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令和4年度 第3回学校運営協議会 (記録)
 日 時       令和5年2月20日(月)      午後2時午後4時
 場 所       大阪府立堺上高等学校 校長1
 出席者    【委 員】 会 長:比嘉 悟          桃山学院教育大学副学長
                          副会長:井関      雅     堺市立上野芝中学校校長2
                          委 員:阪本       拓也   堺市立福泉上小学校校長3
                          委 員:岡田       浩治   大崎工業株式会社総務部長
                          委   員:中尾     友彦   中尾食品工業株式会社代表取締役社長
                          委   員:岩本     吉伸   堺上高等学校PTA会長
             【事務局】   校   長:中川     明子
                          教   頭:大窪     成人
                          事務長:中田      博之
                          首 席:澤山       紀子   (生徒会部長)
                          首 席:藤田       祥弘   (1年学年主任)
                          教   諭:瀬角 明宏       (教務部長)
                          教   諭:菅 直美         (進路部長)
                          教   諭:北野 謙悟       (生徒指導部長)
                          教   諭:平井 栄一       (総務部長)
                          教   諭:徳庄 正幸       (保健部長)
                          教   諭:利光 はるみ     (教育情報部長)
                          教   諭:小田原 剛       (2年学年主任)
                          教   諭:北     晃       (3年学年主任)
 内容
 1  開会の挨拶【校長4
   本年度は学校行事につきましてもほとんど予定通りに行うことができました。今日は学校教育自己診断
 の結果を踏まえて、委員の方々から忌憚のないご意見をいただいて次年度の経営計画の策定につなげてい
 きたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。
 
 2 報告
 (1)第2回授業アンケート及び学校教育自己診断の結果について【校長5
        1第2回の授業アンケートについて、ここ数年、平均点は上昇傾向にあります。各教員の改善のた
      めのフィードバックとして実施しています。先生方もICT機器の導入によく取り組んでくれて、生徒た
      ちも前向きな回答をしてくれています。
        2学校教育自己診断は昨年からweb回答にしています。「わかりやすく楽しい」という項目が注目し
      ている指標です。基本的には生徒の6割以上が前向きな回答をしています。これまで実施できなかっ
      た行事も多くありましたが、令和4年では3学年そろって体育大会もできました。保護者と教員に関
      しては、肯定的な意見が増えてきました。保護者の方には学校行事を通じて、学校の取り組みを分か
   っていただいてきたと前向きにとらえています。全体的には課題もありますので、引き続き対処して
   いきたいと思います。
 (2)令和4年度学校評価について【校長6
   1.確かな学力の定着
       組織的な授業改善に関しては、この2年間授業研究委員会を立ち上げて、研究授業をしながら同
     僚性を活かした授業改善に取り組むという文化が育まれています。教員の指標は、他の教科の担当
     者と授業について話し合う機会があるというのも肯定的評価がずいぶん上がりました。今後もこの
     方向性で取り組んでいきたいと思っています。
   2.多様な進路の実現
       今年は特に一般入試まで頑張る生徒が増えました。公務員試験も千葉県警、警視庁、自衛隊など
        複数名が合格し結果を残すことができました。2年生の時から公務員対策講座を受けてきた生徒
     で、よく健闘したと思っています。令和4年度の新規項目で図書館の活用を推進するということを
