八幡商業高校
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取得日:2024年03月20日
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平成28年度学校評価について
・学校評価については、教職員に対するアンケート等による自己評価や生徒や保護者を対象に実施する
外部アンケート、学校評議員等による学校関係者評価を実施している。
・昨年度は、常勤の教職員全員と生徒・保護者については、各学年2クラスずつの3分の1を抽出して
実施していたが、今年度の学校評価アンケートは、常勤の教職員全員と生徒・保護者についても、全
学年全クラスを対象として実施した。
・生徒・保護者に関して学年別に集計も行い、各学年における成果と課題の分析ならびに全学年の分析
から、昨年度との比較を行うなか成果と課題について検討した。
・中間評価(10 月)は、自己評価のみを学校および教育委員会のHPで公表。年度末の総合評価につい
ては、自己評価および学校関係者評価を公表することとなっている。
平成 28 年学校評価アンケートの結果から
(1)教職員による自己評価に見られる特徴
今年度もB評価はなく、昨年度同様にすべてA評価ながら肯定的評価の割合が比較的低い項目、
あるいは昨年度からポイントが下がった項目が3つある。一方、今年度、学習活動や人権教育に関
わる項目において、昨年度より肯定的評価の割合が10%程度以上上昇した項目が2つあり、改善
の傾向が見られる。
・A評価ではあるが、肯定的評価の割合が比較的低い項目
10事務管理「施設・設備面で安全管理を充分に行っている」
平成 27 年度 A83% → 平成 28 年度 A89%
・A評価ではあるが、肯定的評価の割合が下がった項目
9環境教育「ごみの分別・計量、節電等省エネに努め、環境問題への意識の向上に努めてい
る。」
平成 27 年度 A90% → 平成 28 年度 A84%
11その他 「大学との連携を通じ、商業専門教育の発展と進路意識の向上を図っている。」
平成 27 年度 A82% → 平成 28 年度 A79%
・肯定的評価の割合が昨年度と比べて10%程度以上の増減のあった項目
(増加)
4学習指導「授業時数を確保し、わかる授業・深く考えさせる授業に向けて授業改善や計画的
な授業の展開を行っている。」
平成 27 年度 A88% → 平成 28 年度 A96%
4人権教育「全ての教育活動において人権尊重の視点に立った教育を推進している。」
平成 27 年度 A87% → 平成 28 年度 A96%
(減少)
該当する項目はありません
(2)生徒アンケートに見られる特徴
B評価は23項目中2項目で、昨年度より2項目減少している。ただしB評価ではあるが、
昨年度と比較すると肯定的評価は5%程度上昇している。
しかし、A評価ではあるが肯定的評価が昨年度と比較すると10%近く減少している項目が
1項目あることや、比較的低い80%程度である項目は4項目あり、それらの項目は昨年度と
-1-
同じである。
・B評価 … 2項目(23項目中)
1学校経営「学校経営方針のもと、全職員が協同体制をとって学校経営を行っている(アンケ
ート質問:学校全体の目標をわかりやすく教えてもらっている)」
平成 27 年度 B69% → 平成 28 年度 B74%
7保健安全「課題を抱える生徒の早期発見に努め、生徒が相談できる体制づくりや研修を行っ
ている。(アンケート質問:担任の先生をはじめ、学校の先生に気軽に相談する
ことができる)」
平成 27 年度 B64% → 平成 28 年度 B70%
・A評価ではあるが、肯定的評価の割合が比較的低い項目
4学習指導「学習の基礎基本の確実な定着のために、個に応じたきめ細かな指導を行っている。
(アンケート質問:基礎から高度な専門知識の習得まで、段階に応じて自分に合
った学習をしている。)」
平成 27 年度 A81% → 平成 28 年度 A80%
4進路指導「進路情報を提供し、適切なアドバイスを行っている。(アンケート質問:進路に
かかわる資料が整っており、進路についての適切なアドバイスを受けている。)」
平成 27 年度 A76% → 平成 28 年度 A80%
6図書館 「図書に親しみ、読書の習慣をつけさせるための工夫を凝らした指導をしている路
情報を提供し、適切なアドバイスを行っている。(アンケート質問:図書館は生
徒が図書に親しみ、読書の習慣が身につくようにはたらきかけている。)」
平成 27 年度 A81% → 平成 28 年度 A80%
