八幡商業高校
(滋賀県)の
公式サイト
内のPDFをテキストに変換して表示しています。
このコンテンツは、受験生と保護者の皆様の利便をはかるため取得されました。
取得日:2024年03月20日
[
更新
]
最新コンテンツは、下記の公式サイトURLにて、ご確認ください。
志望校の選定など重要な判断の際には、必ず最新の情報をご確認ください。
http://www.hassho-ch.ed.jp/pdf/hyokaH27_about.pdf
検索ワード:校長
[
1
2
]
[
検索結果に戻る
]
平成27年度学校評価について
・学校評価については、教職員に対するアンケート等による自己評価や生徒や
保護者を対象に実施する外部アンケート、学校評議員等による学校関係者評
価を実施している。
・今年度の学校評価アンケートは、常勤の教職員全員と生徒・保護者について
は、各学年 2 クラスずつの3分の1を抽出して実施した。
・中間評価(10 月)は、自己評価のみを学校および教育委員会のHPで公表。
年度末の総合評価については、自己評価および学校関係者評価を公表するこ
ととなっている。
平成27年学校評価アンケートの結果から
(1)教職員による自己評価に見られる特徴
昨年度2項目あったB評価はなくなったが、A評価ながら肯定的評価の
割合が比較的低い項目が4つある。今年度は、学習や進路指導に関わる項
目を中心に、昨年度より肯定的評価の割合が10%程度以上上昇した項目
が5つあり、全体的に改善の傾向が見られる。
・A評価ではあるが、肯定的評価の割合が比較的低い項目
2学習指導「授業時数を確保し、わかる授業に向けて授業改善や計画
的な授業の展開を行っている」
平成26年度 A84% → 平成27年度 A88%
8人権教育「全ての教育活動において人権尊重の視点に立った教育を
推進している」
平成26年度 A97% → 平成27年度 A87%
10事務管理「施設・設備面で安全管理を充分に行っている」
平成26年度 A83% → 平成27年度 A83%
11そ の 他「大学との連携を通じ、商業専門教育の発展と進路意識の
向上を図っている」
平成26年度 B64% → 平成27年度 A82%
・肯定的評価の割合が昨年度と比べて10%程度以上の増減のあった項目
(増加)
4進路指導 (平成26年度)「進路に応じ、より高度な学力を身に
つけさせている」
(平成27年度)「生徒の進路に応じて、より高度な学
力を身に付けさせるとともに、資格
を取得させている」
-1-
平成26年度 B69% → 平成27年度 A93%
4進路指導「進路情報を提供し、適切なアドバイスを行っている」
平成26年度 A83% → 平成27年度 A92%
5特別活動等「生徒会活動により、生徒が自主的に計画や運営ができ
るよう指導をしている」
平成26年度 A86% → 平成27年度 A95%
11そ の 他「大学との連携を通じ、商業専門教育の発展と進路意識の
向上を図っている」
平成26年度 B64% → 平成27年度 A82%
11そ の 他「課題研究を通して自ら考え、発信できる人材・起業家養
成を行っている」
平成26年度 A84% → 平成27年度 A92%
(減少)
8人権教育「全ての教育活動において人権尊重の視点に立った教育を
推進している」
平成26年度 A97% → 平成27年度 A87%
(2)生徒アンケートに見られる特徴
B評価は23項目中4項目で、1項目減少している。しかし、A評価
のうち肯定的評価が比較的低い80%未満である項目とB評価の項目を
合わせると8項目あり、その項目の全てが昨年度と同じである。
特に、評価の低い傾向にある8項目は、進路指導に関わることや、教
員からアドバイスや説明を受けたり、相談したりすることを聞いた項目
である。
・B評価 … 4項目(23項目中)
1学校経営「学校経営方針のもと、全職員が協同体制をとって学校経