     新しく入れました。学校教育自己診断で著しく数字の低かったところです。新聞も複数紙取りなさ
     いという国からの指示もあって指標に入れました。まずは授業でも使おうということで、探究の時
     間を中心に活用していただきました。
  3.社会に貢献する人材の育成
      1社会に出るには時間感覚は必要だということで、本校では遅刻指導に力を入れています。減少
    傾向にありますが、このままいけたらいいなと思っています。また、負傷した事故が3件ありま
     す。小さいものはもっとあります。警察とも連携取りながら、事故防止には力を入れていきたいと
     思っています
       2個々の生徒の支援体制について、本校には色々な特性を抱えた子どもたちが多く入学してきま
     す。個別の指導を行う必要がありますし、学校がそのような生徒と外部機関とを繋ぐ役割を担うよ
     うになってきています。来年も力を入れてやります。組織的にコーディネーターをきちんとたて
     て、スクールソーシャルワーカーやスクールカウンセラーにつなぎ、個別の支援計画を作成し、対
     応しやすいように組織的に動いています。
      3行事関係は予定通りほぼできていて、本当によかったと思っています。来年はさらに充実でき
    たらいいと思っています。
      4部活動について、今年の1年生は加入率54.7%ということで目標を達成することができまし
    た。毎年1年生が50%入部してくれたら、本校もますます充実すると思っています。
       5地域との連携では、部活動で年に一度地域でボランティアを行いたいと思っていますが、この
     春はダンス部が4年ぶりに桜まつりに出演予定となっております。これをきっかけにまた地域の方
     ともつながりを持ちたいと思っています。
  4.業務の効率化
      業務の効率化と教員の育成では、働き方改革を進めるための会議資料のペーパーレス化の定着は済
    みました。子どもたちの欠席連絡にメールを活用し、当初予定していたことができてきています。た
    だ時間外勤務時間、月80時間超える教員が延べ30となっております。来年は週1回の定時退勤を
    徹底してやる予定で、出来ることからやりたいと思っています。教員向けの研修では、教員がとても
    よい研修を企画してくれています。生徒理解と支援、貧困問題など随分と認識を深めることができた
    と思っています。
  5.広報活動
      ホームページのアクセス数が減っています。これは令和2年が非常に多く、8万でした。当初は
    メールでの発信も少なく、学校のホームページを見る機会も多くありました。その後、chromebook
    の活用が始まり、メールやクラスルームなどのGoogleのツールが整ったこともあり、ホームページ
     を見なくても済むようになりました。今後は対象者を絞って、広報の仕方を考えて行きます。
 (3)令和5年度学校経営計画基本方針(案)について【校長7
       1スクール・ポリシーを反映するのは来年度になります。今年度は、中期的目標の5本柱はこの
     ままいきたいと思っています。授業も工夫し、分かって楽しいがないといけないと思いますので、
     このままいきたいと思っています。
       2進路未決定は今年少し増えましたが、丁寧に支援していきたいと思います。本校に入学した生
     徒で入学の時から進路が決まっている生徒は多くありません。迷っている生徒もいますので、丁寧
     に伴走者として寄り添っていきたいと思います。と言いつつも高みを目指して頑張る生徒も応援し
     ていきます。
       3生活の規律しっかりと押さえ、規範意識も育てながら支援体制を強化するというところや部活動
    を充実させるというところはこのまま継続していきたいと思います。
      4働き方改革についてはこのまま進めていきます。本校には若い先生たちが非常に多いので、首
    席2人を中心に初任の先生から3年目の先生たちを集めて各学期に1回くらいSKミーティングをや
    ってくれています。これが好評で、このまま継続していきたいと思っています。広報活動やPTA活動
     も本校の先生たちにも参加してもらいたいと思っています。
 (4)3年生の様子【教頭】
       この学年はコロナの始まりと重なって始まった学年です。無事全てを終えることができて、今週
     末の卒業式を待つばかりです。242名で始まった学年だが、今現在209名です。みんなが安心
     で安全な学校生活を送ることができることを柱に、日頃から授業を大切にすることをモットーにや
     ってきました。先生方の協力のおかげで、3年間を通じてどのクラスも落ち着いた学級経営がなさ
     れ、生徒は概ね穏やかに最後まで過ごしていたのではないかと思っています。進路についてはここ
