令和3年度 諏訪二葉高等学校評価表(年度末)
長野県諏訪二葉高等学校 学校評価委員会
本校の学校教育目標 1 自主 2 努力 3 感謝
1 生徒一人ひとりの個性を伸ばし、主体性のある心豊かな生徒を育成する。
中長期目標
2 開かれた学校をめざし、保護者・地域から信頼される学校づくりを進める。
1 キャリア教育を通じて自ら学ぶ姿勢を育て、生徒の進路希望の実現を図る。
2 「主体的・対話的で深い学び」の授業改善充実により、生徒の学力向上に努める。
3 いじめ、体罰のない安心・安全な学校づくりを図る。
本年度の重点目標
4 学校生活の基盤となる規律ある生活態度を育成する。
5 生徒会活動や部活1動の活性化を図り、生徒の自主性を育てる。
6 地域と連携し、課題解決・コミュニケーション能力を育成し、開かれた学校づくりを推進する。
評価方法 A:成果が見られた B:向上が見られた C:改善が必要である
評価項目と評価の観点 観点別 項目
成果と課題 改善策 評価
重点目標 評価項目 評価の観点 評価 評価
・PTAと連携した進路講演会の開催や進路通信の発行により、生 ・新型コロナの影響から、PTA総会中止に伴い、保護者向けに予定してい
徒・保護者に必要な情報を提供し、進路実現に向けた高い意識を涵 ・コロナ禍という特殊な事情の中、中止せざるを得ない行事も多かった。来
た講演会が中止になったほか、夏休み前に実施していた生徒向け講演会も
養し、協力関係を強めて進路実現につなげていく。 年度についても、実施できるか不透明であるので、オンラインでの実施を含
中止になった。「親子で学ぶ大学入試基礎講座」については、オンライン形
め、可能な限り対応していきたい。また、大学研究については、WEB上で行
より高い進 1 ・学級担任や学年と連携を図りながら、生徒ひとりひとりの進路相 B 式で実施できた。「卒業生と語る会」については、信州大学に進学した先輩 B
談に応じて個の可能性を開き、きめ細かい指導と情報提供を行って われるものの紹介などの情報を発信していきたい。信州大学のオープン
路意識の育 を招き、1・2年生向けに行うことができた。
進路実現の手助けをする。 キャンパスは年間行事予定表に入れ、特に3年生については実施された場
成を図り、 ・担任の先生方は、年間予定表以外のところでも、生徒面談を行い、進路相
合は、参加できる環境を整えたい。
分析会議等 談に限らず、きめ細かい指導を行った。
B
を充実させ ・学習・キャリア教育係と連携しながら、模試分析システム等を活
学力向上の 用してスタディーサポートや模試の分析を行い、学力・学習実態を ・学習キャリア係と連携してスタディーサポートの結果について、ベネッセ
改善策を提 把握する。また、充実した指導につなげるため、模試分析会議や進 ・模試については、生徒に「事前学習」と「やり直し(復習)」を指導してきた。
コーポレーションの担当者を招いて分析会を行った。教員間で課題を共有
言する。 次年度は「事前学習」を更に徹底できればと考えている。また、教員間で
2 路検討会を開催し、情報を学年・教科と共有する。 B することができた。コロナ渦であったが、模試については計画通りに実施す B
1 ・学力向上および新大学入試に向けて先進的な取り組みをしている は、生徒の課題把握に活用し、その都度分析しながら課題解決に繋げるこ
ることができた。生徒にとっては自分の学習を振り返る機会や志望校との距
生徒の進 学校の例を参考にしながら、本校における改善策を検討・実施す とができた。
離をはかる機会となっていた。
路実現を る。
図る
・総合的な探究の時間で、1学年の「地元企業を知る」では10社に協力いた ・総合的な探究の時間には、WWLの「学びのサポーターリスト」の活用を図
・各教科や総合的な探究の時間、ホームルーム活動を通して、社会 だき、2学年でのSDGsについての課題探究の中で、豊田終末処理場への りたい。
の課題を自己との関わりから発見していく。また解決のために、主 フィールドワークや地元行政機関への質問など、主体的な調べ学習に加 ・上諏訪中学と、総合的な探究の時間での交流について、中学校と計画を
体的に探究するともに、他者との協働により、多面的な見方や互い え、他者の意見や地元の実情を知ることで、知識の拡大のみならず、自分 進めたい。
