上田染谷丘高校
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取得日:2024年03月20日
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校長講話(6.1)レジュメ
I 長期の休校中どう過ごしたか 何を考えたか
予定されていた
行事
1
や活動の延期や中止、目標としていた大会の中止
→ 人間にとって 無為な時間・無意味な時間はない
「進路室便り」で紹介された、野球班のメンタルコーチ 松下信武さんの「素振りを続ける意
味」を読んで、心が動かされた印象的な言葉
・「自己目的性」そのことをすること自体が目的
・第一の目的は、「そのことに集中し、努力をすること」
・不本意な状況、あるいは不安定な状況では、人としての品格がその言動に現れます。どう
か、人間として品位のある行動をとってください。
・
「不確実であること」を受け入れて、今、自分でできることに集中して取り組んでください。
II 学校再開にあたり最重要なこと → 感染予防の徹底と 学びの保障 の両立
答えのない 未曽有の体験 → with コロナ 不安やストレスとどうつきあっていくか
III 学校の新しい生活様式を一人一人が実践すること
始業式・入学式で述べたこと 「3つのなぞ」の答えを一人一人が考え行動し続ける
「いちばんだいじなとき」は「いま」
「いちばんだいじな人」は、「そばにいる人」
「いちばんだいじなこと」は、「そばにいる人のために、してあげること」
IV 自分に何ができるのか
虫と葉っぱの映像 →これはどういう現象に見えるか
陶芸家・河井寛次郎の精神的大転換を象徴する有名な言葉がある
(出典:随筆集「蝶が飛ぶ 葉っぱが飛ぶ」
)
第二次世界大戦の終わりごろ、東京、大阪、神戸など日本の大都市が爆撃を受ける
京都在住の河井氏は、人間が人間を殺す殺されるという理不尽の中で不安のままで平安とい
う「調和」の心境に至る。虫に食われてかさかさの葉をつけている一本の木を見て―
「葉っぱが虫に食われ、虫が葉っぱを食っている」食う食われるという現象に見えていた景
色が、
○「虫は葉っぱに養われ、葉っぱは虫を養っている」養い養われるという現象に見えた
同じ世界が違って見える。今、自分の目に見えている現象が、見方を変えたらどうなるのか。
今までとは違う気付き、視点を変えることが、新しい価値を作り出す。
フランスの作家 マルセル・プルーストの言葉 「失われた時を求めて」より
○「真の発見の旅とは、新しい景色を探すことではない 新しい目で見ることなのだ」
V 学校再開にあたり 望むこと
学校で学ぶこと 人と人とがつながること 生きるということ
↓ 新しい目で見てほしい
学校で学ぶことの楽しさ 人と人とがつながる喜び 生きることの尊さ
・不本意な状況、あるいは不安定な状況では、人と
しての品格がその言動に現れる。
人間として品位のある行動をとる
・「不確実であること」を受け入れて
今、自分でできることに集中して取り組む
3つのなぞ
「いちばんだいじなとき」
「いちばんだいじな人」
「いちばんだいじなこと」
虫は葉っぱに養われ
葉っぱは虫を養っている
(陶芸家・河井寛次郎)
真の発見の旅とは
新しい景色を探すことではない
新しい目で見ることなのだ
(マルセル・プルースト)