東淀川高校
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No.101
府立東淀川高等学校
校長 森瀬 康之
令和5年度 学校経営計画及び学校評価
1 めざす学校像
夢や希望、志を持ち、学びを通じて、自らの人生をたくましく生きる力と社会に貢献する力を兼ね備えた人材を育成する学校をめざす。
(「夢に向かってチャレンジできる学校」
、「生徒一人ひとりを大切にする学校」
、「あたたかい学校」、
「面倒みのいい学校」をめざす)
1 自らの人生を切り拓き、生涯をたくましく生きる力を育む。
2 人を思いやり、強い責任感と高い規範意識を持ち社会に貢献できる力を育む。
3 自らの考えを的確に発信し、相手の意見も傾聴できるコミュニケーション力を育む。
4 特別枠入試(「日本語指導が必要な生徒選抜」
)の実施校として、より一層多様な価値観を認め、異文化を理解し共生社会を実現する力を育む。
2 中期的目標
1 確かな学力の育成
(1)生徒に「学ぶことの意味」をていねいに伝え「学ぶ意欲」を喚起する。また、基礎・基本の定着とともに自らの考えを的確に伝え、相手の意見を傾聴できる
コミュニケーション力を育成する。
ア 生徒の進路希望、興味・関心等に応じた教育課程の編成・実施とともに、新学習指導要領を踏まえた評価の工夫・改善に取り組む。
イ 組織的・継続的な授業見学や研究授業等とともに、個々に応じた学びの支援等の観点から、1人1台端末の活用を推進する。
ウ 多様な価値観を育む一環として国際理解教育等を推進するとともに、論理的に考え、まとめ、発表する力、相手の意見を傾聴する力を育成する。
エ 基礎・基本の定着のための授業規律の確立、予習・復習及び家庭学習の指導とともに、発展的な学習指導にも取り組む。
オ 英語の四技能の向上のため、積極的に英語を使う学校づくりとともに、検定試験の受検を推進する。
※ 生徒向け学校教育自己診断「授業満足度」の肯定的回答率を毎年3%以上引き上げ、令和7年度に 81%をめざす。
(R02 73% R03 78% R04 72%)
(以下「生徒向け学校教育自己診断」は「生徒診断」と表記、%は「肯定的回答率」を示す)
※ 生徒診断「授業で発表する機会がある」を毎年2%以上引き上げ、令和7年度に 78%をめざす。
(R02 68% R03 70% R04 72%)
2 キャリア発達の支援
(1)生徒が望ましいキャリアの展望を持つために、以下の取組みを推進する。
ア 校内で連携して3年間を見通した組織的・系統的なキャリア教育を推進する。
イ 専門機関等との連携や「総合的な探究の時間」の活用等により、1年次から自らの将来や社会について考え、進路実現に向けて努力する生徒を育成する。
ウ 1年次から主体的に学習に取り組む生徒を育成する取組みを推進する。その際、教育産業等の活用を図る。
※ 生徒診断「進路指導関係4項目」
(ガイダンス等・必要な科目選択・知りたい情報・進路や生き方について考える機会)を
毎年1%以上引き上げ、令和7年度に 88%をめざす。
(R02 83% R03 87% R04 85%)
※ 四年制大学進学における希望実現率を毎年1%以上引き上げ、令和7年度に 88%以上(R02 84% R03 93% R04 85%)をめざすとともに、
学校斡旋就職の 100%を維持する(R02 100% R03 100% R04 100%)
。
3 生徒の自己効力感と人権意識の向上(「自主自律」や「文武両道」の精神を育成)と、誰もが安心して学ぶことのできる学校づくり
(1)生徒の自己効力感の育成のために以下の取組みを推進する。
ア 校内で連携して、生徒が学級活動、学年・学校行事、部活動、ボランティア活動等に1年次から主体的に取り組むことを支援し、協調性や向上心、
コミュニケーション力やプレゼンテーション力を育成する。
