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取得日:2024年03月22日[更新]

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             令和5年度第1回 静岡県立富岳館高等学校学校運営協議会議事録
 
 開 催 日 時 令和5年6月 13 日(火)午後2時 30 分から午後4時 30 分まで
 開 催 場 所 静岡県立富岳館高等学校 応接室
                  飯倉 清太 会長        鈴木 清秀 副会長      角入 一典 委員
 委          員
                  豊田 由美 委員        錦織 佳代 委員
                望月ゆかり 校長     植平 充彦 副校長      鈴木 章司 事務長
 学          校 遠藤 真輝 教諭(午後3時 15 分から午後4時まで)
                遠藤 晋一 教諭(午後3時 30 分から)
 傍    聴    者 なし
                  令和5年度学校経営計画書
 協 議 資 料
                  学校教育活動への取組状況
 備          考
 
 
 1 開会
    副校長が、開会を宣言した。
 
 2 授業参観
    学校職員の誘導により委員が、6時間目の授業を約 30 分間参観した。
 
 3 校長挨拶
   ・本日はお忙しい中、お集りいただき感謝する。本校は創立 123 年の伝統校であり総合
     学科高校に改編し 22 年目を迎えた。7つの系列を有し普通科も専門学科の科目も学
     ぶことができる。
   ・これからの学校にとって大切な教育の一つは、人と人、社会と学校のつながりだと考
     える。また、将来、地域社会の持続可能な発展に貢献できる人材を育成に向けて高校
     生の段階から、地域の人たちと関わりあう取組を積極的に行いたい。
   ・学校運営協議会の主な機能は、1学校運営の基本方針の承認2学校運営についての意
     見を述べる3教職員の任用に関する意見を述べるである。
   ・地域全体で考える生徒を育成するための協議の場である。
   ・生徒、学校、保護者、地域が一体となって、魅力ある学校となるよう皆様の御協力を
     お願いする。
 
 4 委員紹介、挨拶
    出席委員が、一人ずつ自己紹介、挨拶した。
    飯倉 清太 委員(静岡大学地域創造学環客員教授)
      角入   一典   委員(富士宮市田中区長)
      鈴木   清秀   委員(富士宮商工会議所専務理事)
      豊田   由美   委員(障害者就労継続支援B型事業所スマイリベリーファーム施設長)
      錦織   佳代   委員(静岡県立富岳館高等学校PTA理事)
 5 会長、副会長選出
   「「静岡県立学校運営協議会の設置等に関する規則」第 14 条の規定により会長、副会長
   各1名は委員の互選によります。」と校長が推薦を求めたところ、角入委員から、「会長
   には、静岡大学での学生指導や県内各地で高校生向けのビジネス講座を実施されるなど
   高校との関わりが深い飯倉さんが、副会長は、昨年度も委員をやられている鈴木さんが
   よろしいのではないか。」と発言があり、全員異議なしで会長、副会長を選出した。
       飯倉委員は会長席に移動し、これから行われる議事、報告、意見交換を進行した。
 
 6 議事
     会長が、
            「令和5年度学校経営計画」について学校に説明を求めたところ、校長が、
   協議資料及びスライドを使って説明した。
   ・本校のスクールミッションの中でも特徴的なものは、「地域社会の持続可能な発展に
     貢献する人材の育成」である。
   ・その為に私が目指す未来の高校とは、1地元に愛され Society5.0 において必要とさ
     れる学校2時代の変化に対応した学校3持続可能な組織となっている学校である。
   ・このミッションの達成に向けてスクールポリシーを定め、令和5年度は、1確かな学
     力と応用力・実践力を持つ生徒の育成2地域社会で活躍できる高い規範意識を持つ生
     徒の育成3キャリア教育、探究学習を計画的・発展的に行い、一人ひとりに応じた進
     路指導を実現4たくましく生きる力や豊かな人間性を持つ生徒の育成5教育環境を
     整備し、安心・安全で信頼される学校づくりの5つを具現化の柱におき、それぞれ取
     組目標と達成方法と成果目標に細分化したものが本校の令和5年度学校経営計画で
     ある。
 
