学校長挨拶

滋賀県立水口東中学校・高等学校のウェブサイトを御覧いただき、ありがとうございます。

 

本校は、昭和50年に甲賀・湖南地域から高等学校開設の強い要請を受けて創立され、地域に根ざした進学校として歩み続け、49年目を迎えました。また、平成15年には県立中学校が開校され、併設型中高一貫教育校として21年目を迎えています。この間、地域の皆様からは厚い信頼を賜り、卒業生は国内外の様々な分野で活躍しています。

 

中学校では、「学ぶ意欲に満ち、自分の未来を切り開いていく『たくましい生徒』」、「礼儀正しく、すこやかな生活を送る『すがすがしい生徒』」、「多くの人とかかわり、人として大切な心をもつ『誠実な生徒』」をめざし、「じっくり、しっかり、いきいきと」をキーワードに、中高一貫の6年間を見とおした学習活動や部活動等に取り組んでいます。

 

高等学校では、論理的思考力や表現力の育成をベースに据えた授業展開やICT機器の活用などを通して学びを深め、探究学習、高大連携、国際交流の一層の充実に努めるとともに、進路1指導においては、個別面談によるきめ細やかな指導で進路2への意識が高まるよう、教職員一丸となって取り組んでいます。

 

具体的には、平成27年度から5年間、文部科学省のSGH(スーパーグローバルハイスクール)アソシエイト校としての指定を受け、高大連携、オーストラリアの中等教育学校との連携による海外短期相互派遣研修、地元企業や日本をリードする企業や国際機関への聞き取り体験による探究活動等を実施してまいりました。令和3年度からはSGHネットワーク参加校の認定を、令和4年度からはワールドワイドラーニング(WWL)コンソーシアム連携校、滋賀県の「学びの変革」拡充プロジェクト事業の指定を受けて、時代の変化を見据え、グローカルな人材の育成をめざし、国際理解教育、ICT教育、探究的な学びの充実を進めております。

 

今後も、「卒業後も学び続ける力」、「社会の問題を見いだせる力」、さらには、一人ひとりの生徒が、自分のよさや可能性を認識し、あらゆる他者を価値のある存在として尊重する「違いを許容できる力」を身につけることをめざし、「水口東」での教育活動を推進してまいります。

保護者の皆様、同窓生の皆様、そして地域の皆様には、本校教育活動に対し、変わらぬご支援・ご協力を賜りますよう、お願い申しあげます。

 

令和5年(2023年)4月

校長 岸村 米和