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取得日:2024年03月22日[更新]

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           令和4年度第3回 静岡県立富岳館高等学校学校運営協議会議事録
 
 開 催 日 時 令和5年2月8日(水)午前 10 時 00 分から正午まで
 開 催 場 所 静岡県立富岳館高等学校 応接室
                 鈴木 清秀 委員        畑    裕美 委員        森   直美 委員
 委         員
                 戸嶋 久夫 委員
                 望月ゆかり 校長       植平 充彦 副校長       是永 博基 委員
 学         校 鈴木 章司 事務長        遠藤 晋一 教諭
                 篠原 康治 教諭(10 時 50 分) 遠藤 真輝 教諭(10 時 50 分)
 傍    聴   者 なし
 協 議 資 料 「スクールポリシー(案)
                                   」「令和4年度学校評価(案)」
                                                             「校則(案)
                                                                       」
 備         考
 次第に沿って、副校長が協議会を進行した。
 1 開会
      副校長が、開会の挨拶を行った。
 
 
 2 校長挨拶
   ・先日、行われたマラソン大会では1番の生徒、最後になった生徒もみんなが頑張った。
      ゴールした生徒はスタンドで、まだ走っている生徒に声援を送るなど一体感を感じた。
   ・総合学科である本校は、2年生から専門的な学習を行っている中で、工業の研究発表
      では 13 校の工業科の学校のうち第2位、商業では9種目の商業検定で1級を取得し
      た生徒が5種目で5人、4種目が3人、3種目で1人と他校にも負けていない。
   ・皆様には、お忙しい中、会に出席いただき感謝する。これから御説明する学校経営に
      ついては、忌憚のない御意見、御助言をお願いする。
 
 
 3 報告
      学校教育活動への取組状況について、副校長、関係課長が説明した。
   (1) 教務課(副校長)
        ・本校の出欠席数の状況は、1年生、3年生が 98.7%、2年生が 99%と高い。
       ・クラウドサービスによる出席管理、健康管理により生徒との連絡体制も向上。
       ・現在の全生徒は 631 人。体調不良等の理由により7人の生徒が進路変更した。
       ・コロナ感染症罹患者、濃厚接触者への自宅待機生徒に対しては、動画配信等によ
         り学習支援を行っている。
       ・新1年生から3観点を3段階での評価を導入している。
     ・教育課程については、1年生では普通科目、2年生で自由選択A、3年生で自由
       選択B・Cと選べるようになっているのが総合学科としての特色である。
  (2) 生徒課(生徒課長)
     ・学校評価アンケートからは、地域との交流や挨拶、正しい制服の着こなしなどに
       ついて、多くの生徒が出来ていると評価している。今後も継続して指導していく。
     ・部活1動についても生徒は主体的に参加しているが教員の負担軽減とのバランスが
       課題である。
     ・健康指導や安全指導については継続して効果的な指導を計画、実施していく。
     ・11 月から1月末までの間に生徒の交通事故が5件発生した。
     ・運動部の高校新人大会地区予選については多くの部活2動が県大会に出場した。
  (3) 進路課(進路課長)
     ・公務員試験から企業への就職に回った生徒もいるが、概ね希望通りの進路が決定
       した。
 4 質疑
  (委員)自転車走行可能な歩道ではなく車道を自転車で走る場合には自動車と同じ扱い
           になるので、車が停車しているのに平気で飛び出さないように自転車通学して
           いる生徒は気をつけるように徹底してほしい。
  (学校)御意見ありがとうございます。
 
 
 5 協議
  (1) スクールポリシーについて
       スクールポリシー(案)について、副校長が説明した。
     ・令和5年4月にホームページ等で公表できるよう校内でも時間をかけて作成して
       きた。
      ・委員には第2回の運営協議会で御意見をいただき、その後、校内の職員会議で了
       承を得た。内容としては前回と変わらないものである。
      ・教育課程の編成や実施に関する方針については、1年次に学力の定着を図り「産
       業社会と人間」を基にキャリア教育を実施し、2年次から系列の特色を生かした
       幅広い科目選択による授業、ICTや地域資源、地域人材の活用、探究活動や協
       同学習の推進や礼儀やマナー、基本的生活習慣を身に付けることとしている。
      ・新学習指導要領で求められる3つの要素に合わせて本校で育成を目指す資質・能
       力に対応させたものとなっている。
  (2) 令和4年度学校評価について
       令和4年度学校評価について、副校長が説明し自己評価及び委員評価を基に総合
        評価を決定した。
      ・成果目標に対しての達成状況から自己評価、委員評価ともに意見が一致し、総合
       評価は「A」又は「B」でまとまった。
      ・
      「宿題やレポート等、授業の他の学習を行っている生徒の割合」
                                                              「学校での学習以
        外の習い事や資格取得・検定等に積極的に取り組んでいる」と答える生徒の割合
        が目標値を大幅に下回ったため総合評価は「C」とした。
  (3) 校則について
      校則の見直し状況について、教頭が説明した。
      ・文部科学省から 11 月に校則に関する基本的な方針がでている。校則は必要だと
        考えている生徒もいるが、時代と共に社会の認識も変わってきており、学校とし
        ても随時、見直しを図ることとしている。
      ・令和5年4月からの主な改正について、ツーブロックを禁止した頭髪について見
        直し、色を指定(白又はベージュ)したインナーについて、色の指定をしないこ
        ととした。
      ・その他、語句を修正したり、項目ごとに規定していた禁止行為については、
                                                                          「禁
        止する行為」としてまとめることとした。
 