 7 採決
    議長が、委員に審議を求めたところ全員が、
                                          「異議なし」として承認した。
 
 8 報告
     会長が、「学校教育活動への取組状況」について説明を求めたところ、教務課に関す
   ることは教務課長が、生徒課、進路課に関することは副校長が報告した。
 (1) 教務課に関すること
   ・本校の学びの特色は、1年次に学校設定教科「産業社会と人間」で希望する系列を選
     択し、2、3年次から7系列に分かれて専門分野の学習を行う。
   ・3年次生は旧課程、2年次生からは新課程である。
   ・コロナウイルス感染症が5類に移行しても欠席者にはICT機器やクラウドサービス
     を活用した学習支援を行うこととしている。
   ・全生徒は 602 人。令和5年度の年間行事予定に沿って学校行事を展開している。
   ・学業成績については新1、2年生から3観点を3段階での評価を導入している。
 (2) 生徒課に関すること
   ・生徒課の指針は、地域に開かれた学校づくりを目指し、学校生活全般に渡り積極的に
     取り組む態度を育て、帰属意識を高め、地域とともに交通安全指導の充実を図ること、
     規範意識の向上を図り、正しい着こなし、モラルやマナーを身に付け学校生活が楽し
     いと思える環境づくりを推進していくことである。
   ・新1年次生から女性用スラックスを導入した。現在、3人の生徒が着用している。
   ・令和5年度部活1動の加入状況は、運動部が約4割、文化部が約6割である。今年度、
     行われた高校総体では、陸上競技、男女ソフトテニス、女子バレー、弓道、剣道が県
     大会に出場した。また、PC通信部もワープロ競技大会の県予選大会で団体、個人の
     部で好成績を収めた。
   ・令和4年度の交通事故については計 10 件発生したが大事故には至らなかった。
 (3) 進路課に関すること
   ・卒業生の活躍によって毎年、多くの企業、上級学校から本校の生徒が高い評価をいた
     だいている。
   ・過去3か年の進学状況は、大学が約2割、専門学校が約4割、就職が約4割である。
 
