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                   令和3年度     第3回 学校運営協議会     議事録
 
 日時:令和4年2月18日(金)
 
 
 【運営協議会委員】
                 (敬称略)
 (委員)堂之本 篤弘(大阪工業大学特任教授) 会長、
         中村 浩也 (桃山学院教育大学教授) 副会長、
         藤田 智子 (桃山学院大学教授)
         札場 尚美 (福泉南中学校校長)
                                     、
         大仲 清司 (福泉中央校区自治連合会会長)、
         石田 真由美(本校PTA会長)
 (学校事務局)
         校長、教頭、事務長、野瀬正人首席、楠本弘幸首席
 
 
 
 
        令和2年度に関する本校教育活動の説明報告等について             校長より
 はじめに
   皆様、ご多忙のところ、第3回目の学校運営協議会にお越しいただきまして、まことにありが
 とうございます。今年度、本協議会委員の皆様には、本校教育活動につきまして、ご理解とご協
 力をいただき、感謝申し上げます。今年度もコロナ禍への対応に追われる一年間となりましたが、
 その状況の元でも本校の特色を生かして、生徒たちのための教育をしたいという思いのもとで、
 教職員一同で励んでまいりました。今回もよろしくお願いいたします。
 
 
 1 学校教育自己診断結果について
   生徒に関しては8割以上の項目で肯定的評価が上昇し、保護者に関しても7割以上の項目で肯
 定的評価が上昇しました。委員の皆様をはじめ、関係者の方々に支えられつつ、コロナ禍の中で
 も可能な範囲で本校の特色に基づいた教育活動に懸命に取り組んだ成果だと考えております。令
 和3年度の学校経営計画に記した内容を中心にして、首席からの詳しい結果報告の後に簡単に説
 明いたします。
 
 
 2 授業アンケート結果について
   本年度は授業アンケートを2回実施しました。昨年度の第2回授業アンケートの結果は平均で
 3.28 でしたが、今年度第2回目は 3.34 となりました。2か年連続しての上昇となりました。昨
 年度の上昇は登校制限後の通常授業への思いの反映があるかもしれないという分析をしました
 が、今年度は掛け値なしで上昇しましたので、率直にうれしく感じています。上昇の原因として
 は、
   【授業担当者による学校教育目標「わかりやすくて魅力のある授業づくり」をめざす授業改善
 の取組等が一定の成果をあげている】と考えております。
   校長による授業観察も行い、観察結果を詳細にシートに記載して授業者に渡しております。こ
 の2年間での上昇幅をふまえるとおぼつかないところもありますが、授業のあり方については、
 まだまだ改善の余地があると考えています。この結果に気を緩めることなく、来年度からの新指
 導要領実施と観点別学習状況評価実施をふまえて、今後も力を入れてまいりたいと考えておりま
 す。
 
 
 3 授業以外の主な教育活動と臨時休業について
   今回は生活指導、行事、臨時休業について報告します。進路状況については進行中ですので、
 私のほうからは来年度1回目での報告を予定しています。
 1生活指導に関して…年間の遅刻数は 1500 件台でした。一昨年度 2000 件を超えていた状態か
 ら、昨年度 1800 件台になり、今年度はさらに少なくなってきています。昨年度と違い、これも
 登校制限なしでの達成ですので、生徒も教員もよく努力したと思います。身だしなみ指導、マナ
 ー指導、交通安全指導につきましては、生徒に社会的な実力を育成するという教育的な観点から
 生活指導を実施しています。懲戒指導についても同じ姿勢で取り組んでいます。
 
 
 2行事と特別活動…コロナ禍のなかでしたが、本校の一大イベントである西高祭の文化の部と体
 育の部を開催しました。また、11月には芸術コース生と文化系クラブの発表の場である「アー
 ト・スタジアム」を栂文化会館で開催しました。ゲストに本職の俳優を招待して演劇部の公演も
 見ていただいたりしました。2月に入って、桃山学院教育大学の施設をお借りして、2年生体育
 コースの生徒による研究発表を行いました。大学様の協力のおかげもあって、充実した発表会に
 なりました。いずれも本校生徒の良さが存分に発揮された行事になっていたと思います。一方で、
 まことに遺憾ですが、修学旅行や持久走大会などは今年も延期や中止を余儀なくされました。修
 学旅行については、現在、学年団を中心に再計画中です。
 