営を行っている(アンケート質問:学校全体の目標をわ
かりやすく教えてもらっている)」
平成26年度 B68% → 平成27年度 B69%
7保健安全「課題を抱える生徒の早期発見に努め、生徒が相談できる
体制づくりや研修を行っている。(アンケート質問:担
任の先生をはじめ、学校の先生に気軽に相談することが
できる)」
平成26年度 B73% → 平成27年度 B64%
8人権教育「人権教育を推進するために、1年を通じて指導の計画を
立て、人権意識の高揚を図っている。(アンケート質
-2-
問:LHRなどで人権問題について深く考える機会があ
る)」
平成26年度 B75% → 平成27年度 B72%
9環境教育「ごみの分別・計量、節電等省エネに努め、環境問題への
意識の向上に努めている。(アンケート質問:節電やゴ
ミの分別をこころがけている)」
平成26年度 A76% → 平成27年度 B71%
・A評価ではあるが、肯定的評価の割合が比較的低い項目
4進路指導「進路情報を提供し、適切なアドバイスを行っている。
(アンケート質問:進路にかかわる資料が整っており、
進路についての適切なアドバイスを受けている)」
平成26年度 B70% → 平成27年度 A76%
10事務管理「施設・設備面での安全管理を十分に行っている。(アン
ケート質問:学校の施設設備は安全である)」
平成26年度 A78% → 平成27年度 A79%
11そ の 他「大学との連携を通じ、商業専門教育の発展と進路意識の
向上を図っている。(アンケート質問:H26 大学と
の連携では、より専門的な教育を受けることで、進路意
識の向上に役立っている、H27 大学との連携では、
より専門的な教育や助言などを受け、進路意識の向上に
役立っている)」
平成26年度 B70% → 平成27年度 A79%
11そ の 他「長期・短期留学制度の充実等を図り、国際理解教育を推
進している。(アンケート質問:国際交流が盛んにおこ
なわれ、異文化理解に役立っている)」
平成26年度 A77% → 平成27年度 A77%
・肯定的評価の割合が昨年度と比べて10%程度以上の増減のあった項目
(増加)
11その他 「大学との連携を通じ、商業専門教育の発展と進路意識の
向上を図っている。(アンケート質問:H26 大学と
の連携では、より専門的な教育を受けることで、進路意
識の向上に役立っている、H27 大学との連携では、
より専門的な教育や助言などを受け、進路意識の向上に
役立っている)」
平成26年度 B70% → 平成27年度 A79%
(減少)
-3-
2学習指導「授業時間数を確保し、わかる授業・深く考えさせる授業
に向けて授業改善や計画的な授業の展開を行っている。
(アンケート質問:授業が検定への挑戦など工夫されて
いて分かりやすいと思う)」
平成26年度 A88% → 平成27年度 A80%
7保健安全「課題を抱える生徒の早期発見に努め、生徒が相談できる
体制づくりや研修を行っている。(アンケート質問:担
任の先生をはじめ、学校の先生に気軽に相談することが
できる)」
平成26年度 B73% → 平成27年度 B64%
(3)保護者アンケートに見られる特徴
保護者アンケートにおいては、全体的に肯定的評価の比率が低い傾向
がある。特に、進路や学習に関わる項目、学校生活の安全安心につなが
る項目での評価が厳しい。
・B評価 … 5項目(23項目中)
4進路指導「進路情報を提供し、適切なアドバイスを行っている。
(アンケート質問:学校は進路情報を提供し、家庭との
意思疎通を積極的に行っている)」
平成26年度 B70% → 平成27年度 B66%
6学校図書館「図書に親しみ、読書の習慣をつけさせるための工夫を
凝らした指導をしている。(アンケート質問:図書館は読
書習慣を身につけさせるよう工夫を凝らした指導をしてい
る)」
平成26年度 A78% → 平成27年度 B71%
7保健安全「課題を抱える生徒の早期発見に努め、生徒が相談できる
