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令和4年度    第1回 学校運営協議会       開催記録
                                                        と き :令和4年6月24日(金)
                                                              午後1時 30 分2時 30 分
                                                        ところ :校長室
                                                        司会進行:楠本 弘幸
 
 
 出席者
 酒井 保典
 小田 由布子
 楠本 弘幸
 野瀬 正人
 堂之本 篤弘
 中村 浩也
 櫻井 結花
 大仲 清司
 中島 寛
 谷岡 智美
 
 
 1)校長あいさつ
     本日はご多忙のなか、このような暑い状況の中でおいでいただきまして、ありがとうござい
   ます。今回も皆様から貴重なご意見をちょうだいして、今後の本校の教育活動に活かしてまい
   りたいと考えております。よろしくお願いいたします。
 
 
 2)令和4年度学校運営協議会委員
       堂之本 篤弘    大阪工業大学 特任教授
       中村    浩也   桃山学院教育大学 教授
       櫻井    結花   桃山学院大学 准教授
       大仲    清司   公立大学法人大阪 プロジェクトコーディネーター(地域在住)
                      前福泉中央校区自治連合会会長
       中島    寛     堺市立福泉南中学校校長
       谷岡    智美   堺西高校PTA会長
 
 
     ○委員の紹介と任期の確認など
       ・自己紹介
       ・会長、副会長の委任依頼      会長…堂之本 様      副会長…中村 様
 
 
 3)令和4年度学校経営計画および学校のようすと協議
       会長 コロナの対策で会議は1時間を目途としたいと思います。
      今年度の学校経営計画と学校の現状報告をお願いします。
 校長 ・4点にしぼりまして、今年度の学校経営計画と学校のここまでの状況について報
      告いたします。教育目標、コロナ感染症関係、行事部活動、スクールミッションな
      どに関しての4点です。補足説明は教頭から行います。
 
 
      1まず、今年度の本校の学校の教育目標に関してです。今年度の学校経営計画をお
        配りしています。昨年度末にこの協議会にお示しした内容で、教育庁からの承認
        を得ています。学校の目標がよりはっきりとするように、内容を整理統合して作
        成して2年目になります。本校の特色であるコース制授業、学校行事や部活動な
        どの活性化を図り、そこで培った人間関係や規則正しい生活を送る能力を学習面
        でも生かしながら、実際に社会に出た時に必要な力を育成する、というコンセプ
        トを中心に据えています。完全には終息していないコロナ禍のなかでも、できる
        だけそういう本校の特色を生かした教育活動を継続していきたいと考えていま
        す。特に今年度はICTを有効活用した教育活動の実施を本校でも目標の重点の
        一つとして意識しています。生徒の一人一台端末に加えて、教員も一人一台端末
        を持つ状態にすることができそうです。また、その点に関しては昨日の堺西SN
        教職員勉強会でICTを活用した授業実践をテーマとした研修を実施しました。
        この点については後ほど教頭から補足説明を行います。秋には可能であればIC
        T有効活用で研究授業をしたいと考えています。また、地域連携に関しましても、
        コロナ感染症の状況をみながら、しっかりと進めていくつもりです。従来の連携
        に加えて、最近では堺市長公室からの SDGsをテーマにした依頼で軽音部がカー
        ボンニュートラルコンサートに出演をしたり、制服リユースの取組で広報さかい
        に本校生徒会が掲載されたりしています。中期的目標に記しましたように、総じ
        て、この2年間教員も生徒もよく頑張った成果で大きく数値が伸びています。目
        標設定面談をしていても、そろそろ頭打ちかという懸念の声もあるのですが、と
        にかく計画に基づいて着実に教育活動を行っていきたいと思います。
 
 
      2次にコロナ感染症に関してです。生徒のマスク着用率も高く、保健福祉部が主導
      する対策の効果もあって、今年度クラスターが発生するようなことはありませんで
      した。しかし、陽性者や濃厚接触者になる生徒は本校もゼロではない状態は1学期
      も続きました。基準が大きく変更されましたので臨時休業になることはまずありま
      せんが、油断は禁物だと思っています。加えて、ふたたび諸活動が活発になってき
      たこともあり、これからしばらくは熱中症の予防にも留意しなければならないこと
      になってきます。運動時には原則としてマスクを外すということになっています。
      マスクの着脱のタイミングについては難しい状況になっていますが、生徒の安心安
      全の確保が何よりも優先されるという大原則をふまえながら、ケースバイケースで
      対応していくつもりです。
    33点目は行事部活動の報告です。今月の14、15日に3年生45期生の修学旅行
    に行ってきました。昨年度中に延期した日程からもさらに延期しての3年生になって
    からの実施になりました。初日の伊勢おかげ横丁はあいにくのどしゃ降りになったの
    ですが、二日目の長島スパーランドは天候が回復したので生徒たちは大いに楽しんで
    いました。秋には2年生の九州方面への修学旅行が控えています。部活動に関しては、
    女子のソフトテニス部が団体で近畿大会出場します。放送部は3年ぶりに大阪代表に
    なり、全国大会に進出が決まりました。野球部も兵庫のベスト16のところと練習試
    合で勝ったりしています。それぞれの部活もこれから優秀な戦績をあげていってくれ
    るものと期待しています。なお、紹介ビデオに映っている本校生徒の部活動の様子が
    すばらしいので、授業の教材として使いたいという申し入れた韓国の学校関係者から
    あり、教育庁とも協議しまして、国際交流の一端として使ってもらうことになってい
    ます。
 