のよさを認め、社会に役立っていこうとする意欲を養う。 の社会的役割を意識する契機となった。
・情報や情報手段を主体的に選択し活用する力を身につける。グ ・発表の場面では、プレゼンテーションの中間発表以降、技術や表現方法
キャリア教
1 ルーブ学習などの対話的学びを通じて、興味・関心にによる教科横 B B についてお互い学びあい、社会への発信力を伴うものとなった。社会的課 B
育の充実を 断的・総合的な活動を行う。プレゼンテーションなどの発表力を向
図る。 題として、これからの自分たちが主体的に行動していく意欲を感じた。(3学
上させ、自分の意見を社会に発信しようとする態度を養う。 年)
・進路希望に応じて職場体験を行うことで、直接働いている人に接 ・看護・医療体験に43人、インターンシップに8人参加したが、受け入れ先の
し、実際的な知識や技能に触れ、自分の主体的な進路決定していく 変更するケースもあった。上諏訪中学の補習支援に15人が参加したが、コ
意欲や社会的役割の重要性や責任感などを培う。 ロナ感染拡大期には中止となり、体験できない者もいた。自分の適性や新
たな課題を考えることができた。
研究授業や授業アンケートの分析を参考に、一層の授業の充実を図 研究授業は、コロナ感染拡大期と重なり、一部日程変更となった。新課程に
向けて独自の研修会を企画し、教科で指導と評価を検討することを通じて、 ・教科会で、新課程の指導と評価やICT活用について、意見交換を重ねて、
1 る。生徒の興味・関心を引き出すことができる授業を開発してい B B
く。 日頃の授業改善の模索につながった。 授業改善に努めたい。
生徒の学習
B
意欲の向上
に努める。 学習室、テスト前学習室等を設置し、平素の学習習慣の定着や定期 学習室設置は、コロナ感染拡大期は中断したが、設置することで、落ち着い
2 考査前の学習環境・雰囲気作りにつとめる。 B た学習環境の場を提供することができた。
・今後もコロナ感染対策を生徒に実行してもらうよう呼びかけたい。 B
2
生徒の学
力向上に 学習実態調査等を利用し、規律ある生活と家庭学習の習慣の確立を ・個人面談や保護者面談を通じて、生徒の実態把握し、学年会で意見交換
常に学年会で実態把握し、必要があれば、独自にGoogleFoamを活用して
努める 1 図る。 B を図ってきた。
調査していく。 B
生徒の学習 ・年2回のスタサポによる調査と分析が有効で、生徒面談なとで活用した。
習慣と学力 毎日の授業を大切にする意識を持たせるとともに、土曜講座や朝・ B ・土曜講座は、年間計画通り実施した。感染対策として、座席の記録簿を用
の定着を図 放課後の補習等を設定する。テスト前学習会を設け、復習、質問 ・土曜講座のあり方について、再検討する必要がある。
意した。
る。 2 等、個々の生徒の学習実態に応じた指導を行う。自ら学ぶ意識を持 B ・テスト前学習は、希望者参加とした。意欲的な生徒に対する学習支援と
・現行はテスト前学習としているが、学年会で参加形態や実施内容を検討 B
たせ、家庭学習の充実を図る。 し、充実を図りたい。
なった。
3
安心・安 安心・安全 いじめ、不登校など生徒の動向を細かく観察して、問題等を的確に いじめの問題は把握したらすぐに、職員全体で共有し、対応する。不登校の
全な学校 な教育環境 1 把握し、適切に対処する。 B B 担任、学年を中心に不登校傾向の生徒に対応した。
問題は生徒の状態を正確に把握し、十分に家庭と連絡を取り進めたい。 B
づくりを を作る。
図る
登下校時の街頭指導やHR連絡を通して、交通マナーやルールを守る 春、秋恒例の登校指導を行った。近隣の方々より、登下校のマナーに関す
意識を高めさせる。そして自分自身や周囲の人々の安全にも配慮す るご意見を頂くことが多かった。歩きスマホ、歩道からはみ出して歩く、自転 街頭指導やHRでの呼びかけを通して、生徒へ注意喚起をする。自転車に
1 るように指導する。警察とも連携して登下校時の安全確保に務め C 車のスピードのだし過ぎ等のご意見を頂いた。 乗るとき、ヘルメットを着用するように呼びかける。
B
規則を守
4 る。
り、生徒が