10事務管理「施設・設備面での安全管理を十分に行っている。(アンケート質
問:学校の施設設備は安全である)」
平成 27 年度 A79% → 平成 28 年度 A80%
・肯定的評価の割合が昨年度と比べて10%程度以上の増減のあった項目
(増加) B評価からA評価に変わった項目
8人権教育 「人権教育を推進するために、1年を通じて指導の計画を立て、人権意識の高揚
を図っている。(アンケート質問:LHRなどで人権問題について深く考える機
会がある。」)
平成 27 年度 B72% → 平成 28 年度 A83%
8環境教育 「ごみの分別・計量、節電等省エネに努め、環境問題への意識の向上に努めてい
る。(アンケート質問:節電やコ゛ミの分別をこころがけている。」)
平成 27 年度 B71% → 平成 28 年度 A80%
(減少)
11その他 「課題研究を通して自ら考え、地域に貢献できる人材育成や起業家養成を行ってい
る。(アンケート質問:課題研究を通じて、さまざまな人たちとの交流ができて
いる (3年生のみ回答))
平成 27 年度 A84% → 平成 28 年度 A75%
(3)保護者アンケートに見られる特徴
保護者アンケートにおいては、全体的に肯定的評価の比率が低い傾向がある。特に、学習指導
や進路指導に関わる項目での評価が厳しい。
-2-
B評価は23項目中3項目で、昨年度より1項目減少している。B評価であった項目がA評価
となった項目が3項目、また同じB評価でも肯定的評価の比率が上昇しているが、一方で昨年度
A評価であった項目が、B評価となっており、大きな改善点となっている。
・B評価 … 3項目(23項目中)
2学習指導「授業時数を確保し、わかる授業・深く考えさせる授業に向けて授業改善や計画
的な授業の展開を行っている。(アンケート質問:子どもは、検定への挑戦など
授業が工夫されていてわかりやすいといっている)」
平成 27 年度 A77% → 平成 28 年度 B73%
4進路指導「進路情報を提供し、適切なアドバイスを行っている。(アンケート質問:学校は
進路情報を提供し、家庭との意思疎通を積極的に行っている)」
平成 27 年度 B66% → 平成 28 年度 B70%
11そ の 他「大学との連携を通じ、商業専門教育の発展と進路意識の向上を図っている。(ア
ンケート質問:学校では、大学との交流が盛んに行われている)」
平成 27 年度 B69% → 平成 28 年度 B70%
・B評価からA評価に変わった項目
6図書館 「図書に親しみ、読書の習慣をつけさせるための工夫を凝らした指導をしている路
情報を提供し、適切なアドバイスを行っている。(アンケート質問:図書館は、
読書習慣を身につけさせるよう工夫を凝らした指導をしている)」
平成 27 年度 B73% → 平成 28 年度 A75%
7保健指導「課題を抱える生徒の早期発見に努め、生徒が相談できる体制づくりや研修を行っ
ている。(アンケート質問:先生は、子どもの悩み等について気軽に相談に応じ
てくれる)」
平成 27 年度 B73% → 平成 28 年度 A77%
3環境教育「ごみの分別・計量、節電等省エネに努め、環境問題への意識の向上に努めている。
(アンケート質問:子どもは、節電やゴミの減量をこころがけ、環境に配慮してい
る。)」
平成 27 年度 B74% → 平成 28 年度 A77%
・A評価ではあるが、肯定的評価の割合が比較的低い項目
2学習指導「学習の基礎基本の確実な定着のために、個に応じたきめ細かな指導を行っている。
(アンケート質問:先生は、基礎基本を重視したきめ細かな指導を行っている)」
平成 27 年度 A85% → 平成 28 年度 A81%
6図書館 「図書に親しみ、読書の習慣をつけさせるための工夫を凝らした指導をしている路
情報を提供し、適切なアドバイスを行っている。(アンケート質問:図書館は、
読書習慣を身につけさせるよう工夫を凝らした指導をしている)」
平成 27 年度 B73% → 平成 28 年度 A75%
7保健指導「課題を抱える生徒の早期発見に努め、生徒が相談できる体制づくりや研修を行っ
ている。(アンケート質問:先生は、子どもの悩み等について気軽に相談に応じ
てくれる)」
平成 27 年度 B73% → 平成 28 年度 A77%
9環境教育「ごみの分別・計量、節電等省エネに努め、環境問題への意識の向上に努めている。
(アンケート質問:子どもは、節電やゴミの減量をこころがけ、環境に配慮してい
る。)」
-3-
平成 27 年度 B74% → 平成 28 年度 A77%
・肯定的評価の割合が昨年度と比べて10%程度以上の増減のあった項目