 
 3臨時休業について…5月、8月、1月の感染拡大時期に臨時休業しました。1月にあった教育
 庁の基準変更後は学級閉鎖にもなっていません。ただし、陽性者、濃厚接触者ともに一定数出て
 います。1月には1学年でオンライン授業を実施しました(1人1台端末使用)
                                                                       。教育庁に協議を
 申請して授業日の代替にあたるものとして承認されています。詳細は細川教頭のほうから報告い
 たします(詳細報告は協議記載部分参照)
                                     。
 
 
 4 学校経営計画及び学校評価について
   令和3年度の学校評価につきましては、1第1、2回目の協議内容をまとめさせていただいて
 おります。2学校教育自己診断については分析結果を記載しています。3自己評価につきまして
 は、指標に照らし合わせて記載しました。
                                     (△)印の項目については、今後、より一層の改善努力
 をしたいと思います。
   令和4年度の学校経営計画につきましては、本校の生徒の実態により即した内容にし、
 ポイント等を精選整理したかたちに刷新した昨年度の流れを受けたものにしています。つ
 きましては、「1めざす学校像」と「2中期的目標」につきまして、委員の皆様のご確認を
 いただきたいと思います。数値目標はここ2年間で順調に伸びてきております。よろしく
 お願いいたします。
      ⇒令和4年度学校経営計画「めざす学校像」
                                            「中期的目標」を了承確認していただいた
   令和4年度の「学校経営計画及び学校評価」につきましては、来年度の第1回目でもとりあげ
 て説明させていただく予定です。
 
 
 
 
 協   議   「堺西高校の現状と課題について」
       会長 コロナ禍の対策のために会議は1時間程度を目途としたいと思います。
       校長 学校教育自己診断については、生徒は8割以上、保護者は7割以上の肯定的評価を
             いただきました。協議会委員の先生方には感謝しております。今後も特色に基づい
             た教育活動を展開したいと考えております。
 
 
       会長 学校教育自己診断の報告をお願いします。
       首席 アンケート集約はやっと教員が 100%になりました。生徒と保護者は例年並みです。
             多くの項目で肯定的評価が上昇しました。コロナの影響が本校の教育活動にマイナ
             スの影響を与えたこともあれば、逆にプラスに転じたこともありました。マイナス
             の影響としては、連絡・報告・ICT関係準備などで時間が取られ、対面の時間が
             少なくなり、教員間の話し合い等でポイントを下げたようです。一方、プラスの影
             響としては、緊急の連絡や授業の仕方の工夫がポイントを上げています。
             堺西高校の生徒の様子は、学校行事を楽しみクラブ活動に励む肯定的評価をする生
             徒が多い。しかし、一方、家庭学習の絶対量がやや少ないようでした。
 
