田川高校
(長野県)の
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取得日:2024年03月20日
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令和4年度 長野県田川高等学校 学校評価表 74田川高等学校
建学の精神 『質実剛健、尚学共助の校風と知徳体の調和のとれた学びの場を目指す』(昭和57年11月1日)
校 是 誠 実 意 欲 創 造
教 育 目 標 重点目標
1.真理を探究し、平和を尊び、自主 1.学力の充実を図り、日々基礎・基本を重視して思考・判断・創造力を育み、生徒の希望する
進路
1
実現を目指
的 す。
に行動する力を身につける。 2.生徒一人ひとりが意欲を持って諸活動に取り組み、達成感を得ることのできる学校づくりを目指す。
2.身心を錬磨し、不屈の精神を養う。 3.PTA(保護者)・地域(同窓会)・教員との三者の連携、協働により生徒を育み、開かれた学校づくりを目指す。
3.勉学に励み、品性を陶冶する。 4.すべての生徒と職員が誠実な心を持って規範意識を高め、いじめ・体罰を許さない、安心安全な学校を創造する。
評価(%)※
評価項目 評価の観点 現状・経過 成果・課題 改善策・向上策
A B C D
コロナ感染による生徒登校禁止期 各学年とも基礎力の充実に 実態に合わせたシラハ゛スの改善
間があったが、オンラインによる授 力を入れた授業、補習など を行っているが、学び直しも含
業を行い、概ね計画通り学習活 を実施した。また、生徒の状 め、学力を勘案しながら授業内
教育課程・シラバスに沿って、基礎基本の定着を 30% 70% 0% 0% 動を実施することができた。職員
況に合せ授業に工夫をこら 容の工夫が必要。基礎基本の
ICT研修を複数回行い、オンライン 定着は授業に加え、家庭学習
図る授業展開ができたか。 = 授業、円滑化に繋がった。 すことができた。 の習慣化も必要。現状を把握
し、早い時期から個別の指導も
行う必要がある。
3学年では、
進路
2
実現に向 電子黒板が設置が進み、ネット環 全員がタフ゛レットを持つように
け努力する生徒が多く見受 境が整い、活用する教員も多 なったので、様々なアフ゜リの活
生徒に学ぶ理由を考えさせ、ICT機器等の活用 けられた。継続して田川タイム い。生徒のタフ゛レット有効利用を 用を積極的に行い、利用頻度
などにより、意欲を喚起し、学習習慣を身につけ 20% 60% 20% 0% (朝学習)を行うことにより、基 研究していく必要性がある。定 を高める努力をしたい。来年
= 期考査では力を発揮できるが、 度から田川タイムの時間をなく
礎学力の向上と学ぶ姿勢を 模試では発揮できない生徒が すため、基礎学力定着の取り
学習の充実と る指導を行うことができたか。 養ってきた。 多いので、学力の定着と応用力 組みの検討が必要である。
進路
3
実現 をつけるのが課題である。
時宜に応じて
進路
4
情報を提供し 卒業生は、進学・就職とも概 さらに高大連携を推進し、情報
(重点目標 1) た。積極的に上級学校からの情 ね希望する
進路
5
実現ができ の共有を図り、
進路
6
指導に生
報提供を依頼した。就職指導に た。一方で意識が低く、さら かす。上級学校見学、企業見
進路
7
実現のための適切な情報提供と、個々の生 30% 60% 10% 0% おいてもハローワークなどと連絡を
には「決められない」生徒も 学・体験を積極的に行い、ま
徒の希望に添った
進路
8
指導ができたか。 = 密にし、企業から得られた情報と
ともに提供してきた。担任・係に いた。
た、生徒自らも主体的に
進路
9
情報を得ていく指導を行う。
よる個人面談等を通じ、個々に
具体的な指導を行った。
進路
10
カ゛イタ゛ンスや講話などを実 進路意識を高く持ち、日々 進路実現が自己の課題であることを
施。また、進路説明会参加、オーフ゜ 学習活動などに励んでいる 早期に理解させ、主体的に、職業・
キャリア教育を推進し、生徒が希望進路を実現で ンキャンハ゜ス参加や模擬講義受講 生徒が増加している。しかし 学問研究を行い、視野を広げる指導
きるように、進路意識の向上を図ることができた 20% 70% 10% 0% など、進路実現に向けての意識
をする。また、進路希望調査を改善
ながら、主体的に自己の課 し、統計的調査だけではなく「生徒
喚起に努めた。就職指導でも企