特にありません
◇保護者の学校評価アンケートにおいて、全体的に肯定的評価の割合が比較的低い数値となった原因
として、次のようなことが考えられる。
・学校の様々な取組が、保護者に伝わっていないことや正しく伝えられていない。
・本校に対する期待が大きく、子どもから聞いたり学校から伝えたりしている内容との間の差が大
きく、期待と現実とのずれが生じ、このことが肯定的評価をする保護者の割合の低下に繋がって
いる。
◇これらの課題の解決策としては、学校ホームページをこれまで以上に活用することや保護者向け
の情報を発信する機会を増加させることが必要であると考えられる。また、生徒個人に関わる内
容については、担任をはじめとする関係教員から保護者への連絡を今まで以上に密にし学校の様
子をより細かく保護者に伝えていくことや、生徒や保護者の抱える学習・進路・精神面等での相
談を受けやすくする工夫が必要である。
(4)学年別(生徒・保護者)のアンケート結果の比較から見られる課題
・1年生の中で肯定的評価の割合が他の学年に比べて比較的低い項目
2学習指導「授業が検定への挑戦など工夫されていてわかりやすいと思う(アンケート質問:
(生徒)授業が検定への挑戦など工夫されていてわかりやすいと思う。(保護者)
子どもは、検定への挑戦など授業が工夫されていてわかりやすいといっている)」
(生 徒) 1年生 A76% 2年生 A83% 3年生 A87%
(保護者) 1年生 B66% 2年生 A78% 3年生 A76%
◇本校への進学目的は様々であると考えられるが、資格取得は大きな要因の1つと言える。さら
に本校では重点目標の1つには各種資格の指導の充実をあげており、来年度以降、資格取得に向
けた授業等に工夫を加え、生徒・保護者の期待にこたえる努力をしていく必要がある。
11その他 「長期・短期留学制度の充実等を図り、国際理解教育を推進している。(アンケ
ート質問:(生徒)学校では国際交流が盛んにおこなわれ、異文化理解に役立っ
ている(保護者)国際交流が盛んにおこなわれ、異文化理解に役立っている)」
(生 徒) 1年生 B73% 2年生 A86% 3年生 A79%
(保護者) 1年生 A81% 2年生 A86% 3年生 A88%
◇2年生で実施する台湾への修学旅行や海外からの長期留学生の在籍などか肯定的評価を高くして
いると考えられるが、今後、新竹高級商業職業学校との交流会や短期海外研修の成果発表などの
行事のあり方などを検討していかないと、修学旅行以外は一部生徒の活動にとどまり、学校全体
における国際理解教育の推進という特色が薄れてしまわないか懸念される。
・2年生の中で肯定的評価の割合が他の学年に比べて比較的低い項目
2進路指導「進路にかかわる資料が整っており、進路についての適切なアドバイスを受けてい
る。(アンケート質問:(生徒)進路にかかわる資料が整っており、進路につい
ての適切なアドバイスを受けている。(保護者)学校は、進路情報を適切に提供
し、家庭との意思疎通を積極的に行っている)」
-4-
(生 徒) 1年生 A79% 2年生 B73% 3年生 A88%
(保護者) 1年生 B72% 2年生 B62% 3年生 A76%
11その他 「大学との連携を通じ、商業専門教育の発展と進路意識の向上を図っている。
(アンケート質問:(生徒)大学との連携などで専門的な教育や助言などを受け、
進路意識の向上に役立っている(保護者)学校では、大学との交流が盛んに行わ
れている)」
(生 徒) 1年生 A82% 2年生 A77% 3年生 A83%
(保護者) 1年生 A75% 2年生 B58% 3年生 A79%
◇生徒も保護者も「進路ガイダンス」については充実しているという回答(生徒:A評価92%、
保護者:A評価86%)がある一方で、上記2項目の肯定的評価の割合は低い。系統立てた指導
を行うとともに、各学年のどの時期にどのような資料を提供していくのか、特に2年生の時期を
検討していく必要がある。また進路指導に特化した面談を実施しながら、生徒・保護者の望む進
路希望の実現に向けて、教職員が研究し適切なアドバイスをしていく必要がある。
11人権教育「人権教育を推進するために、1年を通じて指導の計画を立て、人権意識の高揚
を図っている。アンケート質問:(生徒)LHRなどで人権問題について深く考
える機会がある。(保護者)学子どもは、社会人としてふさわしい人権感覚を身
につけている。)」
(生 徒) 1年生 A88% 2年生 A77% 3年生 A84%
(保護者) 1年生 A90% 2年生 A88% 3年生 A92%
◇保護者の回答では肯定的評価の割合は大きく変わらないが、2年生の生徒の肯定的評価の割合は