イ 「あいさつ」「服装・頭髪」
「時間管理」等生活習慣の確立とともに、公共のルールやマナーを守る社会性を育成する。その際、保護者との連携を推進する。
※ 生徒診断「行事満足度」を毎年2%以上引き上げ、令和7年度に 84%をめざす。
(R02 59% R03 69% R04 78%)
(2)生徒の人権尊重意識を向上させ、違いを認め互いの立場や思いを尊重する心、状況に応じた言動ができる力を育成する。
(3) 誰もが安心して学ぶことができるよう健康安全教育、防災教育等を組織的・計画的に実施する(いじめ等の防止、薬物乱用の防止、組織的な防災避難訓練)。
4 学校全体の課題を解決するため、組織的活動の徹底と教職員力の向上
(1)自主的・主体的に物事に取り組む生徒の力を育成するため、以下の取組みを推進する。
ア 学校教育目標の共有とともに、
卒業
1
までの3年間を見通した組織的・系統的な教育活動を推進する。
イ 将来構想検討委員会・分掌・学年・教科・委員会等で連携するとともに、取組みを分析・評価し、改善につなげる。
(2)下記の学校全体の課題に重点的に取り組む。
ア 「日本語指導が必要な生徒選抜」による入学生徒(=渡日生)への指導体制の確立及び、国際理解・国際交流の取組みの充実
イ 教職員の人権意識の向上をめざす研修の充実とともに、人権侵害事象の未然防止(SNS の適切な使用など)や関係諸機関と連携した指導の充実
ウ 配慮を要する生徒の共通理解とともに、保護者や関係諸機関等(SC や SSW 等)と連携した組織的・継続的な教育相談及び支援教育の充実
エ 進路に関する情報等、教育活動に関する情報を積極的に校内外へ発信する。その際、ICT 機器を積極的に活用する。
オ 新型コロナウイルス感染症に対して組織的な対応を行う。
(3) 組織的にミドルリーダーや経験の少ない教員の育成に取り組むとともに、教員の自己研さんを進める。
ア 教員の働き方改革に向けて、学校全体で業務の見直しや平準化を行う。その際、ICT 機器の積極的・組織的な活用を推進する。
(4) 良好な教育環境の確保に努め、施設、設備の計画的な改善に取り組む。
【学校教育自己診断の結果と分析・学校運営協議会からの意見】
学校教育自己診断の結果と分析[令和 年 月実施分] 学校運営協議会からの意見
No.101
府立東淀川高等学校
3 本年度の取組内容及び自己評価
中期的
目標 今年度の重点目標 具体的な取組計画・内容 評価指標[R4年度値] 自己評価
(1) (1) (1)
・
「学ぶ意味」を伝え ア・進路希望等に応じた教育課程の編成と実施、 ア・生徒診断「進路に必要な科目の選択」
ることによる「学 新学習指導要領を踏まえた評価の工夫・改 87%以上[86%]
ぶ意欲」の喚起 善を図る。 ・生徒診断「学習評価に納得」
・基礎・基本の定着、 ・分掌・学年・教科が連携して、組織的・計画 90%以上[89%]
自らの考えを的確 的に講習・補習等の指導を実施する。 ・教員診断「補習など適切な指導」
に伝え、相手の意 81%以上[80%]
1 見も傾聴できるコ イ・アンケート結果等を踏まえた効果的な習熟 イ・生徒診断「教え方に工夫をしている先生」
ミュニケーション 度別少人数授業を実施する。 82%以上[81%]
確 力の育成 ・1人1台端末等の活用を推進する。 ・生徒診断「コンピュータ等の活用」
か 94%以上[94%]
な
学 ウ・国際理解教育等を推進する。 ウ・各学年の「総合的な探究の時間」等で
力 国際理解教育等の実施(年1回以上)
の ・論理的に考え、まとめ、発表する力、相手の ・生徒診断「考えをまとめ発表する機会」
育 意見を傾聴する力を育成する。 74%以上[72%]
成 エ・授業において、目標明示とふり返りの実施と エ・生徒診断「授業に満足」74%以上[72%]
