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取得日:2024年03月22日[更新]

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                                                                          エキスパート資料A
 
                             「1分間カウンセリング」の複数年傾向
 
 [趣旨]
   本校においてこれまで年度当初に行ってきた「1分間カウンセリング」、
                                                                   「教育相談」の状況、スクール
 カウンセラーの所見等をから、下記のような傾向を把握した。
 
 1    全体の傾向(満足度の傾向)
  (1年次)年度当初、高校生活に期待とともに大きな不安を抱いて入学してきた生徒たちが中学校との
       環境の違いに戸惑いながら、友人や教員との関係作り、授業、部活動、通学に必死に適応しようとし
       ている姿が見て取れる。学校生活に慣れるに従って自分の居場所を見つけ、楽しい充実した学校生活
       が送れていると答える生徒が増えていく。(アンケート等で不安を表出している生徒は 10%程度)
  (2年次)様々なところに自分の居場所を確保し、充実した学校生活を送っている生徒が多い。資格取
       得や系列授業に意欲的に取り組んでいる。授業や部活動でも目標を掲げて努力する生徒が多く、学校
       生活に対する満足度は高い。(アンケート等で不安を表出している生徒は5%程度)
      (3年次)これまでの学校生活や行事の中で、人とのかかわり方や問題への対処方法を学んできてお
       り、自己理解も進んでいるためか、おちついて進路1に向かう姿が見られる。満足度は非常に高い。
       全体傾向として、2年次、3年次と年度を重ねていくにつれて満足度が高くなっている。
 
 2    自己有用感
       部活動や委員会の活動で役割を得られ、失敗を繰り返しながらも友達に支えられたり、先生方から
   の助言や指導を受けたりしながら成功体験を重ねていく生徒、自分で目標を設定し努力を続けた生徒、
   新しいことに挑戦し世界を広げた生徒、親しい友人を得て深い心理的交流を重ねた生徒は、やればでき
   るという自信を持ち、その積み重ねによって将来や進路2を安心して前向きに考えるようになっている。
 
 3    自律の状況
       自分自身の精神面の弱さや希薄な友人関係を中学から引きずり、高校入学後もいろいろな取り組み
   に消極的で挑戦の機会を得ることができず、よりより成長循環に入っていけない生徒も少なくない。
   漠然としたしんどさ、心配があるが具体的に言語化できず、体力・気力が低下したままやり過ごしてい
   る生徒も多い。そのような生徒には、様々な立場の教員が丁寧に話を聞く機会を設けることや、場合に
   よってはスクールカウンセラーに繋げることが必要だと思われる。
       〇自主性:あらかじめ決まっているやるべきことを自ら進んで取り組むこと
       〇自 律:自ら考え、自らのルールに基づいて行動を起こすこと
 
 4    学校でどのようなときにつらいと感じるか
   ・クラスの中でなかなかコミュニケーションがとれないとき
   ・授業の内容がわからず、みんなについていけないとき(わからないことを馬鹿にされたとき)
   ・自分のせいで連帯責任ということで仲間にペナルティが課せられたとき
             生徒の実際の意見を記載していますのでホームページ上ではご覧になれ
   ・先生に強い言葉で叱られたとき
             ません。ご容赦ください。
   ・理不尽に怒られ、価値観を押し付けられるのを我慢してやり過ごしているとき
   ・自分の身体上のコンプレックスを理解してもらえないとき