No.201
府立旭高等学校
校長 森田 里江子
令和3年度 学校経営計画及び学校評価
1 めざす学校像
情報化、グローバル化に対応し、国内外で社会貢献できる人物を育てる学校をめざす
1.生徒が未来社会を切り拓くための資質・能力を一層確実に育成することをめざすとともに、知識の理解の質を更に高め、確かな学力を育む
2.多文化理解教育を一層推進し、コミュニケーション能力やプレゼンテーション力に加えて世界の国の文化や伝統を理解し尊重する態度を身につける
ことで、文化が異なる人々と協働して社会の諸問題の解決に向けて積極的に行動する人物を育てる
3.豊かな心や社会人基礎力【前に踏み出す力】
【考え抜く力】
【チームで働く力】を育成する
2 中期的目標
1 確かな学力の育成【授業力】
(1) 言語能力,情報活用能力,問題発見・解決能力等の学習の基盤となる資質・能力や、現代的な諸課題に対応して求められる資質・能力を教科等
横断的な視点に基づき育成する
ア 生徒にめざす資質・能力を育むために「主体的な学び」、
「対話的な学び」、
「深い学び」の視点で、授業改善を進める
イ 各教科等において通常行われている学習活動(言語活動,観察・実験,問題解決的な学習など)の質を向上させる
ウ 単元や題材など内容や時間のまとまりの中で、学習を見通し振り返る場面をどこに設定するか、グループなどで対話する場面をどこに設定する
か、生徒が考える場面と教師が教える場面とをどのように組み立てるかを考え、実現を図っていく
エ 生徒が学習において「見方・考え方」を自在に働かせることができるようにするために、教師が専門性を発揮する
オ ICT 等を活用して学習活動等を充実する
※ 学校教育自己診断「授業はわかりやすい」の肯定的回答を令和5年度 70%となることを目標とする(H30:57.9%,R01:59.0%,R02:66.6%)
※ 授業アンケート「授業内容に、興味・関心をもつことができた」の肯定的回答を令和5年度も 80%台を維持することを目標とする(H30:80.5%,
R01:80.5%, R02: 81.7%)
※ 授業アンケート「授業を受けて、知識や技能が身に付いたと感じている」についての肯定的回答を令和5年度も 80%台を維持することを目標と
する(H30:82.5%,R01:83.7%,R02: 85.6%)
※ 英語検定準2級相当以上の合格者合計が令和5年度 180 名となることを目標とする(H30:150 名,R1:212 名,R2:67 名)
(2) 基礎的・基本的な知識及び技能を確実に習得させる。また、これらを活用して SDGs の諸問題を始めとした様々な課題を解決するために必要な思考
力、判断力、表現力等を育む
(3) 個性を生かし多様な人々との協働を促す教育の充実に努める。その際、生徒の発達の段階を考慮して、生徒の言語活動など、学習の基盤をつく
る活動を充実するとともに、家庭との連携を図りながら、生徒の学習習慣が確立するよう配慮する
※ 大学入学共通テストに向けた対応、英語4技能評価にかかる民間の資格・検定試験の活用を図る
※ 国公立大学及び難関私立大学(関関同立・産近甲龍・関西/京都外大)の現役のべ合格者数が令和5年度には 200 名となることを目標とする
(H30:166 名,R1:136 名,R2:241 名)
2 豊かな心・社会人基礎力の育成【自律・自己実現】
(1) 体験活動や、多様な表現や鑑賞の活動等を通して、豊かな心や創造性の涵養をめざした教育の充実に努める
ア 総合的な学習の時間、総合的な探究の時間や HR を活用し、生徒の生きる力の醸成を図る
イ 部活動や有志の地域行事への参加等を通して、ボランティア活動への意識を高める
(2) 豊かな心をもち、伝統と文化を尊重し、個性豊かな文化の創造を図るとともに、公共の精神を尊び、社会の発展に努め,他の国や文化を尊重し、
未来を拓く主体性のある人物の育成に努める
ア 普通科、国際教養科(国際文化科)の両科とも国際感覚を醸成すべく、校内国際交流、海外語学研修や留学生受入れ等に取り組むとともに日本文
化への理解を深める
イ 学校行事、国際関連行事、語学研修や部活動を通し、社会人基礎力「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」を育成する。また、生