体制づくりや研修を行っている。(アンケート質問:先
生は、子どもの悩み等について気軽に相談に応じてくれ
る)」
平成26年度 A82% → 平成27年度 B73%
9環境教育「ゴミの分別・計量、節電等省エネに努め、環境問題への
意識の向上に努めている。(アンケート質問:子どもは、
節電やゴミの減量をこころがけ、環境に配慮している)」
平成26年度 A83% → 平成27年度 B74%
11そ の 他「大学との連携を通じ、商業専門教育の発展と進路意識の
向上を図っている。(アンケート質問:学校では、大学
-4-
との交流が盛んに行われている)」
平成26年度 B52% → 平成27年度 B69%
・A評価ではあるが、肯定的評価の割合が比較的低い項目
2学習指導「授業時数を確保し、わかる授業に向けて授業改善や計画
的な授業の展開を行っている。(アンケート質問:子ど
もは、検定への挑戦など授業が工夫されていてわかりや
すいといっている)」
平成26年度 A79% → 平成27年度 A77%
11そ の 他「課題研究を通して自ら考え、発信できる人材・起業家養
成を行っている。(アンケート質問:学校では課題研究
を通して、自ら考え地域に貢献できる人材育成に努めて
いる)」
平成26年度 B60% → 平成27年度 A79%
・肯定的評価の割合が昨年度と比べて10%程度以上の増減のあった項目
(増加)
1学校経営「地域や生徒・保護者の願いを踏まえ、特色ある教育活動
を積極的に推進している。(アンケート質問:学校は、
地域の特性や保護者の願いを踏まえ、特色ある教育活動
を積極的に推進している)」
平成26年度 B66% → 平成27年度 A89%
2学習指導「学習の基礎基本の確実な定着のために、個に応じたきめ
細かな指導を行っている。(アンケート質問:先生は、
基礎基本を重視したきめ細かな指導を行っている)」
平成26年度 B63% → 平成27年度 A85%
3生徒指導「いじめの未然防止と早期発見に努め、いじめのない学校
づくりに取り組んでいる。(アンケート質問:同様)」
平成26年度 B63% → 平成27年度 A82%
4進路指導「進路に応じ、より高度な学力を身につけさせるとともに、
資格を取得させている。(アンケート質問:H26 学
校は、進路に応じた必要な学力を身につけられるよう指
導をしている、H27 学校は、進路に応じた必要な学
力や資格が取得できるよう指導をしている)」
平成26年度 B66% → 平成27年度 A92%
8人権教育「人権教育を推進するために、1年を通じて指導の計画を
立て、人権意識の高揚を図っている。(アンケート質
問:子どもは、社会人としてふさわしい人権感覚が身に
-5-
ついている)」
平成26年度 B66% → 平成27年度 A90%
11そ の 他「大学との連携を通じ、商業専門教育の発展と進路意識の
向上を図っている。(アンケート質問:学校では、大学
との交流が盛んに行われている)」
平成26年度 B52% → 平成27年度 B69%
11そ の 他「長期・短期留学制度の充実等を図り、国際理解教育を推
進している。(アンケート質問:学校では国際交流が盛
んにおこなわれ、異文化理解に役立っている)」
平成26年度 B58% → 平成27年度 A84%
11そ の 他「課題研究を通して自ら考え、発信できる人材・起業家養
成を行っている。(アンケート質問:学校では課題研究
を通して、自ら考え地域に貢献できる人材育成に努めて
いる)」
平成26年度 B60% → 平成27年度 A79%
(減少)
7保健安全「課題を抱える生徒の早期発見に努め、生徒が相談できる
体制づくりや研修を行っている。(アンケート質問:先
生は、子どもの悩み等について気軽に相談に応じてくれ
る)」
平成26年度 A82% → 平成27年度 B73%
9環境教育「ゴミの分別・計量、節電等省エネに努め、環境問題への