     数年合格の出ていない摂南大学、大阪経済大学などに一般入試で合格することができています。看
     護についても合格者数が増えています。就職活動についても多くの生徒が一社目で合格することが
     でき、大いに実績を残すことができたのではないかと考えています。内外の多くの協力を得て37
     期生の卒業を迎えることができました。非常に感謝しております。
 (5)2年生の様子【2学年主任】
       2年生は、11月末に沖縄本島に修学旅行に行きました。中学校で修学旅行に行けていない、ま
     たは行き先が近場だった学年だと思いますので、みんなで飛行機に乗って南の島に行って楽しめ
     て、よい思い出になったと思います。3学期のスポーツ大会も生徒たちの実行委員形式で有志を募
     ってやってみて、生徒たちにいろんなことを任せていく形で進めて参りました。
       同時に2年生の目標として、進路を決めて3年生に、3年生は実現する年にしたいので、2年生
     のうちに方向性を決めようということで、焦点を当ててやっています。ベネッセの基礎力診断テス
     トを活用し、客観的な指標を出したり、ベネッセの進路達成プログラムを利用して、自分で考えて
     いる学校のパンフレットを取り寄せて比較検討したり、その学校の強みを調べてみたりとか、自分
     で自分の進路を納得して決めていくということを行っています。就職希望者は求人票を見たり、職
     種を絞り込むということを少しずつ行っています。2年生の4月に希望調査を行ったところ、これ
     から考えるという回答が37%もいました。この年明けの希望調査では、14%となり、この年末
     年始にかけて自分の進んで行きたい道をしっかりと考えてくれたのだと思います。この数字を限り
     なくゼロに近付けて、3年生をスタートしたいと思っています。
 (6)1年生の様子【1学年主任】
       学校行事では、11月中旬にスポーツ大会、ドッヂボールを体育館で行いました。そのあとは、
     教育情報部の力をお借りしまして、タイピング大会を行いました。5分間で何文字打てるかで実施
     しましたが、5分間で760文字を打った生徒がトップでした。大体の平均は400くらいですか
    ね。生徒らは楽しんで参加しており、5分間無言で行っていました。
      1月末に百人一首大会をさせていただきました。51首読めました。読み手は教員がさせてもら
    い、1チーム12人で行いました。すごく得意な生徒がいて、他の生徒が取れなかったという声もあ
    りましたが、みんなとても楽しんでいました。
       進級に向けて、当初、授業中はふわふわした雰囲気もあったんですけど、進級も近づいてきて、
     テストに向けて一生懸命取り組む姿勢も見えてきました。スタートが244名で、現在の在籍は2
     37名です。最近はいろいろな進路がありますが、一人でも多く進級卒業できたらよいと思ってい
     ます。
 (7)生徒の現状について【生徒指導部長】
       生徒指導の現状ですが、私も含めて部員の先生方も若い方が多く、その分、生徒と時間をかけて
     コミュニケーションをとって指導してきました。経験のある先生方にその若い先生方のサポートも
     お願いして、1年間指導させてもらいました。遅刻に関しては、年々減少傾向にはありますが、家
     庭環境が影響していたり、特定の生徒が遅刻することが多いので、多方面から生徒をサポートしな
     がら、学校に登校するできる体制をとって、遅刻指導を行っていきたいと思っています。生徒も前
    向きに学校に登校していると思います。
      問題事象に関しては、ここ数年、単車の指導が多くなっています。生徒たちの安全を守る意味で
    も、厳しく指導していきたいと思います。単車と自転車の事故については、今年から西堺署と連携を
    しながら下校指導を行う形をとっています。正門で警察官の方に、マナーに関して指導していただい
    ています。これからも連携を取りながら、生徒たちの地域での交通マナーモラルを改善できるように
    指導していきたいと思います。
 (8)3年生進路状況について【進路指導部長】
       今年度は一般入試まで頑張って受験をして進路実現をしたという生徒が増えております。同級生
     や先生のような伴走してくれる人がいるということは大事なことだなと感じております。
       37期生の進路状況で、その他未定という生徒は11名おります。そのうち結果を持っている者が
     5名、未定の者が6名という状況です。進路実現に向けて頑張っていこうというのが理想ですが、難
     しい生徒もおり、3年生4月の段階で迷っている、迷っているうちに目標が卒業になってしまう、高