規律ある 高校生らしい頭髪・服装で学校生活が送れるよう、生活委員会から
安心して生 頭髪に問題がある生徒数名の指導を学年で行った。サンダルの交換を止 頭髪や服装に問題がある生徒はほとんどいなかった。来年度も継続的に指
生活態度 2 の呼びかけを積極的に行い、家庭とも連携をとりながら、理解や協 B B B
活できる環 めるよう指導をした。 導する。
を育成す 力を得るように努める。
境を整備す
る
る。 担任、教科担当、クラブ顧問との連携を図り、状況把握に努めた。心に悩み
特別な支援を要する生徒の把握に努める。個々の生徒の状況に応じ 支援会議を定期的に行い、更に学年を超え、情報を共有し、個々に応じた
3 た柔軟で多面的な支援をする。 B を抱える生徒のケアや、授業支援などSCや専門機関と連携しながら対応す
支援方法を検討する。
B
ることができた。
生徒の発想を活かし、テーマに沿った文化祭の企画や展示が行われ 日程・企画を変更して開催した。感染予防対策のため制限された中では
会場内の観客席の制限、企画編成、ライブ配信などは今年度の形を参考
1 るよう、各係,生徒,教員の連携を図る。 B あったが、ライブ配信や座席の割振りなど工夫し、生徒が参加できる企画を
に準備するとともに、2年行えていない一般公開を行えるよう準備を進める。
B
行うことができた。
生徒会活動
5 の活性化を 各委員会での当番活動を充実させ、生徒が意識と責任をもって委員 B
生徒の自 図る。 会活動に取り組むことができるよう努める。エコマネジメントにつ 感染拡大のため年度当初の計画通りに活動できなかった委員会もあった 責任をもって当番活動に取り組めている。委員会活動、生徒会行事が充実
主性を育 2 いて、各委員会でどのようなことができるかを検討し、生徒・職員 B が、各委員会活動に責任をもって取り組むことができた。 した活動になるよう努力する。
B
てる が協力し成果を上げるようにする。
クラブ活動 部活2動部が円滑に運営されるよう、部長(代表者)会を開催し活動
練習時間厳守、練習環境整備について生徒が責任を持って活動していける
の活性化を 1 環境を整備するとともに、生徒が自ら意欲を持って取り組めるよう B B クラブ長会を開催し、部室管理・練習環境の整備ができた。
ようにする。
B
図る。 働きかける。
コロナ情勢下、活動が制限されることが予想されるが、PTA役員を中
心に話し合いを重ね、HPやオクレンジャー配信を利用して、必要会 昨年に引き続き、活動が大きく制限された。PTA総会、評議員会、環境整 コロナ禍でも学校と保護者との情報を密にするために、オクレンジャーや
PTA活動の充
実を図る。
1 議の厳選や書面決議、必要な活動の見直し、地区懇談会の簡略化な B B 備、校外指導などの活動はできなかった。その中でもPTA新聞、PTA冊子 HP、IT,リモート会議などを活用し、PTA活動を円滑にする努力をしていきた B
どを進めていきたい。 の発行を行い評価を得た。1学年地区懇談会は83%の出席率であった。 い。
6
学校評議員や保護者・地域からの声など外部の意見を積極的に聞く 学校評議員会は1回しか開けなかったが貴重なご意見をいただけた。ま 学校案内の紙面の刷新により、コロナ等で学校開放できなくても、本校の活動に興
開かれた 地域との連
学校をつ 1 とともに体験入学・公開授業等、学校を開放する機会を設ける。 B B た、保護者のご意見はアンケートで聞けた。公開授業はコロナの関係で中止と 味をもっていただけるような手法を検討したい。生徒の探究活動では、市役所などの B
携を図る。 様々な機関と連携し、生徒が探究活動を行えるようにする。 公共機関や企業などの協力を得られるよう取り組みたい。
くる なった。
広報活動の 教育活動内容をWebサイト等を通じて速やかに発信し、生徒の
行事が計画通り行えなかったので、Webサイトでの発信が頻繁にはできな 各学年や生徒会などの係と連携し、多くの担当が、それぞれ修学旅行や体育行事な
充実を図 1 日々の活動が迅速に伝わるようにする。中学校訪問を通じて中学校 B B B
に学校案内を配布する。 かった。 どだけでなく、日頃の部活3動の様子や、委員会活動なども発信できるようにしたい。
る。