西成高校
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取得日:2024年03月22日
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2018/06/16(土)10 時より 於:本校多目的室 A
平成 30 年度 第1回 大阪府立西成高等学校 学校運営協議会
○委員一覧
氏名 職名
榎井 縁 大阪大学 特任准教授
北本 義章 大阪市立鶴見橋中学校 校長
小川 謙一 大阪府立西成高校 PTA 会長
見 一夫 A′ワーク創造館 館長
田中 俊英 Office ドーナツトーク 代表
寺嶋 公典 一般財団法人 ヒューマンライツ協会理事
堂上 勝己 梅南鋼材株式会社 代表取締役
西田 芳正 大阪府立大学 教授
1.開会
2.校長挨拶
3.委員紹介・事務局紹介 → 会長に西田委員、副会長に小川委員を選出
4.議事
(1) 今年度の取り組みについて
学校経営計画の目標について
・SC、CC、SSW、カフェ事業、学校運営協議会といった外部資源をうまく使っていき
たい。
・連続学習講座について
→さまざまな取り組みについて引継ぎが困難になってきている。そのためにも教職
員の学習会によって知識技能の伝達をめざす。
・授業のユニバーサルデザイン化を進める。
・配慮生の増加。どのように支援していくか。
・西成教育フェスタを終了して、エンパワメント学習発表会を行う。校内における学習
内容の継承を目的とする。
・中退率を 3%以内にしたい。かつて 18%→平成 29 年度 7.5%
・働き方改革を進めたい。夜 19 時以降は留守電にすることを検討している。
(2)
生徒
1
の現状について
(進路指導部)
・42 期生について(エンパワ1期生)
卒業生 145 名の内、109 名が就職希望。
その中で学校斡旋就職希望者 82 名全員が就職。
現段階で離職 7 名。辞めた理由は人間関係が多い。
・43 期生→就職に向けて早い段階から動き始めている。
(学校アンケート)
・大正区、此花区、港区から来る
生徒
2
が増えた。
・実父母と生活している
生徒
3
が微増したが、そうでない
生徒
4
の割合が依然として多い。
・自分のことを理解してくれる人がいるという質問に、
「そう思う」
「まあそう思う」と
答えた
生徒
5
が76%。転退学する
生徒
6
の背景には、理解してくれる人がいないという
感覚があると考えられる。
・他者とのつながりの貧困。
・相談相手がいないと答えた
生徒
7
が府平均に比べて2倍以上高い。深刻な状況。
・人権学習について、障がい者の人権の学習への満足度が高い。一方、ホームレス等の
問題についての学習が今後の課題。
(45 期生)
・日常の生活体験の乏しい
生徒
8
が多い。箒や雑巾の使い方を知らないなど。
―質疑応答、意見交換―
・職業体験について、西成地域で今よりも多
数
1
提供できるのではないか。
・防災教育への取り組について
人権と防災、人と人とのつながりを意識した切り口も良いのではないか。(寺嶋委員)
→地域の方と連携した避難訓練を今後計画している。
(朱里教諭)
・「学習力」
「社会人基礎力」のことばがとてもよい。
・キャリア教育について3年間を見通した戦略的なものが必要と考える。(見委員)
たとえば「1年社会を知る 2年 社会を実体験 3年 社会とどう繋がるか」
というようなテーマで考えてみてはどうか。
→まずコミュニケーション能力が必要な
生徒
9
が多くなっている。
3年間の教育をより良いものにするためのロードマップを作成中(山田校長)
・障がいのある
生徒
10
をまわりの生徒は知っているのか?(堂上委員)
→教員は知っている。生徒はなかま紹介ホームルームでオープンにする生徒もいれ
ば、クローズのままにする生徒もいる。エンパワメントスクールになって本人、
保護者とも障がい受容ができていない生徒が増えている。
(鎌田教諭)
・企業の中で、障がいをクローズにされると排除される方向に行きかねず、その防止
に悩んでいる。
→特別な支援のいる生徒は居場所事業にもつないでいる。障がい者雇用は不利なこ
とばかりではない。(見委員)
→親の障がい受容のため、理解が必要(小川委員)
学校でも事業者への配慮がいただけるとありがたい。
→学校・事業所・家庭のそれぞれが変わっていくところ、今はその過渡期である。
(山田校長)
・自己肯定感向上を個別に進める一方、学校への肯定感を高めることが役に立つので
はないかと思う。HP に学校の取り組みをあげる、フェイスブックなどを活用した広
報が効果的ではないか。
(小川委員)
→現在、A’ワーク創造館に HP リニューアル依頼中。パンフレットも 7 月に刷新。個人
情報もあり、写真等の出し方の工夫を考えつつ動いている。(山田校長)
・PTA 新聞 7 月号に入学式や体育祭の記事が出ているので、もっと即時性があるとい
い。
・先生方のワークバランスが大切。(小川委員)
・そもそも教員の体制が整っていないことが気になる。
・アンケートについて、実態の分かりやすい集計の工夫の必要性(西田委員)
・朝ごはん・・・食べていないだけではなく、食べられるのに食べていないのか、そもそ
も食べられる環境ではないのか、なども分かるように。
・アルバイト・・・不払い問題などないか。(見委員)
→アンケートが多すぎる。極力いいアンケートを心がける。(山田校長)
・大阪市立小中の電話 8 時から 18 時(中学は 18 時半)以外は音声メッセージ
・8 月 13 日から 15 日 今年は閉庁日にする。(北本委員)
・世代によって常識が変わってきている。(見委員、堂上委員)
5.閉会
―次回以降の予定―
第2回 11月17日(土) 9:3011:30
第3回 1月26日(土) 10:0012:00