 9 意見交換
     本校の教育に期待することや助言など委員と学校との意見交換を行った。
 (角入委員)昭和時代から富岳館高校を知っているが、卒業生が実社会で責任ある仕事を
           なされている。
             進路先を拝見すると、生徒が地域の外に出て行っているようにも伺える。
             出来れば生徒に地元に残ってもらいたいが、その為には地元企業がもっと、
           学校側に情報提供する必要があるのかもしれない。
 (望月校長)本校の生徒は普通高校と比較すれば、地元に残る子が多い。一旦、市外の学
           校に進学してもまた戻ってきて働くといった印象である。
 (角入委員)どこの企業でも若い技術者が定着しない。何とか残ってもらいたいと願うも
           のである。
 (植平副校長)生徒が地元のことを知らないと、地元に定着しない。その為に、探究学習
           に力を入れている。朝市やふれあい動物園、地域寄り合い処も地域を知るため
           の取組の一つである。
 (飯倉会長)地域愛着度調査というものがあって、この値が高いところで人口が増えてい
           るといった傾向もある。35 市町の中でもこの辺りの地域は人口が減っていな
           い。良い状況にあるのではないか。
 (鈴木副会長)富岳館高校の生徒は挨拶がしっかりしている。相手の方を気遣って生活し
           ていて良い事なので、是非その教育方針を維持していっていただきたい。7系
           列あるのが富岳館高校の特徴。生徒一人ひとりに合った進路指導によって地域
           に残る人材の育成に努めていただきたい。
 (植平副校長)挨拶指導については、生徒課長が特に力を入れているところである。先般、
           商工会議所が、
                       「将来、富士宮市に住みたいか」といった趣旨のアンケートを3
           年生対象に行いたいと協力依頼があった。学校としても生徒たちが将来に亘っ
           て地元に残るにはどうしたらよいか一緒に考える契機としたい。
 (飯倉会長)アンケートを生徒が生徒に取ることも可能なのか。
 (植平副校長)可能である。
 (飯倉会長)静岡市内のある高校では生徒が、若者の声を企業に提供するマーケティング
           会社を設立した。高校生の価値を企業側に届けられれば企業側にとっても有益
           である。
 (豊田委員)福祉の現場で障害を持った人たちと常に接した仕事をしている私にとって
           は、生物生命系列、こども地域福祉は外せない系列である。先生が異動などで
           変わってしまって、良いと思っている取組が終わってしまってはいけない。ま
           さに持続可能な仕組みづくりが必要であり、例えば、今日参加されている商工
           会議所とか地域にアクションを起こしてみることも必要である。私たちでも協
           力が出来るような事があれば、相談に応じたい。
 (望月校長)御進言ありがとうございます。どこに協力を求めていってよいものか手段が
           分からないといった現状もある。系列内だけではなく、系列間の連携に持って
           いければ良い。是非、お力添えをお願いしたい。
 (飯倉会長)それぞれの目標、目的、手段があって、それを細分化していくと見えてくる。
           系列で学んだことは、どこか他の場で発表する機会があるのか。
 (望月校長)年度末に意見発表の場を設けている。
 (飯倉会長)富士市立高校では企業とコラボレーションした探究学習に力を入れている。
 (錦織委員)私は、PTAの役員をしているが、PTA活動のうち「あいさつ運動」は、
           良かったが、広報活動は、PTA便りに使用する写真選びだけなので物足りな
           かった。役員も入学式の日に残って決めるのではなく、もっともやってみたい
           という保護者がPTA活動を行えるような仕組みづくりが必要ではないか。保
           護者とか学校とか切り離して、地域コーディネーターが子供たちと地域を繋ぐ
           役割を担うこともできるのではないか。
 (豊田委員)ある学校では、「父親の会」というのがあって学校に通う子供たちに向けて
           ボランティア活動を行っている。例えば、ベンチを作って学校で食事に利用す
           るなど、生徒も父親たちが作ったベンチということで愛着も湧くのだと思う。
             夜に校長との意見交換の場を設けるなど、父親が子供たちの学校生活に関心
           を持つ良い機会づくりとなっている。
 (飯倉会長)PTAをどのように運営していったらよいのかといった事は、富岳館高校に
           限っての課題ではない。裾野市にも「親父の会」というものがある。
 (飯倉会長)この時期ですと、2年次生、3年次生は就職先などを決めているのか。
 (遠藤教諭)2年次生は系列選択したばかりなので、自分の行きたい将来の方向性は概ね
           イメージしている状況で、3年次生は、これから更に絞っていくという段階で
           ある。もちろん、まだ迷っているという生徒もいる。
 (角入委員)企業側も学校に接触したがっているのではないか。そういう機会があっても
           良い。
 (鈴木委員)雇用対策実行委員会などもあるので、商工会議所も上手に活用していってい
           ただければ良いのではないか。
 (飯倉会長)三島・田方地区では企業の見学会をやっている。そういう機会を、どんどん
           企業側に持ちかけていってはいかがか。
 (遠藤教諭)現時点で、一人あたり平均で34社の求人がある。新たに企業を紹介する
           となると公平性もあるので、慎重に検討しなければならない。
 (飯倉会長)そろそろ予定時間になったので、学校は、委員の意見を参考に是非、これか
           らの運営に活かしていただきたい。これで私の任を解かしていただき進行を学
           校にお任せしたい。
 
 
 10 諸連絡
    第2回は令和5年 11 月7日(火)
                                  、9日(木)
                                            、10 日(金)で調整することとした。
 
 11 閉会
    副校長が、閉会を宣言した。
 
 
 
 
 次回の日程
 日           時 調整中
 会           場 調整中