 
    4最後に、大阪ゆめ基金とスクールミッションに関してです。大阪ゆめ基金に関して、
  資料をご覧ください。このたび各学校個別単位での寄付が可能になりました。これには
  ふるさと納税制度が適用されます。そこで、私としては本校もエントリーして、最も特
  色ある行事の「アートスタジアム」への寄付を募りたいと考えています。そして、これ
  にも連動させてアートスタジアムのさらなる充実と広報活動の活性化を図りたいと考
  えています。スクールミッションスクールポリシーは学校の普遍的な教育活動の方向性
  を定めるものとして、文部科学省からの通知により定めることになりました。これにつ
  いてはこの後、教頭のほうから説明いたします。多くの公立高校での定員割れが深刻な
  事態になっています。コロナ禍によって公立高校の広報活動が大幅に制限されていたこ
  ともあると思いますが、本校も油断することなく、特色ある教育活動をしっかりと理解
  してもらうなどしていきたいと考えております。それでは教頭のほうからSN勉強会の
  報告とスクールミッションについての説明を行います。
 
 
 教頭 SN勉強会については、昨年の学校運営協議会においても教育活動の情報化に関す
      る議論がありました。令和4年度の学校経営計画の中期的目標にも記載のとおり、
      ICT(1 人1台端末)の有効活用により、授業力の向上を図ることを目標にして
      います。
      生徒にわかりやすく魅力的な授業を行うために、効果的にICTを活用することと、
      アクティブラーニングの視点に基づく学習活動を行うことを両輪となるよう、教員
      主導でSN勉強会を行うこととしました。
      今年度は、3回程度の開催を考えています。1 回めは、基礎的な内容を確認するこ
      とを重点におきました。また、実践編としては英語の授業で実際に実施している取
      組みを教員が受講しました。限られた時間の中で、多くの事を学ぶことは難しいで
      すが、教員が生徒の立場にたつことにより、より一層ICTの活用の有効性を実感
      できました。2回め以降は、1回めの終了後にとったアンケートにより現状分析を
      行い、SN勉強会として必要な内容をしっかりと検討することで、教員が自分の授
      業にと取り込みやすくしたいと思います。具体的には、授業実践の発表を行ったり、
      ICTを活用するための方策等を共有したり、ICTを活用した授業を相互見学し
      たりできるよう発展的な勉強会にしていく予定です。第2回学校運営協議会におい
      ては、ICTを活用した授業を見学していただく予定です。
 
 
       次に、スクールミッションについてですが、教育庁よりスクールミッション作成の
      通知がきて、スケジュール等が示されました。スクール・ミッションとは、教育庁
      が定義するところによれば、将来の社会像・地域像を見据え、地域と連携し、生徒
      の状況(意向・期待)や社会・地域の実情、学校の歴史・伝統を踏まえ、各校の存
      在意義、期待される社会的役割、めざす学校像等となっています。
      学校に関わる全ての人(生徒・保護者・教員・地域等)が共有し、学校における各
      場面で、どのような判断をするか、どのような対応をするかを方向付ける役割を果
      たす、とのことです。位置づけとしては、スクールミッションは10年(普遍的)、
      スクールポリシー(スクールミッションを実現するための教育活動の方針)は5
      10年、学校経営計画(学校像)は3年。今後、本校のスクールミッション策定に
      むけた検討を行っていく予定です。第2回の学校運営協議会において、学校として
      検討した案をお示しする予定です。
 