ともに、授業規律の確立、予習・復習、家庭 ・生徒診断「授業はわかりやすい」
学習等を継続的に指導する。また、学習状況 72%以上[70%]
等を踏まえて授業の見直しを図る。 ・生徒診断「質問しやすい」74%以上[72%]
・学年と教科が連携して、3年間をみとおした ・教員診断「指導計画等について話し合う」
継続的な学習指導を行う。 63%以上[59%]
オ・検定試験等により、英語運用能力の向上を図 オ・英語資格検定受験(100 人以上) [84 人]
る。英語以外の検定試験の受検も推進する。
(1) (1) (1)
・生徒が望ましいキ ア・生徒が計画的に学習等に取り組む姿勢を育 ア・生徒診断「進路指導関係4項目」
ャリアの展望を持 成するため、
卒業
2
までの3年間をみとおし 87%以上 [85%]
2 つための取組み た指導計画を作成するとともに、生徒手帳
キ の活用を推進する。 イ・各学年で体験等の機会(年1回以上)
ャ イ・専門機関等と連携して生徒の進路意識を高 ・各学年の「総合的な探究の時間」等で
リ
ア める説明会や体験の機会を設定する。 発表の機会(年1回以上)
発 ・「総合的な探究の時間」等において将来や社
達
の 会について考え、発表する機会を設定する。 ウ・教員診断「教職員全体で進路指導に
支 ウ・進路指導部と学年・教科が連携して、組織的・ 取り組む体制」 67%以上 [64%]
援
計画的な進路指導を実施する。その際、教育 ・四年制大学進学における希望実現
産業データを活用する。 86%以上[85%]
・学校斡旋就職 100%維持
(1) (1) (1)
・ 生徒の自己効力感 ア・校内で連携し、生徒が1年次から学年・学校 ア・生徒診断「学校行事満足度」
の育成のための取 行事等に主体的に参加し、協調性等を育む 80%以上 [78%]
組み推進 よう支援する。
・部活動参加促進のため、入学時の部活動紹 ・生徒診断「部活動満足度」65%以上 [62%]
介、試合予定の周知等を実施する。 ・入学時の部活動紹介
・生徒会や部活動等において、ボランティア活 ・多文化部他でボランティア活動等に参加
動や地域貢献活動等への参加を促進する。
3 イ・体育祭(応援団) 、文化祭指導等において生 イ・生徒診断「文化祭・体育祭が楽しく行える」
徒の取組みに教員が積極的・組織的に関わ 83%以上 [81%]
誰 生 る。
も 徒
が ウ・あいさつ運動等、生徒を育成する取組みを教 ウ・全教員による遅刻指導期間(学期1回)
の
安 自 員が支援する。 ・教員診断「協力して生徒指導に当たって
心 己 ・遅刻生徒の実態を踏まえた具体的な指導方 いる」 56%以上 [52%]
し 効 法を検討し、学年・分掌を中心に全教員で連 ・保護者診断「生徒指導方針に共感できる」
て 力 携して指導に取り組む。 83%以上 [81%]
学 感
ぶ ・アルバイト等について、生徒状況を踏まえた
と
こ 人 指導とともに、保護者に情報を周知する。
と 権 ・生活習慣の確立とともに公共のルール等を
の 意 守る生徒育成のため、多様な生徒に配慮し
で 識 ながら、教職員が方針を共有し指導に取り
き の
る 組む。また、指導方針をていねいに説明し、
向
学 上 生徒・保護者との協力体制を構築する。
校 と (2) (2) (2)
づ 、 ・違いを認め互いの ・人権学習、学年・学校行事等の機会を通して、 ・生徒診断「学校で人権や命の大切さについて
く 立場や思いを尊重 違いを認め互いに思いやる心と言動ができ 学ぶ機会が多い」 79%以上 [77%]
り
する心、言動がで る生徒の育成、多様性を認める集団づくり
きる力の育成 に取り組む。
(3) (3) (3)
・健康安全教育、防災 ・健康安全教育及び防災教育等を組織的、計画的 ・いじめ対策委員会(学期1回)
教育等の実施 に実施する ・薬物乱用防止教室(年1回)