徒が夢や志を持って自身の可能性を伸ばし、よりよく社会に参画する態度を育む
ウ 生徒が自己探求と自己実現に努め、社会の一員としての自覚に基づき行動しうる発達の段階にあることから、人間としての在り方生き方を考え、
主体的な判断の下に行動し、自立した人間として他者と共によりよく生きるための基盤となる社会性を養う
エ 集団活動に積極的に取り組む機会と環境を提供し、自他の違いを認め、協調し、「協調友愛(校訓)
」の精神を培い、他者と望ましい人間関係を
構築できる人間性を育む
(3) 学校の教育活動全体を通じて、基本的な生活習慣の確立を図るとともに、集団の規範を遵守し、多様な価値観を認めながら、他者と協調して活
動することのできる規範意識を育む
ア 自分自身で考えて行動し、自らを律することのできる「自主自律(校訓)」の精神を醸成する
イ 学校における生活指導は学校全体で組織的かつ丁寧に行う
※ 頭髪、服装の乱れ、不注意による遅刻がないように指導を継続する 遅刻について、令和5年度 1500 件程度に減ずることを目標とする
(H30:3067 件,R1:2857 件,R2:1458 件)
※ 部活動加入率(3学年平均)が令和5年度には 70%になることを目標とする。(H30:66.5%,R1:69.7%,R02:57.9%)
(4) 安全に関する情報を正しく判断し、安全のための行動に結び付けるようにする。
3 学校の特色づくりと組織力の向上【学校運営】
(1) 学習活動、学校行事、部活動などの教育活動に関する教職員の共通理解を深め、学校全体で「旭で伸ばす」の目標を持ち、邁進できる組織を構築
する
ア 将来構想委員会を核として、「これからの旭」の課題解決を図るとともに、教職員が常に「改善」の意識を持ち、PDCA による学校改革、授業
改善に更に一丸となって取り組むよう努める
イ 「大阪府立高等学校再編整備計画(2019 年度 から 2023 年度)」に基づき、これまでの取組みを発展・深化するように検討する
ウ 運営会議、職員会議などの充実を図り、教職員間の意思の疎通を図る。よりよい校務分担体制を確立し、学校運営を円滑に行う
(2) 校務の効率化を図り、生徒と向き合う時間を確保する
ア ICT を活用した取り組みを推進し教職員が機器を効率よく使用できるよう研修を行う。生徒の学びの深化を図ると同時に、校務の効率化に繋げる。
さらに、経費削減の意識を持って教職員間で使用するペーパーの削減をめざす
イ 学校休業日や部活動休養日の設定などに取組み、生徒、教職員が心身ともに健全であるように努める
(3) 学校の特色の共通認識と広報活動の充実を図る
ア ホームページやパンフレット等を充実させて情報発信することにより広く学校を理解してもらえるように努める
イ 招致される進学説明会等の参加への改善を図るとともに、学校主催のオープンスクールの見直しを行う
※ 高校入試の応募状況等から招致される進学説明会への参加や本校教員の中学訪問を検討する。オープンスクールは年3回開催し、中学生、保
護者の申込者数を併せて、毎回定員を超えることを目標とする
ウ 校内美化に努めるとともに、校内設備の安全と充実を図る
No.201
府立旭高等学校
【学校教育自己診断の結果と分析・学校運営協議会からの意見】
学校教育自己診断の結果と分析[令和3年 12 月実施分] 学校運営協議会からの意見
肯定的回答(よくあてはまる、ややあてはまる)の割合 今年%(昨年%) 第1回(6月 28 日)
●確かな学力の育成 「旭で伸ばす」の目標に向けて(協議)
【生 徒】 (1) 校長あいさつ
・授業はわかりやすい。 61.4% (66.6%) (2) 委員自己紹介、事務局員自己紹介
・授業で分からないことについて先生に質問しやすい。69.2%(68.0%) (3) 今年度の学校経営目標と現状報告
・家庭学習の時間については、平日、休日とも勉強時間が 30 分以下の生徒が昨年より 10 (4) 各分掌の取り組み
ポイント増加しており、全体で共有すべき大きな課題である。 1 進路指導部
平日 53.9%(42.8%) 休日 35.7%(45.6%) 2 生活指導部
【保護者】 3 保健部