か。 = の進路意識の高揚」・「保護者の考
業見学の実施、企業カ゛イタ゛ンスへ 題として取り組めない生徒 えの掌握と意識喚起」の3つの側面
の参加などに取り組み、進路意 がいる。 を意識して実施する。
識の高揚に努めた。
コロナ禍であったが、蒼穹祭では、地域 リモート形式を併用しながら行い、 蒼穹祭は、まだまだ、解決困難
連携や文化祭実行委員による企画を 安全に運営することができた。 な問題が山積している。新型コ
行うことができた。「計画通り」とまでは
蒼穹祭の文化部の発表では、来 ロナウイルスの取り扱いの変更が
蒼穹祭・クラスマッチなどの学校行事を充実した 10% 80% 0% 0% いかなかったが、リモート開催を工夫し
場型とリモートを併用し、多くの保 文化祭の動向を大きく左右す
て、充実した活動ができた。また、体育
ものにできたか。 祭やクラスマッチも制約があったものの、 護者に見てもらえる機会をつく る。注視し、早期対策の健闘が
行うことができ、生徒の笑顔があふれ ることができた。 必要である。
た。
新型コロナウイルスの影響により、計画通り 生徒会行事・学校行事を中心に 生徒会の生徒を含めた生徒が様々
の活動は行えない部分もあった。その PC等の情報機器を使い、リモート な経験ができるよう塩尻市や松本市
自主活動の 中でもできることは何かを考え、計画
開催や資料作成など行うことが にある様々な団体・企業との関わり
生徒会活動・クラブ活動を活性化させ、田川高校 10% 60% 20% 0% し、行事を運営することはできた。クラフ゛ を設けたい。校内だけでなく、地域
活性化 活動やホ゛ランティアなど様々なことが制
できた。本年度はホ゛ランティアへの や長野県の中で必要とされる生徒
全体の活力を高めることができたか。 限された。一方、少ないながらも「子ど 参加がほとんどできなかったた 会とは何かを考える場を提供し、生
(重点目標 2) もしおじり」など地域との関わりを保て め、来年度は、ホ゛ランティアを含め 徒発信の新たな取り組みを後押しし
た。 地域交流に努めたい。 ていきたい。
コロナ禍のため、整美委員会・他の 大掃除を複数回設け校内美化 大掃除は2ヶ月に一度、設定
委員会の活動が制限されたた に努めた。外掃除がほとんどで し、重点箇所を具体的に提案
め、難しい部分もあった。しかし、 きなかった。長期休業前の大掃 して、効果的な清掃活動を行
40% 60% 0% 0%
清掃活動にきちんと取り組むよう指導できたか。 生徒会の生徒や各クラフ゛の生徒 除では、各クラスへの呼びかけを う。清掃分担場所の精査をす
= を中心に学校内・学校周辺の清
掃を行うことができた。
行い、清掃活動の充実を図っ
た。
る(毎日やる必要のない場所を
決めることも必要と思われる)。
コ゛ミ分別の徹底、コ゛ミ袋の減化に
努めたい。
コロナ禍の影響はあったが、従来の活動 役員の皆さんには積極的に活動して 役員決めの難航や生徒数減少の状
を多く復活することができた。総会、蒼 いただいた。個々の活動の予定を早 況のもとで、活動内容の見直し、意義
穹祭でのPTA喫茶と巡視はコロナの影 めに会員に周知することにより、例年 や魅力を伝える取り組みを行いなが
PTA・同窓会と連携して、魅力のある、地域から信 10% 60% 30% 0% 響で、第3回理事会は大雪のために中
止したが、新地区割のもとでの3年ぶり
よりも参加率を向上させることができ
た。 しかし、全体としてはPTA活動に
ら、参加増加の工夫を進める。地区
PTAは、役員や教員の負担、参加率
頼される学校づくりを進めることができたか。 = の地区PTA懇談会や40周年記念行
事と合流した秋の講演会、美化ヒ゜カな
対する関心、関わりの度合いは年々低
迷してきており、PTAのあり方や活動
の低迷を考慮し、来年度からは取り
やめたい。引き続き早めの連絡周知
開かれた どを計画通り実施することができた。 の抜本的な見直しも必要である。 と繰り返しの呼びかけを徹底する。
学校づくり コロナ禍のであったが、計画通り、7月と 中学生体験入学では、授業及びクラフ゛ 再編計画が中学生の志望動向に影
(重点目標 3) 10月に中学生体験入学を開催。昨年 体験ともに好評であったが、より本校 響を及ぼすことが予想される中、周
webページ・各種通信・公開授業・中学生体験入 よりも参加者数が減少したが、内容や の魅力が伝わる内容に工夫すると同 辺の公立・私立高校と差別化できる