低い。1年フィールドワーク(福祉施設や高齢者施設の訪問)、3年就職差別問題(就職試験の
不適正質問にかかわって)であったりと具体的で、体験的で、みじかな課題が設定されているが、
2年生には2学期の講演会が設定されていたのみであったのが、評価を下げた要因だと考える。
3学期には部落問題について、「結婚」を含めご講演いただくことで、その評価は変化するもの
と考えている。
・3年生の中で肯定的評価の割合が他の学年に比べて比較的低い項目
11環境教育「ごみの分別・計量、節電等省エネに努め、環境問題への意識の向上に努めている。
(アンケート質問:(生徒)節電やコ゛ミの分別をこころがけている。(保護者)
子どもは、節電やゴミの減量をこころがけ、環境に配慮している。)」
(生 徒) 1年生 A85% 2年生 A81% 3年生 A75%
(保護者) 1年生 A77% 2年生 A78% 3年生 A76%
◇生徒の回答において肯定的評価の割合が学年進行とともに下がるのは非常に残念である。学校生
活に慣れることが意識の低下につながっている可能性がある。今後指導していきたい。
(5)3者のアンケート結果の比較から見られる課題
○3者ともB評価であり、特に課題があると思われる項目 ・・・ なし
○3者のうちの2者がB評価であり、また、教員の自己評価との差も大きく課題があると思われる
項目 ・・・ なし
○教職員と生徒または保護者の肯定的評価の差が大きく、課題が含まれていると思れ
れる項目
1学校経営「学校経営方針のもと、全職員が協働体制をとって学校経営を行っている。」
アンケートの質問:(生 徒)「学校全体の目標をわかりやすく教えてもらっている」
-5-
(保護者)「学校は、教育目標や重点的な取組みをわかりやすく伝えて
いる」
教職員 A(96%)、生徒 B(74%)、保護者 A(86%)
・学校としては、学校経営方針を全職員が共通に理解して取り組んでいるが、教育活動の主
体である生徒の理解が今一つである。
・今年度も、
校長
1
が始業式や、130 周年記念事業の式典時の話に加え、学期末に各クラス単
位での
校長
2
講話の時間を設け、直接学校の教育目標や八商生としての生き方等について分
かりやすく伝える機会を増やしており、今後の生徒の理解促進やモチベーションアップに
つなげていきたい。
*今後は、今年度の取組を継続するとともに、様々な機会を活用して、学校全体の目標など
を説明する機会を増やすとともに、それぞれの行事が学校全体の目標とどのように関わっ
ているのかなどをより丁寧に説明していくことが必要だと思われる。
2学習指導「学習の基礎基本の確実な定着のために、個に応じたきめ細かな指導を行ってい
る。」
アンケートの質問:(生 徒)「基礎から高度な専門知識の習得まで、段階に応じて自分に
合った学習をしている」
(保護者)「先生は、基礎基本を重視したきめ細かな指導を行っている」
教職員 A(95%)、生徒 A(80%)、保護者 A(81%)
2学習指導「授業時数を確保し、わかる授業・深く考えさせる授業に向けて授業改善や計画的
な授業の展開を行っている。」
アンケートの質問:(生 徒)「授業が検定への挑戦など工夫されていてわかりやすいと思
う」
(保護者)「子どもは、検定への挑戦など授業が工夫されていてわかり
やすいといっている」
教職員 A(96%)、生徒 A(82%)、保護者 B(73%)
・昨年度と比較して、生徒の評価には大きな変化がないが、教職員の肯定的評価の割合は増
加しているが、保護者の肯定的評価の割合は減少している。
・「主体的・対話的で深い学び」(アクティブ・ラーニング)の実現に向けての授業改善に
ついて、それぞれの教員が取り組むように意識改革を図ったり、生徒による授業評価アン
ケートの実施による検証などから、教員は基礎基本の定着も含め、様々な工夫をして授業
実践に取り組んでいると考えているが、生徒にとっては、授業への満足度はまだまだであ
るという評価として、受け止める必要がある。
*来年度以降も、生徒による授業評価アンケートの継続に加え、電子黒板機能付きプロジェ
クターの活用など、それぞれの教員の授業改善が進むよう、教員の意識改革や研修にこれ
まで以上に取り組む必要がある。
4進路指導「進路情報を提供し、適切なアドバイスを行っている」
アンケートの質問:(生 徒)「進路にかかわる資料が整っており、進路についての適切な
アドバイスを受けている」
(保護者)「学校は進路情報を提供し、家庭との意思疎通を積極的に行
っている」
教職員 A(91%)、生徒 A(80%)、保護者 A(75%)