・子どもは授業が分かりやすく興味深いと言っている。 49.3%( 41.3%) 4 図書教養部
【教職員】 5 情報部、オンライン授業プロジェクトチーム
・教材の精選・工夫を行っている。 92.1%(86.4%) (5) 協議(主な提言等)
・学習指導の方法や内容について工夫している。 92.1% (84.1%) 昨年度の進路状況が好ましいとのことだが、どのような要因があ
・年間の学習指導計画について、各教科で話し合っている。76.3%(84.1%) ったか、教えてほしい。
・評価のあり方について話し合う機会がある。84.2%(56.8%) 学校経営目標の指標で「授業が分かりやすい」の肯定率の目標値
【分 析】 をもう少し高くしてはどうか。また、自己肯定感を高める取り組
生徒に対する質問で「授業が分かりやすい」については、前年度から 5.2 ポイント下降し、
「授業 みについて、一層深めるべき。
で分からないことについて先生に質問しやすい」は 1.2 ポイント上昇した。依然として十分に高い数 行事や国際交流活動の取り組みに期待して入学する生徒が多い
字ではない。学校の課題の一つと考え授業力向上をめざしたい。授業アンケートでは 82.4%の生徒が と思うが、コロナ感染防止のためこうした取り組みに制限がかか
授業に興味関心を持ち、85.7%が知識や技能が身についたと感じているという肯定的な評価があった。 っていると思われる。その中で、生徒のモチベーションを高める
また、教職員への質問では「教材の精選・工夫を行っている」が 5.7 ポイント、
「学習指導の方法 工夫を考えてもらいたい。
や内容について工夫している」は 12.0 ポイント上昇している。指導の工夫についても教職員の意識 「総合的な探究の時間」について、グループワークの取り組みは
が高まっていると考えている。次年度より観点別評価導入ということもあり、今年度は評価について 重要である。高校のときのそうした経験は、以後の質の高い学び
話し合う機会が多かった。より良い評価を求めていくことが本校においても、重点課題である。引き につながっているので、今後も重視してもらいたい。
続き保護者にまで、生徒の感想が届くよう考えていきたい。
●学校生活全般 第2回(9月 29 日)
【生 徒】 「旭で伸ばす」の目標に向けて(協議)
・学校に行くのが楽しい 77.8%(80.7%) (1) 校長あいさつ、学校近況報告
・将来の進路や生き方について考える機会がある 88.1% (88.5%) (2) 授業見学
・先生はいじめ等困っていることに真剣に対応してくれる 66.4%(61.4%) (3) 今年度の生徒行事について
・担任の先生以外にも、気軽に相談することができる先生がいる 62.2%(59.6%) (4) 各分掌の取り組み
・命の大切さや社会のルールについて学ぶ機会がある。82.5%(79.5%) (5) 今年度の進路指導の状況について
【保護者】 (6) 協議(主な提言等)
・子どもは学校に行くのを楽しみにしている 79.9%(79.3%) 生徒はあこがれをもって旭高校に進学している。コロナ感染防止
・将来の進路や生き方について適切な指導を行っている 69.5%(67.5%) 対策を行いながらの学校運営であるが、できないことを嘆くので
・学校の生徒指導の方針に共感できる 67.7% (64.8%) はなく、できることは何か、どうすればできるかを工夫していっ
【教職員】 てほしい。
・教員は生徒の意見をよく聞いている 86.8%(77.3%) 1人1台端末を使って授業を見て、生徒の意見や疑問点を共有し
・生徒の問題行動が起こったとき組織的に対応できる 76.3%(81.8%) 学びを深いものにしていっていると思った。端末をうまく活用し
・生徒はクラス担任以外の教職員とも相談できる 81.6%(84.1%) て、子どもたちの学習意欲を刺激してほしい。
【分 析】 端末の使い方が難しいと思うが、教員研修などは進んでいるの
コロナ禍にあり、行事が制限される中でも生徒の約8割が学校生活を楽しいと感じていることに か。また、パワーポイントを使用した授業について批判的な考え
安堵する一方、2年生の満足度が他の学年に比べ低いことが心配である。入学後約2か月自宅待機 もあるが、効果的な使用法を交流するような機会はあるのか。使