 
 会長 協議委員の方で何か意見や質問がありませんか。
 校長 スクールミッションのサイクル10年は長いですね。
 会長 ミッションを決めるのはいいことでプラス面はありますが、難点もありますね。
 校長 普遍的なもの10年、特色を全面的に出していきたいと思います。
 委員 大学では建学の理念があり、大学にあるものが高校にも浸透したような感がありま
      すね。
 校長 ICTについてはいかがでしょうか。
 会長 勉強会の説明資料でもわからないことが出てきて、環境が変わったなと感じていま
      す。
 委員 校内では Wifi 環境は各教室に整備されています。
 委員 校内では優先順位とかはありますか?例えば体育館とかは?
 委員 体育館では Wifi 環境は整備され端末の使用は可能です。
 委員 各先生の端末についてはいかがですか。
 校長 生徒一人一台端末はできているが、教員にはありません。今年度、コロナ対策予算
      で可能になりそうです。
 会長 端末はどこで保管されますか。
 校長 基本、持ち帰り・持ってくるです。充電は自宅です。生徒にとっては、まあまあ重
      たいと思います。
 会長 家でオンラインはできますか。
       校長 基本できます。ただし、家に Wifi 環境がない生徒には申し出てもらっています。体
             制は取れています。
       会長 家庭でお子様は何か言われていますか。
       委員 軽音楽部に所属していますが、SDGsの取り組みで太陽光発電を利用して演奏し
             ていたとは知りませんでした。修学旅行は寒かったけれど楽しかったと言っていま
             した。昨年度行けなかった3年生と比べると良かったと思います。
       会長 修学旅行は毎年行かせてあげたいですよね。
       校長 2年生の九州は地続きなのでコロナに感染したとき、保護者が迎えに来られるので
             選定しました。
       委員 8月の夏祭りですが、2年連続できていなくて今年もできないと思います。イベン
             トの復活は困難で同じ活動はできないでしょう。コロナを機会に変わっていかない
             といけないと感じます。
 
 
 4)学校のようす
       進路部 昨年度の合格した大学で主だった大学は近畿大学に6名となっています。他に
             も様々な大学に合格していますが、傾向として多数の生徒が南大阪の大学への進学
             を決めているということが目立ちます。これはコロナの関係で、オープンキャンパ
             スに参加できない(参加しにくかった)生徒が多かったことが原因だと推測されま
             す。短大は例年よりも増加傾向にあります。卒業生の割合として10%を超えたの
             はかなり久し振りとなっています。少なくとも、ここ10年はありませんでした。
             なかでも保育、語学以外に看護という選択肢が短大の中に増えてきました(藍野短
             大)。
               就職斡旋は減少傾向になりました。今年度が15名以上の希望があるのに、昨年
             度は 9 名でした。(公務員が2名と縁故就職1名で就職者は12名です。)
               入試方法は大学に関してはここ23年で指定校推薦1が増加しています。他の入
             試方法に大きな差異は見られません。
 
 
               総合して判断すると、金銭的な不安が進路先にも表れているのかと考えられます。
             1年でも短く就学年数を減らす必要があるとの考え方から短大などの進学が増加
             したと推測されます。また、一般入試も受験回数が増えれば受験料は高くなります。
             このようなことも指定校推薦2の受験者の増加につながったのではないかと考えら
             れます。
 
 
       教務部 1年生でカリキュラム・観点別学習状況の評価が始まりました。全ての教科・科
             目で、
                 「知識・技能」
                             「思考・判断・表現」
                                               「主体的に学習に取り組む態度」の3つの
             観点をABCで評価します。評価の方法については、各教科担当を中心に、それぞ
             れ工夫しながら進めてもらっています。本校のコース選択はこれまでと変わりませ
             んが、科目については特に国語・社会・英語が科目名をはじめ、大きく変わってい
          ます。通知表や指導要録の様式も変わるため、各校同様検討することがたくさんあ
          ります。また、旧カリの2・3年生と1年生が異なることもあり、全学年が新カリ
          でそろうまでは、双方に留意した対応が必要とされます。
 
 
    生活指導部 以下の4点について重点項目として連絡させて頂きます。
          1遅刻指導 2身だしなみ指導(頭髪、化粧、装飾品など) 3携帯電話指導
          4交通指導
 
 
              遅刻指導については、規定回数を超えた際に早朝登校指導を実施しています。
          携帯電話は、始業時間から終礼までの間は使用禁止。その他の時間は使用を可能と
          して変更しました。大きなトラブルは出ていませんが、違反があればその都度マナ
          ー指導を行っています。特に、考査中にトラブルにならないように事前指導には力
          を入れています。身だしなみについては、日常からの指導と年間3回の強化指導期
          間を設け注意喚起をしています。また、自転車通学の生徒が、自動車や自転車と接
          触を起こす事案が複数件あります。交通安全講習を4月の時期から実施するように
          年間行事予定を変更したり、集会などで注意喚起をその都度行っています。まずは、
          事故現場を離れず、110番通報して警察への届を速やかに行うように周知してい
          ます。
 
 
    会長 何か質問はありませんか。
    委員 観点別評価を生徒は小・中学校ですでに経験しているはずですが、評価の説明とか
          はされていますか。
    校長 高校で今年度の1年生から観点別評価を行うことは伝えています。ただ、説明を聞
          いて理解できているかが問題です。
    委員 主体性は何で計りますか。実技ならわかりやすいですが。
    校長 文科省からの自分で振り返りができているかどうかで判断するという指示から、振
          り返りシートが中心となります。きちんと自分で把握できているか、実際にはシー
          トだけでは判断がしにくい。課題でもあります。
    委員 点数だけでは見えない部分もありますからね。
 
 
 
 
 ○校長謝辞
       本日はありがとうございました。ご協議いただいた内容を参考に教育活動を進めてまい
    りたいと思います。
 ○終了の言葉
       これで第1回の運営協議会を終了いたします。