この学校には、子供が志望して入学したもので、保護者である私は内申点による合格基準、通学による利便性や
授業料など、概要程度の知識でしかありませんでしたが、入学してから子供や担任の先生から私の耳にした話は楽しく、そして有意義なものではないかと感じてます。
まずは、多様な人間関係が構築出来ること。
部活の盛んな進学校という言葉が指し示すように、クラスメートには勉学と部活の両立をしつつ部活動に力を注ぐ子供や、深い趣味の話を語る子供、テスト前には授業後に教室に集まって得意分野を自分の復習を兼ねて教え合うような話、また、三年生を中心とした縦割の群団による共同して作り上げる体育祭。体育祭では、三年生の団長の纏め方も子供には良い刺激だったと思います。部活は長い時間をかけて先輩と後輩の関係を築きますが、体育祭準備は二週間です。その間に三学年が協力して、それぞれの部門を作り上げます。子供からそのような話を訊くにつけ、良い意味で、楽しく有意義な学校生活が送れている子供の選択は正しかったと思っています。多様な人間がいるということは、ひとつの価値観に縛られない考えを持ち、学校生活を通して、考える時間があるということ。多様性を持たない集団はクイズでは好成績を残せるでしょうが、社会では役に立ちません。
素晴らしい校舎に憧れる気持ちは分かりますが(瑞陵も素晴らしい学校です)、中身が良い方が、というよりは、良い学校は人間が作り上げるもので、その方がずっと素敵だと考えてます。松蔭高校は、地味ではあるけれど、先生と生徒との信頼関係もよく、中身は秘められた輝きに満ちた学校だと思います。
光りを有るものに当てれば、影は何処かに出来ます。その影について正しく見極めることは内部の者にしか分かりません。現在、様々な掲示板で荒らし行為が話題になって内部者が火消しに躍起になって肝心な影の説明が後回しになって、今年度以降の受験生には、その影が真実かのように見えてしまうのでは本末転倒です。
松蔭の掲示板では、真実とは異なる内容であれば、冷静に対処、説明することで、松蔭についての新たな光りを見つける方が増えることになるようにも思います。荒らし行為になりうる質問もある意味、有効な質問なのかもしれません。