 
       会長 何か意見や質問はありませんか。
       委員 他の学校にない独自の教育活動とは具体的にどのようなものですか。
       校長 芸術・体育コースがあり、毎年秋にはコースの生徒がアートスタジアムという名称
             の発表会を文化ホール会場で行っています。先日は音楽コース生徒によるラストコ
             ンサートの発表もありました。
       委員 家庭での学習不足が見受けられますが、いかがでしょう。
       首席 課題の精選、工夫を考えていますがなかなか思うように伸ばせていないのが現状で
             す。すぐに答えのでない考える課題を出すと取り組みがはかどりません。問題集の
             課題を課すと答えを丸写しする生徒も少なからずいます。
       校長 定期考査前でも計画的な学習に関しては覚束ないこともあるようです。
       委員 考える力をつけるような家庭学習も必要ですね。
       会長 事前の学習では、一つの教科ではなく学年単位での取り組みを出し方も含めて検討
             していくべきでしょうね。生徒の約60%が1日学習が30分以下は残念ですね。
       副会長 新学習指導要領や観点別評価の導入で学びは変わってくるでしょうね。観点別評
             価をどのように教科におとしていくかですね。中学・高校・大学間での連携も必要
             だと思います。
 校長 パフォーマンスの評価は難しいと思います。評価と言えば、学校教育現場ではこれ
        まで差をつけるための評価を行い、成績のつけ方をしてきましたので。
 委員   中学校では工夫を凝らしながら研修も開いています。生徒の提出物の内容を見て、
        次の学びにつなげたいと考えて実践しています。教員の授業力のレベルアップに中
        学校では苦労しています。
 校長   その流れはやがて高校にやってきます。戦後最大の改革と言えるかもしれません。
 会長 探究での活用も考えてはどうでしょう。入試や就職でも考えないといけないでしょ
        うね。
 委員 特色についてのとらえ方が保護者と教員で肯定的評価の面で差がありますね。
 校長 特色についての保護者への具体的な調査は行えていません。情報提供が不足してい
        たことも考えられます。保護者に伝えなくてもよいという考えがこれまでの教員に
        あったかもしれないのは学校の弱い所で課題と考えます。今後はますます外部への
        情報発信や周知が必要と考えます。ほか、コロナ禍のためにPTAの文化活動がで
        きていないのも影響があるかもしれません。
 委員   特定の方が特定の活動をしているという外部からは把握しにくい状況になってい
        たかもしれませんね。
 校長 説明に係る資料の説明をします。授業アンケートでは平均値が 3.11 から 3.34 に上
        がっています。ただこの先、この2年で相当伸びましたので、これ以上の上昇は難
        しいかもしれませんが、努力は続けたいと思います。遅刻数は減少したのですが、
        生徒数も減少しているので一概に何とも言えませんが、割合は減少しています。
        携帯電話は使わせないからマナーを守る指導に転換しつつあります。交通マナーは
        重点課題です。事故の報告も受けていますので。
        臨時休業については教頭から説明してもらいます。
 教頭 5月に5日間、8月に1日間、1月に3日間の臨時休業となりました。コロナの連
        絡では濃厚接触の家族からの感染ケースが多かったです。1月には1年のみの学年
        閉鎖があり、双方型のオンライン授業を実施しました。
 校長 首席より進路状況を報告します。
 首席 269 名の卒業予定です。四年制大学のべ 112 名、短大 28 名、専門学校は看護で 56
        名、理美容で 11 名でした。指定校推薦1や公募推薦、AOでの合格が多かったです。
        一般入試をさけて早く結果を出したい生徒が多いようでした。ほか、就職 10 名、公
        務員 2 名でした。
 校長 進路の最終の報告は、来年度の第1回協議会でくわしく報告する予定です。
 委員 ほとんどが年内入試ですね。昨年よりこの傾向は強くなりましたか?
 首席 昨年より多かったです。
 委員 コロナも深刻になり、この傾向は続くと思われますか?
 首席   以前は公募推薦併願で合格を取り、難関大学にチャレンジする生徒もいましたが、
        現在はかなり減っています。
 会長 大学側としても生徒を確保しないといけない現状があります。この傾向は続くので
              はないかと考えられます。
       校長 観点別評価や新学習指導要領で教育を受けた生徒の受験が今後どうなるのか、現在
              のような評定平均値だけではそこがかみ合わないかもしれません。
       会長 看護の専門学校で受験科目に数学がないところがあります。入試のハードルが低く
              なり、やる気を重視する傾向が強くなっています。入学してからサポートしカバー
              するようですね。
 
 
       会長 会議時間が予定の1時間を少し超えそうです。全体を通して何かありませんか。
       校長 中期的目標で1人1台端末の有効活用に力を入れます。
       委員     中学でタブレットを使い慣れた生徒が高校に進学するので活用頻度は上昇するで
              しょう。
       首席 端末はあるが自宅での WiFi 環境が整っていない生徒も少しはいます。
       校長 学校での有効活用はまだまだ少ないように思いますが、今後は必然的に活用してい
              くような状態になっていくと思います。
 
 
 ○校長からの謝辞
   現状況のもと、委員の皆様にはご多忙のなか、会議にご参加いただきまして、ありがとうござ
 いました。いろいろと貴重なご意見をちょうだいしましたので、今後の本校の運営に反映させて
 まいりたいと存じます。ご協議いただいた内容を参考に教育活動を進めてまいりたいと思います。
   さて、2か年の運営協議会がこれで終了となりました。委員の皆様にお願いがございます。学
 校運営協議会の委員は6年連続まで可能となっています。皆様いろいろとお忙しいと存じますが、
 私どもとしましては、引き続き次期の協議会の委員についてもぜひともお願いしたいと考えてお
 ります。PTA 会長様は交代となります。どうも、ありがとうございました。
   来年度も皆様と本校のあり方などについて、協議させていただければと考えております。今後
 とも、よろしくお願い申し上げます。
 
 
 ○終了の言葉
   これで第3回学校運営協議会を終了いたします。