小宮山 蘭
 
 
 マドラス市でのホームステイはわたしを大きく成長させてくれました。
 自分の家族ではない人と生活を共にすることは不安はもちろん、言語
 が違うとなると、少しの解釈の違いから相手を嫌な気持ちにさせたり、
 違う意味でとらえてしまうことがあるのではないかという気持ちが
 ありました。しかし、このホームステイを通して、大事なのは言語
 ではなく、伝える気持ちだと思いました。自分の言いたいことを英語
 に出来なくても、表情やジェスチャーで相手に伝えようとすれば相手
 はわかってくれます。実際ホームステイの中で困ったことがあった時、
 完璧な英語で伝えることはできませんでした。しかし、ホストファミ
 リーが私の話を親身になって聞いてくれ、乗り越えることができました。
 ホームステイを始める前までは不安と心配でいっぱいだったわたしですが、ホームステイが終わる
 頃になると「帰りたくない」「ずっとこの家にいたい」と思っていました。積極的に英語を使ってコミ
 ュニケーションをとるうちに、もっと英語を喋りたい、自分の気持ちを伝えたいという気持ちが強
 くなりました。
                             メンバーの中で 1 人だけ 2 年生で最初は本当にこのメンバーとうま
                             くやっていけるか心配でした。ですが、このプログラムを計画して
                             くださった村山さん、引率してくださった蓮見さん、他にも関わっ
                             てくださったすべての方々、そして何より、かけがえのないメンバ
                             ーのおかげで、毎日が楽しく、貴重な体験をいくつもさせていただ
                             きました。本当にありがとうございました。そして、このプログラ
                             ムに参加させてくれた両親にも感謝の気持ちを伝えたいです。
 将来はもっと英語力を身につけてもう一度アメリカに行きたい。この気持ちを忘れず、この留学¹の
 経験を活かして、これからも日々頑張っていきたいと思います。