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取得日:2024年03月20日[更新]

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学校長より - 大阪府立桜宮高等学校

校長3より

本校は、大正5年に北区実科女学校として創設され、平成28年度に創立100周年を迎えました。

普通科はもとより、昭和55年に府内で初の体育科を設置するなど、学業とスポーツ・文化活動の両立(文武両道)を教育目標に掲げ、「知性・敬愛・活力」の校訓のもと、地域や国際社会で活躍する人材を輩出してきました。特に昭和39年に行われた東京五輪に競泳で出場した中野 悟氏をはじめ、多くのトップアスリートや指導者、スポーツ医・科学分野への従事者等を育成するなど、我が国におけるスポーツの普及と発展に貢献してきました。

そのような中、平成24年12月、当時2年生の男子生徒が自らの命を絶つという誠に痛ましい事案が発生し、顧問教諭による暴力行為があったことが判明いたしました。

お亡くなりになった生徒のご冥福をお祈りいたしますとともに、ご遺族に対して心よりお悔やみ申しあげます。

学校といたしましては、この事態を大変厳しく受け止め、二度とこの様な結果を招かないため、様々な学校改革に取り組んでまいりました。その一つとして、これまでの体育科・スポーツ健康科学科を統合し、新たなカリキュラムのもと、「人間スポーツ科学科」を平成26年4月に開設しました。この学科は、プレイヤーズファーストの精神を基調とするスポーツを通じて、生徒一人ひとりが自ら人間力を高めることはもとより、すべての人々が健康で豊かに生きる社会の実現に貢献できる人材の育成をめざしています。また、地域に開かれた学校をめざし、「桜宮高校 スポーツフェスティバル」を平成25年度より開催してきました。この催しには、大阪市教育委員会事務局顧問の全日本女子バレーボール代表元監督 柳本晶一氏の全面的なご協力により、五輪メダリストやパラリンピック日本代表選手など、多数のトップアスリートをお招きし、生徒や保護者、地域の方々と交流していただきました。

本校の学校改革はまだ途上です。今後も全ての指導において一切の体罰・暴力行為を排し、プレイヤーズファーストの精神に基づいたスポーツ指導のモデル校としての学校づくりにまい進するとともに、生徒の多様なキャリアデザインに対応するため、これまで以上に学習指導体制を充実させてまいる所存です。

不易流行の精神を重視し、本校の良き伝統のうえに他校にはない新たな取り組みを進め、様々な情報を全国に発信していきたいと考えておりますので、今後ともご注目いただきますようお願いいたします。

校長4 森口 愛太郎