 
 6 意見・助言
  (1) スクールポリシーについて
    (委員)分かりやすくて良いと思います。
    (委員)パソコンが普及し、職場の若い職員は会話ではなく画面で処理してしまう傾
           向がある。協働学習や道徳教育、相手への気遣いに力を注いでいることは良
           いことではないか。この学校の生徒は挨拶ができている。コロナが落ち着け
           ば富岳館の生徒に地域の催しに協力してもらいたいと思う。
  (2) 令和4年度学校評価について
    (委員)地域防災訓練に参加した生徒が低いのは、防災訓練への対象者に高校生が含
           まれていない地域もあったことも一因であるとの分析だが、高校生は可搬ポ
           ンプの作業などにも必要な人材であり自主的に参加してくれている生徒もい
           る。防災訓練は、良い社会勉強にもなる。
    (委員)全体を通して評価が高いのは、先生が努力されている結果である。学校の外
           でどれだけ勉強しているかというのは富岳館だけの課題ではない。考えられ
           る改善策があったら伺いたい。
    (学校)早期に進路目標を立てさせることだが、生徒にどこでやる気を持たせるかが
           課題である。やっている者はやっているので、将来を見据えることが出来る
          生徒を育成するよう研究していく。
   (委員)教師と生徒との関係。個別指導をどのようにしていくかということですね。
  (委員)検定試験の合格率や資格取得率は学年を上がるごとに上昇している。自分の
          子は製造業か事務職か職種が定まらなかった。事務職への就職希望が固まっ
          てから検定試験を受けた。もう少し早く検定試験や資格取得に取り組めば良
          かったのにと感じたことがあった。
  (委員)
        「困ったときに相談ができる先生がいる」と答える生徒が 77%という数値は、
          そんなに低くはない。教師と生徒との信頼関係の問題なのか、先生が忙しく
          て相談にのる時間がないのかお伺いする。
   (学校)両方だと考える。
   (委員)主に生徒は、どの時間帯に先生に相談に行くのか。
   (学校)昼休みである。
   (委員)生徒は主に誰に相談に行くのか。
   (学校)担任や部活3動顧問である。
   (委員)担任や部活4動顧問に相談しづらかったら誰に相談に行くのか。
   (学校)例えば、養護教諭である。相談にきた生徒は「保健日誌」にも記載され教育
          相談窓口などとも情報を共有することとしている。
   (委員)先生が多忙で相談に行くタイミングがない。相談体制が整っていても 23%
          つまり4人に 1 人が相談できていない。クラウドサービスを利用することは
          できないのか。
  (学校)クラウドサービスの導入により、朝の欠席連絡などの電話が減り、教員が授
          業の準備に専念できるなどの多忙化解消の一助になっている。
                                                                「レポートの提
          出期日を遅らせてほしい」などの連絡を入れる生徒もおり、困りごと全般に
          対して相談が入るものではない。
  (委員)例えば、相談したいことがあるというメッセージが伝われば、先生の都合が
          いい時間を約束して相談にのることもできる。
   (学校)御意見ありがとうございます。使い方については、また研究していく。
 (3) 校則について
   (委員)全体的には異論はない。
                               「不健全な店舗」への出入りという表現については
           他に適切な表現がないか検討して欲しい。
   (学校)検討する。
   (委員)自動車の運転が3月 31 日まで禁止だとすると、4月から就職する子供にと
           っては自動車の運転の練習が出来なくなってしまわないか。
  (学校)3月末までは、高校に在籍している。その間に大きな事故を起こし4月から
            の就職に影響を及ぼす可能性もある。4月に就職すれば、その会社の規範ル
            ールのもと社会人生活を送れることとなる。
    (委員)自動車の運転を3月末まで禁止しているのは高校共通のルールか。
    (学校)全ては承知していない。学校の状況に応じて学校ごと定めている。
    (委員)新しく制服を作ると 15 万円ほどかかる。今の富岳館のルールでは、誰から
           譲り受けたかを証明しなければ着ることができないので、気軽にお下がりが
           着られるように柔軟に考えてほしい。
    (学校)本校の制服として確かなものがどのように流通しているのか分からないが、
           お話は真摯に受け止めさせていただく。
    (委員)スマートフォンは校内で使えるのか。
    (学校)授業の中で先生の監督の下、使用を認めている。それ以外は電源を切って鞄
           に入れておくよう指導している。
 
 
 7 閉会
    副校長が、1年間の活動にお礼を述べ、閉会の挨拶を行った。