意識の向上に努めている。(アンケート質問:子どもは、
節電やゴミの減量をこころがけ、環境に配慮している)」
平成26年度 A83% → 平成27年度 B74%
保護者の学校評価アンケートにおいて、全体的に肯定的評価の割合が比較
的低い数値となった原因として、次のようなことが考えられる。
・学校における様々な取組が、保護者に伝わっていないことや正しく伝え
られていない。
・保護者の学校に対する期待が大きく、子どもから聞いたり学校から伝え
たりしている内容との間の差が大きく、期待と現実とのずれが生じ、こ
のことが肯定的評価をする保護者の割合の低下に繋がっている。
これらの課題の解決策としては、保護者の自由記入欄にも記載があったこ
とではあるが、学校ホームページをこれまで以上に活用することや緊急メー
ルの配信システムの利用を緊急時以外にも拡大することで、保護者向けの情
報を発信する機会を増加させることが必要であると考えられる。
-6-
また、生徒個人に関わる内容については、担任をはじめとする関係教員か
ら保護者への連絡を今まで以上に密にし学校の様子をより細かく保護者に伝
えていくことことや、生徒や保護者の抱える学習・進路・精神面等での相談
を受けやすくする工夫が必要であると思われる。
(4)3者のアンケート結果の比較から見られる課題
○3者ともB評価であり、特に課題があると思われる項目 … なし
平成26年度は、次の1項目が3者ともB評価であった。
11その他「大学との連携を通じ、商業専門教育の発展と進路意識の向
上を図っている」
教職員 B(64%)、生徒 B(70%)、保護者 B(52%)
平成27年度の状況
11その他「大学との連携を通じ、商業専門教育の充実・発展と進路意
識の向上を図っている」
教職員 A(82%)、生徒 A(79%)、保護者 B(69%)
○3者のうちの2者がB評価であり、また、教員の自己評価との差も大き
く課題があると思われる項目
7保健安全「課題を抱える生徒の早期発見に努め、生徒が相談できる
体制づくりや研修を行っている」
アンケート質問:(生 徒)「担任の先生をはじめ、学校の先生に
気軽に相談することができる」
(保護者)「先生は、子どもの悩み等について気
軽に相談に応じてくれる」
教職員 A(95%)、生徒 B(64%)、保護者 B(73%)
・教職員のほぼ全員が課題を抱える生徒の発見と対応ができている
と評価しているが、生徒とは約30%、保護者とは約20%の肯
定的評価に開きがある。
・原因として、相談を受けた教職員が時間をかけてゆっくりと丁寧
な個別対応ができていないことで生徒や保護者に不満が残ってい
る場合や、生徒の言葉による訴えがなく課題そのものに気付けて
いない場合もあると思われる。
・さらに「学校をよりよくするためのアンケート」については、い
じめだけを対象とするものになっていることから回答がしにくく、
いじめ以外の生徒の相談窓口を狭くしている可能性も考えられる。
・教員の多忙や、事象の複雑化、相談する生徒のプライバシー等個
-7-
人情報の保護等により情報共有の難しい面が増加している傾向が
ある。
・また、生徒がよく相談をする保健室(養護教諭)も、様々な課題
を抱えた生徒の対応に追われ、生徒が相談を遠慮してしまう状況
もある。
*来年度は、教職員のカウンセリングマインドや相談体制について、
再確認するとともに、「学校をよりよくするためのアンケート」
の質問内容や答えさせ方についても再度検討すること、また、保
健室の体制についても検討することが必要であると思われる。
7環境教育「ごみの分別・計量、節電等省エネに努め、環境問題への
意識の向上に努めている」
アンケート質問:(生 徒)「節電やゴミの分別をこころがけてい
る」
(保護者)「子どもは、節電やゴミの減量をここ
ろがけ、環境に配慮している」
教職員 A(90%)、生徒 B(71%)、保護者 B(74%)