     校卒業も大事な目標ですが、その生徒たちをどういうふうに指導していくかが課題だと感じていま
     す。希望者27名は全員内定をいただけたという状況です。公務員を目指す生徒は5名おりました。
     そのうち2名は2年生の頃から公務員対策講座に参加していて、早くから取り組んでいた生徒たちで
     す。そのうち1名は警視庁・千葉県警・自衛官で内定をいただきました。
       専門学校に進学した生徒については9割近くの生徒が総合型選抜を利用しています。来年も引き
        続きこの傾向が続くだろうと考えております。4年制大学を希望した生徒に関しては、今年は指定
        校推薦を利用する生徒が少なかったです。その分、総合型選抜・公募・一般入試を利用した生徒が
        多くいました。
 
 
 休憩
 
 
 (9)来年に向けての改変事項【校長8
       働き方改革の取組では、年間360時間以上の長時間労働に対して指導を行っているのですが、小
     中学校も一緒だと思いますが、オーバーする教員が3割ほどいて、部活動指導者が影響しています。
     校務の効率化に向けて、4月をめどの10項目に関する取り組みの指示が来ています。本校ではだい
     たい取り組んでいます。
       部活動について、中学校では部活動を外部に委託するという方針があるみたいですが、高校に関
        しては、学校で教員の力を借り、人間性・社会性も育てているので、中学校のようにはできないよ
        うです。少子化で活動機会の減少、教員の時間外勤務の長時間化、専門的指導ができない先生もい
        らっしゃるし、子どもたちの多様な学びの場を確保しようという一方で、教員の負担を軽減すると
        いうこという課題をなんとかしようということで、まずは原則合同部活動のペアリングを検討して
        います。ペアリングは近隣の学校同士が合同で実施します。外部人材も活用して教員の負担軽減を
        して、多様な学びの場を確保するという方向で進んでおります。
 
 
 3.協議
 (1)学校への提言について
 会長:今日の報告について、委員の皆さんからご意見ありましたらいただきまして、学校への提言をまと
       めていきたいと思います。先ほど学校長9からありました報告をもう一度ご覧いただけたらと思いま
       す。
 委員:人材育成は大事なところだと思いますが、外部研修した教員の勉強会をどうしているのかお聞きし
       たいのと、うちの会社ではどうなのかをお話しできたらと思います。まず、うちの会社で言います
         と、製造するといえど人が成長していかないとよい商品はできないと思っているので、教育するタ
         イミングをできるだけ増やそうと思っています。その大きく2つが朝礼と毎週月曜日に17:00
         から30分間、社員みんなが集まり、同じ動画を見て感想を言うという集合研修をずっと行ってい
         ます。それが定着してよい感じだと思っていて、朝礼の時にも決めている方針の読み合わせをして
         忘れないようにしようとか、うちの工場だったらシャーペンを持ち込んだらだめですよとか、当た
         り前レベルの方針の読み合わせをするので、朝礼の場ってとても大事な教育の場なんかなと思った
         りしています。堺上高校ではどのように運営されているのか気になりました。
 校長10:基本的には大阪府は教員の資質に関するものは、ベースは初任から1年目、2年目、10年目に年
       間計画が入っていて、研修センターで人権的なことや教科のこと、教育相談のこと、法規的なこと
       などを研修しています。1回3時間くらいの研修で、15回から20回くらい。その間に授業づく
         りに特化した研修とか人権に特化した研修とかあります。それとは別に、学校現場では、報告連絡
      相談が大事ですので、うちの学校では職員朝礼と職員会議を行っています。そこでは基本的には報
      告事項が多いでが、その中で行動規範等を聞き、内容の確認をしています。それとは別に、教科で
      集まる教科会議があります。そこで同じ教科の経験値の違う先生と指導の仕方とかをどうしたらい
      いのかとか話をする場があります。横串は学年で、生徒対応をどのようにしたらいいのかを共有し
      て育てていきます。縦串は分掌で、生徒指導、進路指導などのやり方などをその集団ごとに3年間
      を通して学び育てていきます。その縦串と横串と自分の教科で、それぞれの集団が違う顔ぶれなの
      で発見をしたりしてきます。それとは別に学期に1回実施しているのがSKミーティングで、2人の
       首席が困っていることなど丁寧に拾い上げて聞いています。
 委員:それは何回実施しているのですか?