となり、その後も様々な制限の中で学校生活を送ってきた2年生にとって、残る1年を充実した高 い方を工夫しなければ、生徒は目移りしてしまうので、研究して
校を送れるよう教育活動を進めていきたい。 ほしい。
進路について考える機会について、年々肯定的回答が増加している。昨年度は見送らざるを得な 体育祭を府立体育館で実施できたことはよかった。国際教養科・
かった保護者向けの進路行事も、今年度は制限を設けてできるだけ開催した。 文化科の語学研修に代わる取り組み(ネイティブスピーカーによ
生徒達がいじめを教員へ相談しやすいかということについては約6割と前年度とほぼ同じで、 る英語インセンティブ講座、1年英語授業でのオーストラリア姉
「判断できない」と回答した生徒が 39%であった。別途実施している「いじめアンケート」などで 妹校生徒とのオンライン交流、2年生韓国・朝鮮語選択者の韓国
いじめを見逃さないよう、また教職員のアンテナをしっかりと張って見逃さないようにしていきた の高校とのオンライン交流、3年生ポルトガル大使館から講師を
い。また、人権学習についても生徒の数字からもここ数年取り組みが定着してきたと考えている。 招きおこなう EU についての学習など)にも、大いに期待してい
●学校経営・施設整備全般 る。
【生 徒】
・教室等は授業や生活がしやすいように整備されている 60.5% (63.8%) 第3回(3月 14 日 最終意見聴取日)
・学校からの諸連絡を保護者に漏らさず伝えている 75.1%(73.9%) 「令和3年度学校評価」の「3 本年度の取り組み内容及び自己評価」
【保護者】 について
・学校の施設・設備は学習環境面でほほ満足できる 45.3%(45.5%) 全体的に目標を達成できている項目が多い。
・子どもは学校からの諸連絡を漏らさず伝えている 59.9%(66.6%) 教員の研修に関する項目での△はコロナ禍の影響があり働き方
・学校が家庭連絡を積極的におこなっている 73.6%(76.3%) 改革が叫ばれる中で実行が難しいものであった。
【教職員】 「総合的な探究の時間」に向けた委員会の設置、指導法の検討、
・学校運営に教職員の意見が反映されている 73.7%(72.7%) 先行の取組み、また新型コロナ関連の欠席者に対するオンデマン
・分掌や学年間の連携が円滑に行われている 50.0% (56.8%) ドの授業配信は評価できる。
・教育活動について生徒・保護者への周知に努めている 75.7%(86.4%) 「令和4年度学校経営計画(案)」の「2 中期的目標」について
【分 析】 コロナ禍の中でも安定した学びの場を提供することを押さえて、
施設設備の老朽化とともに教室が狭い、トイレ環境が悪いなど生徒、保護者ともに改善の要望が強 本年度と同内容でさらに取り組みを進めていければよい。
い。11 月に施設財務課に学校の現状を伝える機会があり、一部ではあるが改善ができた。引き続き、 「社会人基礎力の育成」に大いに期待している。
できる手立てを考え、少しでも環境を整えていきたい。今年度もコロナ禍で学校から緊急メール等で 以上のご意見から、「令和4年度学校経営計画及び学校評価(案)」の
メッセージを送る機会が多かった。生徒が不安を抱かないよう、学校の取り組みや連絡を様々な手段 「1 めざす学校像」
「2 中期的目標」については、了承を得られたも
で伝えるべきと考えている。 のとする。
No.201
府立旭高等学校
3 本年度の取組内容及び自己評価
中期的
目標 今年度の重点目標 具体的な取組計画・内容 評価指標〔R2年度値〕 自己評価
(1)言語能力,情 (1) ●学びへの取組み ●学びの取り組み
報活用能力,問題発 ア1「主体的な学び」 ア1Asahi Card の充実 ア1Asahi Card
見・解決能力等の学 本 校の「キャリア ・パスポ ート」 であ る 各学年 10 枚以上書きためる。 1年 10 枚 2年 15 枚 3年 10 枚
習の基盤となる資 「AsahiCard」を活用する。学びのプロセス 〔平均8枚〕 枚数は目標に達しているが、活用については
を生徒自身が記録し蓄積することで変化や さらに工夫の余地がある。
(○)
質・能力や、現代的