・教職員の約9割がゴミの分別等環境問題への意識向上に努めてい
ると評価しているが、生徒や保護者は約7割程度の肯定的評価で、
教員の思いとの差がある。
・同じ領域にある掃除の徹底については、教職員・生徒・保護者の
3者の肯定的評価の割合には大きな差がないことから、清掃時等
にもう一歩踏み込んだ指導ができていないことが考えられる。
*来年度に向けては、清掃時の指導をより徹底するとともに、SH
RやLHR時、現代社会の授業などで環境問題に踏み込んで考え
させる機会を増やすことが必要であると考えられる。
○教職員と生徒または保護者の肯定的評価の差が大きく、課題が含まれて
いると思われる項目
1学校経営「学校経営方針のもと、全職員が協同体制をとって学校経
営を行っている。」
アンケートの質問:(生 徒)「学校全体の目標をわかりやすく教
えてもらっている」
(保護者)「学校は、教育目標や重点的な取組
みをわかりやすく伝えている」
教職員 A(95%)、生徒 B(69%)、保護者 A(85%)
・学校としては、学校経営方針を全職員が共通に理解して取り組ん
-8-
でいるが、教育活動の主体である生徒の理解が今一つである。
・今年度は、
校長
1
が始業式などの式典時の話に加え、学期末に各ク
ラス単位での講話等の時間を設け、
校長
2
から直接学校の教育目標
や八商生としての生き方等について分かりやすく伝える機会を増
やしており、今後の生徒の理解促進やモチベーションアップにつ
なげていきたい。
*今後は、今年度の取組を継続するとともに、様々な機会を活用し
て、学校全体の目標などを説明する機会を増やすとともに、それ
ぞれの行事が学校全体の目標とどのように関わっているのかなど
をより丁寧に説明していくことが必要だと思われる。
4進路指導「進路情報を提供し、適切なアドバイスを行っている」
アンケートの質問:(生 徒)「進路にかかわる資料が整っており、
進路についての適切なアドバイス
を受けている」
(保護者)「学校は進路情報を提供し、家庭と
の意思疎通を積極的に行っている」
教職員 A(92%)、生徒 A(76%)、保護者 B(66%)
・教職員は昨年度より約1割多い9割をこえる者が肯定的評価をし
ているが、生徒および保護者については、昨年度とほぼ同様で肯
定的評価が7割程度であり、評価にギャップがある。
・学校としては、資料を整え、3年生の保護者には進路説明会など
を実施するなどして適切にアドバイスする機会を設けてはいるが、
生徒や保護者の願いと乖離している可能性がある。
・1年時から進路に関する取組を行っているが、これらの取組につ
いての詳細が保護者に正確に伝わっていないことも一因として考
えられる。
*進路指導部だけでなく、学校全体としてキャリア教育体制(進路
指導体制)を点検し、より細やかな指導となるように保護者との
連携も密にしていくことや、学校の取組を丁寧に保護者に伝える
工夫が必要ではないかと考えられる。
6学校図書館「図書に親しみ、読書の習慣をつけさせるための工夫を
凝らした指導をしている」
アンケート質問;(生 徒)「図書館は生徒が図書に親しみ、読書
の習慣が身につくようにはたらきか
けている」
(保護者)「図書館は生徒が図書に親しみ、読書
-9-
の習慣が身につくようにはたらきか
けている」
教職員 A(100%)、生徒 A(81%)、保護者 B(71%)
・昨年度と比較して、教職員と生徒の評価についてほとんど差はな
いが、保護者の肯定的評価は8ポイント減少している。
・学校図書館の取組は、昨年度と同様の内容が継続されており、入
館者数は昨年度同期よりも約 3000 人増加している。また、定期
的に発行される「図書館だより」も校内での配付だけでなく、学
校HPにも掲載している。
*今後も、これまでの図書館教育を継続していくとともに、学校図
書館の活動の状況を保護者に伝えるためのさらなる取り組みを検
討する必要がある。