-6-
・昨年度に比べ、生徒・保護者の肯定的な評価の割合はともに4%増加している。しかし教
職員は9割をこえる者が肯定的評価をしているが、生徒および保護者の肯定的評価にギャ
ップがある。
・学校としては、資料を整え、3年生の保護者には進路説明会などを実施するなどして適切
にアドバイスする機会を設けてはいるが、生徒や保護者の願いと乖離している可能性があ
る。
・1年時から進路に関する取組を行っているが、系統性やこれらの取組についての詳細な情
報が保護者に伝わっていないことも一因として考えられる。
*進路指導部だけでなく、学校全体としてキャリア教育体制(進路指導体制)を点検し、
より細やかな指導となるように保護者との連携も密にしていくことや、学校の取組を丁
寧に保護者に伝える工夫が必要ではないかと考えられる。
6学校図書館「図書に親しみ、読書の習慣をつけさせるための工夫を凝らした指導をしている」
アンケート質問;(生 徒)「図書館は生徒が図書に親しみ、読書の習慣が身につくように
はたらきかけている」
(保護者)「図書館は生徒が図書に親しみ、読書の習慣が身につくように
はたらきかけている」
教職員 A(100%)、生徒 A(80%)、保護者 A(75%)
・昨年度と比較して、教職員と生徒・保護者の評価についてほとんど差はない。
・学校図書館の取組は、昨年度と同様の内容が継続されており、入館者数は昨年度同期とほ
ぼ変わらず、11 月末では 15,359 人となっている。また、定期的に発行される「図書館だ
より」も校内での配付だけでなく、学校HPにも掲載している。
*今後も、これまでの図書館教育を継続していくとともに、学校図書館の活動の状況を保護
者に伝えるためのさらなる取り組みを検討する必要がある。
7保健安全「課題を抱える生徒の早期発見に努め、生徒が相談できる体制づくりや研修を行っ
ている」
アンケート質問:(生 徒)「担任の先生をはじめ、学校の先生に気軽に相談することが
できる」
(保護者)「先生は、子どもの悩み等について気軽に相談に応じてく
れる」
教職員 A(98%)、生徒 B(70%)、保護者 A(77%)
・教職員のほぼ全員が課題を抱える生徒の発見と対応ができていると評価しているが、生徒
とは約30%、保護者とは約20%の肯定的評価に開きがある。
・原因として、相談を受けた教職員が時間をかけてゆっくりと丁寧な個別対応ができていな
いことで生徒や保護者に不満が残っている場合や、生徒の言葉による訴えがなく課題その
ものに気付けていない場合もあると思われる。
・教職員は早期発見に努め相談体制や研修については整っていると評価しているが、面談週
間の設定やソフト面で気軽に相談できる雰囲気も含め改善していく必要があるのではない
かと考えられる。
・「学校をよりよくするためのアンケート」については、いじめ以外のものについても回答
できるよう工夫していただいたが、依然として生徒の相談窓口的機能を有するまでには至
っていない。
・教員の多忙や、事象の複雑化、相談する生徒のプライバシー等個人情報の保護等により情
-7-
報共有の難しい面が増加している傾向がある。
・また、生徒がよく相談をする保健室(養護教諭)も、様々な課題を抱えた生徒の対応に
追われ、生徒が相談を遠慮してしまう状況もある。
*来年度は、教職員のカウンセリングマインドや相談体制について、再確認するとともに、
面談週間の設定、保健室の体制について検討することが必要であると思われる。
○教職員と生徒、保護者の三者すべての肯定的評価の割合が比較的低く、課題が含まれていると思わ
れる項目
11その他「大学との連携を通じ、商業専門教育の充実・発展と進路意識の向上を図っている」
アンケートの質問:(生 徒)「大学との連携などで専門的な教育や助言などを受け、進路
意識の向上に役立っている」
(保護者)「学校では、大学との交流が盛んに行われている」
教職員 A(79%)、生徒 A(81%)、保護者 B(70%)
・昨年度も、三者すべての肯定的評価の割合が比較的低く、課題が含まれている と思われ
る項目であったが、今年度も肯定的評価は8割前後にとどまってお り、まだまだ課題が
多いと考えられる。
・取組の内容については、昨年度から大きく変えてはいないが、今年度は本校からの進学希
望者の多い大学の先生を招いて模擬授業を実施したり、進路指導に関わる説明会の内容を
充実させたことなどが、評価の改善につながったものと思われる。
*来年度以降も大学との連携をより充実させ、1年生から生徒の進路意識の向上を図ること
のできる取組と保護者に対する進路ガイダンスの充実に取り組む必要があると思われる。
-8-