成長を自己評価し、キャリア形成と自己実
な諸課題に対応して
現につなげる。
求められる資質・能
2「対話的な学び」 ア2学校教育自己診断 ア21〔91.1%〕
力を教科等横断的な
実社会で働く人々が連携・協働して社会に見 将来の進路や生き方について 新型コロナの影響があったが、これまでとは方法
視点に基づき育成す られる課題を解決している話を聞いたりす 考える機会がある。(生徒) を変えるなどして進路行事や外部講師を招いた
る ることで自らの考えを広めるとともに、生徒 肯定評価 85%以上〔88.5%〕 取り組みが実施できた。
自らが考えたことを、意見交換したり、議論 (◎)
したり、することで新たな考え方に気が付い ア3
たり、自分の考えをより妥当なものとしたり 国際文化科の2年次の指導マニュアルはほぼ
する。 完成した。1年次と普通科の探究の時間につい
・社会人講話や模擬授業を各学年3回実施す ては6割程度である。次年度探究委員会で完成
る。 をめざす。
(△)
3「深い学び」 ア3委員会を立ち上げ令和3 ア33〔91%〕
令和4年度から始まる「総合的な探究の時 年度中に、1年次の指導につい 先行の取り組みとして実施した国際教養科の
間」に向けて委員会を立ち上げ指導の方向性 てと2年次の担当教員が探究 探究活動は SDGs の視点をもち計画通り実施。
を確立させるとともに、現在の国際教養科の 指導を行う際の指導マニュア 校内発表も外部助言者を依頼し、実施すること
課題研究の時間を発表に結び付けて充実さ ル完成 ができた。次年度のために1年生への出前授業
せる。 もでき、肯定評価 100%には達していないが次
ア3国際教養科2年次の課題 年度の見本となる取り組みを進めることがで
研究校内発表会を SDGs の取組 きた。(○)
みを基に探究活動をし、最終授
業でのアンケートで「SDGs につ
いての問題を考え議論するこ
1 とができた」肯定評価 100%
〔R2未実施〕
確
か イウエ 学習活動の質の向上 イウエ1相互授業見学 100% イウエ1
な 1指導方法を工夫して必要な知識・技能を教授し 〔約 50%〕 〔57%〕
学 ながら、それに加えて、生徒の思考を深める 相互授業見学は達成はできなかったが首席中心
力
ために発言を促したり、気付いていない視点 に呼びかけ、進んだ。今後公開授業1や研修を実施
の
育 を提示したりするなど、学びに必要な指導の し、学習活動の向上をめざしていきたい。(△)
成 在り方を研究する。
イウエ1学校教育自己診断 イウエ1
「授業はわかりやすい」
(生徒) 〔61.4%〕
授
業 についての肯定的回答、65%以 授業研修会など実施してわかりやすい授業をめ
力 上を維持する ざしていく。(△)
〔66.6%〕
イウエ1学校教育自己診断 イウエ1〔92.1%〕
「生徒の学習意欲に応じて、 授業の動画配信や、GIGA 端末の研修、観点別評
学習指導の方法や内容につい 価な教科で話し合いの機会が多く、数値に表れて
て工夫している。
(教職員) いる。(◎)
85%以上〔84.1%〕
イウエ1授業アンケート結果 イウエ1〔82.4%〕
「授業内容に、興味・関心をも 前年度よりわずかですが数値が伸びた。(○)
つことができた」
(生徒)肯
定的回答、80%以上を維持する
〔81.7%〕
2質の高い授業を提供することで生徒が自らの イウエ2補習・講習など各種講 イウエ2
キャリア形成への意識を高め、さらに希望する進 習を充実させ、学習の機会を増 1年 国語9/英語2/数学5/他2(回)
路実現につなげる。 やす 2年 国語 27/英語5/数学7/世界史5(回)
・学力診断テスト、模擬試験等を学年毎2回以上 各学年補修講習 3年 国語 50/英語 44/数学 25/日本史 65/
実施 1年2教科 世界史 23/生物 20/物理 15/公民4(回)
・進路に関する説明会及び講演会を4回以上実施 2年2教科 41、2年生は目標を下回る教科もあるが、
・大学見学会、卒業生と懇談、大学による模擬授 3年3教科以上 全体に見ると回数の補習講習を実施し進級や進
業1回実施 各教科 10 回/年 学実績に表れている。(○)
イウエ2授業アンケート結果 イウエ2