学など様々な機会をとらえ、田川高校を発信する 20% 60% 10% 0%
時期は概ね好評。Webヘ゜ーシ゛は、支援 時に高校での学びについてもきちん 本校の魅力や今後のヒ゛シ゛ョンとそれら
員の協力を得て大幅にリニューアルするこ と伝える必要がある。リニューアルできた を発信する方法を模索する必要が
ことができたか。 とができ、見やすく、迅速に情報を伝え
られる。「蒼穹通信」も学校生活がリアル
Webヘ゜ーシ゛は、本校らしい写真を増や
し、より見栄えがするものにク゛レート゛アッフ゜
ある。体験入学以外の公開授業、授
業やクラフ゛活動の成果の校外での発
に伝わるよう、写真中心に編集、発行 したい。 表の機会を検討していきたい。
できた。
朝SHRが1時限目より前に実 遅刻をする者は、ほぼ固定 基本的生活習慣の確立には、家庭
との協力関係が欠かせないため、生
施されていることから遅刻者 化されているように思われ 徒の現状を定期的に知らせる必要
遅刻指導など、基本的生活習慣を構築させる指 10% 50% 30% 10% の把握が容易となったため、 る。日々の継続した指導を があると感じる。健康観察のため朝
今年度から「遅刻ゼロ週間」 地道に行っていく他に方策 SHRと1時限目を入れ替えて2年経
導ができたか。 は設けず、昇降口でのチェック は見当たらない。 つが、遅刻との相関関係について検
証し、変更する必要があるかどうか、
も実施しなかった。 検討が必要かと思われる。
頭髪指導は昨年度と同様、“年 頭髪指導については、指導に従
頭髪指導について、家庭の理
間を通しての指導”とし、年間6 う生徒が多かったが、一部、年間
解と協力が不可欠である。ま
回の一斉検査日を設けなかっ を通して改善されない生徒が見
た、具体的な指導方策を検討
交通安全・頭髪指導など、モラル・規範意識の向 10% 50% 40% 0% た。交通安全について、登下校 られた。昨年に比べ、自転車の
している。交通安全について、
上を図る指導ができたか。 時のマナーに関する苦情は、自転 事故が増加した。警察に届け出
職員による立ち番を例年春に
規範意識と 車だけでなく歩行者についても
寄せられた。
ないケースもみられた。
実施しているものに加えて、秋
季にもPTAの協力をいただき
自他を敬愛 実施した。
問題行動の件数は昨年度より微 反省指導の人数は減少し 「生徒によるスマホに関するルー
する心 減となった。当事者に暴力の認 たものの、SNSトラフ゛ル・いじめ ル」が定められたが、経緯を知ら
(重点目標 4) 生徒の人権意識を高め、いじめ・暴力のない学 40% 50% 10% 0% 識のない行動も見られたものの、 につながる事象は多くあり、 ない生徒に対して、他分掌・委
全体的にはいじめ・暴力のない
生徒の人権意識に関する 員会と協力し、より実効性のあ
校づくりができたか。 = 学校づくりができていると思われ るものにしていく。同時に、日
啓発活動はよりいっそう重 常的に人として周りとの人間関
る。
要かつ必要であると思われ 係について投げかけていく。
る。
コミュニケーションに苦手意識が強い生徒 SCやSSWに繋げたり、地域の支援担 担任、教科担当、クラフ゛顧問、保健室
が増えた。コロナ禍での出欠席基準の 当者、医療機関と支援会議を開き、常 などでキャッチした情報を迅速に共有
変化は友人関係を築く機会を減らし、 に外部機関と連携を図り、助言を得 し合い、家庭や外部の専門機関と連
生徒個々の内面に寄り添って相談にのり、生徒 20% 70% 0% 0% 登校しづらくなる要因となった。生徒
の声に耳を傾け、手を差し伸べられな
て、個々の生徒に適した支援を模索し
実践してきた。 優先順位がつけられ
携を取りながら生徒に寄り添った対
応を協議、実践する。
の心身の健康を保つための支援ができたか。 = = い
状況
1
に、もどかしさを感じた。 係会
では学年、保健室の情報を共有し、配
ず、山積する課題に苦痛を感じている
生徒もいる。今後、学習面での支援
校内研修を通して教職員の専門的
知識習得、相談スキル向上を図り、より
慮を要する生徒を把握した。 体制も整える必要があるかもしれな 一層のチーム支援体制を強化する。
い。
【〔達成度〕 A:ほぼ目標を達成した B:どちらかといえば目標を達成した C:どちらかといえば達成できなかった D:達成できなかった】
矢印 は、昨年度の中間評価との比較
※ 評価は全職員による