8人権教育「人権教育を推進するために、1年を通じて指導の計画を
立て、人権意識の高揚を図っている」
アンケートの質問:(生 徒)「LHRなどで人権問題について深
く考える機会がある」
(保護者)「子どもは、社会人としてふさわし
い人権感覚が身についている」
教職員 A(93%)、生徒 B(72%)、保護者 A(90%)
・学校では、計画的に人権意識の高揚につながる行事等を実施して
いるが、生徒は行事をこなすだけになっており、これらの取組を
通じて人権について深く考える機会になっていない者が多いと思
われる。
・昨年度は保護者の肯定的評価が66%であり、約30%の開きが
あったが、今年度は、保護者の肯定的評価も90%になっており、
肯定的評価が大きく上昇した。
・学校として取り組んでいる内容が、昨年まで以上に生徒を通じて
保護者に伝わっているものと判断するとともに、これまでの小中
学校での取り組みの成果で、生徒に社会へ出るにあたって人権感
覚が身についていると保護者が思われているのではないかと考え
られる。
*今後は、これまでの人権に関わる取組を大切にして継続するとと
もに、学校行事における丁寧な事前事後の指導を重ね、人権につ
いてより深く考えさせるような工夫をしていくことが必要である
と思われる。
- 10 -
○教職員と生徒、保護者の三者すべての肯定的評価の割合が比較的低く、課
題が含まれていると思われる項目
2学習指導「授業時数を確保し、わかる授業・深く考えさせる授業に
向けて授業改善や計画的な授業の展開を行っている。」
アンケートの質問:(生 徒)「授業が検定への挑戦など工夫され
ていてわかりやすいと思う」
(保護者)「子どもは、検定への挑戦など授業
が工夫されていてわかりやすいと
いっている」
教職員 A(88%)、生徒 A(80%)、保護者 A(77%)
・昨年度と比較して、教職員と保護者の評価には大きな変化がない
が、生徒の肯定的評価は8ポイント減少している。
・「言語活動の充実」や「深く考えさせる授業」の実現に向けての
授業改善についてそれぞれの教員が取り組むように意識改革を図
ったり、また、今年度から新たに生徒による授業評価アンケート
も実施した。
・様々な工夫をして授業実践に取り組んでいる教員も増加している
と思われるが、生徒にとっては、授業への満足度はまだまだであ
るという評価として、受け止める必要がある。
*来年度以降も、生徒による授業評価アンケートの継続も含め、そ
れぞれの教員の授業改善が進むよう、教員の意識改革にこれまで
以上に取り組む必要がある。
11その他「大学との連携を通じ、商業専門教育の充実・発展と進路意
識の向上を図っている」
アンケートの質問:(生 徒)「大学との連携などで専門的な教育
や助言などを受け、進路意識の向
上に役立っている」
(保護者)「学校では、大学との交流が盛んに
行われている」
教職員 A(82%)、生徒 A(79%)、保護者 B(69%)
・昨年度は、3者すべてがB評価であったが、今年度は、保護者のみ
B評価となった。しかし、教職員および生徒の肯定的評価は8割前
後にとどまってお り、まだまだ課題が多いと考えられる。
・取組の内容については、昨年度から大きく変えてはいないが、今年
度は本校からの進学希望者の多い大学の先生を招いて模擬授業を実
施したり、進路指導に関わる説明会の内容を充実させたことなどが、
- 11 -
評価の改善につながったものと思われる。
・また、生徒アンケートにおいての質問を「大学との連携などで専門
的な教育や助言などを受け、進路意識の向上に役立っている」とし、
「助言など」という文言を追加したことにより、高度な学習内容だ
けでなく、進路ガイダンスの取組も肯定的評価の増加につながった
と思われる。
*来年度以降も大学との連携をより充実させ、1年生から生徒の進
路意識の向上を図ることのできる取組と保護者に対する進路ガイダ
ンスの充実に取り組む必要があると思われる。
- 12 -