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取得日:2024年03月21日[更新]

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校長あいさつ | 学校案内 | 中京高等学校 全日制サイト

学校案内 校長あいさつ

困難を乗り越え、新しい時代を迎えて・・・
将来を担う人材育成・・・

校長あいさつ

1962年12月末、当時の文部省から学校設立認可が下り、翌1963年4月、桜満開の中、東濃の瑞浪市に地域の要請に応え新時代を担う人材を育成するための、新しい学校が開校しました。それが学校法人安達学園中京高等学校です。『学術とスポーツの真剣味の殿堂たれ』を建学の精神とする本校は、学術とスポーツという両面を併せ持ち『文武不岐』の精神を土台にし、将来の社会を担う人材育成に情熱を注ごうとした創立者:安達壽雄先生の下に多くの生徒:第1回生が集い、本校の歴史がスタートしました。その後さまざまな社会の変革に対応し、その都度時代を牽引しながら、2023年4月に61回目の新入生を迎えることができました。

約60年の間に日本は、目を見張る発展を遂げ、経済大国として世界でもゆるぎない地位を打ち立てました。生活も豊かさを増し、高校生達が生まれた15年前頃からの発展は、それまで以上の加速度をもって進み、科学技術・情報技術の目覚ましい進展が見られます。人工知能が我々の日常生活の細部に入り込むなど、今までの技術革新とは違う新たな面も進化しています。

こういった時代の流れの中で本校も、学術面・スポーツ面双方において様々な変革と進展を続けてまいりました。学術面における大学1進学実績向上、国際化への貢献、資格取得実績の伸び、運動面では剣道を皮切りに駅伝や弓道・軟式野球などの全国優勝、校技硬式野球の甲子園出場、ベスト4進出。その他のクラブも全国レベルでの活動実績を残しています。社会への貢献活動の場も拡大させ、地域の中にあり、地域とともに進む学校としての評価をいただいております。

ただ、そのような活動もこの直近の3年間は大きな制約を受けることになりました。人類が経験したことのない新型コロナウイルスに苛まれ、あらゆる教育活動に制限がかかり、通常の高校生活からは程遠いものになりました。この3年間においては、削除せざるを得ない事柄、停止せざるを得ない事柄、そして窮屈ながら取り組まざるを得ない事柄、などその判断と実行に本当に困難を極めた事柄が多々ありました。そしてその間に流れた時間は、あまりにも長すぎて重くのしかかるものでした。そしてその強烈な3年間が、それまでの本来の教育活動を停滞させてしまったことも事実です。
やっと今年度に入って、困難を何とか乗り越え、新しい生活の糸口が見え始めました。ここに至ったのは、学校で学ぶ生徒やその保護者の皆様が、国や県、そして学校からの諸々の制約をしっかり守り理解してくれたからこそです。その理解と協力があって初めて、何とか今の時代を迎えることができました。

そう考えると、この3年間の停滞、ある意味の空白の時から鑑みて、今年度はまさに新しい時代に入ったといっても過言ではありません。『困難を乗り越え、新しい時代を迎えた』と云えます。本当にありがたいことです。以前の生活が当たり前ではなかったことを実感し、文字通り『有る』ことが『難しい』という意味を身をもって知ることになりました。これからの時代は、『ありがたい』という言葉の尊さをきちんと感じながら、大きな感謝をもって、真摯な姿勢で日々生活し活動をしていかなければならないと考えます。
と同時に、これからの社会は今まで以上に複雑化し混迷化すると考えられます。コロナの3年間の中で新しく生まれてきた素晴らしいものもあります。それはさらに発展していくでしょう。また3年間抑圧されていたものが一挙に復活していくでしょう。両者が組み合わさって今までになかった変化もみられるでしょう。
あらゆる面において、複雑混迷化する社会に生徒たちは飛び出して行かざるを得ません。その直前にある学校は、そのための準備を生徒たちに施すことが使命となっていきます。
となると、何よりも大切なことはやはり、『どんな境遇においても揺るぐことのない実力を個々がつけること』、そして『決して妥協せず常に前を目指そうとする高い意識を持つこと』、それ以外にありません。では、すべての高校生にとっての実力とは何か。云うまでもなく『学力』です。そしてその学力をつけるために妥協なく努力を重ねることが『意識の高さ』を積み上げます。

その一環となることが、学校としての授業改善であり、結果として残ってくる進学実績向上であり、高資格取得だと思います。よって本校は、今年度以降、今まで以上に『学力向上』に努め、『進学実績向上』へと進まなければならないと考えています。学校としても生徒個々においても、今後様々な障壁に出会うと思いますが、乗り越えて、壁の向こう側にあるステージが有意義なものになることを祈っております。本校は、生徒教職員一丸で、この実践をしていこうと考えています。結果、一人一人の生徒は、自然のうちに、これからの社会を担っていく貴重な人材となりえるはずです。

そんな時代を迎え、そこに対応しようとする本校を、多くの人にご理解いただき、ご協力いただきたく思います。そして個々の生徒が自分の置かれた立場で可能な限り伸長し、目標に向かい、学校全体が一丸となって発展することを願います。その結果、地域社会と一緒に前進でき、本校の生徒や卒業生がその活動の中で頼りにされる存在となることを、祈っています。

令和5年4月

学校法人安達学園 中京高等学校
校長 和田 尚