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取得日:2024年03月19日[更新]

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  皆さん、おはようございます。いよいよ新年度が始まり、2年の皆さんには高校に入って初めて後輩が
 できますね。3 年の皆さんにとっては、高校生活も残り一年足らずです。2 年生の皆さんの中には、
                                                                                         「も
 う 1 年が過ぎたのか」と思う人が多いのではないでしょうか。3年生の皆さんの中には、
                                                                                「もう 1 年足ら
 ずか」と思う人が多いのでは無いかと思います。よく、「年を取ると1年が早く過ぎる」と言いますが、
 それは 30 歳、40 歳の大人にだけ言えることでは無くて、小学生や中学生に比べると、高校生の時の方が
 早く時間が過ぎると感じる人が多いと思います。私はよく卒業間近の生徒1に、
                                                                     「高校の3年間って短かっ
 たでしょ?」と聞くことがありますが、ほとんどの生徒2が、はっとした顔をして、
                                                                         「そうですね!」と納
 得してくれます。
   この時間の感覚の違いの原因は、人間の生物としての発達学的なものもあるかもしれませんが、もう一
 つ考えられるのは、学校での生活やイベントの密度だと思います。小学校だと、6年間で修学旅行が1
 回、生徒3会役員や委員長になるのも 6 年生の 1 回だけ。中学受験も6年間で 1 回あるか無いか。でも、
 高校生は、3年間のうちに文系か理系かを決めたり、受験する大学も幾つも考えたりしなければなりま
 せん。勉強のスピードも中学校の時よりも速くなるし、クラブ活動も中学の時より練習試合や大会の1
 が多くなるクラブが多いのではないのでしょうか。
   何を言いたいかと言うと、高校生はこれまでより、やらなければならない事が沢山あるのです。密度が
 高くなるのです。そのことを意識しないで、気が付いたら3年間が終わっていた、となってしまう生徒4
 時々います。本校の校訓、
                       「晴耕雨読」というのは、今風に言うと「文武両道」と言うように受け止める
 こともできるかと思いますが、元々の意味は、その日、その時にできることを行い、時間を無駄にしない
 という事だと思います。高校生活は本当に短いです。一日一日を無駄にせず、その日、その時にできるベ
 ストな事を行って欲しいと思います。
   もう一つ、お話しさせてください。皆さんが中学生の時、先輩がいたり、後輩がいたりしたわけですが、
 先輩と後輩、どちらが強く印象に残っているでしょうか。多分、先輩の方が印象に残っている人が多いと
 思います。誰でも、先輩をお手本にするのですから、先輩を良く見ていて、先輩が印象に残っている人の
 方が多いと思うのです。
                     (後輩をお手本にする人は少ないですよね。)皆さんは、これから、後輩のお手本
 になります。立派なお手本になってもらいたいと思います。変に先輩風を吹かせる、上辺だけ作ったよう
 な先輩ではなく、しっかりとした芯のある先輩になって欲しいと思います。
   もう一つ、耳にタコができているかもしれませんが、感染症の予防には本当に気を付けてください。自
 分や家族の具合が悪いなど、少しでも新型コロナウイルス感染症が疑われるときは、登校を控えてくだ
 さい。
   私は人を褒めるのが好きなので、体育館で始業式をしていれば、
                                                           「皆さんの聞く態度は素晴らしいね!」
 と最後に言いたいところです。リモートでの始業式なので、それが言えないのは残念ですが、以上で講話
 を終わります。