に行って練習してよいとい
 う訳ではありません。勉強も同じです。まずは本校の指導に乗ってください。
   話を野球3班のテレビに戻します。番組の中で、松田先生が監督として甲子園に出
 場した時の話がありました。余談になりますが、松田先生が甲子園に出場したとき、
 私も甲子園まで応援に行きました。今でもその時の入場券の半券を持っています。
 コピーを校長室の廊下の壁に貼っておきますので、良かったら見てください。
  もう一つ、これは褒めたい事というか、学校外の方に褒めていただいたことなの
 ですが、8月に信州大学の学部長の先生方と、高校の先生で情報交換会がありまし
 た。その中で、信大人文学部長の教授に、信大と長野吉田高校の哲学演習について、
 内容がとても良かったと褒めて頂きました。この情報交換会で、名前を出して褒め
 てもらえたのは、長野吉田高校だけです。哲学演習は、本校生徒全員が取り組んだ
 もの、という訳ではありませんが、この演習のように、興味を持った人、必要な人
 が取り組むという企画が沢山あります。本校の先生方が企画してくれたものもあり
 ますし、外部の企画もあります。アンテナを高くし、自分に生かせそうな企画があ
 ったら、どんどんチャレンジしてください。今だったら、「生徒の主体性を育む交
 流会」という企画の申し込み締め切りが今週の金曜日です。クラスか廊下の壁に案
 内が貼ってあると思いますので、読んでみてください。
  いくつか、褒めたい事、褒められたことを言いましたが、一番は、この夏休みに
 勉強を頑張った皆さんを褒めたいと思います。その頑張りはなかなか見えにくいも
 のですが、大学入試という、言ってみれば勉強の全国大会ですね、そこで良い結果
 が出るよう、引き続き頑張って欲しいと思います。
  話は変わりますが、最近、何人かの先生方と話をしましたが、先生方は、夏休み
 明けの皆さんの事を心配しています。一つは、いわゆる「コロナ鬱」というもので
 す。最近は行動の制限が無くなってきたとはいえ、中にはずっと家に閉じこもって
 いた人もいるのではないでしょうか。そういった皆さんの、心の健康を先生方は心
 配しています。補習や模擬試験で顔を見たり、話しをできた生徒の事は様子が分か
 るので未だ良いのですが、ずっと顔を見ていなかった生徒もいて、どんな様子か、
 心配をしています。皆さんの中で、何かに悩んでいたり、「自分のこころの健康が
 今良くないな」と思う人がいたら、感染に気を付けながら、友人と話したり、先生
 に相談したりして欲しいと思います。一人で悩んでいると、尚更悩みが深くなって
 しまい、良くありません。いろいろな人と話をしてみてください。
  もう一つ心配な事は、コロナ感染症です。6月から7月にかけて、オミクロン株
 の重症化率の低さから、行動制限が緩和される方向に国や県が動いていましたが、
 最近の病床使用率の高まりから、また行動に制限を加えなければならない状態に近
 づいています。新人戦を前にして、また行動制限がかからないよう、また自分や家
 族や仲間を守るため、特に食事の時と、班活動の時は、感染に注意してください。
 2学期は修学旅行がありますが、どうしたら修学旅行ができるか、学年の先生方も
 大変苦心しています。感染を抑えることが修学旅行の実行につながりますので、常
 に気を付けてほしいと思います。心の健康や感染に気を付け、積極的に健康を保つ
 行動をして、充実した2学期にしましょう。
  以上でお話を終わります。