「授業を受け、知識や技能が身 〔85.7%〕
についたと感じている」につ (○)
いての肯定的回答、80%以上
を維持する。〔85.6%〕
No.201
府立旭高等学校
●進路実現 ●進路実現
イウエ2国公立大学及び難関 5325 名
私立大 国公立も6名合格。(◎)
学(関関同立・産近甲龍・関
西/京都外大)の現役のべ合
格者数を 200 名とする
〔241 名〕
イウエ2 イウエ2 〔81.6%〕
学校教育自己診断(教職員) 数値はやや低くなったが、新型コロナ禍におい
「生徒一人ひとりが興味・関 て、ほぼすべての行事を実施し進学実績向上につ
心、適正に応じて進路選択が ながった。(○)
できるよう、指導を行ってい
る。」肯定評価 80%以上を維持
する〔84.1%〕
オ ICT 等を活用して学習活動等を充実する オ グループウェアおよび ICT オ〔100%〕
1GIGA スクール構想を踏まえ、教員が必要に応じ の活用について研修を行うと 情報部が中心となり、学習支援クラウドサービス
て HR 活動や授業で ICT を活用できるようにする。 ともにアンケートを実施する。 を活用し、休業中も授業を進めた。また、新型コ
2授業、その他で、プレゼンテーション能力及び 教員の活用目標 100%〔100%〕 ロナによる濃厚接触者や陽性者に対してもオン
コミュニケーション能力を養う。 デマンドで学年の担当者から授業を配信するこ
とができた。(○)
(3)学校の教育活 (3) ●社会人基礎力の醸成 ●社会人基礎力の醸成
動全体を通じて、基 ア自分自身で考えて行動し、自らを律すること ア Asahi Card への記録による ア6〔8回〕
本的な生活習慣の確 のできる精神を醸成する。⇒「自主自律(校訓)」 振り返りとフィードバッ 学年通信4回 校長ブログ4回
立を図るとともに、 ク学年通信や校長ブログ 人権行事や国際科の行事での生徒の感想や学び
を通じて記述を紹介する を学年通信と校長ブログで紹介し、考える機会を
集団の規範を遵守
ことで啓発〔6回〕 与えた。
(○)
し、多様な価値観を
認めながら、他者と
協調して活動するこ
アメール配信、校長ブログ、式 ア 〔40 回程度〕
とのできる規範意識 辞でメッセージを伝える 校長ブログ 月2回×12
を育む 月に2回平均〔30 回〕 緊急メール 78回
式辞(入学式、卒業式、始業式、終業式)
新型コロナ関係で緊急メールからメッセージを
発信する機会も多くあった。(○)
ア学校教育自己診断 ア〔82.7%〕
2
「命の大切さや社会のルール (○)
豊 について学ぶ機会がある」
か (生徒)
な
肯定評価 80%をめざす〔79.5%〕
心
・
社 ア学校教育自己診断 ア〔86.9%〕
会 「人権について学ぶ機会があ 生徒の満足度の高い取り組みを実施することが
人
る」肯定評価 80%をめざす できた。
(◎)
基
礎 〔76.7%〕
力
の イ学校における生活指導は学校全体で組織的 イ学校教育自己診断 イ〔82.0%〕
育
かつ丁寧に行う 「学校は生活規律や学習指導 昨年度より 10 ポイント程度高くなり、毎朝の声
成
1生徒に服装を正す意味や挨拶の大切さを考え などの基本的習慣の確立に力 掛けや、スマホ利用のルールなど規律正しい生活
させた上で、丁寧に行なう。 をいれている」
(生徒) 習慣の大切さが伝わっていると理解する。(◎)
自 2携帯の扱いについて考えさせる機会を持つと 肯定評価 80%をめざす〔73.2%〕
律
ともに SNS に関係するトラブルがないよう指導を
・
自 行う。 ●生徒指導関係 ●生徒指導関係
己 ・SNS に関するモラル指導、トラブルについての イ遅刻数 1500 件程度を維持す 7イ〔1572 件〕
実 講習を行う。 る〔1458 件〕 コロナ禍の前年度より登校日数が増えたことと、
現
一昨年度の 2857 件との比較すると遅刻数をある
程度抑えることができていると考える。
(○)
2頭髪や服装の乱れに注意し、不注意による遅刻 イ12学年生指による登校時 イ〔82.0%〕
をなくすよう継続して指導する。また、挨拶を励 の指導を毎日行う。 登校する生徒に対して多くの教員が声掛けをし
行し礼儀を身につけて、社会人としての規範意識 「学校は生活規律や学習指導 遅刻や服装等の注意喚起をおこなった。(◎)
