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取得日:2023年12月23日[更新]

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令和4年度   年度はじめのご挨拶
 
   校長の小川芳範です。
   今年もよろしくお願いいたします。
   年度はじめのご挨拶につきましては、昨年度同様入学
 式やPTA入会式でのお話を含めてご挨拶とさせてい
 ただきます。
 
   私の学校経営の考え方は、次のような学校です。
   ・生徒にとって、入りたい学校・入ってよかった学校
   ・保護者にとって、行かせたい学校・行かせてよかっ
     た学校
   ・地域の皆様にとって、応援したくなる学校・応援し
     てよかった学校
   このような学校になるよう努めてまいります。
 
   さて、本校は愛知県立高等学校では戦後初めてとなる昭和 28 年(1953)に開
 校した、今年創立 70 年目を迎えた県内有数の名門校です。卒業生は2万6千人
 を超え、国内外で広く活躍しています。
   開校当初は、普通科2クラス・家庭科1クラスの規模で、松蔭高等学校の一角
 を借りて授業を行い、翌 29 年 10 月にようやく現在地の新校舎に移りました。
 その後、昭和 39 年(1964)には1学年 11 クラス 605 名を擁するマンモス校に
 発展し、昭和 48 年(1973)から昭和 63 年(1988)までの学校群時代の 16 年間
 には県内トップクラスの人材が集まる時を経て、現在は平成元年(1989)から続
 く複合選抜入試制度下にあります。
 
   本校の特色は、充実した英語教育と国際理解教育です。この実績を活かして、
 令和元年度(2019)に国際理解コースを設置し、新しい学校づくりに着手しまし
 た。この3月にはI期生が卒業し、国公立大学1や難関私立大学2合格1するなど素
 晴らしい成果を残しました。今後も国際理解コースの取組を本校の教育活動の
 核として、充実発展させていきますので期待してください。
   また、先ごろ愛知県教育委員会が再定義した本校のスクールミッションは、次
 のとおりです。
   〇自ら学び、深く考え、主体的に行動する力と、国際的な視野を備えた生徒の
     育成を目指す学校
   〇正義を重んじ、自らを律する人間性を備え、国際社会の発展に寄与しようと
     する生徒の育成を目指す学校
   これに基づき、本校は今年4月1日に「生徒育成方針」「本校における学び」
 「入学を期待する生徒像」の3つの柱で構成されるスクール・ポリシーを策定・
 公開(本校 Web ページ)し、世界や地域の課題解決に向けた探究活動を通して、
 持続可能な社会の担い手を育成していきます。
 
   生徒の皆さんには、国際理解コースに限らず、国際交流の機会を通して異なる
 文化や価値観を理解し、その違いを前提としたグローバルな視野で物事をとら
 え、考え、行動できる人に成長することを期待しています。苦難に立ち向かって
 いるウクライナに対して、何かできることはないかを考えることも、国際理解を
 学ぶ第一歩です。自分のことばかりではなく、他者の幸せのために尽力できる人
 として成長してほしいと願っています。
   生徒の皆さんにとって高校生活で最も大切なものは日々の学習です。その生
 命線ともいえる学校の授業に対して、真剣に取り組んでください。都合の良いこ
 とだけを学校に期待するのではなく、目的意識をもって本気で本物の高校生活
 を過ごしましょう。
 
   4月1日には、成人年齢が20歳から18歳に引き下げられた民法の改正が
 施行されました。ところが、高校生にとってはメリットよりも、悪徳商法や詐欺
 の拡大の恐れなど、デメリットの方が心配されています。高校生は、いまだ成長
 過程にあること、成人年齢に達しているかいないかに関わらず、若者が健やかに
 成長し、社会的に自立するためには支援が必要であることがら、法律の改正後も
 御家庭との連携が重要です。したがいまして、保護者の皆様には、お子様が成人
 年齢に達した後も、生徒指導や進路指導、各種手続きや授業料等の納付などを引
 き続きお願いしております。
 
   終わりになりましたが、世の中は今だコロナ禍にあります。あらゆる場面にお
 いても、常に新型コロナウイルス感染症を意識した生活行動をお願いします。残
 念ながら、本校では自身の気持ちを抑えられず、人道的に受け入れられない行動
 も散見され、感染拡大をたびたび経験しています。コロナ禍の生活様式を確実に
 身に付けて「感染しない」「感染させない」健全な一市民として、これからの時
 代をともに歩んでいきましょう。