・組織的な防災避難訓練(年1回)
No.101
府立東淀川高等学校
(1) (1) (1)
・自主的・主体的に取 ア・年度当初に教職員で目標を共有する。その ア・教員診断「教育活動について話し合い」
り組む生徒の育 際、学校経営計画とともに、分掌・学年等の 87%以上 [86%]
成 目標を共有する。 イ・教員診断「分掌・学年等の連携が円滑」
イ・学期末をめどとした分掌・学年等のふり返り 69%以上 [66%]
とともに、年度末には学校全体で分析・評価 ・教員診断「評価を次年度の計画に活かす」
のうえ、引継ぎを行う。 73%以上 [71%]
(2)学校重点課題 (2) (2)
ア・渡日生の受入れについて、学校全体で組織的 ア・学内外の説明会(5回以上)
な取組みとともに、学外への周知を図る。 ・渡日生の情報共有のための学習会等
・感染症の状況を踏まえながら、国際交流を推 (学期1回以上)
4 進する。
イ・人権研修の充実等により、教職員の人権につ イ・教員診断「人権尊重に関して話合い」
学 いての意識と行動力を高める。教職員から 63%以上 [59%]
校 の 働 き かけ や 生 徒の 学 ぶ機 会 の充 実 に よ
・生徒診断「人権や命の大切さを学ぶ機会」
全 り、人権尊重の考えや行動ができる生徒を 79%以上 [77%]
体 育成する。 ・生徒診断「SNS を適切に使用」
の ・SNS の適切な使用について学年で生徒向け学 92%以上 [92%]
課 習会等を実施する。 ・保護診断「子どもは SNS を適切に使用」
題 87%以上 [86%]
を
ウ・高校生活支援カードや教育相談委員会から ウ ・生 徒診 断「 悩み や相談 に応 じる 先生」
解
決 の情報提供等を活用して、配慮を要する生 80%以上 [78%]
す 徒の情報を学校全体で共有する。
る ・教職員研修や SC・SSW からの情報提供等に
た より、教職員が生徒の相談等に対応できる
め 力を身に付ける。
の ・学年と教育相談委員会・支援教育委員会等で
組 協力し、保護者や関係諸機関(SC、SSW、各
織 機関等)との連携を推進する。
的 エ・学校パンフレットや ICT 機器の活用等によ エ・教員診断「情報を生徒・保護者・地域に周
活 り、本校の特長について情報発信する。 知」 90%以上 [89%]
動
オ・自然災害や感染症による臨時休業等に備え オ・保護者診断「携帯連絡網は役立っている」
の
徹 てホームページ、学習支援クラウドサービ 97%以上 [97%]
底 ス等の整備を行う。
と (3) (3) (3)
教 ・組織的な教員の育 ・管理職、首席等を中心に、教員のニーズや、 ・研修会等を1・2学期に1回実施
員 成と教員の自己 経験年数の少ない教員等の育成・指導の観 ・運営委員会等で年間を通して業務を見直す。
力 研さん 点を踏まえ、指導機会の充実を図る。
の ・教員の働き方改革に向けて ・運営委員会・職員会議のペーパーレスを継続
向 会議における ICT 機器活用とともに、ICT 機 ・各種委員会におけるペーパーレス化と情報
上 器活用による情報共有等を推進する。その 共有の推進。伝達事項のオンライン共有
際、学習支援クラウドサービスを活用する。 ・外線電話音声対応の整備
業務分担の点検と見直しを推進する。
(4) (4) (4)
・施設、設備の計画的 ・生徒の自主的な清掃活動について、学校全体 ・生徒中心の学校内外の清掃活動
な改善 で取り組むとともに、生徒の環境整備につ (学期1回以上)
いての意識を高める。 ・生徒診断「教室や廊下等の清掃が行き届い
・施設・設備の計画的な改善に努める。 ている」 64%以上 [61%]
・生徒診断「施設や設備等をすぐに修理等」
72%以上 [69%]
・教員診断「教室や廊下等の清掃をはじめ
教育環境を整備」 75%以上 [73%]