や協調性を培う などの基本的習慣の確立に力
をいれている」
(生徒)
〔73.2%〕
肯定評価 75%以上
イ5学校教育自己診断 イ〔76.3%〕
「生徒による問題行動が起こ 目標には達していないが、今年度起こった事案に
った時、組織的に対応できる体 対して、迅速に情報共有し、組織全体で対応がで
制が整っている。
」教職員 きたと考える。(○)
肯定評価 80%以上を維持する。
〔81.8%〕
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府立旭高等学校
(1)教育活動に関 (1) ●課題解決に向けて ●課題解決に向けて
する教職員の共通理
ア 将来構想委員会を核として、「観点別評価」 ア観点別評価を 12 月までに完 ア
解を深め、
「旭で伸ば
す」の目標を持ち邁 の試行、
「総合的な探究の時間」「国際文化科」 成させて、1月に保護者と生徒 評価方法は2月に完成させ、次年度4月に保護
進できる組織を構築 の充実をめざす。 への周知を行う。 者、生徒へ周知する予定で進めている。
する 1学校全体の課題を整理し、校内の各委員会に 予定より遅くなったのは、全体に観点別評価の理
指示する 解が浸透するのに時間がかかったためである。引
2国際文化科としての発展、深化を図る き続き、機会を捉えて有効な情報共有を実施して
いきたい。
(△)
ア 探究の時間の教員研修を ア〔約 80%〕
立案、実施し、アンケート肯定 校内発表会での指導助言を研修と考えた。今後の
評価8割をめざす。 探究に参考になる助言を多く参考となったが、時
3
間の制約があったため、内容が限られた。(○)
学 イ 組織的な対応 ●組織的対応について ●組織的対応について
校 1時間をかけて立案実行すべきことは将来構想 イ1学校教育自己診断 イ1〔48.6%〕
の 委員会で行い、各分掌での検討事案については運 「各分掌や各学年間の連携が これまで以上に校内ウェブ環境で情報共有や意
特
営委員会で確認することで、校内の課題を見えや 円滑に行われ、有機的に機能し 見交換することで連携をめざす。(△)
色
づ すくする。 ている。」(教職員)肯定評価
く (2)校務の効率化 60%をめざす〔56.8%〕
り を図り、生徒と向き
と 合う時間を増やす 2支援教育委員会で情報共有した内容を、必要に イ2学校教育自己診断 イ2〔66.4%〕
組
織 応じて外部との連携や、生徒指導部、いじめ対策 「先生はいじめなど私たちが 目標に達していないが、「判断できない」の回答
力 委員会、教務部等へつなげる体制を整える。 こまっていることについて真 が4割あることを考えれば、生徒の困り感に対応
の 剣に対応してくれる。」肯定評 できていると考える。
向
価 70%をめざす〔61.4%〕 アンケートを実施しコメントのあったものにつ
上
いては丁寧に聞き取りを行った。
(2) (○)
学 ア ICT を活用した取り組みの推進 ア1情報部とオンライン授業 ア1
校
1グループウェアの活用 PT により年度当初の様々な登 〔100%〕
運
営 教職員間メールや掲示板を活用する 録作業と活用のための研修を 新型コロナによる学校休業日にすべての科目で
2校内でタブレットの活用事例を紹介するこ 行い、学習支援クラウドサービ 活用した。
とで全教職員が抵抗なく利用できる体制を ス活用 100%をめざす。 (○)
整える。
3校内の連絡事項はメール等で行う ア3紙の使用を前年度1割減 ア3750,000 枚
ことで、会議の時間短縮と使 をめざす〔更紙 840000 枚 〕 運営委員会でペーパレス実施。職員会議でも更紙
用ペーパーの削減を図る の使用は減っている。(○)
4保護者連絡についてもできるだけ緊急メー 4学校教育自己診断 4〔73.6%〕
ルを利用し、保護者への周知を図る 「学校は、家庭への連絡や意思 80%には達していない。発信については緊急メー
疎通を積極的に行っている。」 ルやプリントを通じて行ってきたつもりだが、今
(保護者) 後は PTA 活動などを通して保護者からの声をし
肯定評価 80%をめざす〔76.3%〕 っかりと聞き取っていきたい。(△)