 校長:年に3回です。それとはまた別に教育相談やスクールソーシャルワーカーや外部団体へのつなぎ方
       や、子どものSOSはどんなところからキャッチするのかといったような研修をしました。また、ICT
       関連の研修を、年明けに1日実施しました。
 委員:私のところも製造業で残業があるので、効率を考慮して、朝礼を実施していますが、方針として残
       業は減らしたいので、そこに研修等をプラスしていくのは難しく、現場がモチベーション上がらな
      いので、普段通りやっている流れの中に教育の要素を入れていくようにして、いつもの時間に終わ
      らせるっていうのを目標にして、コンパクトな内容のものを継続して行くスタイルがよいと思って
      います。もうひとつ、今私にはメンターがいて、大阪でステンレスの鋼材を扱っていて、200億
      くらい売る方にメンターになってもらっています。その人によると、製造現場のリーダーになって
      いける人は、朝礼を回せる人じゃないとなっていけないと。朝礼ですらちゃんとできない人は大成
      しないと。そういう現場の運営っていうところに、朝礼というのは大事だなと私は改めて思うの
      で、意見させてもらいました。
 校長:私も企業とかでよく聞きますが、朝礼で順番に自分の思うことを1分スピーチしたり、経営理念を
       そらで言えるように、巻紙にしてその経営理念を朝みんなで読むと聞きました。そんなこともよい
       方法かなと思います。本校の朝礼は2人の首席がやってくれています。
 会長:確かに先生方も仕事が多いので、できるだけシンプルに短時間で要点をまとめてするというのがい
       いと思います。ありがとうございます。
 委員:広報的なウェブの話ですけれど、自分が仮に校長だったら何を考えると、次に入学したい人たちの
       意志を上げていくのが大事なことで、そのツールとしてウェブかなと思っています。週1回更新を
      行うというのも戦術的にはあります。戦略的にやるなら、全国でウェブページの運営で成功してい
      る事例っていくつかあると思います。そこがどういう運営をしているのかを分析して真似するのも
      ありではないかって思いました。どういうことを見出しにしているのかとか、そのやり方を真似し
      たら、早くできていいと思うので、狙いたい効果に近づくのではないかと思いました。
 校長:ありがとうございます。今は、府で決められたひな形を使っているので、予算を設定できるなら、
       外部の方にお願いするのもありではないかと思います。
 委員:上小学校さんもコロナ前はうちの工場に来ていただいていました。近いので、生徒の就職に関係す
       るかもしれないですけど、うちの工場を見てもらって勉強になったり、食品の会社のイメージをつ
       かんでもらったり、うちの工場を使ってもらう方法もよいと考えています。
 校長:ありがとうございます。うれしいです。地域連携ができます。
 委員:うちは、コロナ前までは朝日新聞の工場に行かせてもらっていましたが、ここ3年ほど行けてなく
       て。今日はいい話をいただいて。出前授業をしていただくことも可能ですか?
 委員:はい、私ではなくても社員の勉強にもなりまし、地域の人に入ってもらえる会社づくりをしていき
       たいと思っています。
 委員:せっかくご近所なので。
 会長:実際に工場を見学したら、色々な意味で自分の就労意識や意欲が育っていくのではないかと思いま
       す。どうやってこんにゃくができていくのかとか、見るだけでも高校生には影響があると思いま
       す。
 委員:こんにゃくを切り口に食品への興味とか、工場ってこういうものなのかとか、見るところが広がっ
       たらいいなと思います。
 校長:ICTの取り組みはどうですか。
 部長:情報科としては、プログラミングが教科の内容に入ってきました。本校の生徒には少し難しいと思
       っていましたが、自分でちゃんとプログラムコードを書き、授業だけど遊んでいるみたいで面白か
       ったと言ってもらいました。それはすごくうれしかったです。普通に絵を描くより上手く描けたと
       か、だんだん絵ができていく感じが面白かったとか、こんなこと自分にできると思ってなかったと
       か、将来こんな仕事をできるならやりたいなとか言ってくれる生徒もいました。苦戦しながらも生
       徒たちはちゃんと取り組んでくれましたので、よかったと思っています。
 会長:ありがとうございます。私は今、聞いててもなかなか分かりませんが、学生がやってよかった活動
       や体験を通じた新しい教育が今の学生の未来の教育につながっていくんだと思いました。私も今日
       のお話を聞いていて、3年生が進路を見据えて成長しているというところをものすごく感じるんで
       す。3年生のよい見本があって、1、2年生が頑張ったら、次に繋がる歴史ができていくのではな
       いかと思いました。運営協議会の皆さんからの意見もいただいて、堺上がどんどん進化しているよ
       うに感じました。
 校長:ありがとうございます。
 会長:今までやってきた教職員の輪みたいなものは学校の進化につながっていると思いました。私の正直
       な意見です。
 校長:ありがとうございます。
 
 
 4.閉会の挨拶【校長】
 校長:ありがとうございました。公立のよいところが発信できていないというのは今までもご意見いただ
       いていたところです。やはり中学生はホームページを見ていると思うので、ここに本腰を入れて取
       り組んでいきたいと思います。本当に1年間ありがとうございました。また今後ともよろしくお願
       いいたします。